アスマーク(4197):IPO上場情報
アスマークは、マーケティング・リサーチ事業を行っている企業です。
TOKYO PRO Marketから市場変更。
会場調査や訪問調査、座談会等リアルな現場において消費者から意見を聴取する手法(オフライン・リサーチ)と、インターネットを活用して消費者パネルと質問・回答のやりとりを行い定量的なデータを取得する手法(オンライン・リサーチ)を、国内外において行っています。
パネル(回答者)は国内100万人超。属性は30代~40代が全体の約5割を占めており、男女比については、男性が46%、女性が54%。
設立は1998年12月
従業員数は290名、平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は4.7年、平均年間給与は461.1万円(2023年9月末)
アスマークのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、アスマークの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
アスマークの上場日
上場日 | 2023/12/4(月) | 証券コード | 4197 |
---|---|---|---|
市場 | 東証スタンダード | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | アスマーク(4197) | ||
時価総額 | 25億円(公開価格で計算) 23.3億円(初値で計算) |
アスマークのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/11/16 (木) ~ 11/22 (水) |
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仮条件 | 2,150円~2,300円 (抽選資金:21.5万円 ~ 23万円) | ||
当選口数 | 5,865口 | ||
発行済株式数 | 1,085,000株 | オファリングレシオ | 54% |
公募株数 | 85,000株 | 売出株数 | 425,000株 |
吸収金額 | 13.4億円 | O.A分 | 76,500株 |
仮条件決定日 | 11/14 (火) | 公開価格決定日 | 11/24 (金) |
購入期間 | 11/27 (月) ~ 11/30 (木) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
アスマークの公開価格と初値
仮条件 | 2,150円~2,300円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,300円 | 初値 | 2,150円 |
騰落率 | -6.52% | 倍率 | 0.93倍 |
初値売り損益 | -15,000円(2,150円 - 2,300円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、2,116.00円でした。
アスマークの初値予想と予想利益
アスマークの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 2,150円 ~ 2,300円 ※抽選資金:21.5万円 ~ 23万円 |
---|---|
初値予想 |
2,230円 ~ 2,650円※11/14 修正
(1.0倍~1.2倍) |
予想利益 | -7,000円~3.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,300円あたり ※抽選資金:23万円あたり |
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初値予想 | 2,230円 ~ 2,760円 (1.0倍~1.2倍) |
予想利益 | -7,000円~4.6万円 |
初値予想アンケート
アスマーク(4197)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,300円)を基準価格に修正しています。
有効回答:351票 投票期限:2023/12/3 (日) 23:59までアスマークの主幹事と幹事証券
アスマークのIPOを取り扱っている証券会社です。
アスマークの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
87.01% | 510,300株 | 3,061口 |
大和証券 | 9.12% | 53,500株 | 53口 |
岡三証券 | 1.30% | 7,600株 | 7口 |
松井証券 | 1.07% | 6,300株 | 44口 |
極東証券 | 1.07% | 6,300株 | 0口 |
あかつき証券 | 0.43% | 2,500株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、5口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
アスマークの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年11月 | 2021年11月 | 2022年11月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,561,149 | 3,354,907 | 3,892,498 |
経常利益 | -90,041 | 225,325 | 318,955 |
当期利益 | -130,309 | 196,426 | 178,883 |
純資産 | 398,277 | 594,703 | 777,041 |
配当金※ | - | - | - |
EPS※ | -130.31 | 196.43 | 178.88 |
BPS※ | 398.28 | 594.70 | 777.04 |
前期比(売上高) | -23.7% | -13.8% | ― |
アスマークのPERとPBR
公開価格(2,300円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2021年11月 (実績) |
11.71倍 | 3.87倍 | 196.43 | 594.70 |
2022年11月 (実績) |
12.86倍 | 2.96倍 | 178.88 | 777.04 |
2023年11月 (予想) |
11.04倍 | - | 208.41 | - |
上位株主とロックアップ情報
アスマークの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
町田 正一 代表取締役 |
874,900株
87.40%
|
415,000株 | 180日 |
株式会社 ビデオリサーチ |
50,000株
5.00%
|
- | 180日 |
町田 香織 代表取締役の配偶者 |
30,000株
3.00%
|
- | 180日 |
株式会社 ドゥ・ハウス |
25,000株
2.50%
|
- | 180日 |
木原 康博 |
20,000株
2.00%
|
10,000株 | 180日 |
株式会社 MAM |
100株
0.00%
|
- | 180日 |
- 180日のロックアップ期間は、2024年5月31日まで
直近の類似IPOの上場結果
アスマークと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「東京プロマーケット」のIPOの直近の結果です。
- 2023/09/25 ジェイ・イー・ティ…
初値売り損益:-21,000円
(騰落率:-4.54%、倍率:0.95倍) - 2023/06/26 QLS HD…
初値売り損益:15,000円
(騰落率:23.08%、倍率:1.23倍) - 2023/06/26 ブリッジコンサルティングGP…
初値売り損益:281,000円
(騰落率:216.15%、倍率:3.16倍) - 2022/12/26 アップコン…
初値売り損益:-28,000円
(騰落率:-21.88%、倍率:0.78倍) - 2021/11/01 フロンティア…
初値売り損益:2,800円
(騰落率:3.01%、倍率:1.03倍)
アスマークと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:スタンダード」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2023/09/26 オートサーバー
… 初値売り損益:-39,000円
騰落率:-14.61%、倍率:0.85倍 - 2023/06/21 オービーシステム
… 初値売り損益:130,000円
騰落率:76.02%、倍率:1.76倍 - 2023/04/19 エキサイトHD
… 初値売り損益:36,000円
騰落率:26.87%、倍率:1.27倍 - 2023/03/30 ノバシステム
… 初値売り損益:86,500円
騰落率:50.88%、倍率:1.51倍 - 2023/02/22 プライム・ストラテジー
… 初値売り損益:174,000円
騰落率:125.18%、倍率:2.25倍
アスマークのIPO分析
スタンダード上場らしい事業内容。
リサーチ事業は同業他社が多いイメージがあり、成長性が高いジャンルとは個人的に思えません。(同社の優位性はありますが)
2023年11月期の業績予想が発表されていますが、やはり成長性はいまひとつか。
安定企業として捉えるなら配当金は欲しいところ。
参考までに同業他社のマクロミル(3978)の予定配当利回りは3.6%あります。(PERは8.2倍、PBRは0.7倍/11.6時点)
TOKYO PRO Marketから東証スタンダードへ市場変更。
TOKYO PRO Marketには2022年1月31日に上場しており、1年10ヵ月での市場変更。
TOKYO PRO Marketは機関投資家などプロに限定した市場。一般人は売買不可。
TOKYO PRO Marketから他の市場へ市場変更したIPOの直近5件のデータです。
- ジェイ・イー・ティ【2023年9月】
東証スタンダードへ市場変更。初値は騰落率-4.5% - ブリッジコンサルティングGP【2023年6月】
東証グロースへ市場変更。初値は騰落率+216.1% - QLS HD【2023年6月】
名証ネクストへ市場変更。初値は騰落率+23.0% - アップコン【2022年12月】
名証ネクストへ市場変更。初値は騰落率-21.8% - フロンティア【2021年11月】
福証Qボードへ市場変更。初値は騰落率+3.0%
安定企業として捉えると配当ナシはやはりキツイ。
また、同業他社の方が指標的には割安感があり配当金も・・ということで、個人的な評価は低いです。
売られる理由はないものの・・・買われる理由も乏しい気がします。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- 配当実績なし
- オファリングレシオが54%と高い(IPOデータ)
- 同業他社が多い
- 成長をイメージしにくい事業内容
- IPOで人気の低い東証スタンダード市場
- 新株予約権に係る潜在株式数は127,200株で、発行済株式総数の11.28%に相当
- 同業他社のマクロミルの予定配当利回りは3.6%、PERは8.2倍、PBRは0.7倍
- 2023年11月期の業績予想(前期比)は、売上高 4,364百万円(+12.1%)、営業利益 307百万円(-4.9%)
- 想定価格と2023年11月期の予想実績(連結)によるPERは11倍。前期実績で計算したPERは12.8倍、PBRは2.9倍(PERとPBR)
11.14追記。仮条件が2,150円 ~ 2,300円に決定。(想定価格の2,300円が上限でやや弱気)
初値予想を2,230円 ~ 2,650円に修正。予想利益は-7,000円~3.5万円です。
目論見書の想定仮条件は2,300円。初値予想は2,230円 ~ 2,760円としました。
予想利益は-7,000円~4.6万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。
カブスルは相場の動向をみて、ブックビルディングに参加するか決めようと思います。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)