AnyMind Group(5027):IPO上場情報
AnyMind Group(エニーマインド)は、ブランド構築、生産管理、メディア運営、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理等のソリューションをワンストップで支援するプラットフォームを提供している企業です。
アジア・中東を中心に世界13ヵ国・地域にて事業を展開。
地域別売上収益比率は日本が47%、東南アジアが37%、インド・中華圏等のその他地域が16%。(2022年度)
事業の軸として展開するインフルエンサーマーケティング、モバイルマーケティング、デジタルマーケティング支援のためのマーケティングプラットフォームについて、アジア全域にて法人クライアントへの提供。
また、新しくブランドを立ち上げたいクリエイターにはD2Cブランド企画から販売・物流までのバリューチェーン全体を支援し、既にブランドを有する法人クライアントへはクライアントのニーズに合わせて、生産管理、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理、越境対応等の個別ソリューションで支援。
設立は2016年4月。
同社の従業員数は2022年12月末で8名、平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は2.8年、平均年間給与は910万円。
AnyMindのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、AnyMindの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
AnyMind Groupの上場日
上場日 | 2023/3/29(水) | 証券コード | 5027 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | AnyMind Group(5027) | ||
時価総額 | 569.9億円(公開価格で計算) 569.9億円(初値で計算) |
AnyMind Groupのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/3/13 (月) ~ 3/17 (金) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 970円~1,000円 (抽選資金:9.7万円 ~ 10万円) | ||
当選口数 | 30,929口 | ||
発行済株式数 | 56,986,200株 | オファリングレシオ | 5.4% |
公募株数 | 885,300株 | 売出株数 | 1,804,200株 |
吸収金額 | 30.9億円 | O.A分 | 403,400株 |
仮条件決定日 | 3/12 (日) | 公開価格決定日 | 3/20 (月) |
購入期間 | 3/22 (水) ~ 3/27 (月) | ||
備考 |
【3.20追記】公募は、国内728,200株、海外157,100株(海外販売の割合 17.7%)。売出は、国内1,484,000株、海外320,200株(海外販売の割合 17.7%)。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
AnyMind Groupの公開価格と初値
仮条件 | 970円~1,000円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,000円 | 初値 | 1,000円 |
騰落率 | 0.00% | 倍率 | 1.00倍 |
初値売り損益 | 0円(1,000円 - 1,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
AnyMind Groupの初値予想と予想利益
AnyMind Groupの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
970円 ~ 1,000円
※抽選資金:9.7万円 ~ 10万円
上限は3.1%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
930円 ~ 1,070円※3/13 修正
(0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -7,000円~7,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 970円あたり ※抽選資金:9.7万円あたり |
---|---|
初値予想 | 900円 ~ 1,040円 (0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -7,000円~7,000円 |
初値予想アンケート
AnyMind Group(5027)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,000円)を基準価格に修正しています。
有効回答:235票 投票期限:2023/3/28 (火) 23:59までAnyMind Groupの主幹事と幹事証券
AnyMind GroupのIPOを取り扱っている証券会社です。
AnyMind Groupの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
69.35% | 2,145,000株 | 2,145口※ |
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
25.00% | 773,200株 | 773口※ |
SBI証券 | 1.74% | 53,700株 | 322口※ |
大和証券 | 0.87% | 27,000株 | 27口※ |
野村證券 | 0.87% | 27,000株 | 27口※ |
松井証券 | 0.65% | 20,100株 | 140口※ |
SMBC日興証券 | 0.65% | 20,100株 | 20口※ |
岡三証券 | 0.43% | 13,400株 | 13口※ |
岩井コスモ証券 | 0.43% | 13,400株 | 13口※ |
大和コネクト証券のネット抽選分は、2口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し477,300株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
AnyMind Groupの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | ― | ― | ― |
経常利益 | -53,047 | -131,593 | ― |
当期利益 | -566,506 | -598,138 | ― |
純資産 | 2,742,748 | 3,097,118 | 10 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -14.04 | -19.16 | ― |
BPS※ | 53.10 | 96.91 | 0.17 |
前期比(売上高) | ― | ― | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 19,252,597 | 11,080,345 | 6,502,971 |
経常利益 | -538,591 | -1,045,644 | -358,500 |
当期利益 | -809,952 | -1,151,058 | -348,983 |
純資産 | 7,130,179 | -492,866 | 612,124 |
EPS※ | -20.08 | -36.87 | -11.36 |
BPS※ | 138.27 | -15.42 | 19.93 |
前期比(売上高) | 73.8% | 70.4% | ― |
上位株主とロックアップ情報
AnyMind Groupの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
十河 宏輔 代表取締役 |
23,400,000株
37.22%
|
515,500株 | 360日 |
小堤 音彦 取締役 |
6,000,000株
9.54%
|
257,700株 | 360日 |
株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託 未来創生2号フ ァンド) |
4,260,000株
6.78%
|
- | 180日 |
JATF VI (Singapore) Pte. Ltd. |
4,171,800株
6.64%
|
381,200株 | 180日/ 1.5倍 |
JAFCO Asia Technology Fund VII Pte. Ltd. VC |
3,023,400株
4.81%
|
381,200株 | 180日/ 1.5倍 |
JIC ベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 VC |
2,463,100株
3.92%
|
- | 180日 |
JPインベストメント1号投資事業有限責任組合 VC |
1,799,700株
2.86%
|
- | 180日 |
日本グロースキャピタル投資法人 VC |
1,523,100株
2.42%
|
- | 180日 |
渡邊 久憲 |
1,167,600株
1.86%
|
- | 360日 |
大川 敬三 取締役 |
1,074,600株
1.71%
(1,074,600)
|
- |
- 公開価格は1,000円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,500円
- 180日のロックアップ期間は、2023年9月24日まで
直近の類似IPOの上場結果
AnyMind Groupと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
AnyMind GroupのIPO分析
2022年3月、12月にグロース市場への上場が承認されるものの、それぞれ中止へ。今回、3回目の承認に。
前回(2022年12月時)と公開規模は一緒。想定価格も同じ。
前回と印象として異なる点は、2022年12月期の実績で30百万円の黒字に。
黒字化をシッカリと見せてから上場したかったのかな?
前回の業績予想では営業利益は132百万円の赤字予定でした。なんとか黒字化したのでは?
2022年3月の中止時と2023年3月(今回)のIPO内容との比較です。
2022年7月に約50億円の資金調達をしたからか、サイズ感が大分 小さくなりました。
M&A(事業売却・買収)で売上収益の拡大が続いており、のれんも増加。
肝心の収益が赤字続きなのが気になっておりましたが、2022年12月期は30百万円の黒字に。
2023年12月期の業績予想も309百万円と黒字予想。売上順調?
グローバルに事業を展開し、複数領域にまたがるソリューションの活用もあり。
海外従業員は全体の7割に。
最初より目論見書が見やすくなりましたが、事業内容が分かりづらいという印象は変わらず。
また、3月IPOが連続する中での上場だとやはり厳しいかも。(投資資金の分散や投資家の資金枯れ)
IPOの内容的にはオファリングレシオは5.4%と極端に低く、需給が絞られており価格は上下に動きやすいです。どっちに動くやら。
下手に利益がでているのでPERなどを計算するとかなり割高感あり。
ただし、成長性のあるグロース株としてみればまた見方も変わりますがどうでしょう。(現在、市場はバリュー株が強い)
ブックビルディングの参加・不参加は、機関投資家の値踏み(仮条件の価格)が参考になりそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 売上収益はM&Aにて右肩上がりだけど収益は赤字続き。→ 2022年12月期は30百万円の黒字に
- 2023年12月期の業績予想(前期比)は、売上高 32,744百万円(+32.1%)、営業利益 309百万円(+916.1%)
- IPOで人気のあるIT関連企業
- オファリングレシオが5.4%とかなり低い(オファリングレシオによる実績)
- 需給が絞られており初値が上昇しやすい
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- 市場からの吸収金額が30.9億円と大きい(吸収金額による実績)
- 事業内容が多岐に渡り成長をイメージしにくい(買いづらい)
- 新株予約権に係る潜在株式数は6,763,200株で、発行済株式総数の10.8%に相当
- 3月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
- 同日に3社が上場
- グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は17.7%
- 想定価格と前期実績(連結)によるPERは217.5倍と高い。来期予想だと655.4倍
- また過密日程の中での上場予定だけど中止はないか?
目論見書の想定仮条件は970円。初値予想は900円 ~ 1,040円としました。
予想利益は-7,000円~7,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは一応、参加してみようかなぁと考えています。
悩んで申し込んだ結果、当たらないってこともありますし(笑)
注意点として、SMBC日興証券と松井証券は、当選後に辞退するとペナルティがありますのでブックビルディングの参加にはご注意を。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)