リックソフト(4429):IPO上場情報


リックソフトは、AtlassianPtyLtd.が開発するプロジェクト管理用ツールをはじめとしたソフトウェア製品のライセンス販売及び導入支援等を行っている企業です。

グループは同社と連結子会社(Ricksoft,Inc.)の2社で構成。

「お客様のビジネスがグローバルでも競争力を持つように、世界のビジネスシーンで活用されている優れたツールを日本企業の方々にも使っていただきたい」という想い」が同社にあるようです。

同社グループが販売するのは、Atlassian社、Alfresco社、Tableau社が開発するソフトウェア及び自社開発のソフトウェアです。

グループで最も販売実績のあるAtlassian社のソフトウェアは、主にソフトウェア開発の工程管理や課題管理として使用されます。

事業の系統図
(有価証券届出書12ページより)

同社では、単に海外の便利なソフトウェアを仕入れて販売しているのではなく、顧客の抱える問題・課題の解決や、顧客の要望・要求を満たすため下記のことを行っています。

  • 利用環境の構築。
    → 利用環境を自社で管理できないといった課題があればクラウドに。
  • ソフトウェアの機能追加(カスタマイズ)。
  • ユーザー向けの研修。
  • ライセンス&SIサービス業務売上高の88.4%
    主にAtlassian社のソフトウェアの導入支援を行っており、顧客の課題解決のために提案からライセンス販売、コンサルタントとしてのプロジェクト参画やSI、研修、運用支援(ヘルプデスクによる問い合わせ対応等)まで。
    主な収益モデルとしては、顧客の新規導入時にAtlassian社から同社がライセンスを仕入れ、顧客に対してライセンスを販売しています。また、翌年以降の更新時には、毎年保守費用として顧客及びAtlassian社との間で取引が発生。
  • クラウドサービス業務売上高の6.5%
    グループで取り扱う製品の稼働環境としてのクラウド環境提供を迅速に行っています。24時間365日対応、取り扱い製品の専任技術者が運用管理するフルマネージドクラウドサービス。
    主な収益モデルとしては、同社のクラウドサービスを利用する顧客に対しては、ライセンス料に加えてクラウド上の運用代行費用を受領しており、利用開始後は毎月売上を計上。
  • ソフトウェア開発業務売上高の5.1%
    Atlassian製品の主力製品であるJiraやConfluenceに拡張機能をアドオン製品として自社開発を行い、Atlassian Marketplaceにて販売。
    主な収益モデルとしては、新規購入時には製品毎の標準価格で販売し、翌年以降に更新された際は、毎年一定の更新料を受領しています。なお、Atlassian Marketplaceの使用料として、Atlassian社に対して販売価格の25%の手数料を支払っています。

売上高の集計期間は平成29年3月1日~平成30年2月28日。

設立は平成17年1月です。
従業員数は平成30年12月末で69名、平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は2.09年、平均年間給与は533.6万円です。


リックソフトのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リックソフトの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

リックソフトの上場日

A
  • 業績:好調
  • オファリングレシオ:低い
  • 当選口数:少ない
  • 売出多い
  • ベンチャーキャピタル:上位株主あり

上場日 2019/2/26(火) 証券コード 4429
市場 東証マザーズ 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス リックソフト(4429)
時価総額
82.6億円(公開価格で計算)
186.8億円(初値で計算)

リックソフトのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2019/2/8 (金) ~ 2/15 (金)

仮条件 3,840円~4,000円 (抽選資金:38.4万円 ~ 40万円)
当選口数 2,944口
発行済株式数 2,063,900株 オファリングレシオ 14.2%
公募株数 76,900株 売出株数 179,100株
吸収金額 11.7億円 O.A分 38,400株
仮条件決定日 2/7 (木) 公開価格決定日 2/18 (月)
購入期間 2/19 (火) ~ 2/22 (金)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

リックソフトの公開価格と初値

仮条件 3,840円~4,000円
公開価格 4,000円 初値 9,050円
騰落率 126.25%  倍率  2.26倍
初値売り損益 505,000円(9,050円 - 4,000円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

リックソフトの初値予想と予想利益

リックソフトの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 3,840円 ~ 4,000円 ※抽選資金:38.4万円 ~ 40万円
上限は4.2%上ブレ↑
初値予想 4,600円 ~ 6,000円
(1.2倍~1.5倍)
予想利益 6万円~20万円

想定価格と初値予想

想定価格 3,840円あたり ※抽選資金:38.4万円あたり
初値予想 4,600円 ~ 6,000円 (1.2倍~1.6倍)
予想利益 7.6万円~21.6万円

リックソフトの主幹事と幹事証券

リックソフトのIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券
引受幹事証券

委託幹事証券
備考

一人一票の公平抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券、抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

リックソフトの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
88.72% 158,900株 397口
SMBC日興証券 4.24% 7,600株 7口
SBI証券 2.85% 5,100株 35口
岡三証券 1.40% 2,500株 2口
いちよし証券 1.40% 2,500株 0口
水戸証券 1.40% 2,500株 0口

委託幹事である岡三オンライン松井証券は、委託数が公表されていません。

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リックソフトの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2018年2月 2017年2月 2016年2月
売上高 1,712,148 764,367 920,219
経常利益 126,594 85,482 68,635
当期利益 90,565 61,060 57,840
純資産 449,079 358,516 297,455
配当金
EPS 45.58 30.73 3,129.00
BPS 225.99 180.41 6,910.72
前期比(売上高) 124% -16.9%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2018年2月 2017年2月
売上高 1,728,256 764,367
経常利益 129,827 84,877
当期利益 93,145 60,455
純資産 450,321 357,757
EPS 46.88 30.43
BPS 226.61 180.03
前期比(売上高) 126.1%
※EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

リックソフトと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2018/12/25 リンク
    初値売り損益:404,000円
    騰落率:112.85%、倍率:2.13倍
  • 2018/12/21 EduLab
    初値売り損益:7,000円
    騰落率:2.19%、倍率:1.02倍
  • 2018/12/20 Amazia
    初値売り損益:43,600円
    騰落率:33.03%、倍率:1.33倍
  • 2018/12/19 Kudan
    初値売り損益:1,028,000円
    騰落率:276.34%、倍率:3.76倍
  • 2018/10/30 VALUENEX
    初値売り損益:246,000円
    騰落率:133.70%、倍率:2.34倍

リックソフトのIPO分析

IPOで人気のあるIT関連企業業績は好調です。

公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。

参考までに

評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。

  • 2019年 第二弾のIPO。
  • IPOで人気のあるIT企業。
  • 業績が好調。
  • 当選数が少なく競争率が高い。
  • 値嵩株(株価が高い株)は振れ幅が大きい。
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除(売り圧力)。

目論見書の想定仮条件は3,840円あたり。初値予想は4,600円 ~ 6,000円としました。
予想利益は76,000円~216,000円です。

少し弱気な予想にしましたが、2019年一発目のIPOである「識学」の結果しだいで、もっと高い初値をつけることも想定されます。

他にも、1人1票の公平抽選で 資金力にかかわらず当選が期待できるSMBC日興証券や、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

追加の委託幹事として岡三オンライン証券が決まりました。
IPOの抽選時に資金が必要ない証券会社ですので、気軽に運だめしで参加しましょう~。

リックソフトのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リックソフトの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
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