日本ナレッジ(5252):IPO上場情報
日本ナレッジは、主にソフトウエアシステムの検証サービス を提供する「検証事業」と、システム受託開発、業務系パッケージソフトウエアの開発・販売などを行う「開発事業」を展開している企業です。
検証事業
ソフトウエアの不具合により顕在化するリスクを回避・軽減するため、ソフトウエアの開発工程(要件定義・設計・開発・テスト)のなかのテスト工程において、品質計画の立案、テストの分析設計、テストの実行といった一連のプロセスやコンサルティングをサービスとして提供。対象となるソフトウエアは、下記。
- スマートフォンやカーナビゲーションのハードウエアに組込まれて動作する「組込みソフトウエア」
- 法人向けの販売管理や会計等の業務系システムやパッケージソフトウエア製品などの「エンタープライズ系」
- Web上で動作するシステム全般をあらわす「Webシステム」
特に、エンタープライズ系が同社の得意とする領域。
開発事業にて培った販売・購買・在庫管理等の業務知識やシステム構造等のノウハウが活かされ、さらには開発技術を背景とした「テスト実施の自動化」技術によるコスト効率化や品質の担保ができることも強みに。
またエンタープライズ系は、業務知識が不可欠であり参入障壁が高い一方、時間をかけて業務知識やシステム構造を習得した後は、業務システムを熟知した技術者の関与が可能となるため、案件の継続率が高く、エンジニア単価も高くなると見込まれる。
開発事業
大手ベンダー製のパッケージソフトウエア導入に伴うカスタイマイズの受託開発や、セキュリティ製品の開発・販売、パッケージソフトウエアの開発・販売・保守を実施。
目論見書より
設立は1985年10月
従業員数は2022年12月末で331名、平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は5.3年、平均年間給与は417.2万円
日本ナレッジのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、日本ナレッジの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
日本ナレッジの上場日
上場日 | 2023/3/23(木) | 証券コード | 5252 |
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市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | 日本ナレッジ(5252) | ||
時価総額 | 20.6億円(公開価格で計算) 51.6億円(初値で計算) |
日本ナレッジのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/3/7 (火) ~ 3/13 (月) |
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仮条件 | 1,350円~1,500円 (抽選資金:13.5万円 ~ 15万円) | ||
当選口数 | 4,312口 | ||
発行済株式数 | 1,376,000株 | オファリングレシオ | 31.3% |
公募株数 | 190,000株 | 売出株数 | 185,000株 |
吸収金額 | 6.4億円 | O.A分 | 56,200株 |
仮条件決定日 | 3/3 (金) | 公開価格決定日 | 3/14 (火) |
購入期間 | 3/15 (水) ~ 3/20 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
日本ナレッジの公開価格と初値
仮条件 | 1,350円~1,500円 | ||
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公開価格 | 1,500円 | 初値 | 3,750円 |
騰落率 | 150.00% | 倍率 | 2.50倍 |
初値売り損益 | 225,000円(3,750円 - 1,500円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
日本ナレッジの初値予想と予想利益
日本ナレッジの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,350円 ~ 1,500円
※抽選資金:13.5万円 ~ 15万円
上限は14.5%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,400円 ~ 3,150円※3/3 修正
(1.6倍~2.1倍) |
予想利益 | 9万円~16.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,310円あたり ※抽選資金:13.1万円あたり |
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初値予想 | 1,950円 ~ 2,620円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 6.4万円~13.1万円 |
初値予想アンケート
日本ナレッジ(5252)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,500円)を基準価格に修正しています。
有効回答:408票 投票期限:2023/3/22 (水) 23:59まで日本ナレッジの主幹事と幹事証券
日本ナレッジのIPOを取り扱っている証券会社です。
日本ナレッジの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 SBI証券 |
91.35% | 393,900株 | 2,363口 |
野村證券 | 5.22% | 22,500株 | 22口 |
岩井コスモ証券 | 0.86% | 3,700株 | 3口 |
東洋証券 | 0.86% | 3,700株 | 0口 |
極東証券 | 0.86% | 3,700株 | 0口 |
水戸証券 | 0.86% | 3,700株 | 0口 |
委託幹事であるSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
日本ナレッジの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 | 2020年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 3,231,681 | 2,823,944 | 2,820,897 |
経常利益 | 137,513 | 63,625 | 80,044 |
当期利益 | 94,275 | 32,486 | 45,824 |
純資産 | 516,447 | 410,342 | 383,265 |
配当金※ | 15.00 | 15.00 | 5.00 |
EPS※ | 82.69 | 28.60 | 40.34 |
BPS※ | 435.45 | 361.22 | 337.38 |
前期比(売上高) | 14.4% | 0.1% | ― |
上位株主とロックアップ情報
日本ナレッジの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
ウィステリアトラスト株式会社 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
652,000株
54.97%
|
- | 180日 |
株式会社大塚商会 |
224,000株
18.89%
|
90,000株 | 180日 |
藤井 洋一 代表取締役社長 |
120,000株
10.11%
|
95,000株 | 180日 |
日本ナレッジ従業員持株会 |
80,000株
6.75%
|
- | 180日 |
みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合 VC |
50,000株
4.22%
|
- | |
長谷川 貴志 取締役 |
20,000株
1.69%
|
- | 180日 |
大熊 浩 取締役 |
15,000株
1.26%
|
- | 180日 |
西澤 茂 |
12,600株
1.06%
|
- | 180日 |
大島 武康 取締役 |
12,400株
1.05%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
日本ナレッジと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
日本ナレッジのIPO分析
手動テスト案件(A)から、自動化可能な部分(手動で行ってきた単純テスト)を切り出して、自動化スクリプト開発案件(B)を増やしていく拡大戦略のよう。自動化と手動テストのハイブリッド案件(D)の比率も上がっています。
営業利益率伸びているかな?と計算。2022年3月期で4.3%。2021年3月期は2.3%。
主要取引先は大塚商会グループ。
売上高に占める割合は、2021年3月期(25.0%)、2022年3月期(28.4%)、2023年3月期第3四半期(28.5%)。
SBI証券主幹事らしく、吸収金額を抑えて初値が上昇しやすい内容に。
成長性が高い事業内容とは思いませんが、IPOの初値は需給で決まるので、評価は高めに。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- IPOで人気のあるIT関連企業
- 市場からの吸収金額が5.6億円と小さい(吸収金額による実績)
- 専門性や信頼感が大事な事業内容で競合他社がでづらい
- 【3.3追記】仮条件が14.5%も上振れして決定。機関投資家に人気あり?
- オファリングレシオが31.3%とやや高い(オファリングレシオによる実績)
- 特定顧客への売上比率(依存度)が高い
- ベンチャーキャピタルの一部はロックアップなし。(上場後の売り圧力)
- 同日に3社が上場
- 想定価格と前期実績(連結)によるPERは15.8倍
- 昭和60年(1985年)から続く老舗企業
3.3追記。仮条件が想定発行価格(1,310円)より14.5%の上振れ決定(1,350円 ~ 1,500円)したので、初値予想を2,750円 ~ 3,120円に修正。予想利益は9万円~16.5万円です。
目論見書の想定仮条件は1,310円。初値予想は1,950円 ~ 2,620円としました。
予想利益は6.4万円~13.1万円です。
公募割れリスクは低いと思われるIPO。
カブスルは積極的に幹事証券から参加して当選を狙います!
ワンポイント
主幹事証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いSBI証券です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。
カブスルは30回 IPOに当選しています。
追加の委託幹事としてSBIネオトレード証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ないので気軽に参加できる証券会社です。
抽選資金に余裕があれば岩井コスモ証券でも参加しておきたいです。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)