アイドマ・ホールディングス(7373):IPO上場情報
アイドマ・ホールディングスは、営業・事業支援のノウハウを最大限に活用し、中小企業向けの営業支援を主としたワーク・イノベーション事業を行っている企業です。
グループは同社と連結子会社1社、持分法非適用関連会社1社で構成。
- セールス・プラットフォーム事業
グループの事業活動を通じて得られた営業に関するデータベースおよび独自に開発した営業支援システム(SalesCrowd)を活用し、主に法人向けビジネスを営む顧客企業の持つ商材やサービスに応じたテストマーケティングの実行支援。
テストマーケティングを行い、費用対効果の高いパターンを検証。 - ママワークス事業
ママワークスは、人材不足に悩む中小企業に対して、潜在的に働ける方を、新たな働き手として繋げていく就労支援を行うWebサイト。
在宅ワークに特化した求人サイト。登録会員数は2021年3月時点で26万人。
- meet in事業
meet inは、商談・面接をオンライン上で行うオンラインコミュニケーションインフラ。
アプリケーションのダウンロードやインストールは一切不要。
2021年3月末時点で3,400社を超える企業に導入。
セールス・プラットフォーム事業の販売実績が全体の81.8%。(第12期連結)
3つのサービスは、各々が単独で収益を獲得するのみならず、相互が有機的に結びつき、サービス間におけるシナジー効果を発揮。
同社グループは、毎月約60万件を超える電話営業を中心とした手法を通して様々なテストマーケティングを行っています。
そのため、サービス別、業種別、エリア別、アプローチ手法別等の様々な営業の成功事例が蓄積されたデータベースを有しており、そのデータを活用して、顧客に対して営業活動の企画を立案(仮説を設定)し、その効果をテクノロジーを活用して効率的に検証し、効果が見込まれる企画を在宅ワーカーを活用してテストマーケティングを実践する営業支援を提案しています。
設立は2008年12月。
従業員数は2021年4月末で136名、平均年齢は29.4歳、平均勤続年数は1.6年、平均年間給与は542.8万円。
連結会社の従業員は合計で141名。
アイドマHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、アイドマHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
アイドマ・ホールディングスの上場日
上場日 | 2021/6/23(水) | 証券コード | 7373 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | アイドマ・ホールディングス(7373) | ||
時価総額 | 142.4億円(公開価格で計算) 253億円(初値で計算) |
アイドマ・ホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/7 (月) ~ 6/11 (金) |
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仮条件 | 1,830円~1,930円 (抽選資金:18.3万円 ~ 19.3万円) | ||
当選口数 | 15,755口 | ||
発行済株式数 | 7,376,000株 | オファリングレシオ | 21.3% |
公募株数 | 950,000株 | 売出株数 | 420,000株 |
吸収金額 | 30.4億円 | O.A分 | 205,500株 |
仮条件決定日 | 6/3 (木) | 公開価格決定日 | 6/14 (月) |
購入期間 | 6/15 (火) ~ 6/18 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
アイドマ・ホールディングスの公開価格と初値
仮条件 | 1,830円~1,930円 | ||
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公開価格 | 1,930円 | 初値 | 3,430円 |
騰落率 | 77.72% | 倍率 | 1.78倍 |
初値売り損益 | 150,000円(3,430円 - 1,930円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
アイドマ・ホールディングスの初値予想と予想利益
アイドマ・ホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,830円 ~ 1,930円
※抽選資金:18.3万円 ~ 19.3万円
上限は5.5%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,890円 ~ 3,380円※6/3 修正
(1.5倍~1.8倍) |
予想利益 | 9.6万円~14.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,830円あたり ※抽選資金:18.3万円あたり |
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初値予想 | 2,740円 ~ 3,200円 (1.5倍~1.7倍) |
予想利益 | 9.1万円~13.7万円 |
初値予想アンケート
アイドマ・ホールディングス(7373)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,930円)を基準価格に修正しています。
有効回答:255票 投票期限:2021/6/22 (火) 23:59までアイドマ・ホールディングスの主幹事と幹事証券
アイドマ・ホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
アイドマ・ホールディングスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
91.30% | 1,438,500株 | 1,438口 |
SBI証券 | 4.35% | 68,500株 | 411口 |
マネックス証券 | 0.87% | 13,700株 | 137口 |
楽天証券 | 0.87% | 13,700株 | 137口 |
東洋証券 | 0.87% | 13,700株 | 13口 |
極東証券 | 0.87% | 13,700株 | 0口 |
エース証券 | 0.87% | 13,700株 | 0口 |
楽天証券の抽選倍率は、400倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
アイドマ・ホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年8月 | 2019年8月 | 2018年8月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,746,541 | 1,280,838 | 999,657 |
経常利益 | 200,346 | 153,230 | 79,288 |
当期利益 | 153,927 | 111,464 | 49,972 |
純資産 | 502,049 | 348,122 | 158,063 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 23.95 | 18.17 | 249.86 |
BPS※ | 78.05 | 54.10 | 790.32 |
前期比(売上高) | 36.4% | 28.1% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年8月 | 2019年8月 |
---|---|---|
売上高 | 1,829,843 | 1,294,833 |
経常利益 | 216,120 | 119,399 |
当期利益 | 164,228 | 84,703 |
純資産 | 509,888 | 345,659 |
EPS※ | 25.56 | 13.81 |
BPS※ | 79.27 | 53.71 |
前期比(売上高) | 41.3% | ― |
上位株主とロックアップ情報
アイドマ・ホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
JPM株式会社 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
3,000,000株
44.71%
|
- | 180日 |
三浦陽平 代表取締役社長 |
2,791,200株
41.60%
|
420,000株 | 180日 |
K&Pパートナーズ2号投資事業有限責任組合 VC |
273,000株
4.07%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
佐賀寛厚 |
253,200株
3.77%
(253,200)
|
- | 180日 |
K&Pパートナーズ3号投資事業有限責任組合 VC |
153,000株
2.28%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
三浦和広 取締役 |
134,520株
2.00%
(6,000)
|
- | 180日 |
識学1号投資事業有限責任組合無限責任組合員 VC |
51,390株
0.77%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
阿部光良 取締役 |
19,290株
0.29%
|
- | 180日 |
若林稔 監査役 |
4,800株
0.07%
|
- | 180日 |
株式会社コバ 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
4,800株
0.07%
|
- | 180日 |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、2,895円です。
直近の類似IPOの上場結果
アイドマ・ホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
アイドマ・ホールディングスのIPO分析
セールス・プラットフォーム事業の販売実績が全体の81.8%を占めています。(第12期連結)
同社の成長戦略はこちら。
これまでは、営業体制が確立されていない中小企業を中心に営業業務のアウトソーシングや営業組織構築のコンサルティング、テストマーケティングなど、営業支援の領域に特化してましたが、今後は、営業以外の業務支援にまで事業領域を拡大。
安定した収益基盤構築のためにストック型収益モデルの確立も目指すようです。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。(決算情報)
- オファリングレシオが21.3%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
- 新型コロナウィルスにより働き方改革は需要あり。
- 市場からの吸収金額が30.4億円と大きい。(吸収金額による実績)
- 同日に3社が上場。
- 6月のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
- 2021年8月期の業績予想(前期比)は、売上高3,476百万円(-90%)、営業利益767百万円(+265.5%)、経常利益734百万円(+239.7%)
6.3追記。仮条件が想定発行価格(1,830円)より5.5%の上振れ決定(1,830円 ~ 1,930円)したので、初値予想を2,890円 ~ 3,380円に修正しました。予想利益は9.6万円~14.5万円です。
目論見書の想定仮条件は1,830円。初値予想は2,740円 ~ 3,200円としました。
予想利益は9.1万円~13.7万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券も、おすすめです。