ノバシステム(5257):IPO上場情報
ノバシステムは、金融・保険業界向けを中心としたシステムインテグレーション事業、クラウドサービスの提供を行っている企業です。
2022年12月期において事業全体の97.9%を占めているシステムインテグレーション事業では、生命保険会社、損害保険会社、銀行、信託銀行等の金融業界向けを中心とした業務用情報処理システムの開発を行っています。
中でも、生命保険会社および損害保険会社においては、個人保険商品システム、企業年金システム、共済保険システム、勘定系システム等の開発を手掛け、ニッセイ情報テクノロジー株式会社を筆頭に複数の保険会社におけるシステム開発の実績を有しています。
保険業界向けシステム開発の売上高構成比は54.9%(2022年12月期)
クラウドサービスでは、iPadなどでPOSレジと連動する飲食店向け店舗運営支援システム「Order Revolution」と、顔検知機能および音声認識機能などを備えた受付業務支援システム「アイウェルコ」をSaaS型でサービス提供。
設立は1982年9月
同社の従業員数は2023年1月末で436名、平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は9年、平均年間給与は518.4万円
ノバシステムのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ノバシステムの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ノバシステムの上場日
上場日 | 2023/3/30(木) | 証券コード | 5257 |
---|---|---|---|
市場 | 東証スタンダード | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ノバシステム(5257) | ||
時価総額 | 23億円(公開価格で計算) 34.6億円(初値で計算) |
ノバシステムのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/3/13 (月) ~ 3/17 (金) |
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仮条件 | 1,660円~1,700円 (抽選資金:16.6万円 ~ 17万円) | ||
当選口数 | 4,025口 | ||
発行済株式数 | 1,350,000株 | オファリングレシオ | 29.8% |
公募株数 | 150,000株 | 売出株数 | 200,000株 |
吸収金額 | 6.8億円 | O.A分 | 52,500株 |
仮条件決定日 | 3/10 (金) | 公開価格決定日 | 3/20 (月) |
購入期間 | 3/22 (水) ~ 3/27 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
ノバシステムの公開価格と初値
仮条件 | 1,660円~1,700円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,700円 | 初値 | 2,565円 |
騰落率 | 50.88% | 倍率 | 1.51倍 |
初値売り損益 | 86,500円(2,565円 - 1,700円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ノバシステムの初値予想と予想利益
ノバシステムの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,660円 ~ 1,700円
※抽選資金:16.6万円 ~ 17万円
上限は2.4%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,050円 ~ 2,390円※3/10 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.5万円~6.9万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,660円あたり ※抽選資金:16.6万円あたり |
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初値予想 | 2,000円 ~ 2,330円 (1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.4万円~6.7万円 |
初値予想アンケート
ノバシステム(5257)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,700円)を基準価格に修正しています。
有効回答:135票 投票期限:2023/3/29 (水) 23:59までノバシステムの主幹事と幹事証券
ノバシステムのIPOを取り扱っている証券会社です。
ノバシステムの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
90.43% | 364,000株 | 364口 |
野村證券 | 5.22% | 21,000株 | 21口 |
岡三証券 | 1.74% | 7,000株 | 7口 |
マネックス証券 | 0.87% | 3,500株 | 35口 |
松井証券 | 0.87% | 3,500株 | 24口 |
SBI証券 | 0.87% | 3,500株 | 21口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ノバシステムの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 4,173,106 | 4,075,511 | 4,125,554 |
経常利益 | 112,177 | 213,175 | 307,551 |
当期利益 | 72,206 | 137,559 | 160,362 |
純資産 | 944,955 | 787,699 | 652,067 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 60.17 | 114.63 | 2,672.70 |
BPS※ | 787.46 | 656.42 | 10,867.78 |
前期比(売上高) | 2.4% | -1.2% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ノバシステムの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
芳山 政安 代表取締役社長 |
672,000株
55.09%
|
200,000株 | 180日 |
ノバシステム従業員持株会 |
117,500株
9.63%
|
- | 180日 |
内原 昌彦 |
48,000株
3.94%
|
- | |
河 鳳基 |
40,000株
3.28%
|
- | 180日 |
株式会社インテック |
40,000株
3.28%
|
- | 180日 |
川上 秀樹 取締役 |
30,000株
2.46%
(10,000)
|
- | 180日 |
林 潤 |
24,000株
1.97%
|
- | 180日 |
平山 貞美 血族 |
20,000株
1.64%
|
- | 180日 |
成田 由奈 |
20,000株
1.64%
|
- | 180日 |
西山 仁徳 |
20,000株
1.64%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
ノバシステムと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:スタンダードまたは東証二部」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2023/02/22 プライム・ストラテジー
… 初値売り損益:174,000円
騰落率:125.18%、倍率:2.25倍 - 2022/08/02 日本ビジネスシステムズ
… 初値売り損益:30,700円
騰落率:20.20%、倍率:1.20倍 - 2020/11/30 バリオセキュア
… 初値売り損益:-10,000円
騰落率:-4.44%、倍率:0.96倍 - 2019/12/16 ベース
… 初値売り損益:435,000円
騰落率:92.55%、倍率:1.93倍 - 2019/02/27 東海ソフト
… 初値売り損益:137,200円
騰落率:91.47%、倍率:1.91倍
ノバシステムのIPO分析
金融・保険業界向けを中心としたシステムインテグレーション事業で事業全体の97.9%を占め、そのなかの保険業界向けシステム開発が中心となり、売上高構成比が54.9%に。
売上高は、ニッセイ情報テクノロジー、SCSK、日本アイ・ビー・エムの3社で、その74.3%を占める(2021年12月期)。安定収益に。
成長戦略のひとつとして2つのサブスク型のクラウドサービスも。ただ、こちらはライバル多いかも。
従業員数436名。1982年創業で業績も安定的。
スタンダード市場っぽいIPOだなぁと目論見書をみておりました。
現在、配当金はないですが、配当性向は将来的に30%を目指したいとのこと。
前期実績と想定価格で算出したPERは9.4倍。
2023年12期の業績予想値で算出したPERは8.4倍。
情報・通信業で考えるとかなり割安設定かなと思います。
やや地味系にみえますが、設定価格的には上昇余地あり。仮条件、上振れるんじゃないでしょうか?
残念なのはIPOラッシュ後半で投資家の資金枯れでしょうか。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- 2023年12月期の業績予想(前期比)は、売上高 5,253,701千円(+13.6%)、営業利益 420,501千円(+27.4%)
- IPOで人気のあるIT関連企業
- 想定価格と2023年12月の予想実績によるPERは8.4倍と割安感あり。前期実績で計算するとPER9.4倍
- 市場からの吸収金額が6.8億円と小さい
- 3社からの売上が74.3%で安定収益に
- IPOで人気の低い東証スタンダード市場
- 配当実績なし
- オファリングレシオが29.8%とやや高い(IPOデータ)
- 3月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
- サブスク型のサービスがどこまで伸びるか?
3.10追記。仮条件が想定発行価格(1,660円)より2.4%の上振れ決定(1,660円 ~ 1,700円)したので、初値予想を2,050円 ~ 2,390円に修正。予想利益は3.5万円~6.9万円です。
目論見書の想定仮条件は1,660円。初値予想は2,000円 ~ 2,330円としました。
予想利益は3.4万円~6.7万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに47回当選しています。(全当選数の37.6%)
松井証券と岡三オンラインはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)