山忠（391A）：IPO上場情報と初値予想

2025-07-29

上場日
ブックビルディング
公開価格と初値
初値予想と予想利益
初値予想アンケート
主幹事と幹事証券
ネット抽選の当選数
決算情報
PERとPBR
配当利回り
上位株主
類似IPOの結果
IPO分析

公式サイトより

山忠は、愛知県を中心に都市型分譲マンション・商業ビルなどを開発している企業です。
グループは同社と連結子会社で構成。

開発セグメント
愛知県中心に都市型分譲マンション（パルティール・プログレッソ）、商業ビル（アストラーレ）、宅地分譲（リベルタ）を企画・開発・販売。
不動産市況を捉えた機動的な用地仕入れと高収益モデルが特徴。
ストックセグメント
不動産管理（プロパティマネジメント・ビルメンテナンス）、不動産賃貸、レンタルトランクルーム、貸会議室・レンタルオフィス運営（オフィスプラス、タイムオフィス）を展開。
安定的なキャッシュフローを創出し、成長投資を支える収益基盤。
ホテルセグメント
「ジャストイン」ブランドでビジネスホテルを愛知・三重で3店舗運営。
インバウンド需要・観光需要の回復を追い風に、稼働率と収益性の向上を図りつつ、今後の店舗拡大を視野に入れる。

グループとして、開発セグメント、ストックセグメントおよびホテルセグメントの売上高比率をバランス良く構成することで、グループ全体の業績の安定化を図っています。

設立は1991年3月
同社の従業員数は21名、平均年齢は36歳、平均勤続年数は6.7年、平均年間給与は607.4万円。連結の従業員数は42名（2025年5月末）

山忠のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、山忠の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

山忠の上場日

上場日	2025/7/29(火)	証券コード	391A
市場	名証メイン	業種	不動産業
Webサイト	Webサイト	単元株	100株
Yahoo!ファイナンス	山忠（391A）
時価総額	32.1億円（公開価格で計算） 32.1億円（初値で計算）

参考記事

人気が高いIPOの特徴

山忠のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間	2025/7/11 (金) ～ 7/17 (木)
仮条件	2,520円～2,600円（抽選資金：25.2万円～ 26万円）
当選口数	1,900口
発行済株式数	1,236,000株	オファリングレシオ	15.3％
公募株数	150,000株	売出株数	40,000株
吸収金額	4.9億円	O.A分	0株
仮条件決定日	7/9 (水)	公開価格決定日	7/18 (金)
購入期間	7/22 (火) ～ 7/25 (金)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

便利なシステム

IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。
IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。

山忠の公開価格と初値

仮条件	2,520円～2,600円
公開価格	2,600円	初値	2,600円
騰落率	0.00％	倍率	1.00倍
初値売り損益	0円（2,600円 - 2,600円）× 100株

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は公開価格（仮条件の上限価格）を基に試算しています。

山忠の初値予想と予想利益

山忠の初値予想と予想利益です。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格（想定価格）を基に試算しています。

仮条件と初値予想

仮条件	2,520円～ 2,600円 ※抽選資金：25.2万円～ 26万円
初値予想	2,990円～ 3,330円（1.2倍～1.3倍）
予想利益	3.9万円～7.3万円

想定価格と初値予想

想定価格	2,600円あたり ※抽選資金：26万円あたり
初値予想	2,990円～ 3,330円（1.2倍～1.3倍）
予想利益	3.9万円～7.3万円

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初値予想アンケート

山忠（391A）の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格（2,600円）を基準価格に修正しています。

有効回答：385票投票期限：2025/7/28 (月) 23:59まで

3倍以上（7,800円以上）

49票 13％

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投票済み

2.5倍以上～3倍未満（6,500円以上～7,800円未満）

11票 3％

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投票済み

2倍以上～2.5倍未満（5,200円以上～6,500円未満）

24票 6％

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投票済み

1.5倍以上～2倍未満（3,900円以上～5,200円未満）

52票 14％

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投票済み

1.2倍以上～1.5倍未満（3,120円以上～3,900円未満）

131票 34％

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投票済み

1倍以上～1.2倍未満（2,600円以上～3,120円未満）

62票 16％

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投票済み

公募割れ（2,600円未満）

56票 15％

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投票済み

参考記事

山忠の主幹事と幹事証券

山忠のIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券	アイザワ証券
引受幹事証券	マネックス証券 SMBC日興証券松井証券 SBI証券岡三証券楽天証券岩井コスモ証券東海東京証券丸三証券極東証券水戸証券あかつき証券安藤証券
委託幹事証券	岡三オンライン

参考記事

山忠の割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数（個人配分）の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社	割当率	割当数	ネット抽選分
主幹事アイザワ証券	75.00％	142,500株	142口
SBI証券	4.00％	7,600株	45口
SMBC日興証券	4.00％	7,600株	7口
東海東京証券	4.00％	7,600株	7口
楽天証券	2.00％	3,800株	38口
岡三証券	2.00％	3,800株	3口
安藤証券	2.00％	3,800株	3口
マネックス証券	1.00％	1,900株	19口
松井証券	1.00％	1,900株	13口
岩井コスモ証券	1.00％	1,900株	1口
丸三証券	1.00％	1,900株	0口
極東証券	1.00％	1,900株	0口
水戸証券	1.00％	1,900株	0口
あかつき証券	1.00％	1,900株	0口

委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。

楽天証券の抽選倍率は、561倍でした。

現在、現金7,500円＋2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を実施中です。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券、委託幹事として狙い目の三菱UFJ eスマート証券、そして落選してもポイントが貯まるSBI証券がタイアップ対象です（タイアップ企画について）

山忠の決算情報

単独財務情報（単位/千円）

決算期	2024年4月	2023年4月	2022年4月
売上高	5,532,623	4,458,826	4,570,253
営業利益	783,907	453,816	―
営業利益率	14.17％	10.18％	―
経常利益	689,709	399,554	658,910
当期利益	458,466	267,631	261,486
純資産	3,361,716	2,924,820	2,672,566
配当金※	23	20	20
EPS※	425.10	248.15	242.45
BPS※	3,117.03	2,711.93	2,478.04
前期比（営業利益）	72.7％	―	―
前期比（売上高）	24.1％	-2.4％	―

※配当金、EPS、BPSは（単位/円）

連結財務情報（単位/千円）

決算期	―	2024年4月	2023年4月
売上高	―	5,532,623	4,458,758
営業利益	―	811,695	―
営業利益率	―	14.67％	―
経常利益	―	716,286	414,546
当期利益	―	478,229	308,461
純資産	―	3,475,998	3,019,338
EPS※	―	443.42	286.01
BPS※	―	3,222.99	2,799.57
前期比（営業利益）	―	―	―
前期比（売上高）	―	24.1％	―

※EPS、BPSは（単位/円）

山忠のPERとPBR

公開価格（2,600円）で算出したPERとPBRです。

決算月	PER	PBR	EPS	BPS
2023年4月（実績）	9.09倍	0.93倍	286.01	2,799.57
2024年4月（実績）	5.86倍	0.81倍	443.42	3,222.99

※（予想）欄のPBRおよびBPSは、会社公表の業績予想を基に算出した参考値です。

山忠の配当金と配当利回り

公開価格（2,600円）と配当金で算出した配当利回りです。

決算月	1株あたりの配当金	配当利回り	配当性向
2023年4月（実績）	20円	0.76％	8.1％
2024年4月（実績）	23円	0.88％	5.4％

※（予定）欄の配当性向は、会社公表の業績予想および予定配当金を基に算出した参考値です。

上位株主とロックアップ期間

山忠の上位10名の株主構成とロックアップ期間です。

株主名	株数	売出数	ロックアップ
山﨑恭裕代表取締役	930,300株 80.73％（11,400）	40,000株	180日
山﨑忠七血族	28,800株 2.50％	-
山﨑當子血族	28,800株 2.50％	-
山﨑正揮血族	28,800株 2.50％	-
細江盛方取締役	14,600株 1.27％（6,600）	-	90日
奥田慶太取締役	8,700株 0.76％（5,700）	-	90日
山忠従業員持株会	8,400株 0.73％	-	180日
伊藤良徳取締役	6,300株 0.55％（6,300）	-	90日
岐阜信用金庫	6,000株 0.52％	-
山﨑美由紀代表取締役の配偶者	6,000株 0.52％	-

※（）内の数値は、新株予約権による潜在株式数。

90日のロックアップ期間は、2025年10月26日まで
180日のロックアップ期間は、2026年1月24日まで

詳細は目論見書にてご確認ください。

参考記事

IPOのロックアップとは？ロックアップ解除後の株価への影響は？

直近の類似IPOの上場結果

山忠と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場：名証メインまたは東証二部」かつ「業種：不動産業」の直近のIPO結果です。

2023/04/14 日本システムバンク
… 初値売り損益：-18,000円
騰落率：-9.57％、倍率：0.90倍
2021/12/24 長栄
… 初値売り損益：-14,400円
騰落率：-8％、倍率：0.92倍
2017/07/20 ジェイ・エス・ビー
… 初値売り損益：108,000円
騰落率：33.75％、倍率：1.34倍
2015/12/24 ケイアイスター不動産
… 初値売り損益：8,200円
騰落率：6.83％、倍率：1.07倍
2015/04/21 シーアールイー
… 初値売り損益：-26,500円
騰落率：-7.32％、倍率：0.93倍

山忠のIPO分析

開発型の高収益事業と、ストック・ホテル事業による安定収益基盤を兼ね備え、地域密着で用地仕入れから運営までを一貫して手がける強みが特徴です。市場動向に柔軟に対応しながら、収益力と成長性の両立を目指しています。

前期の配当性向は5.4％と低水準ですが、目論見書には配当性向の目標数値が記載されていません。
不動産業は一般的に配当利回りが2％～4％程度のイメージがありますが、同社が増配するかは不透明です
（目論見書で配当性向に関する明言がなく、期待はできない）

なお、上場による調達資金の使途は「変動金利で金利負担が大きくなる可能性のある長期借入金の返済」とされており、固定資産取得時の借入金の返済に充当する方針です。

当面は配当よりも、財務体質の改善が優先される可能性があります。

名証メインへの単独上場。
地方市場への上場は東証に比べると流動性が低く、取引量が少なく売買しづらくなる傾向があります。

地方単独上場のIPOはこれまで人気が低く公募割れするIPOも多かったんですが、何故か今年は公募割れがありません。

市場	IPO数	初値 > 公募価格	騰落率
東証グロース	19社	19社（100％）	40.2％
東証スタンダード	5社	2社（40％）	12.2％
東証プライム	2社	2社（100％）	31.6％
名証ネクスト	1社	1社（100％）	0.07％
札幌アンビシャス	1社	1社（100％）	29.4％
福証Qボード	1社	1社（100％）	18.5％