チームスピリット(4397):IPO上場情報


チームスピリットは クラウド上のサービス「SaaS」を通して、働く人と企業の「働き方改革」を推進する顧客サービスを事業として展開している企業です。

働き方改革は政府が推進する政策の一つでIPOとしても人気化しそうなテーマです。

企業向けに勤怠管理、就業管理、工数管理、経費精算、電子稟議、カレンダー、SNS等の従業員が日々利用するアプリケーションをひとつにまとめた「TeamSpirit」やユーザー企業を有償で支援するプロフェッショナルサービスを提供しています。

出社から退社まで働く人の活動に関する基礎情報(ビッグデータ)を収集することで間接業務を効率化するだけではなく、日々の成果を可視化し、チームのコミュニケーションやPDCAサイクルの仕組みに変えるという新しい価値を提供しています。

インターネット経由で必要な期間利用できる「SaaS」という形態で提供され、テレワークや在宅勤務など多様で先進的なワークスタイルをサポートします。

TeamSpiritの契約ライセンス数の推移です。

年月 契約ライセンス数(人) 契約社数(社)
平成30年5月 129,944 932
平成29年8月 98,900 795
平成28年8月 71,593 616

サブスクリプションモデル(定期購読)による課金サービスを提供していますので、解約数が契約数を上回らない限り、収益は前年度より高くなります。

IoTや人工知能(AI)などを軸とする「第4次産業革命」が社会に大きな変化をもたらしつつあるなか、企業は最新技術を駆使して新たなビジネスモデルや付加価値を創出する「デジタルトランスフォーメーション」への取り組みに迫られています。

デジタルトランスフォーメーションとは、情報システムによる業務効率化の域を超え、人工知能(AI)やIoTなどデジタル技術を活用して新たなビジネスを生み出し、人々の生活をあらゆる面でより良くするという概念のことです。

ビジネス環境が刻一刻と変化し、かつ国内の生産年齢人口が今後確実に減り続ける社会で企業が成長し続けるためには、既存の組織及びビジネスモデルの根本的な構造改革に挑戦すること、またイノベーションを実現することが必要不可欠です。

そのためにまず企業がなすべきことは、社内の間接業務を極力削減し、従業員一人ひとりの時間の使い方・働き方を可視化することで業務を改善することであり、働く人が創造的に時間を使うことでアウトプットの質・量を最大化することだと同社は考えています。

設立は平成8年11月です。
従業員数は平成30年6月末で654名、平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は2.3年、平均年間給与は715.9万円です。


チームスピリットのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、チームスピリットの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

チームスピリットの上場日

S
  • 業績:不安
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:低い
  • 公募多い
  • 調達金額:小さい
  • 割安感:割高
  • ベンチャーキャピタル:上位株主あり

上場日 2018/8/22(水) 証券コード 4397
市場 東証マザーズ 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス チームスピリット(4397)
時価総額
87.7億円(公開価格で計算)
176.7億円(初値で計算)

チームスピリットのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2018/8/6 (月) ~ 8/10 (金)

仮条件 1,000円~1,200円 (抽選資金:10万円 ~ 12万円)
当選口数 5,520口
発行済株式数 7,310,000株 オファリングレシオ 7.5%
公募株数 400,000株 売出株数 80,000株
吸収金額 6.6億円 O.A分 72,000株
仮条件決定日 8/2 (木) 公開価格決定日 8/13 (月)
購入期間 8/14 (火) ~ 8/17 (金)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

チームスピリットの公開価格と初値

仮条件 1,000円~1,200円
公開価格 1,200円 初値 2,417円
騰落率 101.42%  倍率  2.01倍
初値売り損益 121,700円(2,417円 - 1,200円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

チームスピリットの初値予想と予想利益

チームスピリットの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,000円 ~ 1,200円 ※抽選資金:10万円 ~ 12万円
上限は9.1%上ブレ↑
初値予想 2,400円 ~ 2,800円※8/6 修正
(2.0倍~2.3倍)
予想利益 12万円~16万円

想定価格と初値予想

想定価格 900円 ~ 1,100円 ※抽選資金:9万円 ~ 11万円
初値予想 2,200円 ~ 2,500円 (2.0倍~2.3倍)
予想利益 11万円~14万円

チームスピリットの主幹事と幹事証券

チームスピリットのIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券
引受幹事証券

委託幹事証券
備考

主幹事は「野村證券」になりました。
IPOの割当数(当選口数)も主幹事が一番多いです。
IPOの抽選時に資金が必要ない証券会社ですので、気軽に参加が可能です。

投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。

久しぶりに「カブドットコム証券」からもIPOの申込みが可能ですのでお忘れなく。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


チームスピリットの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2017年8月 2016年8月 2015年8月
売上高 772,960 540,270 306,374
経常利益 -96,667 -138,535 -119,320
当期利益 -97,368 -138,930 -120,060
純資産 204,394 31,762 170,693
配当金
EPS -15.54 -22.19 -4,272.27
BPS -102.58 -93.58 -14,278.16
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

チームスピリットと同じホットワードのIPOの上場結果です。

「サブスクリプション」のIPOの直近の結果です。

  • 2018/04/04 ビープラッツ
    初値売り損益:780,000円
    (騰落率:354.55%、倍率:4.55倍)

SaaS」のIPOの直近の結果です。

  • 2018/04/04 ビープラッツ
    初値売り損益:780,000円
    (騰落率:354.55%、倍率:4.55倍)
  • 2017/11/29 トレードワークス
    初値売り損益:1,140,000円
    (騰落率:518.18%、倍率:6.18倍)
  • 2017/09/29 マネーフォワード
    初値売り損益:145,000円
    (騰落率:93.55%、倍率:1.94倍)
  • 2015/12/09 ラクス
    初値売り損益:247,000円
    (騰落率:228.70%、倍率:3.29倍)
  • 2014/12/24 データセクション
    初値売り損益:38,000円
    (騰落率:73.08%、倍率:1.73倍)

「働き方改革」のIPOの直近の結果です。

  • 2018/03/02 SERIO HD
    初値売り損益:232,000円
    (騰落率:130.34%、倍率:2.30倍)

チームスピリットと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

チームスピリットのIPO分析

「働き方改革」という政策テーマに沿った事業内容で、IPO的には人気のあるサービスになります。

個人的には「業績がイマイチ(縮小傾向だけど赤字)」「ベンチャーキャピタルの比率が高い」「株価が割高」という事で、評価は「A」くらいが妥当かなぁと思います。

参考までに

2018.8.6 追記。仮条件の決定に伴い、想定の初値予想は「2,400円 ~ 2,800円」に修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると16万円の利益になりそうです。

2018.7.23 追記。大手の評価は 最も高い「S」となりました。

公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。

想定の仮条件は「900円 ~ 1,100円」。想定の初値予想は「2,200円 ~ 2,500円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると14万円の利益になりそうです。

ワンポイント

主幹事証券は大手の「野村證券」

主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選口数(割当数)も主幹事が一番多いです。

また、「野村證券」ではIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すれば良いという庶民にとって嬉しいシステムを採用している証券会社なので気軽に参加も可能です!

気軽に運試し出来ますので 参加しておきたい証券会社です。

チームスピリットのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、チームスピリットの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


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