アイデミー(5577):IPO上場情報と初値予想
アイデミーは、主にAI/DXに関するプロダクト・ソリューション事業を展開しており、法人向けのAI/DXプロダクト、AI/DXソリューション、個人向けのAI/DXリスキリングを行っています。

AI/DXプロダクト
主要サービスである「Aidemy Business」は、主にエンタープライズ企業に対してAIやIoT、DX、ブロックチェーン技術等のデジタル技術内製化に向けて必要なデジタル人材育成支援を行うオンラインDXラーニング。

動画形式のコンテンツは、1つのセクション当たりの時間が5~10分程度であり、忙しいビジネスパーソンが「すきま時間」を使ってデジタル技術を習得することが可能に。
ライセンス数に応じた利用料金を支払うSaaS形態のサービス。
「Aidemy Business」に付随したサービスとして、「Aidemy Practice」では講師を派遣しデジタル人材育成研修を実施する講師派遣型研修を提供。
デジタル変革伴走型支援
主にエンタープライズ企業向けにデジタル変革におけるテーマ選定、PoC開発、システム開発、運用までの全ての領域を顧客伴走型で支援するサービス。

AI/DXリスキリング支援
AI/DXリスキリングでは、個人領域におけるデジタル人材育成支援プログラム「Aidemy Premium」のサービスを提供し、個人のリスキリングを支援。
3~6ヶ月間ですぐに使えるデジタルスキルの習得を目指すオンラインのリスキリング支援サービス。
受講期間内であれば、画像認識・自然言語処理・AIアプリ開発等のプログラムからさらに習得したいプログラムを自由に追加で受講することが可能。
設立は2014年6月
従業員数は2023年4月末で72名、平均年齢は35.3歳、平均勤続年数は1.9年、平均年間給与は648.7万円
アイデミーのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、アイデミーの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
アイデミーの上場日
上場日 | 2023/6/22 (木) | 証券コード | 5577 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | アイデミー(5577) | ||
時価総額 | 28.2億円(想定価格で計算) |
アイデミーのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 | 2023/6/6 (火) ~ 6/12 (月) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 6/2 (金)に決定 | ||
当選口数 | 3,970口 | ||
発行済株式数 | 3,967,600株 | オファリングレシオ | 10% |
公募株数 | 50,000株 | 売出株数 | 295,300株 |
吸収金額 | 2.8億円あたり | O.A分 | 51,700株 |
仮条件決定日 | 6/2 (金) | 公開価格決定日 | 6/13 (火) |
購入期間 | 6/14 (水) ~ 6/19 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
アイデミーの初値予想と予想利益
アイデミーの初値予想と予想利益です。
仮条件決定前
仮条件の想定価格 | 710円あたり ※抽選資金:7.1万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,420円 ~ 2,130円 (2.0倍~3.0倍) |
予想利益 | 7.1万円~14.2万円 |
初値予想アンケート
アイデミー(5577)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
目論見書の想定価格(710円)を基準価格としています。
有効回答:165票 投票期限:2023/6/21 (水) 23:59までアイデミーの主幹事と幹事証券
アイデミーのIPOを取り扱っている証券会社です。
現金1万円+5千円のキャッシュバックがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
アイデミーの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年5月 | 2021年5月 | 2020年5月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,156,059 | 603,764 | 378,386 |
経常利益 | -8,425 | -177,703 | -217,512 |
当期利益 | -8,957 | -178,229 | -218,042 |
純資産 | 613,833 | 479,920 | 613,062 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -2.29 | -47.08 | -64.32 |
BPS※ | -258.88 | -254.41 | -165.29 |

アイデミーのPERとPBR
想定価格で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2021年5月 (実績) |
- | - | -47.08 | -254.41 |
2022年5月 (実績) |
- | - | -2.29 | -258.88 |
2023年5月 (予想) |
12.06倍 | - | 58.88 | - |
上位株主とロックアップ情報
アイデミーの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
石川聡彦 代表取締役社長 |
1,960,500株
44.81%
|
- | 180日 |
UTEC4号投資事業有限責任組合 VC |
823,900株
18.83%
|
120,300株 | 90日/ 1.5倍 |
白井元 |
320,000株
7.31%
(320,000)
|
- | 6ヵ月 |
Skyland Ventures2号投資事業有限責任組合 VC |
257,100株
5.88%
|
85,000株 | 90日/ 1.5倍 |
DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 VC |
88,500株
2.02%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
ダイキン工業株式会社 |
88,400株
2.02%
|
- | 180日 |
株式会社テクノプロ |
88,400株
2.02%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
古河電気工業株式会社 |
76,900株
1.76%
|
- | |
日本ゼオン株式会社 |
76,900株
1.76%
|
- | 180日 |
伊藤浩介 取締役 |
61,500株
1.41%
(31,500)
|
- | 180日 |
- 90日のロックアップ期間は、2023年9月19日まで
- 180日のロックアップ期間は、2023年12月18日まで
直近の類似IPOの上場結果
アイデミーと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。
アイデミーと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2023/04/26 Ridge-i
… 初値売り損益:269,500円
騰落率:154%、倍率:2.54倍 - 2023/04/18 ジェノバ
… 初値売り損益:163,600円
騰落率:348.09%、倍率:4.48倍 - 2023/04/04 トランザクション・メディア・ネットワークス
… 初値売り損益:45,800円
騰落率:49.25%、倍率:1.49倍 - 2023/03/31 Fusic
… 初値売り損益:453,000円
騰落率:226.50%、倍率:3.27倍 - 2023/03/29 AnyMind
… 初値売り損益:0円
騰落率:0%、倍率:1.00倍
アイデミーのIPO分析
法人向けサービスを中心に契約数と売上高が伸びています。

売上高は下期偏重で3月から5月(4Q)に、通期売上高の3割程度の売上高が集中する傾向にあるよう。
(新卒DX研修が4月、5月に実施されるケースも多いよう)
これまで赤字続きでしたが、今期で黒字化の予想(3Q時点で1.5億円の黒字)

通期予想でも黒字予想となっており、想定価格と業績予想で算出したPERは12.06倍。
契約数が順調なのに、さすがに想定価格が安いんじゃ・・・。仮条件で大幅に価格が上振れする可能性があります。
ちなみに公募株数の5万株は最低数量で、アイデミー側も価格には不満があるやも。
需給的にもかなり絞られており、事業内容(AI/DX/リスキリング)・価格・需給の三点セットで、初値は大きく上昇しそうです。
Skyland Venturesが2022年11月に1,300円で取得しておりダウンラウンドに。時価総額は44.7%のダウン。
2022年末からダウンラウンドのIPOが増えましたが、初値の結果は悪くないんですよね。お買い得感があるのかも。
VCのロックアップ解除価格が公開価格の1.5倍なのでセカンダリー投資には注意が必要ですが、プライマリー投資(IPOの抽選参加)は、心配なさそうです。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が最も高い「S」に設定しました。

- 売上高は右肩上がり。先行投資で赤字だけど今期で黒字化(決算情報)
- 2023年5月期の業績予想(前期比)は、売上高 1,650百万円(+42.7%)、営業利益 200百万円
- 想定価格と2023年5月期の予想実績によるPERは12倍と安い
- 需給が絞られており初値が上昇しやすい
- オファリングレシオが10%と低い(IPOデータ)
- 市場からの吸収金額が2.8億円と小さい(IPOデータ)
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- IPOで人気のあるIT関連企業(AI/DX/リスキリング)
- 同業他社が多い
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)
- 前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンドのIPO
目論見書の想定仮条件は710円。初値予想は1,420円 ~ 2,130円としました。
予想利益は7.1万円~14.2万円です。
公募割れリスクは低いと思われるIPO。
カブスルは積極的に幹事証券から参加して当選を狙います!
ワンポイント
主幹事証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いSBI証券とみずほ証券です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、SBI証券は落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。
カブスルはSBI証券で30回 IPOに当選しています。
松井証券とSBIネオトレード証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
大和証券が主幹事となっていますので、委託幹事として大和コネクト証券が後日 決まるかと思います。
委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、大和コネクト証券の認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは3回当選)
抽選資金に余裕があれば、楽天証券や岩井コスモ証券でも参加しておきたいです。
ブックビルディングの参加・不参加スタンスや、その他の情報などは、Twitter(カブスル)にて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)