GRCS(9250):IPO上場情報


GRCSは、主にセキュリティ分野に関する各種コンサルティングおよびプロダクト導入・販売を行っている企業です。

GRCとは、ガバナンス、リスク、コンプライアンスの頭文字。Sはセキュリティ。

主な業種として、金融、通信、グローバル展開を行っている企業を中心に取引を広げています。
(メインターゲットは上場企業)

当該3業種は、海外規制、監督官庁のレギュレーションが厳しく、高い水準のリスク管理体制が必要であることから、需要が顕在化。

ソリューション部門

GRC領域においては、自社開発プロダクトを含めたGRC関連ツールの設計や構築などの導入支援を行い、全社的リスク、外部委託先、プライバシー保護、セキュリティインシデントなどに係る情報管理の効率化を図り、全社横断的な把握・管理を可能に。

GRCソリューション

キュリティ領域においては、多様化するサイバー攻撃、情報漏洩やセキュリティ事故などのリスクから企業を守るため、ITセキュリティの設計、規程・ポリシーの構築、分析・管理・監査・診断などの各種コンサルティングを行っています。

また、セキュリティプロダクトの設計・構築などの導入支援やISMS認証などの規格認証の取得支援を併せて行っています。

販売実績の95%がソリューション部門。

プロダクト部門

自社開発プロダクトまたは他社プロダクトにより、GRCに関わる「運用」課題の解決、個人情報の管理やセキュリティ事故の防止等、GRCおよびセキュリティに特化したプロダクトを提供。

設立は2005年3月。
従業員数は2021年9月末で121名、平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は2.3年、平均年間給与は642.3万円。


GRCSのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、GRCSの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

GRCSの上場日

A
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや高い

上場日 2021/11/18(木) 証券コード 9250
市場 東証マザーズ 業種 サービス業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス GRCS(9250)
時価総額
47.1億円(公開価格で計算)
70.7億円(初値で計算)

GRCSのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2021/11/1 (月) ~ 11/8 (月)

仮条件 3,270円~3,600円 (抽選資金:32.7万円 ~ 36万円)
当選口数 3,749口
発行済株式数 1,309,000株 オファリングレシオ 28.6%
公募株数 150,000株 売出株数 176,000株
吸収金額 13.4億円 O.A分 48,900株
仮条件決定日 10/28 (木) 公開価格決定日 11/9 (火)
購入期間 11/10 (水) ~ 11/15 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

GRCSの公開価格と初値

仮条件 3,270円~3,600円
公開価格 3,600円 初値 5,400円
騰落率 50.00%  倍率  1.50倍
初値売り損益 180,000円(5,400円 - 3,600円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

GRCSの初値予想と予想利益

GRCSの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 3,270円 ~ 3,600円 ※抽選資金:32.7万円 ~ 36万円
上限は10.1%上ブレ↑
初値予想 5,250円 ~ 6,200円※10/28 修正
(1.5倍~1.7倍)
予想利益 16.5万円~26万円

想定価格と初値予想

想定価格 3,270円あたり ※抽選資金:32.7万円あたり
初値予想 4,740円 ~ 5,560円 (1.4倍~1.7倍)
予想利益 14.7万円~22.9万円
送信中...

初値予想アンケート

GRCS(9250)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(3,600円)を基準価格に修正しています。

有効回答:293   投票期限:2021/11/17 (水) 23:59まで
3倍以上(10,800円以上)
141票  48%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(9,000円以上~10,800円未満)
24票  8%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(7,200円以上~9,000円未満)
41票  14%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(5,400円以上~7,200円未満)
36票  12%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(4,320円以上~5,400円未満)
28票  10%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(3,600円以上~4,320円未満)
9票  3%
投票済み

公募割れ(3,600円未満)
14票  5%
投票済み

GRCSの主幹事と幹事証券

GRCSのIPOを取り扱っている証券会社です。

GRCSの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
野村證券
91.36% 342,500株 342口
みずほ証券 4.35% 16,300株 16口
SBI証券 1.73% 6,500株 39口
楽天証券 0.85% 3,200株 32口
岩井コスモ証券 0.85% 3,200株 3口
あかつき証券 0.85% 3,200株 0口

委託幹事であるLINE証券は、委託数が公表されていません。

楽天証券の抽選倍率は、1,329倍でした。

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


GRCSの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2020年11月 2019年11月 2018年11月
売上高 1,431,849 1,101,145 770,662
経常利益 22,476 -70,390 -161,136
当期利益 46,396 -70,808 -161,554
純資産 110,865 64,469 -23,322
配当金
EPS 40.03 -63.87 -305,684.38
BPS 95.66 55.62 -43,674.85
前期比(売上高) 30% 42.9%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

GRCSの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
合同会社Trojans 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 450,000
35.49%
- 90日
ニッセイ・キャピタル7号投資事業 有限責任組合 VC 190,000
14.99%
110,000 90日/
1.5倍
佐々木 慈和 代表取締役 119,000
9.39%
- 90日
塚本 拓也 取締役 83,000
6.55%
(3,000)
- 90日
岩手新事業創造ファンド1号投資事 業有限責任組 VC 66,000
5.21%
66,000
コタエル信託株式会社 63,500
5.01%
(63,500)
-
板倉 聡 60,000
4.73%
- 90日/
1.5倍
田中 郁恵 取締役 43,000
3.39%
(3,000)
- 90日
ひまわりG4号投資事業有限責任組 合 VC 36,000
2.84%
- 90日/
1.5倍
イノベーション・エンジン産業創出 投資事業有限責任組合 VC 25,000
1.58%
- 90日/
1.5倍
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
公開価格は3,600円。
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、5,400円です。
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

GRCSと同じホットワードのIPOの上場結果です。

「情報セキュリティ」のIPOの直近の結果です。

  • 2020/03/26 サイバーセキュリティクラウド
    初値売り損益:471,000円
    (騰落率:104.67%、倍率:2.05倍)
  • 2018/09/26 ブロードバンドセキュリティ
    初値売り損益:125,100円
    (騰落率:166.80%、倍率:2.67倍)
  • 2018/06/21 SIG
    初値売り損益:266,500円
    (騰落率:133.25%、倍率:2.33倍)
  • 2017/04/25 アセンテック
    初値売り損益:395,000円
    (騰落率:197.50%、倍率:2.98倍)
  • 2017/03/28 No.1
    初値売り損益:189,000円
    (騰落率:120.38%、倍率:2.20倍)

GRCSと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。

GRCSのIPO分析

売上高は順調な右肩上がり。
経常利益はやや不安定で2018年11月期は債務超過の状態に。(第三者割当増資で解消に)

マザーズらしい成長企業。

欧米と比較して日本国内においては、ガバナンスの強化やセキュリティ対策等への対応が遅れており、セキュリティ関連の事業内容はIPOで人気が高いです。

セキュリティ領域という事業内容的に既存顧客は継続利用する傾向に。
新規顧客もありストック収益のような構造

売上の割合

セキュリティ面で信用を失うような事象がない限りは、売上高の伸びが期待できそうです。

販売実績の95%は、コンサルティングや導入支援を行うソリューション部門。
幹事証券のみずほ証券が主要取引先となっています。(主幹事じゃないんだ)

販売実績

参考までに

評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。

人気が高い
  • IPOで人気のある「情報セキュリティ」事業。(データ)
  • 売上高は右肩上がり。ストック売上のような構造。(決算情報)
  • 2021年11月期の業績予想(前期比)は、売上高1,742百万円(+21.7%)、営業利益128百万円(+380%)
  • 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
  • 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
  • 大手企業への導入実績あり。
  • 2018年11月期は債務超過の状態に。
  • オファリングレシオが28.6%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。

10.28追記。仮条件が想定発行価格(3,270円)より10.1%の上振れ決定(3,270円 ~ 3,600円)したので、初値予想を5,250円 ~ 6,200円に修正しました。予想利益は16.5万円~26万円です。

目論見書の想定仮条件は3,270円。初値予想は4,740円 ~ 5,560円としました。
予想利益は14.7万円~22.9万円です。

公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。

ワンポイント

主幹事証券は大手の野村證券。

主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。

また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。

追加の委託幹事としてLINE証券が決まりました。
2021年5月末からIPOの取り扱いを発表したばかり。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。

他にも、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

楽天証券や岩井コスモ証券や東海東京証券も幹事証券に入っていますので、お見逃しなく。

GRCSのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、GRCSの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
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