スマレジ(4431):IPO上場情報
スマレジは、飲食店や小売店が販売情報の管理・分析を行うために使用するクラウド型POSレジ「スマレジ」をはじめ、企業が経営管理に必要な情報の管理・分析を行うためのクラウドシステムを提供しています。
クラウドサービスでユーザーが使用するタブレット、レシートプリンターなどのレジ周辺機器等の販売も行っています。
「スマレジ」は、クラウドを通してサービスを提供しているため、インターネット経由でどこからでもデータにアクセスすることができ、リアルタイムの売上情報、売上分析、商品情報など、店舗にまつわる情報をいつでも把握することが可能です。
基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである「フリーミアム」を導入しています。
通常販売、値引・割引販売等のレジ機能を搭載した無料の「スタンダードプラン」により、気軽にシステムの導入が可能です。※登録店舗数は平成30年10月で49,971店
基本プランで物足りない場合、ユーザーが必要とする機能に応じて月額4,000円からの4つの有料プランを選択できます。
設立は平成17年5月です。
従業員数は平成30年12月末で79名、平均年齢は32歳、平均勤続年数は2.5年、平均年間給与は404.5万円です。
スマレジのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、スマレジの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
スマレジの上場日
スマレジのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/2/13 (水) ~ 2/19 (火) |
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仮条件 | 1,200円~1,370円 (抽選資金:12万円 ~ 13.7万円) | ||
当選口数 | 17,595口 | ||
発行済株式数 | 9,061,900株 | オファリングレシオ | 19.4% |
公募株数 | 1,300,000株 | 売出株数 | 230,000株 |
吸収金額 | 24.1億円 | O.A分 | 229,500株 |
仮条件決定日 | 2/8 (金) | 公開価格決定日 | 2/20 (水) |
購入期間 | 2/21 (木) ~ 2/26 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
スマレジの公開価格と初値
仮条件 | 1,200円~1,370円 | ||
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公開価格 | 1,370円 | 初値 | 3,225円 |
騰落率 | 135.40% | 倍率 | 2.35倍 |
初値売り損益 | 185,500円(3,225円 - 1,370円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
スマレジの初値予想と予想利益
スマレジの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,200円 ~ 1,370円 ※抽選資金:12万円 ~ 13.7万円 |
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初値予想 |
1,780円 ~ 2,100円
(1.3倍~1.5倍) |
予想利益 | 4.1万円~7.3万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,370円あたり ※抽選資金:13.7万円あたり |
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初値予想 | 1,780円 ~ 2,100円 (1.3倍~1.5倍) |
予想利益 | 4.1万円~7.3万円 |
スマレジの主幹事と幹事証券
スマレジのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 一人一票の公平抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券、抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。 野村證券は 抽選時に資金が必要ない証券会社です。 |
スマレジの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 大和証券 |
88.24% | 1,147,100株 | 2,867口 |
野村證券 | 5.88% | 76,500株 | 76口 |
SBI証券 | 4.71% | 61,200株 | 428口 |
SMBC日興証券 | 0.58% | 7,600株 | 7口 |
エース証券 | 0.58% | 7,600株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
スマレジの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年4月 | 2017年4月 | 2016年4月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,393,268 | 938,404 | 607,609 |
経常利益 | 316,514 | 170,892 | 68,954 |
当期利益 | 218,552 | 81,170 | 2,336 |
純資産 | 497,873 | 279,321 | 44,820 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 28.43 | 10.70 | 34.65 |
BPS※ | 64.76 | 36.33 | 651.37 |
前期比(売上高) | 48.5% | 54.4% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年4月 | 2017年4月 |
---|---|---|
売上高 | 1,393,268 | 938,408 |
経常利益 | 302,760 | 156,281 |
当期利益 | 216,605 | 115,049 |
純資産 | 498,683 | 282,783 |
EPS※ | 28.17 | 15.17 |
BPS※ | 64.87 | 36.78 |
前期比(売上高) | 48.5% | ― |
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スマレジのIPO分析
レジ周りのサービスを提供している企業は年々増えている気がします。
同社の特徴として、手軽に導入しやすい「フリーミアム」を導入しているのは好ポイントです。
フリーミアムは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルです。
上場することにより「スマレジ」の知名度アップと上場会社という安心感がプラスされれば、好調な業績のさらなる拡大も見込めそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。
- 気軽に導入しやすいフリーミアムを採用。
- 市場からの調達金額が24億円と大きい。
目論見書の想定仮条件は1,370円。初値予想は1,780円 ~ 2,100円としました。
予想利益は41,000円~73,000円です。
公募割れリスクは低くなりそうです。
幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いましょう。