デジタリフト(9244):IPO上場情報
デジタリフトは、デジタル広告の配信・運用を行うトレーディングデスク事業を行っている企業です。
トレーディングデスク事業とは、デジタル広告配信にまつわることを一手に引き受け、狙い通りに情報をお届けすること。(アドテク)
3つのサービスを顧客ニーズに合わせ、組み合わせて提供。
売上構成比率は、アジャイル広告運用サービス61.5%、アジャイル広告運用サービスとCdMOの併用36.0%、LIFT+2.5%。
設立は2012年11月。
従業員数は2021年7月末で49名、平均年齢は32.3歳、平均勤続年数は1.9年、平均年間給与は437.9万円。
デジタリフトのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、デジタリフトの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
デジタリフトの上場日
デジタリフトのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/9/8 (水) ~ 9/14 (火) |
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仮条件 | 1,490円~1,570円 (抽選資金:14.9万円 ~ 15.7万円) | ||
当選口数 | 4,902口 | ||
発行済株式数 | 1,475,000株 | オファリングレシオ | 33.2% |
公募株数 | 110,000株 | 売出株数 | 316,300株 |
吸収金額 | 7.6億円 | O.A分 | 63,900株 |
仮条件決定日 | 9/6 (月) | 公開価格決定日 | 9/15 (水) |
購入期間 | 9/16 (木) ~ 9/22 (水) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
デジタリフトの公開価格と初値
仮条件 | 1,490円~1,570円 | ||
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公開価格 | 1,570円 | 初値 | 2,110円 |
騰落率 | 34.39% | 倍率 | 1.34倍 |
初値売り損益 | 54,000円(2,110円 - 1,570円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
デジタリフトの初値予想と予想利益
デジタリフトの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,490円 ~ 1,570円
※抽選資金:14.9万円 ~ 15.7万円
上限は5.4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,790円 ~ 2,090円
(1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 2.2万円~5.2万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,490円あたり ※抽選資金:14.9万円あたり |
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初値予想 | 1,790円 ~ 2,090円 (1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3万円~6万円 |
初値予想アンケート
デジタリフト(9244)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,570円)を基準価格に修正しています。
有効回答:202票 投票期限:2021/9/27 (月) 23:59までデジタリフトの主幹事と幹事証券
デジタリフトのIPOを取り扱っている証券会社です。
デジタリフトの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 みずほ証券 |
82.64% | 405,100株 | 405口 |
SMBC日興証券 | 6.51% | 31,900株 | 31口 |
SBI証券 | 6.08% | 29,800株 | 178口 |
楽天証券 | 4.35% | 21,300株 | 213口 |
松井証券 | 0.43% | 2,100株 | 14口 |
委託幹事であるマネックス証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、257倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
デジタリフトの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年9月 | 2019年9月 | 2018年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,065,315 | 2,060,340 | 1,310,736 |
経常利益 | 113,042 | 106,565 | 42,807 |
当期利益 | 73,275 | 71,084 | 28,994 |
純資産 | 243,343 | 170,068 | 95,384 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 53.68 | 52.55 | 2,147.78 |
BPS※ | 178.27 | 124.59 | 7,065.51 |
前期比(売上高) | 0.2% | 57.2% | ― |
上位株主とロックアップ情報
デジタリフトの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
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(株)フリークアウト・ホールディングス |
750,000株
51.37%
|
270,000株 | 180日 |
百本 正博 代表取締役 |
500,000株
34.25%
|
20,000株 | 180日 |
ANRI1号投資事業有限責任組合 VC |
100,000株
6.85%
|
26,300株 | 90日/ 1.5倍 |
鹿熊 亮甫 取締役 |
27,000株
1.85%
(27,000)
|
- | |
(有)EIF |
15,000株
1.03%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
奥谷 慧 |
15,000株
1.03%
(15,000)
|
- | |
青島 知彦 |
9,000株
0.62%
(9,000)
|
- | |
石塚 久路 |
5,000株
0.34%
(5,000)
|
- | |
朝長 広樹 |
3,500株
0.24%
(3,500)
|
- | |
荒井 亮 |
3,500株
0.24%
(3,500)
|
- |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、2,355円です。
直近の類似IPOの上場結果
デジタリフトと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/09/02 メディア総研
… 初値売り損益:20,500円
騰落率:7.07%、倍率:1.07倍 - 2021/08/20 フューチャーリンクネットワーク
… 初値売り損益:184,500円
騰落率:74.70%、倍率:1.75倍 - 2021/07/29 デリバリーコンサルティング
… 初値売り損益:52,200円
騰落率:54.95%、倍率:1.55倍 - 2021/07/27 サーキュレーション
… 初値売り損益:139,500円
騰落率:77.07%、倍率:1.77倍 - 2021/07/20 アシロ
… 初値売り損益:32,000円
騰落率:27.59%、倍率:1.28倍
デジタリフトのIPO分析
平均継続月数の推移をみると、顧客と長期間の契約取引関係にあるようです。
既存取引先からの紹介もあるようで、サービスの信頼感や満足度が高いのかもしれません。
アドテクという事業内容的には やや人気のある部類。
IPOの内容的にはやや悪いといったところでしょうか。(地合が心配)
親会社はインターネット広告を手掛けるフリークアウト(6094)でしたが、デジタリフトの上場に伴い保有株式を売り出し。
デジタリフトはフリークアウトの連結子会社から除外され、持分法適用関連会社に。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。(決算情報)
- 2021年9月期の業績予想(前期比)は、売上高2,523百万円(+22.2%)、営業利益175百万円(+57.9%)
- IPOでやや人気のあるアドテク事業。
- 市場からの吸収金額が7.6億円と小さい。(吸収金額による実績)
- 同業他社が多い。
- 売出比率が74.2%と高い。
- 同日に4社が上場。
- 9月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり。
- オファリングレシオが33.2%と高い。(オファリングレシオによる実績)
- 新株予約権に係る潜在株式数は94,900株で、発行済株式総数の7%に相当。
- ベンチャーキャピタルの保有株があり、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(所有割合7.3%の売り圧力)。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
9.6追記。仮条件が想定発行価格(1,490円)より5.4%の上振れ決定(1,490円 ~ 1,570円)しましたが、最近の相場の軟調ぶりを受け初値予想は変更せず。予想利益は2.2万円~5.2万円です。
目論見書の想定仮条件は1,490円。初値予想は1,790円 ~ 2,090円としました。
予想利益は3万円~6万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券とSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに62回当選しています。(全当選数の65.3%)
松井証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
2020年の幹事数は18社で、全体の2割のIPOに申込可能でした。
資金に余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券も、おすすめです。