サイバーソリューションズ(436A):IPO上場情報と初値予想
サイバーソリューションズは、法人向けに2つの事業を展開している企業です。
- セキュリティソリューション事業
マルウェア対策や情報漏洩防止、メール無害化などを通じて企業のリスク管理を支援 - コミュニケーションソリューション事業
法人向けのメール、ビジネスチャット、グループウェアなど、業務効率を高めるコミュニケーション基盤を提供
セキュリティソリューション事業が全体の売上高の57%を占めており、前期比117.2%と伸びています。(2025年4月期)
従業員数は67名、平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は5.1年、平均年間給与は841.1万円(2025年8月末)
サイバーソリューションズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、サイバーソリューションズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
サイバーソリューションズの上場日
| 上場日 | 2025/10/23(木) | 証券コード | 436A |
|---|---|---|---|
| 市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
| Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
| Yahoo!ファイナンス | サイバーソリューションズ(436A) | ||
| 時価総額 | 217.8億円(公開価格で計算) 302.1億円(初値で計算) |
||
サイバーソリューションズのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
| ブックビルディング期間 |
2025/10/7 (火) ~ 10/14 (火) |
||
|---|---|---|---|
| 仮条件 | 1,300円~1,380円 (抽選資金:13万円 ~ 13.8万円) | ||
| 当選口数 | 30,776口 | ||
| 発行済株式数 | 15,782,050株 | オファリングレシオ | 19.5% |
| 公募株数 | 781,900株 | 売出株数 | 1,894,300株 |
| 吸収金額 | 42.4億円 | O.A分 | 401,400株 |
| 仮条件決定日 | 10/6 (月) | 公開価格決定日 | 10/15 (水) |
| 購入期間 | 10/16 (木) ~ 10/21 (火) | ||
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
サイバーソリューションズの公開価格と初値
| 仮条件 | 1,300円~1,380円 | ||
|---|---|---|---|
| 公開価格 | 1,380円 | 初値 | 1,914円 |
| 騰落率 | 38.70% | 倍率 | 1.39倍 |
| 初値売り損益 | 53,400円(1,914円 - 1,380円)× 100株 | ||
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は公開価格(仮条件の上限価格)を基に試算しています。
サイバーソリューションズの初値予想と予想利益
サイバーソリューションズの初値予想と予想利益です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。
仮条件と初値予想
| 仮条件 | 1,300円 ~ 1,380円 ※抽選資金:13万円 ~ 13.8万円 |
|---|---|
| 初値予想 |
1,660円 ~ 1,940円※10/6 修正
(1.2倍~1.4倍) |
| 予想利益 | 2.8万円~5.6万円 |
想定価格と初値予想
| 想定価格 | 1,380円あたり ※抽選資金:13.8万円あたり |
|---|---|
| 初値予想 | 1,800円 ~ 2,080円 (1.3倍~1.5倍) |
| 予想利益 | 4.2万円~7万円 |
初値予想アンケート
サイバーソリューションズ(436A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,380円)を基準価格に修正しています。
有効回答:813票 投票期限:2025/10/22 (水) 23:59までサイバーソリューションズの主幹事と幹事証券
サイバーソリューションズのIPOを取り扱っている証券会社です。
サイバーソリューションズの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
| 証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
|---|---|---|---|
| 主幹事 大和証券 |
96.54% | 2,971,100株 | 2,971口 |
| 丸三証券 | 0.87% | 26,700株 | 0口 |
| SBI証券 | 0.61% | 18,700株 | 112口 |
| 岩井コスモ証券 | 0.43% | 13,300株 | 13口 |
| マネックス証券 | 0.26% | 8,000株 | 80口 |
| 楽天証券 | 0.26% | 8,000株 | 80口 |
| 岡三証券 | 0.26% | 8,000株 | 8口 |
| 松井証券 | 0.17% | 5,300株 | 37口 |
| SMBC日興証券 | 0.17% | 5,300株 | 5口 |
| 東海東京証券 | 0.17% | 5,300株 | 5口 |
| あかつき証券 | 0.17% | 5,300株 | 0口 |
| 広田証券 | 0.08% | 2,600株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、297口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとDMM.com証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、1,508倍でした。
現在、現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を実施中です。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券、委託幹事として狙い目の三菱UFJ eスマート証券、そして落選してもポイントが貯まるSBI証券がタイアップ対象です(タイアップ企画について)
サイバーソリューションズの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
| 決算期 | 2025年4月 | 2024年4月 | 2023年4月 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,126,231 | 2,748,370 | 1,500 |
| 営業利益 | 1,186,441 | 871,312 | ― |
| 営業利益率 | 37.95% | 31.7% | ― |
| 経常利益 | 1,192,324 | 857,902 | -58,686 |
| 当期利益 | 823,833 | 551,749 | -59,002 |
| 純資産 | 2,298,321 | 1,473,703 | 922,738 |
| 配当金※ | ― | ― | ― |
| EPS※ | 54.92 | 36.78 | -590.02 |
| BPS※ | 153.22 | 98.25 | 9,227.29 |
| 前期比 (営業利益) |
36.2% | ― | ― |
| 前期比(売上高) | 13.7% | 183124.7% | ― |
サイバーソリューションズのPERとPBR
公開価格(1,380円)で算出したPERとPBRです。
| 決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
|---|---|---|---|---|
| 2024年4月 (実績) |
35.13倍 | 13.86倍 | 39.28 | 99.58 |
| 2025年4月 (実績) |
22.93倍 | 8.56倍 | 60.18 | 161.30 |
| 2026年4月 (予想) |
21.24倍 | 5.64倍 | 64.97 | 244.70 |
サイバーソリューションズの配当金と配当利回り
公開価格(1,380円)と配当金で算出した配当利回りです。
| 決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2025年4月 (実績) |
0円 | - | - |
| 2026年4月 (予定) |
32円 | 2.31% | 49.3% |
上位株主とロックアップ期間
サイバーソリューションズの上位10名の株主構成とロックアップ期間です。
| 株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
|---|---|---|---|
| 林 界宏 代表取締役 |
7,949,990株
48.43%
|
601,800株 | 180日 |
| 林 盈貝 血族 |
1,893,000株
11.53%
|
150,000株 | 180日 |
| 林 盈穎 血族 |
1,893,000株
11.53%
|
150,000株 | 180日 |
| ACAセカンダリーズ1号投資事業有限責任組合 VC |
765,150株
4.66%
|
382,500株 | 180日 |
| 東 明浩 |
735,000株
4.47%
|
585,000株 | 180日 |
| Openfind Information Technology,Inc. |
714,000株
4.35%
|
- | 180日 |
| 株式会社TKC |
450,005株
2.74%
|
- | 180日 |
| 株式会社日立システムズ |
450,005株
2.74%
|
- | 180日 |
| 土谷 祐三郎 従業員 |
172,000株
1.04%
(22,000)
|
25,000株 | 180日 |
| 廖 長健 取締役 |
44,000株
0.26%
(44,000)
|
- |
- 180日のロックアップ期間は、2026年4月20日まで
直近の類似IPOの上場結果
サイバーソリューションズと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「情報セキュリティ」のIPOの直近の結果です。
- 2025/03/27 ZenmuTech…
初値売り損益:342,000円
(騰落率:216.46%、倍率:3.16倍) - 2024/03/28 カウリス…
初値売り損益:134,500円
(騰落率:87.91%、倍率:1.88倍) - 2023/12/15 S&J…
初値売り損益:-3,100円
(騰落率:-2.35%、倍率:0.98倍) - 2021/12/22 網屋…
初値売り損益:13,000円
(騰落率:6.60%、倍率:1.07倍) - 2021/12/20 グローバルセキュリティエキスパート…
初値売り損益:122,000円
(騰落率:43.57%、倍率:1.44倍)
サイバーソリューションズと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
サイバーソリューションズのIPO分析
ストック売上高が全体の95%と安定的な売上が発生。
既存顧客は解約よりもアップセルや追加契約のほうが大きいネガティブチャーンを達成しています。
2026年4月期の業績予想が開示されており、想定価格で算出したPERは21.2倍、PBRは5.6倍と試算しています。
前期実績で算出したPERは22.9倍、PBRは8.5倍です(PERとPBR)
業績予想に基づく営業利益率は41.8%と非常に高い水準で、前期は39.4%でした。
自社で工場や開発拠点を持たないファブレス経営を採用しており、固定費を抑えた効率的な事業モデルが高い利益率につながっています。
予定されている配当金は年間32円。
想定価格ベースの配当利回りは2.31%、配当性向は49.3%と試算しています。(配当利回り)
配当方針として、配当性向50%程度を目安とする方針が示されています。
同業他社との比較です。
| 項目 | サイバーソリューションズ (436A) |
HENNGE (4475) |
デジタルアーツ (2326) |
サイバーセキュリティクラウド (4493) |
|---|---|---|---|---|
| 事業内容 | 法人向けクラウドメール/アーカイブ/セキュリティSaaS | IDaaS(SSO/MFA)などクラウドアクセス管理 | Web/メールフィルタ等の情報セキュリティ製品 | WAF/クラウドWAF運用自動化 |
| 導入顧客層 | 自治体・教育機関、民間の中堅~大企業 | 民間全般+自治体/教育 | 教育委員会・学校、官公庁、一般企業 | EC・メディア・SaaS等のWeb事業者、官公庁・企業 |
| 上場市場 | グロース | グロース | プライム | グロース |
| 時価総額 | 217億円 想定価格 |
528億円 | 1,059億円 | 181億円 |
| 売上高(直近) | 31.2億円 | 83.6億円 | 99.8億円 | 38.5億円 |
| 営業利益(直近) | 11.8億円 | 10.1億円 | 45.5億円 | 7.7億円 |
| 営業利益率(直近) | 37.9% | 12.1% | 45.7% | 20.1% |
| PER | 22.9倍 | 41.7倍 | 24.2倍 | 24.7倍 |
| 配当利回り(予想) | 2.32% | 0.25% | 1.27% | 0.29% |
| 配当性向 | 49.3% | 11.7% | 36.5% | 4.8% |
サイバーソリューションズは同業他社と比較すると、高い営業利益率(37.9%)に対してPERは22.9倍と相対的に割安で、予想配当利回りも同業他社を上回る2.32%と魅力的です。
中堅~大企業や公共領域を中心に導入が進み、ストック型の高収益モデルが確立されつつあります。
投資家が注視するネガティブチャーン(解約よりもアップセルが上回る状態)も達成しており、安定的な成長が期待されます。
導入実績ページを確認すると、多摩信用金庫や第一生命、アイザワ証券など、セキュリティレベルの高い大手金融機関にも導入されていることが分かります。
一方で、売上規模はまだ30億円台と小さく、特定顧客への依存度や大型案件の動向によって業績が変動する可能性があります。
また、クラウドセキュリティ領域には有力企業が複数存在しており、今後は機能面や価格面での競争が激化するリスクもあります。
事業内容もIPOの構造も良好ですが、想定価格はおおむね適正水準。
もう少し割安感があれば、個人的には初値に対する期待度がより高まったIPOです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- IPOで非常に人気のある「情報セキュリティ」事業(データ)
- 法人向けクラウド型メールサービス、アーカイブ、セキュリティ、無害化、バックアップをSaaS型で提供
- 業績が好調(決算情報)
- 2026年4月期の業績予想(前期比)は、売上高 3,566百万円(+14.1%)、営業利益 1,492百万円(+21.1%)
- 営業利益率は41.8%の予想。前期の営業利益率は実績で39.4%と高水準
- ストック売上高比率が95%と高く、売上の安定性が高い
- 2025年4月期の解約率は0.20%
- ネガティブチャーンを達成しており、既存顧客からの収益が解約を上回るペースで積み上がっている
- オファリングレシオは19.5%とやや低め(IPOデータ)
- 大手企業への導入実績あり
- 市場からの吸収金額は42.4億円とやや大きい(IPOデータ)
- 10月はIPOが多く選別されやすい地合い。需給分散・資金枯渇の可能性あり
- 想定価格と2026年4月期の業績予想によるPERは21.2倍、PBRは5.6倍と試算(PERとPBR)
- 2026年4月期の予定配当金は32円。想定価格ベースの配当利回りは2.31%。配当性向は49.3%と試算。配当性向は50%を予定(配当利回り)
- 公共・教育機関に強みがあり、入札やセキュリティ基準で優位性がある可能性
- 工場を持たないファブレスメーカー
- 販売代理店経由の売上が8割
10.6追記。仮条件が想定価格(1,380円)を上限とした1,300円 ~ 1,380円でやや弱気に決定しました。
初値予想を1,660円 ~ 1,940円に変更し、予想利益を2.8万円~5.6万円としました。
目論見書の想定仮条件は1,380円。初値予想は1,800円 ~ 2,080円としました。
予想利益は4.2万円~7万円です。
※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されずに当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに97回当選しています(全当選数の51.1%)
松井証券と岡三オンライン、岡三証券はブックビルディング時に抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いため、気軽に参加できます。(口座開設タイアップ中)
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
抽選資金に余裕があれば、楽天証券や岩井コスモ証券でも参加しておきたいです。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。
ブックビルディングの参加スタンスは X(Twitter)にて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
- 松井証券
抽選資金不要で幹事数が多い
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幹事数は9割以上とかなり多い!
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