ベーシック(519A):IPO上場情報と初値予想
ベーシックは、企業の業務プロセス(ワークフロー)の「見える化・標準化・自動化」を通じて、人の作業を仕組みに置き換え、生産性向上を支援する企業です。
特にマーケティング・営業・カスタマーサクセスなどのフロントオフィス領域に注力し、属人化や部門間の分断といった課題の解消に取り組んでいます。
BtoBマーケティング支援SaaS「ferret One」では、見込み顧客の獲得から育成までを一体的に支援し、マーケティング業務の効率化を実現しています。
フォーム作成管理SaaS「formrun」は、問い合わせフォームの作成から顧客対応・管理までを一元化し、業務の効率化と対応品質の向上に貢献しています。
設立は2004年3月
従業員数は111名、平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は4.9年、平均年間給与は652.3万円(2026年1月末)
ベーシックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ベーシックの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ベーシックの上場日
| 上場日 | 2026/3/25(水) | 証券コード | 519A |
|---|---|---|---|
| 市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
| Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
| Yahoo!ファイナンス | ベーシック(519A) | ||
| 時価総額 | 51.4億円(公開価格で計算) 47.2億円(初値で計算) |
||
ベーシックのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
| ブックビルディング期間 |
2026/3/6 (金) ~ 3/12 (木) |
||
|---|---|---|---|
| 仮条件 | 830円~870円 (抽選資金:8.3万円 ~ 8.7万円) | ||
| 当選口数 | 21,650口 | ||
| 発行済株式数 | 5,903,895株 | オファリングレシオ | 36.6% |
| 公募株数 | 900,000株 | 売出株数 | 983,000株 |
| 吸収金額 | 18.8億円 | O.A分 | 282,000株 |
| 仮条件決定日 | 3/4 (水) | 公開価格決定日 | 3/13 (金) |
| 購入期間 | 3/16 (月) ~ 3/19 (木) | ||
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
ベーシックの公開価格と初値
| 仮条件 | 830円~870円 | ||
|---|---|---|---|
| 公開価格 | 870円 | 初値 | 800円 |
| 騰落率 | -8.05% | 倍率 | 0.92倍 |
| 初値売り損益 | -7,000円(800円 - 870円)× 100株 | ||
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は公開価格(仮条件の上限価格)を基に試算しています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、800.40円でした。
ベーシックの初値予想と予想利益
ベーシックの初値予想と予想利益です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。
仮条件と初値予想
| 仮条件 |
830円 ~ 870円
※抽選資金:8.3万円 ~ 8.7万円
上限は11.7%下ブレ↓ |
|---|---|
| 初値予想 |
840円 ~ 910円※3/4 修正
(1.0倍~1.0倍) |
| 予想利益 | -3,000円~4,000円 |
想定価格と初値予想
| 想定価格 | 985円あたり ※抽選資金:9.85万円あたり |
|---|---|
| 初値予想 | 965円 ~ 1,035円 (1.0倍~1.1倍) |
| 予想利益 | -2,000円~5,000円 |
初値予想アンケート
ベーシック(519A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(870円)を基準価格に修正しています。
有効回答:339票 投票期限:2026/3/24 (火) 23:59までベーシックの主幹事と幹事証券
ベーシックのIPOを取り扱っている証券会社です。
ベーシックの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
| 証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
|---|---|---|---|
| 主幹事 岡三証券 |
91.44% | 1,979,700株 | 1,979口 |
| みずほ証券 | 4.35% | 94,100株 | 94口 |
| 野村證券 | 4.01% | 86,900株 | 86口 |
| SBI証券 | 0.06% | 1,300株 | 7口 |
| マネックス証券 | 0.01% | 300株 | 3口 |
| 楽天証券 | 0.01% | 300株 | 3口 |
| 松井証券 | 0.01% | 300株 | 2口 |
| 岩井コスモ証券 | 0.01% | 300株 | 0口 |
| JTG証券 | 0.01% | 300株 | 0口 |
| あかつき証券 | 0.01% | 300株 | 0口 |
| 東洋証券 | 0.01% | 300株 | 0口 |
| 極東証券 | 0.01% | 300株 | 0口 |
| 水戸証券 | 0.01% | 300株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
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ベーシックの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
| 決算期 | 2024年12月 | 2023年12月 | 2022年12月 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,821,522 | 1,559,851 | 1,235,706 |
| 経常利益 | -196,095 | -440,433 | -823,494 |
| 当期利益 | -162,536 | -424,387 | -825,656 |
| 純資産 | 376,744 | 539,778 | 964,412 |
| 配当金※ | ― | ― | ― |
| EPS※ | -32.48 | -84.81 | -2,489.28 |
| BPS※ | -410.76 | -363.85 | -3,617.37 |
| 前期比(売上高) | 16.8% | 26.2% | ― |
ベーシックのPERとPBR
公開価格(870円)で算出したPERとPBRです。
| 決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 (実績) |
- | - | -84.81 | -363.85 |
| 2024年12月 (実績) |
- | - | -32.48 | -410.76 |
| 2025年12月 (実績) |
12.62倍 | 6.03倍 | 68.94 | 144.23 |
ベーシックの配当金と配当利回り
公開価格(870円)と配当金で算出した配当利回りです。
| 決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 (実績) |
0円 | - | - |
| 2025年12月 (実績) |
0円 | - | - |
上位株主とロックアップ期間
ベーシックの上位10名の株主構成とロックアップ期間です。
| 株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
|---|---|---|---|
| 秋山 勝 代表取締役 |
1,882,185株
34.74%
|
300,062株 | 180日 |
| One Capital1号投資事業有限責任組合 VC |
423,720株
7.82%
|
332,196株 | 180日/ 1.5倍 |
| 瀧日 伴則 |
375,000株
6.92%
|
- | 180日 |
| 塚田 耕司 |
375,000株
6.92%
|
- | 180日 |
| 株式会社SMK 代表取締役の資産管理会社 |
375,000株
6.92%
|
- | 180日 |
| トランス・コスモス株式会社 |
351,555株
6.49%
|
- | 180日/ 1.5倍 |
| i-nest1号投資事業有限責任組合 VC |
265,050株
4.89%
|
207,799株 | 180日/ 1.5倍 |
| 株式会社セプテーニ |
229,695株
4.24%
|
- | 180日/ 1.5倍 |
| One Capital DX1号投資事業有限責任組合 VC |
182,325株
3.36%
|
142,943株 | 180日/ 1.5倍 |
| HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合 CVC |
72,960株
1.35%
|
- | 180日/ 1.5倍 |
- 公開価格は870円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,305円
- 180日のロックアップ期間は、2026年9月20日まで
直近の類似IPOの上場結果
ベーシックと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
ベーシックのIPO分析
目論見書の損益計算書に記載された2025年12月期(第22期)の実績を見ると、営業利益は2.7億円と黒字化しており、営業利益率は11.8%です。仮条件の上限価格で算出したPERは12.6倍、PBRは6.0倍。(PERとPBR)
もっとも、第17期~第21期までは経常損失が続いていました。最近のグロース市場では、成長性が高くても赤字期間の長い企業には買い注文が入りづらい局面が続いており、その点は同社の評価にとって慎重に見られやすい要因になり得ます。
企業の業務効率化を支援するクラウドサービス事業を行っている同業他社との比較です。
2026.2.18時点| 企業名 | ベーシック (519A) |
ラクス (3923) |
サイボウズ (4776) |
プレイド (4165) |
|---|---|---|---|---|
| 上場市場 | グロース | プライム | プライム | グロース |
| 時価総額 | 51億円想定 | 2,958億円 | 1,146億円 | 215億円 |
| 事業内容 | BtoBマーケティング支援SaaS「ferret One」とフォーム作成管理SaaS「formrun」を提供 | 中小企業向けに経費精算「楽楽精算」などクラウド業務効率化SaaSを提供 | グループウェア「サイボウズ Office」などチームワーク向上ソフト・クラウドサービスを提供 | CXプラットフォーム「KARTE」を中心に顧客体験の解析・改善SaaSを提供 |
| 主要顧客 | 中小企業・スタートアップのマーケティング・営業部門 | 中小企業の管理部門・経理部門 | 中堅中小から大企業・自治体の情報システム・業務部門 | EC事業者や小売・サービスなどBtoC企業のマーケティング部門 |
| 売上高(直近) | 227億円 2025年12月期 |
489億円 2025年3月期 |
374億円 2025年12月期 |
13億円 2025年9月期 |
| 営業利益(直近) | 22億円 2025年12月期 |
101億円 2025年3月期 |
101億円 2025年12月期 |
14億円 2025年9月期 |
| 営業利益率(直近) | 11.8% | 20.8% | 27.0% | 10.7% |
| PER(予想) | 12.6倍 | 24.5倍 | 13.5倍 | 20.2倍 |
| PBR | 6.0倍 | 9.4倍 | 5.3倍 | 4.0倍 |
| 予想配当利回り | 0% | 0.41% | 2.30% | 0% |
ベーシックはラクスやサイボウズより規模は小さいものの、BtoBマーケ支援SaaSとフォームSaaSに特化したニッチ領域で、集客~問い合わせ~営業接点に絞って中小企業のマーケ内製化ニーズを効率よく取り込める成長途上のSaaS企業です。
現在、相場では「SaaSの死」という言葉が投資家の間で取り沙汰され、AI関連として期待される銘柄も含め、SaaSセクター全体の株価が軟調に推移しています。
同社もSaaS銘柄であり、黒字化は達成しているものの同業他社と比較すると利益規模はまだ小さいことから、相場環境が改善しない限り初値は苦戦しそうな気がします。
「SaaSの死」とは、AnthropicのAIエージェント「Claude Cowork」の登場をきっかけに、AIが既存SaaSの業務をまとめて代替できるのではないかとの懸念が広がり、米国ではSalesforceやAdobe、日本ではSansan(4443)、マネーフォワード(3994)、freee(4478)、ラクス(3923)などSaaS銘柄が売られた状況を指す言葉です。
また、SaaS企業の重要指標である解約率については、KPIとして管理している旨の記載はあるものの、具体的な数値は開示されていません。
サブスクリプションモデルの安定性を測るうえで重要な指標であるため、投資家としては今後の開示内容を確認したいポイントです。
来期の業績予想も現時点では未開示です。昨年10月に上場したインフキュリオンは上場日当日に来期業績予想をだしていたので、同じパターンになるかもです。(ブックビルディングに参加しづらい要因)
さらに、上位株主のVC3社は、上場時に保有株の約78%を売り出す予定です。
需給面では、EXIT色の強いIPOと受け止められる可能性があります。
SaaS企業好きのカブスルの個人的見解ですが、現時点では積極的な情報開示は限定的です。
「SaaSの死」の影響で順調に売上や利益を伸ばしている代表的なSaaS企業でも株価が下落している状況にあります。そのため、同じPER水準であれば投資資金は既存の上場SaaS企業に回りそうです。
IPOとしては、仮条件の価格を引き下げないと魅力度は高まりにくいかもしれません。
仮条件の価格帯に割安感がでてきたり、市況の変化があれば、評価と初値予想を変更する可能性があります。(一段上に)
【3.4追記】仮条件は上限価格ベースで約11%引き下げられました。ただ、米国によるイラン攻撃の影響で相場全体が軟調に推移しています。他の銘柄にも割安感が出ているため、現時点では評価は据え置きとします。
なお、Saas銘柄は散々売られた反動か、投資資金が戻りつつあります。(反転して上昇中)
参考までに
以下の点を考慮し、公募割れのリスクがややある「C」評価に設定しました。
- BtoBマーケティング支援SaaSと、フォーム作成管理SaaSを中核とするサブスクリプション型ビジネス
- 2025年12月期の業績は、売上高22.7億円、営業利益2.7億円で黒字化。営業利益率は11.8%
- IPOで人気の高いIT関連企業(情報・通信業)
- サブスクリプション型のビジネスモデルで、MRR(毎月の売上)が積み上がる構造
- 来期の通期業績予想が未公表で、投資判断材料が不足
- 需給バランスによっては初値の上昇が抑えられる可能性
- オファリングレシオは36.6%と高め(IPOデータ)
- 解約率はKPIとして管理している旨の記載はあるものの、推移(数値)の開示はなし
- 配当実績なし
- 仮条件の上限価格と前期実績によるPERは12.6倍、PBRは6.0倍(PERとPBR)
- SaaSセクター全体が売られやすい逆風の相場
- 前回調達時の企業評価額を下回る水準での上場となる、ダウンラウンドIPO
- 上位株主のベンチャーキャピタル3社が、上場時に保有株の約78%を売り出す予定
3.4追記。仮条件が想定価格の985円より上限価格で11%下振れて、830円 ~ 870円に。
相場軟調のため、初値予想を840円 ~ 910円に修正。予想利益は-3,000円~4,000円です。
目論見書の想定価格は985円。初値予想は965円 ~ 1,035円としました。
予想利益は-2,000円~5,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
カブスルは相場の動向をみて、幹事証券から参加するか決めようと思います。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されずに当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこの2社だけでIPOに70回当選しています(全当選数の33.8%)
松井証券と岡三オンライン、みずほ証券はブックビルディング時に抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いため、気軽に参加できます。
(松井証券と岡三オンラインは口座開設タイアップ中)
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。
ブックビルディングの参加スタンスは X(Twitter)にて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
- 松井証券
抽選資金不要で幹事数が多い
口座開設+ネット銀行の入金で2,000ポイントがもらえる! - 岡三オンライン
抽選資金不要で幹事数が多い
口座開設+1回の取引で現金3,500円がもらえる! - SBI証券
幹事数は9割以上とかなり多い!
口座開設+入金・振替で現金2,000円がもらえる! - 三菱UFJ eスマート証券
全体の2~3割の委託幹事に
口座開設+投資信託の購入で現金2,000円がもらえる!





