ベイシス(4068):IPO上場情報
ベイシスは、携帯電話のインフラ・ネットワーク構築・運用保守、IoTインフラ・ネットワーク構築・運用保守を行っている企業です。
通信・電力・ガスなどのインフラ事業者に対し、自社システムであるBLASに加え、RPA、AIなどのテクノロジーを利活用することで、現場管理や現場作業・プロジェクト管理等のIT化を推進しています。
BLASは、通信インフラ構築に特化したプロジェクト管理システム。
作業員はスマートフォンから作業終了後の写真をアップロードすることで自動的に作業報告書を作成。
管理者側ではクラウド上のAIを通じて画像認識による品質確認を行う。
祖業であるモバイルエンジニアリングサービスを経営基盤としながら、近年は新たな成長分野としてIoTエンジニアリングサービスの提供を開始。
- モバイルエンジニアリングサービス
携帯電話基地局の施工案件など請負による現地でのフィールド業務対応のほか、通信事業者等に対してエンジニアを常駐させ、通信インフラの構築、運用、監視等に係る一連の作業を担う。
主要顧客は通信事業者。 - IoTエンジニアリングサービス
電力、ガスなどの生活インフラ提供事業者や鉄道、駐車場、小売などのIoTインフラを構築する事業者向けにIoT機器の設置、交換、運用・監視、ネットワーク構築等のサービスを提供。
BLAS、AI(画像認識)、RPAなどのテクノロジーを活用することでオペレーションコストを削減するのみならず、ヒューマンエラーの低減を可能とするサービス。
主要顧客は通信事業者、通信機器メーカー、電力会社、ガス会社。
設立は2000年7月。
従業員数は2021年4月末で330名、平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は4.8年、平均年間給与は341.5万円。
ベイシスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ベイシスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ベイシスの上場日
ベイシスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/8 (火) ~ 6/14 (月) |
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仮条件 | 1,960円~2,040円 (抽選資金:19.6万円 ~ 20.4万円) | ||
当選口数 | 4,013口 | ||
発行済株式数 | 1,758,100株 | オファリングレシオ | 22.8% |
公募株数 | 196,000株 | 売出株数 | 153,000株 |
吸収金額 | 8.1億円 | O.A分 | 52,300株 |
仮条件決定日 | 6/4 (金) | 公開価格決定日 | 6/15 (火) |
購入期間 | 6/16 (水) ~ 6/21 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ベイシスの公開価格と初値
仮条件 | 1,960円~2,040円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,040円 | 初値 | 5,200円 |
騰落率 | 154.90% | 倍率 | 2.55倍 |
初値売り損益 | 316,000円(5,200円 - 2,040円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ベイシスの初値予想と予想利益
ベイシスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,960円 ~ 2,040円
※抽選資金:19.6万円 ~ 20.4万円
上限は4.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
3,300円 ~ 4,200円※6/4 修正
(1.6倍~2.1倍) |
予想利益 | 12.6万円~21.6万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,960円あたり ※抽選資金:19.6万円あたり |
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初値予想 | 2,940円 ~ 3,920円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 9.8万円~19.6万円 |
初値予想アンケート
ベイシス(4068)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,040円)を基準価格に修正しています。
有効回答:247票 投票期限:2021/6/23 (水) 23:59までベイシスの主幹事と幹事証券
ベイシスのIPOを取り扱っている証券会社です。
ベイシスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
91.40% | 366,800株 | 366口 |
SMBC日興証券 | 2.59% | 10,400株 | 10口 |
SBI証券 | 1.72% | 6,900株 | 41口 |
岡三証券 | 1.30% | 5,200株 | 5口 |
いちよし証券 | 1.30% | 5,200株 | 0口 |
マネックス証券 | 0.42% | 1,700株 | 17口 |
楽天証券 | 0.42% | 1,700株 | 17口 |
岩井コスモ証券 | 0.42% | 1,700株 | 1口 |
東海東京証券 | 0.42% | 1,700株 | 1口 |
松井証券 | 0.00% | 0株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、3,267倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ベイシスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 | 2018年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 3,263,020 | 3,092,659 | 3,004,664 |
経常利益 | 117,606 | 101,438 | 153,764 |
当期利益 | 69,983 | 61,616 | 211,266 |
純資産 | 630,912 | 560,928 | 499,312 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 44.80 | 39.44 | 6,762.25 |
BPS※ | 403.89 | 359.09 | 15,982.09 |
前期比(売上高) | 5.5% | 2.9% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ベイシスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
ワイズマネージメント(株) 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
875,000株
53.42%
|
- | 180日 |
吉村 公孝 代表取締役社長 |
510,000株
31.13%
|
98,000株 | 180日 |
ベイシスグループ従業員持株会 |
115,000株
7.02%
|
- | 180日 |
Accuver(株) |
55,000株
3.36%
|
55,000株 | |
和田 健士 |
7,500株
0.46%
(7,500)
|
- | 180日 |
高野 竜介 取締役 |
7,500株
0.46%
(7,500)
|
- | 180日 |
三菱UFJキャピタル4号投資事業有限責任組合 VC |
7,100株
0.43%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
遊佐 武文 従業員 |
5,500株
0.34%
(5,500)
|
- | 180日 |
田中 裕輔 取締役 |
5,000株
0.31%
(5,000)
|
- | 180日 |
松下 弘樹 従業員 |
5,000株
0.31%
(5,000)
|
- | 180日 |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、3,060円です。
直近の類似IPOの上場結果
ベイシスと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「DX支援」のIPOの直近の結果です。
- 2021/03/30 スパイダープラス…
初値売り損益:56,200円
(騰落率:48.45%、倍率:1.48倍) - 2021/03/25 ジーネクスト…
初値売り損益:162,100円
(騰落率:131.79%、倍率:2.32倍) - 2021/03/24 Sharing Innovations…
初値売り損益:180,000円
(騰落率:63.16%、倍率:1.63倍)
「5G」のIPOの直近の結果です。
ベイシスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
ベイシスのIPO分析
機器設置案件は業務請負契約となり、フロー型のビジネス。
保守・運用は業務請負契約となりますが、IoT機器の安定的な運用を維持するため継続的な業務となり、ストック型のビジネスに。
個人的には作業現場はどんどんITを活用(DX化)して欲しいなぁと思いますし、活用できる範囲が広いと感じています。
3月に上場したスパイダープラスなど、これらの事業内容には将来性を感じます。
2020年度以降の5Gに係る設備投資が本格化。
2021年度のモバイルインフラネットワーク構築の投資費用は約1.4兆円。
インフラネットワーク運用・保守費用が約1.6兆円。(どちらも携帯事業4社の合算)
IPOの内容的にもマザーズ上場の小型IPOであることから、人気化しそうです。
販売実績の40%以上がソフトバンク。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- IPOで人気のある「DX支援」「5G関連」事業。(データ)
- 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
- オファリングレシオが22.8%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が8.1億円と小さい。(吸収金額による実績)
- 年一回の配当金を予定。
- 2021年6月期の業績予想(前期比)は、売上高4,819百万円(+47.7%)、営業利益327百万円(+164.2%)、経常利益325百万円(+176.5%)
- 有利子負債比率は39.2%。
- 新株予約権に係る潜在株式数は76,000株で、発行済株式総数の4.9%に相当。
- 同日に4社が上場。
- 上位株主は ほぼ役員関連で売り圧力が低い。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
6.4追記。仮条件が想定発行価格(1,960円)より4.1%の上振れ決定(1,960円 ~ 2,040円)したので、初値予想を3,300円 ~ 4,200円に修正しました。予想利益は12.6万円~21.6万円です。
目論見書の想定仮条件は1,960円。初値予想は2,940円 ~ 3,920円としました。
予想利益は9.8万円~19.6万円です。
公募割れリスクは低いと思われます。
カブスルは積極的に幹事証券から参加して当選を狙います!
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに59回当選しています。(全当選数の64.1%)
追加の委託幹事として岡三オンライン証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ないので気軽に参加できる証券会社です。
余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券や岩井コスモ証券も、おすすめです。