デリバリーコンサルティング(9240):IPO上場情報
デリバリーコンサルティングは、ITコンサルティングとITシステム開発の双方向からクライアント企業のDXを支援することを経営方針として、デジタルトランスフォーメーション事業を展開。
- DX全般におけるデジタル化の構想やシステム開発を中心に推進する「デジタルマイグレーション」
- 企業のデータ活用を戦略的に進める「データストラテジー」
- 現場の業務効率化のためのITツールの導入を進める「インテリジェントオートメーション」
- デジタルマイグレーション
- 905,664(千円)(売上高の60%)
- データストラテジー
- 228,381(千円)(売上高の15.1%)
- インテリジェントオートメーション
- 260,464千円(売上高の17.3%)
コンサルティング企業として、ITツールの充実した導入支援はもちろん、DXへの拡大ソリューションまで提供。
セルフRPAツール「ipaSロボ」をベースとした業務自動化ソリューションとコンサルティング会社ならではの業務自動化支援を組み合わせたユニークなサービスを提供。
売上高の集計期間は2019年8月1日~2020年7月31日。
設立は2003年4月。
従業員数は2021年5月末で106名、平均年齢は34.1歳、平均勤続年数は4.4年、平均年間給与は505.2万円。
グループは同社と連結子会社1社で構成。
デリバリーコンサルティングのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、デリバリーコンサルティングの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
デリバリーコンサルティングの上場日
上場日 | 2021/7/29(木) | 証券コード | 9240 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | デリバリーコンサルティング(9240) | ||
時価総額 | 43.1億円(公開価格で計算) 66.7億円(初値で計算) |
デリバリーコンサルティングのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/7/12 (月) ~ 7/16 (金) |
||
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仮条件 | 850円~950円 (抽選資金:8.5万円 ~ 9.5万円) | ||
当選口数 | 13,087口 | ||
発行済株式数 | 4,534,000株 | オファリングレシオ | 28.8% |
公募株数 | 150,000株 | 売出株数 | 988,000株 |
吸収金額 | 12.4億円 | O.A分 | 170,700株 |
仮条件決定日 | 7/9 (金) | 公開価格決定日 | 7/19 (月) |
購入期間 | 7/20 (火) ~ 7/27 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
デリバリーコンサルティングの公開価格と初値
仮条件 | 850円~950円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 950円 | 初値 | 1,472円 |
騰落率 | 54.95% | 倍率 | 1.55倍 |
初値売り損益 | 52,200円(1,472円 - 950円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
デリバリーコンサルティングの初値予想と予想利益
デリバリーコンサルティングの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
850円 ~ 950円
※抽選資金:8.5万円 ~ 9.5万円
上限は15.9%下ブレ↓ |
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初値予想 |
1,140円 ~ 1,330円※7/9 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 1.9万円~3.8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,130円あたり ※抽選資金:11.3万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,580円 ~ 1,800円 (1.4倍~1.6倍) |
予想利益 | 4.5万円~6.7万円 |
初値予想アンケート
デリバリーコンサルティング(9240)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(950円)を基準価格に修正しています。
有効回答:266票 投票期限:2021/7/28 (水) 23:59までデリバリーコンサルティングの主幹事と幹事証券
デリバリーコンサルティングのIPOを取り扱っている証券会社です。
デリバリーコンサルティングの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
91.34% | 1,195,400株 | 1,195口 |
SBI証券 | 4.35% | 56,900株 | 341口 |
楽天証券 | 0.86% | 11,300株 | 113口 |
みずほ証券 | 0.86% | 11,300株 | 11口 |
東洋証券 | 0.86% | 11,300株 | 11口 |
いちよし証券 | 0.86% | 11,300株 | 1口 |
松井証券 | 0.43% | 5,600株 | 39口 |
極東証券 | 0.43% | 5,600株 | 0口 |
楽天証券の抽選倍率は、478倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
デリバリーコンサルティングの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年7月 | 2019年7月 | 2018年7月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,394,510 | 1,054,391 | 777,222 |
経常利益 | 119,075 | 6,431 | -67,711 |
当期利益 | 113,568 | 8,085 | -55,053 |
純資産 | 179,635 | 66,067 | 57,981 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 31.08 | 2.21 | -1,506.66 |
BPS※ | 48.31 | 17.23 | 1,501.55 |
前期比(売上高) | 32.3% | 35.7% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年7月 | 2019年7月 |
---|---|---|
売上高 | 1,509,152 | 1,148,904 |
経常利益 | 126,200 | 9,214 |
当期利益 | 114,570 | 9,156 |
純資産 | 171,216 | 56,602 |
EPS※ | 31.35 | 2.51 |
BPS※ | 46.00 | 14.64 |
前期比(売上高) | 31.4% | ― |
上位株主とロックアップ情報
デリバリーコンサルティングの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
阪口 琢夫 代表取締役社長 |
2,554,000株
48.41%
(516,000)
|
430,000株 | 180日 |
株式会社メディアシーク |
1,464,300株
27.75%
|
558,000株 | 90日/ 1.5倍 |
MFアセット株式会社 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
520,000株
9.86%
|
- | 180日 |
トランス・コスモス株式会社 |
361,700株
6.86%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
伊藤 享弘 取締役 |
60,000株
1.14%
(60,000)
|
- | 180日 |
木村 卓司 取締役 |
60,000株
1.14%
(60,000)
|
- | 180日 |
高橋 昌樹 取締役 |
60,000株
1.14%
(60,000)
|
- | 180日 |
齋藤 敦 |
30,500株
0.58%
(30,500)
|
- | 180日 |
土井 祐史 従業員 |
24,500株
0.46%
(24,500)
|
- | 180日 |
水野 悠介 従業員 |
19,700株
0.37%
(19,700)
|
- | 180日 |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,425円です。
直近の類似IPOの上場結果
デリバリーコンサルティングと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「DX支援」のIPOの直近の結果です。
- 2021/07/28 ブレインズテクノロジー…
初値売り損益:238,500円
(騰落率:133.99%、倍率:2.34倍) - 2021/06/24 ベイシス…
初値売り損益:316,000円
(騰落率:154.90%、倍率:2.55倍) - 2021/03/30 スパイダープラス…
初値売り損益:56,200円
(騰落率:48.45%、倍率:1.48倍) - 2021/03/25 ジーネクスト…
初値売り損益:162,100円
(騰落率:131.79%、倍率:2.32倍) - 2021/03/24 Sharing Innovations…
初値売り損益:180,000円
(騰落率:63.16%、倍率:1.63倍)
デリバリーコンサルティングと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
デリバリーコンサルティングのIPO分析
元親会社はマザーズ上場で、法人システムコンサルが主力のメディアシーク(4824)。現在は持分法適用関連会社。
メディアシークは、デリバリーコンサルティングの発行済株式総数の33.40%を保有。
上場時にメディアシークは55万株を売り出し。デリバリーコンサルティンググループの関係会社から外れる予定。
グループの売上高のうち、トランス・コスモス株式会社に対する当連結会計年度の売上が21.5%(前連結会計年度は18.8%)。
同社の提供サービスに関する契約内容はこちら。
この手の事業内容(将来性)は個人的によくわからないので、業績とIPOの内容で評価したいと思います。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。(決算情報)
- IPOで人気のある「DX支援」事業。(データ)
- 購入単価が低いIPOが好調。(抽選資金による実績)
- オファリングレシオが28.8%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 同業他社が多い。
- 売出比率が86.8%と高い。
- 新株予約権に係る潜在株式数は891,900株で、発行済株式総数の20.3%に相当。
- 【7.9追記】仮条件が15.9%も下振れして決定。割高と判断されている?
7.9追記。仮条件が想定価格の1,130円より15.9%下振れて、850円 ~ 950円に決定しました。
機関投資家の需要が低いことが予想されるので、初値予想を1,140円 ~ 1,330円に修正。
予想利益は1.9万円~3.8万円です。
目論見書の想定仮条件は1,130円。初値予想は1,580円 ~ 1,800円としました。
予想利益は4.5万円~6.7万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
松井証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
2020年の幹事数は18社で、全体の2割のIPOに申込可能でした。
ほかに幹事数が増えてきた楽天証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。