エーアイ(4388):IPO上場情報
「エーアイ」は 日本語音声合成エンジンに関する研究開発から製品開発、販売、サポートを行っている企業です。
「音声技術」には、主に音声を認識する技術(音声認識)とテキスト情報を音声に変換する技術(音声合成)がありますが、同社は、設立以来、音声合成に特化して事業を展開しています。
音声合成分野における研究開発の歴史は古く、1850年頃まで遡ります。以前から音声合成を知っている方にとっては、機械音、いわゆる「ロボットボイス」の印象を強く持っている方が多いかと思います。
同社が提供している音声合成エンジンは、機械音ではなく、人の声で合成する「コーパスベース音声合成技術」をベースに、独自に研究開発を行った音声合成エンジン「AITalk®」となります。
「コーパスベース音声合成技術」の向上に伴い、この10年程で音声合成エンジンの利用が拡がってきており、同社の音声合成エンジンを利用する企業は、通信、防災、金融、鉄道・交通、車載、ゲーム、観光、自治体、図書館等、多岐に渡っています。
導入企業は「野村證券」や「ソフトバンクモバイル」、「TOKYO FM」「ネスレ日本」など。
主な活用シーンです。
- 防災行政無線
防災行政無線、あるいは、全国瞬時警報システム(J-ALERT)にて、住民への放送用音声として、多くの自治体に活用。 - スマートフォン音声対話
スマートフォンにおける音声対話アプリの利用。 - コミュニケーションロボット
ソフトバンクロボティクス社が提供する「Pepper(ペッパー君)」、マツコロイド製作委員会が提供する「マツコロイド」等、多くのコミュニケーションロボットにおいて活用。 - 道路交通情報、カーナビゲーション
リアルタイムでの情報提供が必要となる道路交通情報、あるいは、全国の膨大な地点名を案内するカーナビゲーションにおいて活用。 - 館内放送、駅構内放送
駅、空港、商業施設におけるアナウンス。 - 電話自動応答システム
図書館における電話による休館案内、銀行における電話自動応答システム、あるいはコールセンターにおける電話による自動案内等、電話自動応答システムとして幅広く活用。 - ホームページ読上げ
全国自治体、各企業のホームページの情報を音声で提供するツールとして活用。 - 音声ファイル作成
eラーニング教材のナレーション、発券機等の機器におけるガイダンス等で利用する音声ファイルを作成するツールとして活用。 - ゲーム
競馬のアーケードゲーム「StarHorse」シリーズを始め、ゲームのナレーション音声等で活用。
上記の通り、活用範囲も非常に広く私たちの身近なものにも利用されています。
活用範囲がJアラートからマツコロイドまでってかなり広いですね!
ワンポイント
将来性が高く、IPOとしての人気も非常に高くなりそうです。
主幹事はIT系の主幹事を務める事が多い「SBI証券」になります。
メルカリ以降のIPOで要注目です。口座開設はお早めにどうぞ!
設立は平成15年4月です。
従業員数は平成30年4月末で29名、平均年齢は35歳、平均勤続年数は4.7年、平均年間給与は642.1万円です。
エーアイのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、エーアイの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
エーアイの上場日
エーアイのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2018/6/11 (月) ~ 6/15 (金) |
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仮条件 | 900円~1,000円 (抽選資金:9万円 ~ 10万円) | ||
当選口数 | 6,520口 | ||
発行済株式数 | 4,841,000株 | オファリングレシオ | 13.4% |
公募株数 | 187,000株 | 売出株数 | 380,000株 |
吸収金額 | 6.5億円 | O.A分 | 85,000株 |
仮条件決定日 | 6/7 (木) | 公開価格決定日 | 6/18 (月) |
購入期間 | 6/20 (水) ~ 6/25 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
エーアイの公開価格と初値
仮条件 | 900円~1,000円 | ||
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公開価格 | 1,000円 | 初値 | 3,500円 |
騰落率 | 250.00% | 倍率 | 3.50倍 |
初値売り損益 | 250,000円(3,500円 - 1,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
エーアイの初値予想と予想利益
エーアイの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
900円 ~ 1,000円
※抽選資金:9万円 ~ 10万円
上限は11.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,000円 ~ 2,300円※6/11 修正
(2.0倍~2.3倍) |
予想利益 | 10万円~13万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 800円 ~ 900円 ※抽選資金:8万円 ~ 9万円 |
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初値予想 | 1,800円 ~ 2,100円 (2.0倍~2.3倍) |
予想利益 | 9万円~12万円 |
エーアイの主幹事と幹事証券
エーアイのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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備考 | 主幹事はIT系の主幹事を務める事が多い「SBI証券」になります。 抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与されます。 他にも、1人1票の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」がおすすめです。 また、意外と引受幹事数(委託幹事含む)が多く IPO当選に穴場である「岩井コスモ証券」や「東海東京証券」もチェックです。 |
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
エーアイの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2017年3月 | 2016年3月 | 2015年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 451,431 | 431,327 | 400,288 |
経常利益 | 116,129 | 89,145 | 85,421 |
当期利益 | 76,887 | 65,067 | 63,841 |
純資産 | 534,580 | 466,042 | 400,974 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 19.57 | 16.10 | 15.80 |
BPS※ | 137.99 | 115.33 | 99.23 |
前期比(売上高) | 4.7% | 7.8% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
エーアイと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「ロボット」のIPOの直近の結果です。
- 2014/03/26 CYBERDYNE…
初値売り損益:481,000円
(騰落率:130%、倍率:2.30倍)
エーアイと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
エーアイのIPO分析
同社がサービスを提供する音声合成市場は、電話自動応答システム、カーナビ、防災行政無線、スマートフォン音声対話などで利用されています。さらに、東京オリンピック、訪日外国人の増加に伴う外国人への情報提供手段としての利用用途も見込まれており、市場は堅調に推移しています。
最近では、AI(人工知能)の品質向上によるPepperをはじめとしたコミュニケーションロボット、コールセンターのオペレータ業務の自動化、車載器への対話システムなどの対話型利用用途へと変化しています。
専門性の高いサービスはIPOの中でも特に人気があります。
市場からの調達金額が 5.2億円程度 と 人気化しやすい小型案件である事から 初値にも大きな期待が出来そうです。
人気が高いIPOの特徴
参考までに
2018.6.11 追記。想定の初値予想は「2,000円 ~ 2,300円」に修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると13万円の利益になりそうです。
2018.5.28追記。評価は 最も高い「S」となりました。
想定の仮条件は「800円 ~ 900円」。想定の初値予想は「1,800円 ~ 2,100円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると12万円の利益になりそうです。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
ワンポイント
主幹事証券はIT系の主幹事を務める事が多い「SBI証券」です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選口数も多くなります。
また、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与されます。
「SBI証券」の「IPOチャレンジポイント」で当選を狙う!
庶民の管理人も過去に10度 IPOに当選をしております。(IPO実績)
IPOにおすすめの証券会社
他にも、1人1票の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」がおすすめです。