HCSホールディングス(4200):IPO上場情報
HCSホールディングスは、情報サービス事業、ERP事業、デジタルマーケティング事業を主に行っている企業です。
グループは同社と連結子会社6社、関連会社1社により構成。
同社はグループ経営戦略の策定、コーポレート・ガバナンスの構築、経営資源のグループ内最適配分などを行っています。
- 情報サービス事業
- 2,981,439(千円)(売上高の62.8%)
- システムインテグレーションサービス
製造、運輸、公共、金融などの幅広い分野において、大手エンドユーザ系情報子会社や大手システムインテグレータなどの開発案件に主に2次請けとして参画。常駐型を中心に、主に業務ソフトウェアの設計・開発・保守および運用サービスを提供。 - マスターファイルソリューションサービス
全国住所マスターである国土行政区画コードマスターおよび関連製品・サービスなどを提供。
- ERP事業
- 1,390,624(千円)(売上高の29.3%)
- デジタルマーケティング事業
- 375,638千円(売上高の7.9%)
売上高の集計期間は2019年4月1日~2020年3月31日。
従業員数は2021年4月末で31名、平均年齢は48.3歳、平均年間給与は601.1万円。
HCS HDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、HCS HDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
HCSホールディングスの上場日
上場日 | 2021/6/24(木) | 証券コード | 4200 |
---|---|---|---|
市場 | JASDAQ スタンダード | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | HCSホールディングス(4200) | ||
時価総額 | 45.4億円(公開価格で計算) 55.7億円(初値で計算) |
HCSホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/9 (水) ~ 6/15 (火) |
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仮条件 | 1,660円~1,800円 (抽選資金:16.6万円 ~ 18万円) | ||
当選口数 | 7,245口 | ||
発行済株式数 | 2,520,000株 | オファリングレシオ | 28.7% |
公募株数 | 360,000株 | 売出株数 | 270,000株 |
吸収金額 | 13億円 | O.A分 | 94,500株 |
仮条件決定日 | 6/7 (月) | 公開価格決定日 | 6/16 (水) |
購入期間 | 6/17 (木) ~ 6/22 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
HCSホールディングスの公開価格と初値
仮条件 | 1,660円~1,800円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,800円 | 初値 | 2,210円 |
騰落率 | 22.78% | 倍率 | 1.23倍 |
初値売り損益 | 41,000円(2,210円 - 1,800円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
HCSホールディングスの初値予想と予想利益
HCSホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,660円 ~ 1,800円
※抽選資金:16.6万円 ~ 18万円
上限は4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,160円 ~ 2,520円※6/7 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.6万円~7.2万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,730円あたり ※抽選資金:17.3万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,070円 ~ 2,420円 (1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.4万円~6.9万円 |
初値予想アンケート
HCSホールディングス(4200)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,800円)を基準価格に修正しています。
有効回答:253票 投票期限:2021/6/23 (水) 23:59までHCSホールディングスの主幹事と幹事証券
HCSホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
HCSホールディングスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
86.94% | 629,900株 | 3,779口 |
みずほ証券 | 4.35% | 31,500株 | 31口 |
丸三証券 | 1.74% | 12,600株 | 12口 |
水戸証券 | 1.74% | 12,600株 | 0口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 6,300株 | 6口 |
東海東京証券 | 0.87% | 6,300株 | 6口 |
東洋証券 | 0.87% | 6,300株 | 6口 |
JTG証券 | 0.87% | 6,300株 | 6口 |
むさし証券 | 0.87% | 6,300株 | 6口 |
アイザワ証券 | 0.44% | 3,200株 | 3口 |
極東証券 | 0.44% | 3,200株 | 0口 |
委託幹事であるGMOクリック証券とネオモバとSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
HCSホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 | 2018年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 678,940 | 592,187 | 538,215 |
経常利益 | 74,745 | 82,235 | 67,567 |
当期利益 | 66,585 | 72,863 | 37,922 |
純資産 | 2,080,596 | 2,041,010 | 1,995,147 |
配当金※ | 17.50 | 50.00 | 50.00 |
EPS※ | 30.83 | 33.73 | 70.23 |
BPS※ | 963.24 | 944.91 | 3,694.72 |
前期比(売上高) | 14.6% | 10% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 |
---|---|---|
売上高 | 4,747,703 | 4,436,420 |
経常利益 | 366,867 | 173,984 |
当期利益 | 283,650 | 103,510 |
純資産 | 2,361,653 | 2,102,604 |
EPS※ | 131.32 | 47.92 |
BPS※ | 1,085.14 | 968.39 |
前期比(売上高) | 7% | ― |
上位株主とロックアップ情報
HCSホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
宮本 公 代表取締役会長 |
501,600株
19.19%
(140,000)
|
150,000株 | 180日 |
日本ユニシス(株) |
372,000株
14.23%
|
- | 180日 |
(株)東陽建物 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
202,800株
7.76%
|
- | 180日 |
HCSホールディングス従業員持株会 |
146,800株
5.62%
|
- | 180日 |
牟田口 陽介 |
123,600株
4.73%
(120,000)
|
- | 180日 |
AGキャピタル(株) VC |
120,000株
4.59%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
沖電気工業(株) |
120,000株
4.59%
|
120,000株 | |
(株)きんでん |
120,000株
4.59%
|
- | 180日 |
田上 泰利 |
60,000株
2.29%
|
- | |
加藤 俊彦 代表取締役社長 |
58,400株
2.23%
(26,000)
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
HCSホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:JASDAQ スタンダード」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2021/06/10 テンダ
… 初値売り損益:325,000円
騰落率:100%、倍率:2.00倍 - 2021/04/22 ネオマーケティング
… 初値売り損益:200,500円
騰落率:111.39%、倍率:2.11倍 - 2021/04/07 ファブリカコミュニケーションズ
… 初値売り損益:90,000円
騰落率:15%、倍率:1.15倍 - 2021/02/25 アピリッツ
… 初値売り損益:442,000円
騰落率:374.58%、倍率:4.75倍 - 2020/12/25 東和ハイシステム
… 初値売り損益:300,000円
騰落率:130.43%、倍率:2.30倍
HCSホールディングスのIPO分析
株式会社HCSホールディングスは、経営資源の効率的活用を図ることを目的に、株式会社日比谷コンピュータシステムからの株式移転により、2016年7月に設立。
日比谷コンピュータシステムの主要な経営指標はこちら。
同社の成長戦略です。
直近の上場企業の中には、同社が目指す分野ですでに事業開始していることもあり、「B」の既存ビジネスの再構築が急務なのかなぁと思っております。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- IPOで人気のあるIT関連企業。
- 業績は安定的だけど将来的な展望必要。
- やや地味な印象がある事業内容。
- オファリングレシオが28.7%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 6月のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり。
- 同日に4社が上場。
- ベンチャーキャピタルの1社は、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。
6.7追記。仮条件が想定発行価格(1,730円)より4%の上振れ決定(1,660円 ~ 1,800円)したので、初値予想を2,160円 ~ 2,520円に修正しました。予想利益は3.6万円~7.2万円です。
目論見書の想定仮条件は1,730円。初値予想は2,070円 ~ 2,420円としました。
予想利益は3.4万円~6.9万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いSBI証券です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。
カブスルは16回 IPOに当選しています。
追加の委託幹事としてSBIネオトレード証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ないので気軽に参加できる証券会社です。
1株からIPOに参加できるネオモバからも申込が可能になりました。
抽選資金に余裕があれば、岩井コスモ証券でも参加しておきたいです。