ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)(4436):IPO上場情報
ミンカブ・ジ・インフォノイドは、ユーザーの売買予想などが載っている「みんなの株式(みんかぶ)」を運営している企業です。
AIを活用したコンテンツ自動生成技術とネットユーザーの投稿や閲覧といったクラウドインプットを活用したコンセンサス情報の生成技術が同社の強みです。
ほかの金融系の運営メディアである「みんかぶFX」や「Kabutan(株探)」なども みんかぶ同様に、ユーザー同士が交流できる場を提供しています。
(有価証券届出書13ページより)
「みんなの株式」や「株探」を中心とした個人向け投資情報メディアの利用者数(UU数)は月間600万人規模。法人向け情報ソリューションサービスの導入企業は金融機関を中心に100社を超えています。
(有価証券届出書12ページより)
同社が創業時から取り組んできた独自のクラウドインプットやAIを活用した自動生成技術によって作成されたコンテンツは、運営メディアや法人向けサービスを通じ、多くの投資家に情報を提供しています。
「AIを活用したコンテンツ自動生成エンジン」は、株などの金融関連記事ではなく、朝日新聞社と共同開発した「野球戦評記事生成エンジン」になるようです。
今後はスポーツの分野でもテクノロジーを利用したメディア・ソリューションサービスの展開を進めていくことで、更なる収益の拡大を計画しているようです。
2018年11月に社名を「株式会社みんかぶ」から「株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド」に変更。
インフォノイドは、情報(information)と執着する者(noid)を組み合わせた「情報にこだわる者」という意味の造語。
設立は2006年7月です。
従業員数は2019年1月末で83名、平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は3.5年、平均年間給与は545.3万円です。
ミンカブ・ジ・インフォノイドのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ミンカブ・ジ・インフォノイドの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の上場日
上場日 | 2019/3/19(火) | 証券コード | 4436 |
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市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)(4436) | ||
時価総額 | 131.6億円(公開価格で計算) 175.5億円(初値で計算) |
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/3/1 (金) ~ 3/7 (木) |
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仮条件 | 950円~1,050円 (抽選資金:9.5万円 ~ 10.5万円) | ||
当選口数 | 31,512口 | ||
発行済株式数 | 12,536,900株 | オファリングレシオ | 25.1% |
公募株数 | 1,000,000株 | 売出株数 | 1,740,200株 |
吸収金額 | 33億円 | O.A分 | 411,000株 |
仮条件決定日 | 2/27 (水) | 公開価格決定日 | 3/8 (金) |
購入期間 | 3/12 (火) ~ 3/15 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の公開価格と初値
仮条件 | 950円~1,050円 | ||
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公開価格 | 1,050円 | 初値 | 1,400円 |
騰落率 | 33.33% | 倍率 | 1.33倍 |
初値売り損益 | 35,000円(1,400円 - 1,050円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の初値予想と予想利益
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
950円 ~ 1,050円
※抽選資金:9.5万円 ~ 10.5万円
上限は9.4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,100円 ~ 1,200円※2/27 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 5,000円~1.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 960円あたり ※抽選資金:9.6万円あたり |
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初値予想 | 1,010円 ~ 1,100円 (1.1倍~1.1倍) |
予想利益 | 5,000円~1.4万円 |
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の主幹事と幹事証券
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)のIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 主幹事はIT系(ネットサービス系)の主幹事を務める事が多いSBI証券です。 抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されます。 |
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
86.96% | 2,740,400株 | 19,182口 |
SMBC日興証券 | 2.61% | 82,200株 | 82口 |
みずほ証券 | 2.61% | 82,200株 | 82口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1.04% | 32,900株 | 32口 |
マネックス証券 | 0.87% | 27,400株 | 274口 |
楽天証券 | 0.87% | 27,400株 | 274口 |
松井証券 | 0.87% | 27,400株 | 191口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 27,400株 | 27口 |
東海東京証券 | 0.87% | 27,400株 | 27口 |
岡三証券 | 0.52% | 16,400株 | 16口 |
東洋証券 | 0.26% | 8,200株 | 8口 |
JTG証券 | 0.26% | 8,200株 | 8口 |
アイザワ証券 | 0.26% | 8,200株 | 8口 |
むさし証券 | 0.26% | 8,200株 | 8口 |
極東証券 | 0.26% | 8,200株 | 0口 |
水戸証券 | 0.26% | 8,200株 | 0口 |
エース証券 | 0.26% | 8,200株 | 0口 |
内藤証券 | 0.09% | 2,700株 | 2口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年3月 | 2017年3月 | 2016年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,370,375 | 1,049,656 | 978,739 |
経常利益 | 109,022 | 80,213 | 84,428 |
当期利益 | -126,731 | -1,322,302 | 66,890 |
純資産 | 918,897 | 775,915 | 1,078,673 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 11.51 | 143.78 | 730.94 |
BPS※ | -10.49 | -26.55 | 11,734.92 |
前期比(売上高) | 30.6% | 7.2% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年3月 | 2017年3月 |
---|---|---|
売上高 | 1,681,050 | 1,545,286 |
経常利益 | 71,270 | -85,328 |
当期利益 | -200,229 | -1,408,086 |
純資産 | ― | 839,035 |
EPS※ | -18.19 | -153.11 |
BPS※ | ― | -19.69 |
前期比(売上高) | 8.8% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
ミンカブ・ジ・インフォノイド(旧:みんかぶ)のIPO分析
株式投資やFXなどをやっている人には知名度が高いサービスを運営している企業です。
わたしも「みんなの株式(みんかぶ)」の存在は知っておりますが、利用したことはありません。
目論見書を見てビックリしましたが、当初は海外市場への上場計画があったようです。
また、それを断念したので2017年と2018年は特損による損失が出たようです。
第11期末において、従前のメディア事業の海外展開及び海外市場への上場計画について、ターゲットとしていた海外IPO市場の停滞及び国内ソリューション事業の急成長による国内市場での成長可能性の確度の高まりを受けて見直しを行い、国内市場を軸とした事業展開へと方針を転換いたしました。こうした経緯から、第11期及び第12期には、海外展開整理損失及び海外展開用ソフトウエア資産の減損損失等を認識して特別損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失となっております。
(目論見書より)
みんかぶでは、国内上場銘柄の株価データ、企業データ、マーケットニュースのほか、AIによるロジック計算によって自動算出される個別銘柄の理論株価、証券アナリストの予想株価、ユーザーによって投稿された売買予想データを集合知として自動算出する個人投資家の予想株価、またこれらを基に算出される目標株価を提供しています。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 株投資ユーザーには知名度が高い。
- IPOで人気のあるIT企業。
- 想定株価は低く参加しやすい。
- 市場からの調達金額が30億円と大きい。
- 同日に3社が上場。
- ベンチャーキャピタル数や保有株数がかなり多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除(売り圧力)。
2.27 追記。仮条件の決定(950円 ~ 1,050円)に伴い、初値予想を1,100円 ~ 1,200円に修正しました。
予想利益は5,000円~15,000円としました。
目論見書の想定仮条件は960円。初値予想は1,010円 ~ 1,100円としました。
予想利益は5,000円~14,000円です。
わたしのよう株式投資ユーザーの知名度は高いものの、一般的には知名度は高くありません。
事業の内容も面白いものの、IPOの内容があまりよくないのでこのような評価にしました。
参考までに、管理人は幹事証券にて積極的にIPOに参加します。