サンクゼール(2937):IPO上場情報
サンクゼールは、久世福商店などの自社ブランドを中心とした加工食品を販売する食品製造販売業を行っている企業です。グループは同社と連結子会社2社で構成。
製商品および店舗ブランドの「サンクゼール」と「久世福商店」、海外展開ブランドの「Kuze Fuku & Sons」の3つのブランドを展開。
グループの商品の約80%はグループの製商品開発部門が企画・開発した製商品。
店舗(直営・FC)、EC、ホールセール、グローバルの4つの販売チャネルでサービスを提供。
国内店舗は10月末時点で155店舗(直営54店舗、FC101店舗)
設立は1982年6月。
同社の従業員数は2022年9月末で231名、平均年齢は37.2歳、平均勤続年数は7年、平均年間給与は475.4万円。
サンクゼールのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、サンクゼールの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
サンクゼールの上場日
上場日 | 2022/12/21(水) | 証券コード | 2937 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 食料品 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | サンクゼール(2937) | ||
時価総額 | 159.1億円(公開価格で計算) 194.6億円(初値で計算) |
サンクゼールのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/12/6 (火) ~ 12/12 (月) |
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仮条件 | 1,600円~1,800円 (抽選資金:16万円 ~ 18万円) | ||
当選口数 | 30,015口 | ||
発行済株式数 | 8,840,000株 | オファリングレシオ | 33.9% |
公募株数 | 1,200,000株 | 売出株数 | 1,410,000株 |
吸収金額 | 54億円 | O.A分 | 391,500株 |
仮条件決定日 | 12/5 (月) | 公開価格決定日 | 12/13 (火) |
購入期間 | 12/14 (水) ~ 12/19 (月) | ||
備考 |
【12.13追記】売出は、国内956,500株、海外453,500株(海外販売の割合 32.2%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
サンクゼールの公開価格と初値
仮条件 | 1,600円~1,800円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,800円 | 初値 | 2,201円 |
騰落率 | 22.28% | 倍率 | 1.22倍 |
初値売り損益 | 40,100円(2,201円 - 1,800円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
サンクゼールの初値予想と予想利益
サンクゼールの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,600円 ~ 1,800円
※抽選資金:16万円 ~ 18万円
上限は16.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,690円 ~ 1,850円※12/5 修正
(0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.1万円~5,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,550円あたり ※抽選資金:15.5万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,450円 ~ 1,590円 (0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1万円~4,000円 |
初値予想アンケート
サンクゼール(2937)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,800円)を基準価格に修正しています。
有効回答:214票 投票期限:2022/12/20 (火) 23:59までサンクゼールの主幹事と幹事証券
サンクゼールのIPOを取り扱っている証券会社です。
サンクゼールの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
86.97% | 2,610,300株 | 2,610口※ |
野村證券 | 6.09% | 182,700株 | 182口※ |
SBI証券 | 3.91% | 117,400株 | 704口※ |
みずほ証券 | 1.30% | 39,100株 | 39口※ |
岡三証券 | 0.65% | 19,500株 | 19口※ |
八十二証券 | 0.65% | 19,500株 | 0口※ |
楽天証券 | 0.22% | 6,500株 | 65口※ |
松井証券 | 0.22% | 6,500株 | 45口※ |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
※海外売出し453,500株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、395倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
サンクゼールの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 | 2020年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 14,014,531 | 10,529,961 | 11,042,188 |
経常利益 | 1,252,742 | 497,801 | 78,296 |
当期利益 | 876,026 | 192,932 | 2,117 |
純資産 | 1,231,068 | 346,653 | 101,122 |
配当金※ | 35.00 | ― | ― |
EPS※ | 114.66 | 25.53 | 58.02 |
BPS※ | 161.13 | 45.37 | 2,770.49 |
前期比(売上高) | 33.1% | -4.6% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 |
---|---|---|
売上高 | 14,165,059 | 10,859,522 |
経常利益 | 1,322,512 | 578,177 |
当期利益 | 939,053 | 268,579 |
純資産 | 1,355,782 | 353,782 |
EPS※ | 122.91 | 35.54 |
BPS※ | 177.12 | 46.03 |
前期比(売上高) | 30.4% | ― |
上位株主とロックアップ情報
サンクゼールの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
久世 良三 代表取締役会長 |
2,400,000株
29.33%
|
800,000株 | 180日 |
(株)Joseph’s Arrow s Trust 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
1,340,400株
16.38%
|
- | 180日 |
久世 良太 代表取締役社長 |
1,200,000株
14.66%
|
350,000株 | 180日 |
久世 直樹 血族 |
1,000,000株
12.22%
|
260,000株 | 180日 |
ABRAHAM'S WAY FOUNDATION, LLC 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
839,000株
10.26%
|
- | 180日 |
久世 まゆみ 血族 |
520,000株
6.35%
|
- | 180日 |
サンクゼールパートナー持株会 |
340,000株
4.15%
|
- | 180日 |
山田 保和 |
24,000株
0.29%
(24,000)
|
- | 90日 |
河原 誠一 取締役 |
20,000株
0.24%
(20,000)
|
- | 180日 |
神田 秀仁 取締役 |
16,000株
0.20%
(16,000)
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
サンクゼールと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「知名度が高い」のIPOの直近の結果です。
サンクゼールと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:食料品」の直近のIPO結果です。
- 2022/11/15 ベースフード
… 初値売り損益:-9,000円
騰落率:-11.25%、倍率:0.89倍 - 2021/08/27 ジェイフロンティア
… 初値売り損益:-63,000円
騰落率:-15.04%、倍率:0.85倍 - 2016/03/04 ヨシムラ・フードHD
… 初値売り損益:44,000円
騰落率:50%、倍率:1.50倍 - 2014/12/17 フルッタフルッタ
… 初値売り損益:221,000円
騰落率:51.52%、倍率:1.52倍 - 2013/03/15 ウォーターダイレクト
… 初値売り損益:240,000円
騰落率:200%、倍率:3.00倍
サンクゼールのIPO分析
コロナ禍により、自宅でチョットいいものを食べたいという欲求に答えてくれる久世福商店。
カブスルも見かけるたびに入店していますが、特に何か買うわけでもないのでオススメがありましたら、是非教えて下さい。
アーモンドふりかけ、いぶりがっこタルタルがオススメと教えて頂きました(  ̄∇ ̄)
一方で、最近の資源価格や原料価格の高騰及び急激な円安等の影響を受けて商品の一部値上げを実施しており、消費意欲にも影響しそうな気が。
販売実績の7割以上が店舗からの売上(直営・FC)ということで、コロナ禍の影響が売上に直結しそう。
業績は堅調な老舗企業。
IPOとしては可もなく不可もなく。IPOラッシュのこの時期だと買われづらいかも。
配当金に関しては、単体決算上の当期純利益の30%を目安に実施を検討しているとのことです。
個人投資家に人気の高い株主優待の発行に期待したいですね。
上場の意義があるのか?と考えると難しく、創業家が持ち株を売り出したかったのかなと思います。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績が堅調(決算情報)
- 知名度が高い
- 【12.5追記】仮条件が16.1%も上振れして決定。需要あり?
- 【12.13追記】グローバルオファリング(海外販売)あり。売出株の海外販売比率は32.2%でボチボチ需要ありか
- IPOで人気のない業種
- オファリングレシオが33.9%と高い(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が54億円と大きい(吸収金額による実績)
- 上場の意義がわからない(感じ取れない)
- 仮条件の上限と前期実績(連結)によるPERは14.6倍。お得感は薄い
- 上位株主は創業家関連。売り圧力が低い
- 配当性向30%を検討
- コロナ禍において影響をうける事業内容
12.5追記。仮条件が想定発行価格(1,550円)より16.1%上振れ決定(1,600円 ~ 1,800円)しました。
機関投資家の評価が高かったと言えますが、個人的にはさらに割安感がなくなったと考えているので、初値予想を1,690円 ~ 1,850円へ修正。予想利益は-1.1万円~5,000円です。
目論見書の想定仮条件は1,550円。初値予想は1,450円 ~ 1,590円としました。
予想利益は-1万円~4,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。(やや損失寄りかも)
このIPOラッシュ時にあえて資金が向かいそうにはありません。
カブスルは抽選資金が少なければパスします。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)