アップコン(5075):IPO上場情報
アップコンは、土木工事業および建築工事業を行っている企業です。
工場・倉庫・店舗や、一般の住宅などの建物において、地盤の不同沈下を原因として生じたコンクリート床の沈下・傾き・段差・空隙を完全ノンフロンのウレタン樹脂、及び小型機械を用いた独自の「アップコン工法」によって修正する施工を主力事業として展開。
アップコン工法では、既設のコンクリート床を破壊するなど、大規模な解体工事が不要であり、また、機械や荷物の撤去・移動・引っ越し作業も必要としないことから、操業を止めることなく短期間でコンクリート床の傾きを修正することが可能に。(従来工法と比較して工期1/10)
- 民間事業
企業の生産・販売活動の拠点である工場、倉庫、店舗のほか、一般の住宅など、地震や地盤沈下で傾いたコンク リート床を修正 - 公共事業
わが国の農業用水路、道路、空港等の老朽化した社会インフラの機能回復に資するために各研究開発プロジェク ト(既存工法の応用技術を含む)により開発された技術を新規事業として公共工事に展開
アップコンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、アップコンの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
アップコンの上場日
上場日 | 2022/12/26(月) | 証券コード | 5075 |
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市場 | 名証ネクスト | 業種 | 建設業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | アップコン(5075) | ||
時価総額 | 17.9億円(公開価格で計算) 14億円(初値で計算) |
アップコンのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/12/8 (木) ~ 12/14 (水) |
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仮条件 | 1,160円~1,280円 (抽選資金:11.6万円 ~ 12.8万円) | ||
当選口数 | 2,300口 | ||
発行済株式数 | 1,399,400株 | オファリングレシオ | 16.4% |
公募株数 | 100,000株 | 売出株数 | 100,000株 |
吸収金額 | 2.9億円 | O.A分 | 30,000株 |
仮条件決定日 | 12/6 (火) | 公開価格決定日 | 12/15 (木) |
購入期間 | 12/16 (金) ~ 12/21 (水) | ||
備考 |
【12.26追記】売出株は、117,000株→100,000株に、OA株は、32,000株→30,000株へ変更されています。(12/7の訂正有価証券届出書) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
アップコンの公開価格と初値
仮条件 | 1,160円~1,280円 | ||
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公開価格 | 1,280円 | 初値 | 1,000円 |
騰落率 | -21.88% | 倍率 | 0.78倍 |
初値売り損益 | -28,000円(1,000円 - 1,280円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,177.60円でした。
アップコンの初値予想と予想利益
アップコンの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,160円 ~ 1,280円 ※抽選資金:11.6万円 ~ 12.8万円 |
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初値予想 |
1,220円 ~ 1,300円
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -6,000円~2,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,280円あたり ※抽選資金:12.8万円あたり |
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初値予想 | 1,220円 ~ 1,300円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -6,000円~2,000円 |
初値予想アンケート
アップコン(5075)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,280円)を基準価格に修正しています。
有効回答:92票 投票期限:2022/12/25 (日) 23:59までアップコンの主幹事と幹事証券
アップコンのIPOを取り扱っている証券会社です。
アップコンの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 JTG証券 |
82.49% | 205,400株 | 205口 |
岡三証券 | 8.71% | 21,700株 | 21口 |
SBI証券 | 3.49% | 8,700株 | 52口 |
楽天証券 | 1.77% | 4,400株 | 44口 |
東海東京証券 | 1.77% | 4,400株 | 4口 |
マネックス証券 | 0.88% | 2,200株 | 22口 |
水戸証券 | 0.88% | 2,200株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、190倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
アップコンの決算情報
上位株主とロックアップ情報
アップコンの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
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松藤 展和 代表取締役 |
862,800株
66.40%
|
83,000株 | 180日 |
アクアプレコン(株) |
167,000株
12.85%
|
17,000株 | 180日 |
松藤 真弓 |
60,000株
4.62%
|
- | 180日 |
松藤 花梨 |
60,000株
4.62%
|
- | 180日 |
松藤 南輝 |
60,000株
4.62%
|
- | 180日 |
千家 道恵 |
24,000株
1.85%
|
- | 180日 |
飯塚 朋子 監査役 |
16,000株
1.23%
|
- | 180日 |
桑田 豪 取締役 |
12,000株
0.92%
|
- | 180日 |
江間 哲郎 監査役 |
12,000株
0.92%
|
- | 180日 |
川口 宏二 取締役 |
10,000株
0.77%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
アップコンと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「東京プロマーケット」のIPOの直近の結果です。
- 2021/11/01 フロンティア…
初値売り損益:2,800円
(騰落率:3.01%、倍率:1.03倍) - 2021/09/13 GeolocationTechnology…
初値売り損益:131,000円
(騰落率:58.48%、倍率:1.58倍) - 2020/03/30 ニッソウ…
初値売り損益:-95,000円
(騰落率:-25.33%、倍率:0.75倍) - 2019/12/23 global bridge HD…
初値売り損益:133,000円
(騰落率:49.44%、倍率:1.49倍)
アップコンのIPO分析
へ~と関心するような土木技術。災害時に特に有効そう。
専門家じゃないので、どの程度の引き合いがあるのか分からず、参考にするのは売上高の伸び。
多少の変動がありますが、伸びている時期は大型案件があるもよう。
2003年の創業時からアップコンと社名についているので(当時は有限会社)、技術は元々あったよう。
TOKYO PRO Marketから名証ネクストへの鞍替え上場。(TOKYO PRO Marketは12/25に上場廃止)
主幹事のJトラストグローバル証券は、旧エイチ・エス証券。
地方への単独上場はいまいち人気がないと言われていますが、参考までに直近のデータです。
TOKYO PRO Marketから他の市場へ市場変更したIPO。
- フロンティア
福証Qボードへ2021年11月に市場変更。初値は騰落率+3.0% - ニッソウ
名証セントレックスへ2020年3月に市場変更。初値は騰落率-25.3%に。(コロナショックの影響あり) - global bridgeHD
東証マザーズへ2019年12月に市場変更。初値は騰落率+49.4%
大型受注が入るかで業績が変動しやすく、1株あたり利益も変化するため、PERによる割安・割高の判断もしづらそうです。
想定価格と前期実績で計算するとPERは44.34倍、来期予想で計算するとPERは16.9倍に。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績は安定的。大型受注で一時的な上昇もあり(決算情報)
- 社会的意義が高い事業内容
- 需給が絞られている
- オファリングレシオが17.7%と低い
- 成長をイメージしにくい事業内容
- IPOで人気の低い地方上場
- 上場の意義がわからない(感じ取れない)
- 12月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
- 同日に3社が上場
- 配当実績あり。前期の配当性向は17.3%
- 同じ名証単独上場で22日に上場するエージェント・インシュアランス・グループの初値も参考にされそう
目論見書の想定仮条件は1,280円。初値予想は1,220円 ~ 1,300円としました。
予想利益は-6,000円~2,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは今のところパスしようかなと考えています。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)