イーソル(4420):IPO上場情報
「イーソル」は 組込み機器向けのOS開発、組込みソフトウェアの受託開発等を行っている企業です。
グループは同社と連結子会社(イーソルトリニティ株式会社、平成30年3月フランスに設立した eSOL Europe S.A.S.)、持分法適用関連会社(株式会社オーバス)から構成。
同社グループは、昭和50年の設立以来、組込みソフトウエア事業をその事業基盤としています。
組込みソフトウエア事業の具体的な内容は、国内外の顧客(自動車関連メーカ、デジタル家電メーカ、産業機器メーカ、医療機器メーカ等)に対して、下記を同社と連結子会社イーソルトリニティ株式会社及び連結子会社eSOL Europe S.A.S.が実施しています。
- RTOS(リアルタイム・オペレーティング・システム)の開発・販売
- 組込みソフトウエアの受託業務としての組込みソフトエンジニアリングサービス
- 組込みソフトウエア開発にかかわるコンサルテーション
- 組込みソフトウエア開発のためのツールの販売
- 組込みソフトウエア開発エンジニアの教育
組込みソフトウエアとは WindowsやAndroidなどが搭載されたサーバやPC、タブレットなどを除く、コンピュータが搭載された電子機器のことを組込み機器と呼びます。
そして、組込み機器上で動作するソフトウエアのことを組込みソフトウエアと呼びます。
組込みソフトウエアは様々なモノ、コトがネットワーク化され、それらが協調動作するIoT世界実現のための必須の基盤技術であると同社では考えています。
これら同社グループの提供するソリューションは、今後の成長を期待しているIoTの基盤技術であり、個別の応用市場に特化しない産業横断的な技術要素からなる組込み市場において、様々な顧客層を対象としています。
加えて、平成28年には株式会社デンソー、日本電気通信システム株式会社と3社で、同社が成長著しいと考えている自動車向けソフトウエア(車載ソフト)市場に特化した、株式会社オーバスを合弁会社として設立し、日本国内外の自動車メーカや部品メーカへ、製品とサービスの提供を行っています。
イーソルのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、イーソルの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
イーソルの上場日
イーソルのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2018/9/25 (火) ~ 10/1 (月) |
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仮条件 | 1,580円~1,680円 (抽選資金:15.8万円 ~ 16.8万円) | ||
当選口数 | 11,903口 | ||
発行済株式数 | 5,210,000株 | オファリングレシオ | 22.8% |
公募株数 | 850,000株 | 売出株数 | 185,100株 |
吸収金額 | 19.9億円 | O.A分 | 155,200株 |
仮条件決定日 | 9/21 (金) | 公開価格決定日 | 10/2 (火) |
購入期間 | 10/3 (水) ~ 10/9 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
イーソルの公開価格と初値
仮条件 | 1,580円~1,680円 | ||
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公開価格 | 1,680円 | 初値 | 4,000円 |
騰落率 | 138.10% | 倍率 | 2.38倍 |
初値売り損益 | 232,000円(4,000円 - 1,680円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
イーソルの初値予想と予想利益
イーソルの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,580円 ~ 1,680円
※抽選資金:15.8万円 ~ 16.8万円
上限は7%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,600円 ~ 3,000円※10/4 修正
(1.5倍~1.8倍) |
予想利益 | 9.2万円~13.2万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,370円 ~ 1,570円 ※抽選資金:13.7万円 ~ 15.7万円 |
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初値予想 | 1,900円 ~ 2,200円 (1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.3万円~6.3万円 |
イーソルの主幹事と幹事証券
イーソルのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 主幹事は「野村證券」になりました。 抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。 |
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イーソルの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2017年12月 | 2016年12月 | 2015年12月 |
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売上高 | 7,362,309 | 6,402,355 | 5,441,840 |
経常利益 | 496,089 | 455,278 | 228,734 |
当期利益 | 384,370 | 329,827 | 166,242 |
純資産 | 2,506,948 | 2,032,980 | 1,662,610 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 94.20 | 80.84 | 406.57 |
BPS※ | 614.42 | 498.26 | 4,074.85 |
前期比(売上高) | 15% | 17.7% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2017年12月 | 2016年12月 |
---|---|---|
売上高 | 7,546,838 | 6,610,043 |
経常利益 | 445,530 | 373,901 |
当期利益 | 348,644 | 265,623 |
純資産 | 2,387,049 | 1,948,806 |
EPS※ | 85.45 | 65.10 |
BPS※ | 585.04 | 477.63 |
前期比(売上高) | 14.2% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
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「IoT」のIPOの直近の結果です。
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イーソルと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
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騰落率:108.33%、倍率:2.08倍
イーソルのIPO分析
一般的に、組込み機器は長時間動作を要求されたり、自動車の自動運転など人命にかかわる部分を担うこともある関係上、組込みソフトウエアには信頼性や堅牢性、保守性、セキュリティなどの品質で高いハードルが要求されます。
加えてハードウエアの制御を行う部分を含むため、知見のない企業からの参入障壁も高くなります。
組込みソフトウエアは様々なモノ、コトがネットワーク化され、それらが協調動作するIoT世界実現のための必須の基盤技術であると同社では考えています。
IoTとは?
参考までに
10.4 追記。株高とIPO市況の復調により、想定の初値予想は「2,600円 ~ 3,000円」に上方修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると13.2万円の利益になりそうです。
2018.9.28 追記。管理人の予想通り、IoT関連として注目を集めており、評価は「A」に修正されました。
想定の初値予想は「2,200円 ~ 2,600円」に上方修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると9.2万円の利益になりそうです。
2018.8.12 追記。個人的には「A」評価でも良いかなあと思いましたが、評価は 「B」となりました。
想定の仮条件は「1,370円 ~ 1,570円」。
想定の初値予想は「1,900円 ~ 2,200円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると6.3万円の利益になりそうです。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
ワンポイント
主幹事証券は大手の「野村證券」。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選口数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、「野村證券」ではIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すれば良いという庶民にとって嬉しいシステムを採用している証券会社なので気軽に参加も可能です!
IPOの抽選資金不要で庶民に有難い証券会社
気軽に運試し出来ますので 参加しておきたい証券会社です。