東和ハイシステム(4172):IPO上場情報
東和ハイシステムは、歯科医院向け統合システムの開発・販売を行っている企業です。
主力商品は、歯科電子カルテ統合システム「Hi DentalSpirit XR-10i」。
電子カルテ機能、レセプト機能に加え、インフォームドコンセント機能と歯科医院運営の利便性を高める来患分析などの各種アプリケーションを一元的に運用できる「歯科電子カルテ統合システム」を提供し、これをタブレット端末(iPad)と連携しています。
西日本を中心とした全国23拠点に約100名の営業サポート社員を配置し、地域密着型の直接的な営業サポート体制を構築。顧客ごとに専任の営業サポート社員を配置し、迅速に直接訪問して対応するサポート体制。
設立は1978年3月。
従業員数は2020年10月末で125名、平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は7.4年、平均年間給与は411万円。
東和ハイシステムのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、東和ハイシステムの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
東和ハイシステムの上場日
東和ハイシステムのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2020/12/9 (水) ~ 12/15 (火) |
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仮条件 | 2,180円~2,300円 (抽選資金:21.8万円 ~ 23万円) | ||
当選口数 | 4,600口 | ||
発行済株式数 | 2,168,000株 | オファリングレシオ | 21.2% |
公募株数 | 200,000株 | 売出株数 | 200,000株 |
吸収金額 | 10.5億円 | O.A分 | 60,000株 |
仮条件決定日 | 12/7 (月) | 公開価格決定日 | 12/16 (水) |
購入期間 | 12/17 (木) ~ 12/22 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
東和ハイシステムの公開価格と初値
仮条件 | 2,180円~2,300円 | ||
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公開価格 | 2,300円 | 初値 | 5,300円 |
騰落率 | 130.43% | 倍率 | 2.30倍 |
初値売り損益 | 300,000円(5,300円 - 2,300円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
東和ハイシステムの初値予想と予想利益
東和ハイシステムの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,180円 ~ 2,300円
※抽選資金:21.8万円 ~ 23万円
上限は5.5%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,650円 ~ 3,180円※12/7 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.5万円~8.8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,180円あたり ※抽選資金:21.8万円あたり |
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初値予想 | 2,500円 ~ 3,000円 (1.1倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.2万円~8.2万円 |
初値予想アンケート
東和ハイシステム(4172)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,300円)を基準価格に修正しています。
有効回答:154票 投票期限:2020/12/24 (木) 23:59まで東和ハイシステムの主幹事と幹事証券
東和ハイシステムのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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備考 | 主幹事は野村證券です。 |
東和ハイシステムの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
89.57% | 412,000株 | 412口 |
SBI証券 | 4.35% | 20,000株 | 140口 |
SMBC日興証券 | 2.61% | 12,000株 | 12口 |
みずほ証券 | 2.61% | 12,000株 | 12口 |
楽天証券 | 0.87% | 4,000株 | 40口 |
楽天証券の抽選倍率は、1,150倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
東和ハイシステムの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年9月 | 2018年9月 | 2017年9月 |
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売上高 | 1,906,425 | 2,041,405 | 2,024,569 |
経常利益 | 386,356 | 454,896 | 410,568 |
当期利益 | 237,420 | 303,311 | 330,102 |
純資産 | 2,442,156 | 2,245,600 | 2,000,822 |
配当金※ | 500.00 | 500.00 | 500.00 |
EPS※ | 120.64 | 178.24 | 2,964.54 |
BPS※ | 1,240.93 | 1,141.06 | 24,042.35 |
前期比(売上高) | -6.6% | 0.8% | ― |
上位株主とロックアップ情報
東和ハイシステムの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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石井 滋久 代表取締役社長 | 53.11% | 90日 |
(有)エス・イー 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 | 35.79% | 90日 |
石井 恵美子 | 3.90% | 90日 |
猪子 久美子 執行役員 | 2.32% | 90日 |
石井 滋雅 執行役員 | 1.59% | 90日 |
河野 圭哉 従業員 | 0.98% | 90日 |
東和ハイシステム社員持株会 | 0.79% | 180日 |
上山 政己 執行役員 | 0.49% | 90日 |
丹 賢史 | 0.37% | 90日 |
髙橋 睦治 監査役 | 0.18% | 90日 |
直近の類似IPOの上場結果
東和ハイシステムと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:JASDAQ スタンダード」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2020/12/24 グローバルインフォメーション
… 初値売り損益:137,000円
騰落率:113.22%、倍率:2.13倍 - 2020/11/25 MIT HD
… 初値売り損益:290,000円
騰落率:420.29%、倍率:5.20倍 - 2020/09/24 まぐまぐ
… 初値売り損益:259,000円
騰落率:319.75%、倍率:4.20倍 - 2020/07/10 Speee
… 初値売り損益:227,000円
騰落率:78.82%、倍率:1.79倍 - 2020/03/19 ゼネテック
… 初値売り損益:-8,000円
騰落率:-4.71%、倍率:0.95倍
東和ハイシステムのIPO分析
事業系統図は次の通りで、顧客である歯科医院がリース会社と契約してリース料金を支払い、東和ハイシステムはリース会社より販売代金を受領しています。
設立は1978年の老舗企業。
業績を見ても爆発的に売上が伸びているわけではなく、安定的。
IPOとしての魅力は、勢いのあるベンチャー企業より薄いかもしれませんが、顧客をガッチリつかめる事業内容で個人的には好きです。
サービスエリアを関西、関東へと伸ばして事業拡大をしていく予定のようです。
上場により調達した資金の使途はこちら。
- 商品開発投資。
- 社内デジタル化推進。
- 既存商品・サービスの機能向上推進。
商品開発投資は、クラウドを活用した新商品・サービスの開発に充てるようです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績は安定的。(決算情報)
- オファリングレシオが21.2%とやや低い。
- 配当実績あり。年一回の配当金を予定。
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 平均勤続年数が7.4年と長い。
- やや地味な印象がある事業内容。
- 同日に3社が上場。
- 12月のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
- 提供エリアの拡大で業績拡大を狙う。
12.7追記。仮条件は2,180円 ~ 2,300円に決定。(想定価格2,180円より5.5%上ブレ↑)
初値予想を2,650円 ~ 3,180円に修正。予想利益は3.5万円~8.8万円です。
懸念時高騰しては、現在マザーズ市場が軟調なので、上場日までこの状態が続くと初値にも悪影響がでそうです。(同社はジャスダック市場ですが)
目論見書の想定仮条件は2,180円。初値予想は2,500円 ~ 3,000円としました。
予想利益は3.2万円~8.2万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
12月はIPOの件数が年間の2割あり、同時上場が増え抽選資金も枯渇してきます。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できる楽天証券やSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
SBI証券は現在、現金2千円がもらえるお得なタイアップ企画も行っています。