ELEMENTS(5246):IPO上場情報
ELEMENTSは、生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」等の個人認証ソリューションと、衣食住における個人最適化ソリューションの開発・提供を行っている企業です。
個人認証ソリューション
生体情報を用いた認証サービスを提供。
「LIQUID eKYC」は、金融機関の口座開設や通信会社の回線契約時などに必要な「申込者が実在する本人であるかどうか」の確認を行うサービス。(個人認証ソリューションの売上高のうち9割以上を占める)
スマートフォン等で顔写真付きの本人確認書類と自分の顔を撮影して、それらを照合することで、オンライン・非対面で完結する安全でスピーディーな本人確認を実現。
個人最適化ソリューション
個人のデータを取得し、特徴を解析し、モノ・サービスを個人に最適化するためのサービスを提供。
グループは同社と連結子会社3社、持分法適用関連会社1社、国外の持分法非適用関連会社1社で構成。
設立は2013年12月。
同社の従業員数は2022年10月末で58名、平均年齢は36.8歳、平均勤続年数は3.6年、平均年間給与は627.2万円。
ELEMENTSのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ELEMENTSの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ELEMENTSの上場日
上場日 | 2022/12/27(火) | 証券コード | 5246 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ELEMENTS(5246) | ||
時価総額 | 32.2億円(公開価格で計算) 62.7億円(初値で計算) |
ELEMENTSのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/12/12 (月) ~ 12/16 (金) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 150円~160円 (抽選資金:1.5万円 ~ 1.6万円) | ||
当選口数 | 52,189口 | ||
発行済株式数 | 20,096,700株 | オファリングレシオ | 25.9% |
公募株数 | 50,000株 | 売出株数 | 4,488,200株 |
吸収金額 | 8.3億円 | O.A分 | 680,700株 |
仮条件決定日 | 12/8 (木) | 公開価格決定日 | 12/19 (月) |
購入期間 | 12/20 (火) ~ 12/23 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
ELEMENTSの公開価格と初値
仮条件 | 150円~160円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 160円 | 初値 | 312円 |
騰落率 | 95.00% | 倍率 | 1.95倍 |
初値売り損益 | 15,200円(312円 - 160円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ELEMENTSの初値予想と予想利益
ELEMENTSの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
150円 ~ 160円
※抽選資金:1.5万円 ~ 1.6万円
上限は6.7%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
150円 ~ 220円※12/8 修正
(0.9倍~1.4倍) |
予想利益 | -1,000円~6,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 150円あたり ※抽選資金:1.5万円あたり |
---|---|
初値予想 | 140円 ~ 210円 (0.9倍~1.4倍) |
予想利益 | -1,000円~6,000円 |
初値予想アンケート
ELEMENTS(5246)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(160円)を基準価格に修正しています。
有効回答:245票 投票期限:2022/12/26 (月) 23:59までELEMENTSの主幹事と幹事証券
ELEMENTSのIPOを取り扱っている証券会社です。
ELEMENTSの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
91.31% | 4,765,200株 | 4,765口 |
SBI証券 | 6.09% | 317,600株 | 1,905口 |
大和証券 | 2.61% | 136,100株 | 136口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、13口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事であるマネックス証券は、委託数が公表されていません。
現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
ELEMENTSの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年11月 | 2020年11月 | 2019年11月 |
---|---|---|---|
売上高 | 322,673 | 530,319 | 345,763 |
経常利益 | -98,843 | -596,118 | -409,995 |
当期利益 | -259,993 | -612,907 | -474,004 |
純資産 | 1,533,713 | 1,793,440 | 2,393,922 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -19.58 | -46.37 | -4,043.96 |
BPS※ | -201.37 | -181.79 | -17,107.07 |
前期比(売上高) | -39.2% | 53.4% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年11月 | 2020年11月 |
---|---|---|
売上高 | 1,362,051 | 949,444 |
経常利益 | -695,026 | -935,311 |
当期利益 | -568,988 | -800,113 |
純資産 | 1,269,829 | 1,987,341 |
EPS※ | -42.84 | -60.53 |
BPS※ | -241.74 | -198.90 |
前期比(売上高) | 43.5% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ELEMENTSの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
久田 康弘 代表取締役 |
7,800,000株
34.41%
|
- | 180日 |
UTEC3号投資事業有限責任組合 VC |
2,166,700株
9.56%
|
2,166,700株 | |
株式会社BOC |
1,560,000株
6.88%
|
- | 180日 |
加藤 寛之 従業員 |
1,000,000株
4.41%
|
- | 180日 |
山谷 明洋 取締役 |
1,000,000株
4.41%
|
- | 180日 |
伊藤忠商事株式会社 |
833,300株
3.68%
|
833,300株 | |
上田八木短資株式会社 |
735,300株
3.24%
|
- | 180日 |
コタエル信託株式会社 |
666,600株
2.94%
(666,600)
|
- | 180日 |
鶴岡 章 取締役 |
483,800株
2.13%
(483,800)
|
- | 180日 |
株式会社電通国際情報サービス |
416,700株
1.84%
|
416,700株 |
直近の類似IPOの上場結果
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「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2022/12/22 jig.jp
… 初値売り損益:13,600円
騰落率:40%、倍率:1.40倍 - 2022/12/21 note
… 初値売り損益:18,100円
騰落率:53.24%、倍率:1.53倍 - 2022/12/21 アイズ
… 初値売り損益:296,000円
騰落率:134.55%、倍率:2.35倍 - 2022/12/20 monoAI technology
… 初値売り損益:62,000円
騰落率:93.94%、倍率:1.94倍 - 2022/12/16 Rebase
… 初値売り損益:120,000円
騰落率:130.43%、倍率:2.30倍
ELEMENTSのIPO分析
「LIQUID eKYC」はeKYC市場で国内トップシェア。
140社以上の事業者において、月間100万回強、累計で1,700万回以上の利用あり。(2022年11月期)
カブスルは証券会社や不動産クラファンの口座開設で、同社の「LIQUID eKYC」を利用したことがあります。
メリットは、本人確認がすぐに完了するので、口座開設が早く済むこと。
個人的な感想では便利と思ったことはなく、面倒でした。
運転免許証やマイナンバーカードなどの画像をアップする、従来の方式の方が圧倒的にラク。
セキュリティ上の利用でeKYCが各社で利用されているようですが、もう少しサクサクと本人確認ができるようだと便利だなぁと思っています。
業績は先行投資で赤字続き。同社の成長戦略の概念図はこちら。
売出株が多いなぁと放出元をみてみると、上位株主10社やその下の株主のVCや事業会社の多くが持ち株を全株売り出しています。
持ち株の一部売出はよくありますが、各株主が全株を売り出すのを見たのは初めてかも。
主なVCが売り出すので、初値形成後の売り圧力懸念は減りますけど・・・これだけ売り出されると、EXITや逃げているイメージが。
ちなみに公募株が5万株ありますが、グロース市場への上場基準で公募の実施は500単位以上(5万株)と決まっています。
今年の12月IPOの特徴となりそうですが、同社も前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンドでの上場となります。(noteやINFORICHなど)
IPO的には非常に悩ましいです(笑)
公募割れの要素はいくつかありますが、そもそも価格が150円なので売られる程の設定価格ではない気が。
既存株主の多くが逃げていますが、売り出さずに残る株主もあり。
(みずほFinTech投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合など)
評価額が1/9となる時価総額(価格)での上場。
ヤバい・・とみるか、買いチャンスとみるかで評価が分かれそうです。
価格が安い低位株は、いわゆるボロ株と呼ばれ、大化け期待で好んで買う投資家もいます。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- eKYC市場で国内トップシェア
- 大手企業への導入実績あり
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- 市場からの吸収金額が8.3億円と小さい(吸収金額による実績)
- 業績が微妙。経常損失も続く
- 既存株主の多くが全株売出し
- 前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンド
- 想定価格150円の衝撃
- ボロ株は一部の投資家に人気あり
目論見書の想定仮条件は150円。初値予想は140円 ~ 210円としました。
予想利益は-1,000円~6,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
ココまで価格を下げるのは潔し?
初値は想定価格より下がるよりも、上げるイメージの方が個人的には強いんですが、やはり気になるのは、各株主の全株売出しですよね・・。何かあるのかな・・。カブスルは当選したら長期保有しようかなと思っています(VC気分で)
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券がおすすめです。
大和証券が主幹事となっていますので、委託幹事としてCONNECTが後日 決まるかと思います。
委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、CONNECT自体の認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは2回当選)
そのほかに落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券が幹事となっています。
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庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)