サーキュレーション(7379):IPO上場情報
サーキュレーションは、プロ人材の経験・知見を活用して経営課題の解決を支援する「プロシェアリングコンサルティング」などを行っている企業です。
主に、中小・ベンチャー企業の経営者、大企業の経営者・役員層向けに、プロ人材を活用した、経営課題解決支援サービスを展開。
中小・ベンチャー企業が事業をスケールさせるための優秀人材の確保は困難を極めており、同社のサービスを利用することで、企業は専門性の高いプロ人材を、雇用ではなくプロジェクト単位で必要な期間のみ活用できるため、効率的に事業を展開、成長を加速させることが可能となっています。
各経営テーマにおけるプロ人材 1万7,116名と協業し、法人企業向けに4つのサービスを展開。(2021年4月末時点)
設立は2014年1月。
従業員数は2021年5月末で180名、平均年齢は31.4歳、平均勤続年数は2.27年、平均年間給与は532.6万円。
サーキュレーションのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、サーキュレーションの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
サーキュレーションの上場日
サーキュレーションのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/7/7 (水) ~ 7/13 (火) |
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仮条件 | 1,610円~1,810円 (抽選資金:16.1万円 ~ 18.1万円) | ||
当選口数 | 24,426口 | ||
発行済株式数 | 8,153,000株 | オファリングレシオ | 29.9% |
公募株数 | 1,020,000株 | 売出株数 | 1,104,000株 |
吸収金額 | 44.2億円 | O.A分 | 318,600株 |
仮条件決定日 | 7/5 (月) | 公開価格決定日 | 7/14 (水) |
購入期間 | 7/15 (木) ~ 7/20 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
サーキュレーションの公開価格と初値
仮条件 | 1,610円~1,810円 | ||
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公開価格 | 1,810円 | 初値 | 3,205円 |
騰落率 | 77.07% | 倍率 | 1.77倍 |
初値売り損益 | 139,500円(3,205円 - 1,810円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
サーキュレーションの初値予想と予想利益
サーキュレーションの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,610円 ~ 1,810円
※抽選資金:16.1万円 ~ 18.1万円
上限は12.4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,100円 ~ 2,450円※7/5 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 2.9万円~6.4万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,610円あたり ※抽選資金:16.1万円あたり |
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初値予想 | 1,860円 ~ 2,260円 (1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 2.5万円~6.5万円 |
初値予想アンケート
サーキュレーション(7379)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,810円)を基準価格に修正しています。
有効回答:407票 投票期限:2021/7/26 (月) 23:59までサーキュレーションの主幹事と幹事証券
サーキュレーションのIPOを取り扱っている証券会社です。
サーキュレーションの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 みずほ証券 |
87.84% | 2,145,700株 | 2,145口 |
大和証券 | 2.61% | 63,700株 | 63口 |
SBI証券 | 1.74% | 42,400株 | 254口 |
野村證券 | 1.74% | 42,400株 | 42口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1.74% | 42,400株 | 42口 |
楽天証券 | 0.87% | 21,200株 | 212口 |
岡三証券 | 0.87% | 21,200株 | 21口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 21,200株 | 21口 |
東海東京証券 | 0.87% | 21,200株 | 21口 |
いちよし証券 | 0.87% | 21,200株 | 2口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、6口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事であるマネックス証券と岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、282倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
サーキュレーションの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年7月 | 2019年7月 | 2018年7月 |
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売上高 | 3,995,590 | 3,003,127 | 2,020,611 |
経常利益 | -139,553 | 26,638 | 64,508 |
当期利益 | -109,371 | 17,480 | 42,978 |
純資産 | 67,475 | 176,846 | 159,366 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -15.33 | 2.45 | 43,022.02 |
BPS※ | 9.46 | 24.79 | 156,394.95 |
前期比(売上高) | 33% | 48.6% | ― |
上位株主とロックアップ情報
サーキュレーションの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
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久保田 雅俊 代表取締役社長 |
4,519,200株
58.93%
|
1,080,000株 | 180日 |
株式会社ニューアイデンティティクリエイション |
2,450,000株
31.95%
|
- | 180日 |
山口 征人 取締役 |
141,400株
1.84%
(66,500)
|
7,000株 | 180日 |
福田 悠 取締役 |
137,900株
1.80%
(66,500)
|
7,000株 | 180日 |
村上 亮太 |
56,000株
0.73%
(38,500)
|
10,000株 | |
鈴木 亮裕 従業員 |
38,500株
0.50%
(38,500)
|
- | |
柳田 直人 従業員 |
31,500株
0.41%
(31,500)
|
- | |
信澤 みなみ 従業員 |
28,000株
0.37%
(28,000)
|
- | |
笹島 敦史 従業員 |
28,000株
0.37%
(28,000)
|
- | |
赤羽 宏之 従業員 |
28,000株
0.37%
(28,000)
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
サーキュレーションと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
サーキュレーションのIPO分析
様々なスキル・経験を持つプロ人材と、それらの経験がない中小企業・ベンチャー企業を結びつけるサービスは非常に良いと思いました。
同社サービスは、準委任契約で月額制。
初期費用がかからず、雇用リスクがゼロ。
- (例)30-50万円/月 × 12ヶ月(隔週稼働)
- (例)50-60万円/月 × 18ヶ月(週1日稼働)
- (例)60-80万円/月 × 6ヶ月(週複数日稼働)
大手企業も同社サービスを導入。
同社のビジョンの一部分ですが、まさにその通りかなぁと思います。
同社に登録しているプロ人材の多くは、会社に雇用されることを前提とせず、自身の高い専門性を活かして外部プロ人材として活躍している方が多い状況。その様な方々は転職活動を行っていないため、転職市場ではなかなか出会えず。
目論見書に業績ハイライトが掲載されています。
非常に分かりやすいので他社もやってほしいですね(笑)
目論見書に同社の強みやサービス内容が詳しく書かれており、同社のWebサイトより分かりやすいです(笑)
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。前期はCM投入(先行投資)で赤字に。(決算情報)
- 主要株主にベンチャーキャピタルなしで売り圧力が低い。同社役員などが主要株主。
- 人手不足を解消する事業はIPOで人気あり。
- 同業他社(個人含め)が多い。
- オファリングレシオが29.9%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が39.3億円と大きい。(吸収金額による実績)
- 新株予約権に係る潜在株式数は533,400株で、発行済株式総数の7.4%に相当。
7.5追記。仮条件が想定発行価格(1,610円)より12.4%の上振れ決定(1,610円 ~ 1,810円)。
初値予想を2,100円 ~ 2,450円に修正しました。予想利益は2.9万円~6.4万円です。
目論見書の想定仮条件は1,610円。初値予想は1,860円 ~ 2,260円としました。
予想利益は2.5万円~6.5万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
野村證券と岡三オンライン証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
追加の委託幹事として、CONNECTとauカブコム証券が決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは1回当選)
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券も委託幹事となっています。
幹事数が増えてきた楽天証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。