BlueMeme(ブルーミーム)(4069):IPO上場情報
BlueMeme(ブルーミーム)は、ローコードとアジャイルを活用したシステム受託開発・コンサルティング等サービスの提供および、OutSystems®などのソフトウェアライセンス販売を行っている企業です。
- ローコードとは、手作業で行われているプログラミングを自動化できる技術。
- アジャイル手法とは、少人数かつ短期間で情報システムを開発。反復的に変化を採り入れながら意思決定を行う手法。
同社グループでは、最新技術を活用した当社独自のプロジェクト管理手法「AgileDX(アジャイルディーエックス)」を用いることで、低コストかつ短期間で品質の高いシステム開発を実現し、顧客と共にシステム開発のノウハウを蓄積することで、スピード重視のIT投資を可能にします。
AgileDXは、APIエコノミーの拡大による開発プロセスの変化への対応および大規模なアジャイル開発を実現するためのローコード向けの開発方法論。
全体の設計書であるEAに従った要件の分解が可能になり、パラレルに開発を実行したとしても全体の整合性がとれた成果物を作成。
(Webサイトより)
設立は2006年12月。
従業員数は2021年4月末で66名、平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は2.9年、平均年間給与は528.9万円。
グループは同社と連結子会社1社で構成。
BlueMemeのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、BlueMemeの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
BlueMeme(ブルーミーム)の上場日
上場日 | 2021/6/29(火) | 証券コード | 4069 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | BlueMeme(ブルーミーム)(4069) | ||
時価総額 | 90.2億円(公開価格で計算) 91.2億円(初値で計算) |
BlueMeme(ブルーミーム)のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/14 (月) ~ 6/18 (金) |
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仮条件 | 2,400円~2,820円 (抽選資金:24万円 ~ 28.2万円) | ||
当選口数 | 9,844口 | ||
発行済株式数 | 3,199,946株 | オファリングレシオ | 30.7% |
公募株数 | 450,000株 | 売出株数 | 406,000株 |
吸収金額 | 27.7億円 | O.A分 | 128,400株 |
仮条件決定日 | 6/10 (木) | 公開価格決定日 | 6/21 (月) |
購入期間 | 6/22 (火) ~ 6/25 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
BlueMeme(ブルーミーム)の公開価格と初値
仮条件 | 2,400円~2,820円 | ||
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公開価格 | 2,820円 | 初値 | 2,850円 |
騰落率 | 1.06% | 倍率 | 1.01倍 |
初値売り損益 | 3,000円(2,850円 - 2,820円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
BlueMeme(ブルーミーム)の初値予想と予想利益
BlueMeme(ブルーミーム)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,400円 ~ 2,820円
※抽選資金:24万円 ~ 28.2万円
上限は12.4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
4,520円 ~ 6,200円※6/10 修正
(1.6倍~2.2倍) |
予想利益 | 17万円~33.8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,510円あたり ※抽選資金:25.1万円あたり |
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初値予想 | 3,765円 ~ 5,020円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 12.55万円~25.1万円 |
初値予想アンケート
BlueMeme(ブルーミーム)(4069)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,820円)を基準価格に修正しています。
有効回答:338票 投票期限:2021/6/28 (月) 23:59までBlueMeme(ブルーミーム)の主幹事と幹事証券
BlueMeme(ブルーミーム)のIPOを取り扱っている証券会社です。
BlueMeme(ブルーミーム)の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 東海東京証券 |
88.68% | 873,000株 | 873口 |
野村證券 | 4.35% | 42,800株 | 42口 |
みずほ証券 | 2.61% | 25,700株 | 25口 |
大和証券 | 2.61% | 25,700株 | 25口 |
SBI証券 | 0.87% | 8,600株 | 51口 |
東洋証券 | 0.44% | 4,300株 | 4口 |
水戸証券 | 0.44% | 4,300株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、2口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
BlueMeme(ブルーミーム)の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 | 2018年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,668,982 | 1,417,141 | 765,088 |
経常利益 | 54,622 | 82,346 | 2,842 |
当期利益 | 13,570 | 58,059 | 974 |
純資産 | 358,733 | 344,859 | 286,800 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 6.62 | 28.32 | 0.99 |
BPS※ | -168.57 | -175.19 | -407.02 |
前期比(売上高) | 17.8% | 85.2% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 |
---|---|---|
売上高 | 1,800,132 | 1,496,721 |
経常利益 | 30,850 | 86,260 |
当期利益 | 10,557 | 61,095 |
純資産 | 358,733 | 347,872 |
EPS※ | 5.15 | 29.80 |
BPS※ | -168.57 | -173.72 |
前期比(売上高) | 20.3% | ― |
上位株主とロックアップ情報
BlueMeme(ブルーミーム)の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
インテック・アイティ2号投資事業有限責任組合 VC |
840,000株
27.20%
|
210,000株 | 90日/ 1.5倍 |
松岡 真功 代表取締役 |
460,000株
14.90%
(76,000)
|
82,500株 | 180日 |
BMトラスト株式会社 |
365,000株
11.82%
|
- | 180日 |
MICイノベーション4号投資事業有限責任組合 VC |
297,618株
9.64%
|
74,000株 | 90日/ 1.5倍 |
辻口 真理子 取締役 |
175,000株
5.67%
(2,000)
|
17,500株 | 180日 |
モバイルクリエイト株式会社 |
148,808株
4.82%
|
- | 180日 |
朱 未 取締役 |
120,000株
3.89%
(2,000)
|
12,000株 | 180日 |
市川 玲 取締役 |
98,000株
3.17%
(3,000)
|
10,000株 | 180日 |
情報技術開発株式会社 |
89,284株
2.89%
|
- | 180日 |
原田 実 |
59,522株
1.93%
|
- |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、4,230円です。
直近の類似IPOの上場結果
BlueMeme(ブルーミーム)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
BlueMeme(ブルーミーム)のIPO分析
これまでの受託開発は、大手が依頼を受けてどんどん下流の開発会社に利益を中抜きして流すので、多くのIT人材と多額の税金を使ってました。(新型コロナウィルスに関する さまざまなシステム投資でおなじみ)
BlueMemeは、独自のプロジェクト管理手法を使って、低コストかつ短期間で品質の高いシステム開発を実現しています。
同社独自のプロジェクト管理手法「AGILE-DX」では、アジャイル手法に不足している上流工程とテスト工程の作業を標準化することで安定的なアジャイル手法によるシステム開発を実現し、様々な最新技術と組み合わせることで大規模なシステム開発を実現。
一般的なアジャイル手法には、スピードとテストを重視した開発を優先するため、業務分析や要件定義、機能設計等の上流工程と呼ばれるフェーズの手法は定義されておらず、プロジェクト管理は難しく、特に大規模なシステム開発には不向き。
BlueMemeが2021年5月に行った、クラウド技術やローコード/ノーコード開発ツールの普及・発展に対する意識調査によると、従来型のSIerの仕事は変化すると思う方が多いようです。
BlueMemeが意識調査の結果を発表
一点わからないのが、システム受託の「プロフェッショナルサービス」と、サブスク形式で販売している「ソフトウェアライセンス販売」の売上比率。ソフトウェアライセンス売上高の約95%は、OutSystems®。
参考までに
IPOの内容面でみると気になる点はいろいろありますが、事業の将来性に期待して人気が高い「A」に設定しました。
- IPOで非常に人気のある「DX支援」事業。
- 慢性的なIT系の人手不足の解消に期待。
- 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
- 【6.10追記】仮条件が12.4%も上振れして決定。機関投資家に人気か。
- オファリングレシオが30.7%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が27.7億円とやや大きい。(吸収金額による実績)
- 同日に3社が上場。(リヴァンプは中止に)
- ストック・オプションに係る潜在株式数は338,000株で、発行済株式総数の10.95%に相当。
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。
- 業績はやや上下のブレがある。(決算情報)
- 1株あたり純資産がマイナスなのは、優先株式が多いから?
6.10追記。仮条件が想定発行価格(2,510円)より12.4%の上振れ決定(2,400円 ~ 2,820円)したので、初値予想を4,520円 ~ 6,200円に修正しました。予想利益は17万円~33.8万円です。
目論見書の想定仮条件は2,510円。初値予想は3,765円 ~ 5,020円としました。
予想利益は12.55万円~25.1万円です。
公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
野村證券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
追加の委託幹事として、CONNECTが決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは1回当選)
落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券もおすすめです。