Institution for a Global Society(4265):IPO上場情報


Institution for a Global Societyは、AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供している企業です。HRTech×EdTech。

事業内容

基幹システム「GROW」は、回答者自身の気質(性格)を潜在的な認知バイアスを除去して正確に測る技術(特許取得)や、他者による評価を補正し忖度などの評価におけるバイアスを除去するためのAIアルゴリズム(特許取得)に強みがあり、公平で一貫した評価を行えます。

ケンブリッジ大学や慶應義塾大学などとの共同研究をベースにして産官学連携でサービス開発に取り組んでおり、国内の大手企業や先進的な取り組みを行う学校法人のみならず、国際機関や海外の政府機関などでの導入実績があります。

HR事業

企業の人材採用・育成・配置・組織開発を、人材評価システム、オンライン教材、コンサルティング、研修など、多岐にわたるサービスを組み合わせて支援。

  • GROW360
    スマートフォンを用いて受検する人材評価システム。
    被評価者自身の自己評価に加えて、他者による360度コンピテンシー評価も。
  • DxGROW
    企業のDX人材育成を、評価と教育の両面から支援するサービス。

AIによってバイアスを補正した人材評価データを取得、分析し、データに基づく人事を可能にする点に強みを持っています。

教育事業

学校や教育機関向けに、生徒の能力と教育効果をAIで可視化する評価システム「Ai GROW」、非認知能力などを育むSTEAM教育動画コンテンツ「GROW Academy」、AIを搭載したオンライン英語学習ツール「e-Spire」を利用したサービスの提供。

  • Ai GROW
    GROW360と蓄積された人材評価をベースに、学校・教育機関向けに開発したシステム。
  • GROW Academy
    生徒のコンピテンシーを伸ばすための動画コンテンツと学習指導案、ワークシートを、生徒の人数に関わらず、学校単位で提供。
  • e-Spire
    TOEFL®テストの構造に沿って設計されたオンライン英語学習プラットフォーム。

GROW Academyおよびe-Spireは、経済産業省の「EdTech導入補助金」対象サービスとして採択。

設立は2010年5月。
従業員数は2021年10月末で41名、平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は2.4年、平均年間給与は616.3万円。


Institution for a Global SocietyのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、Institution for a Global Societyの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

Institution for a Global Societyの上場日

C
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:高い
  • 売出多い
  • 調達金額:大きい
  • 割安感:割高
  • ベンチャーキャピタル:上位株主あり

上場日 2021/12/29(水) 証券コード 4265
市場 東証マザーズ 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス Institution for a Global Society(4265)
時価総額
73.9億円(公開価格で計算)
86億円(初値で計算)

Institution for a Global Societyのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2021/12/13 (月) ~ 12/17 (金)

仮条件 1,660円~1,720円 (抽選資金:16.6万円 ~ 17.2万円)
当選口数 22,025口
発行済株式数 4,296,000株 オファリングレシオ 51.2%
公募株数 320,000株 売出株数 1,595,300株
吸収金額 37.8億円 O.A分 287,200株
仮条件決定日 12/10 (金) 公開価格決定日 12/20 (月)
購入期間 12/21 (火) ~ 12/24 (金)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

Institution for a Global Societyの公開価格と初値

仮条件 1,660円~1,720円
公開価格 1,720円 初値 2,002円
騰落率 16.40%  倍率  1.16倍
初値売り損益 28,200円(2,002円 - 1,720円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

Institution for a Global Societyの初値予想と予想利益

Institution for a Global Societyの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,660円 ~ 1,720円 ※抽選資金:16.6万円 ~ 17.2万円
上限は3.6%上ブレ↑
初値予想 1,760円 ~ 2,060円※12/10 修正
(1.0倍~1.2倍)
予想利益 4,000円~3.4万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,660円あたり ※抽選資金:16.6万円あたり
初値予想 1,700円 ~ 1,990円 (1.0倍~1.2倍)
予想利益 4,000円~3.3万円
送信中...

初値予想アンケート

Institution for a Global Society(4265)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,720円)を基準価格に修正しています。

有効回答:271   投票期限:2021/12/28 (火) 23:59まで
3倍以上(5,160円以上)
125票  46%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(4,300円以上~5,160円未満)
11票  4%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(3,440円以上~4,300円未満)
22票  8%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,580円以上~3,440円未満)
40票  15%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(2,064円以上~2,580円未満)
26票  10%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,720円以上~2,064円未満)
30票  11%
投票済み

公募割れ(1,720円未満)
17票  6%
投票済み

Institution for a Global Societyの主幹事と幹事証券

Institution for a Global SocietyのIPOを取り扱っている証券会社です。

Institution for a Global Societyの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
野村證券
92.19% 2,030,400株 2,030口
みずほ証券 4.35% 95,700株 95口
SBI証券 1.22% 26,800株 160口
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 1.22% 26,800株 26口
岩井コスモ証券 0.26% 5,700株 5口
丸三証券 0.26% 5,700株 5口
いちよし証券 0.26% 5,700株 0口
極東証券 0.26% 5,700株 0口

委託幹事であるauカブコム証券LINE証券は、委託数が公表されていません。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


Institution for a Global Societyの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年3月 2020年3月 2019年3月
売上高 514,426 314,217 248,243
経常利益 9,123 -107,557 -193,295
当期利益 3,690 -249,109 -211,037
純資産 440,327 436,637 630,194
配当金
EPS 0.93 -67.50 -31,399.73
BPS -76.59 -78.39 9,102.09
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

Institution for a Global Societyの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
UTEC3号投資事業有限責任組合 VC 762,000
17.59%
508,000 90日/
1.5倍
福原 正大 代表取締役社長 625,000
14.43%
59,600 90日
TUSキャピタル1号投資事業有限 責任組合 VC 571,000
13.18%
380,600 90日/
1.5倍
みやこ京大イノベーション投資事業 有限責任組合 VC 428,500
9.89%
285,600 90日/
1.5倍
慶應イノベーション・イニシアティ ブ1号投資事業有限責任組合 VC 394,500
9.11%
263,000 90日/
1.5倍
岩永 泰典 325,000
7.50%
- 90日
株式会社ウィザス 290,000
5.37%
- 90日
船野 智輝 232,500
5.37%
(232,500)
-
株式会社KEIアドバンス 175,500
4.05%
- 90日
学校法人河合塾 100,000
2.31%
- 90日
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
公開価格は1,720円。
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、2,580円です。
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

Institution for a Global Societyと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2021/12/27 セキュア
    初値売り損益:123,500円
    騰落率:130%、倍率:2.30倍
  • 2021/12/27 アジアクエスト
    初値売り損益:317,000円
    騰落率:130.45%、倍率:2.30倍
  • 2021/12/24 サスメド
    初値売り損益:9,000円
    騰落率:6.38%、倍率:1.06倍
  • 2021/12/24 ニフティライフスタイル
    初値売り損益:-20,000円
    騰落率:-10%、倍率:0.90倍
  • 2021/12/23 エクサウィザーズ
    初値売り損益:-12,000円
    騰落率:-10.43%、倍率:0.90倍

Institution for a Global SocietyのIPO分析

テクノロジーを応用した教育とHRサービス。
HR-techとは、IT技術を活用して人事業務の効率化を図ることで、IPOでは人気のある分野です。

主要顧客はボストン・コンサルティング・グループと、経済産業省、日本郵便。

売上高は伸びているようですが、想定価格(1,660円)の割高感は強い。

HR事業と教育事業の資料

社名の響きと売出しの規模から、海外販売があるかと思いきやなし。

例年、最後のIPOは投資資金が集まり やや人気化しますが、ラス前のセキュアの方が人気がでそうかなと思います。
(次のIPOまで2~3ヵ月の期間が空く)

ココ10年、年最後のIPOは公募割れなし。
事業内容もIPOで人気のある分野であることから、公募割れのリスクも背負いつつ、カブスルは積極的に参加します。

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • IPOで人気のあるHR-tech事業。
  • 売上高は右肩上がり。経常利益または経常損失。
  • 2022年3月期の業績予想(前期比)は、売上高739百万円(+43.8%)、営業利益30百万円(+261.4%)
  • 大手企業への導入実績あり。
  • 例年、最初と最後のIPOは盛り上がる。
  • オファリングレシオが51.2%と高い。(オファリングレシオによる実績)
  • 市場からの吸収金額が37.8億円と大きい。(吸収金額による実績)
  • 売出比率が83.3%と高い。
  • 新株予約権に係る潜在株式数は356,500株で、発行済株式総数の9%に相当。
  • ベンチャーキャピタルのEXIT感が強い。
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。

12.10追記。仮条件が想定発行価格(1,660円)より3.6%の上振れ決定(1,660円 ~ 1,720円)しましたが、初値予想はほぼ変更せず。予想利益は4,000円~3.4万円です。

目論見書の想定仮条件は1,660円。初値予想は1,700円 ~ 1,990円としました。
予想利益は4,000円~3.3万円で、市況によっては公募割れのリスクもあるかなと思います。

ワンポイント

主幹事証券は大手の野村證券。

主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。

また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。

他にも、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

追加の委託幹事としてLINE証券が決まりました。
2021年5月末からIPOの取り扱いを発表したばかり。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。

抽選資金に余裕があれば、岩井コスモ証券やauカブコム証券でも参加しておきたいです。

Institution for a Global SocietyのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、Institution for a Global Societyの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


送信中...

ご意見箱(投書/返答不可)

ご意見、ご要望、ご感想などお気軽にお寄せください。ご意見がダイレクトに届きます。
※氏名、電話番号等、個人の特定できる情報の記入はご遠慮ください。

返答が必要なご質問はIPO質問集をご確認の上、お問い合わせよりご連絡ください。

ご意見は今後のサイト運営の参考にさせて頂きます。
また、みなさんの嬉しい当選報告もありがとうございます。