QDレーザ(6613):IPO上場情報


QDレーザは、半導体レーザ、網膜走査型レーザアイウェアおよびそれらの応用製品の開発・製造・販売を行っている企業です。

視覚障害者の視力を補助する眼鏡型装置の開発を進め、国内外で医療機器認証を取得したうえで製品化を目指しています。

網膜走査型レーザアイウェアRETISSA

創業者である菅原充氏は、富士通株式会社および国立大学法人東京大学との産学共同の開発体制の下、量子ドットレーザ技術開発の先駆者としてスタート。

富士通株式会社および三井物産株式会社の両社のベンチャーキャピタル資金を活用して、富士通の量子ドットレーザ技術に基づく光デバイスのベンチャー企業として2006年4月に同社を設立。

非連結子会社のQD Laser Deutschland GmbHは、レーザアイウェア事業における欧州での臨床検査試験を行っています。

設立は2006年4月。
従業員数は2020年11月末で50名、平均年齢は50.3歳、平均勤続年数は3.3年、平均年間給与は766.8万円。


QDレーザのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、QDレーザの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

QDレーザの上場日

B
  • 業績:不安
  • オファリングレシオ:高い
  • 調達金額:大きい

上場日 2021/2/5(金) 証券コード 6613
市場 東証マザーズ 業種 電気機器
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス QDレーザ(6613)
時価総額
117.6億円(公開価格で計算)
275.6億円(初値で計算)

QDレーザのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2021/1/21 (木) ~ 1/27 (水)

仮条件 300円~340円 (抽選資金:3万円 ~ 3.4万円)
当選口数 155,933口
発行済株式数 34,584,180株 オファリングレシオ 45%
公募株数 9,451,800株 売出株数 4,107,600株
吸収金額 53億円 O.A分 2,033,900株
仮条件決定日 1/20 (水) 公開価格決定日 1/28 (木)
購入期間 1/29 (金) ~ 2/3 (水)
備考

【1.28追記】公募株のうち、国内分は509万5,800株、海外分は435万6,000株。(全945万1,800株)
売出株は、国内売出し254万9,800株、海外売出し155万7,800株。(全410万7,600株)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

QDレーザの公開価格と初値

仮条件 300円~340円
公開価格 340円 初値 797円
騰落率 134.41%  倍率  2.34倍
初値売り損益 45,700円(797円 - 340円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

QDレーザの初値予想と予想利益

QDレーザの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 300円 ~ 340円 ※抽選資金:3万円 ~ 3.4万円
上限は23.6%上ブレ↑
初値予想 420円 ~ 620円※1/20 修正
(1.2倍~1.8倍)
予想利益 8,000円~2.8万円

想定価格と初値予想

想定価格 275円あたり ※抽選資金:2.75万円あたり
初値予想 330円 ~ 475円 (1.2倍~1.7倍)
予想利益 5,500円~2万円
送信中...

初値予想アンケート

QDレーザ(6613)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(340円)を基準価格に修正しています。

有効回答:1245   投票期限:2021/2/4 (木) 23:59まで
3倍以上(1,020円以上)
827票  66%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(850円以上~1,020円未満)
75票  6%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(680円以上~850円未満)
101票  8%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(510円以上~680円未満)
80票  6%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(408円以上~510円未満)
60票  5%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(340円以上~408円未満)
42票  3%
投票済み

公募割れ(340円未満)
60票  5%
投票済み

QDレーザの主幹事と幹事証券

QDレーザのIPOを取り扱っている証券会社です。

QDレーザの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SMBC日興証券
87.92% 8,510,200株 8,510口
主幹事
SBI証券
11.06% 1,070,300株 6,421口
岩井コスモ証券 0.39% 38,100株 38口
水戸証券 0.39% 38,100株 0口
極東証券 0.24% 22,800株 0口

【1.28修正】海外販売数と国内の割当数が決まりましたので修正。

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QDレーザの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2020年3月 2019年3月 2018年3月
売上高 756,633 960,986 664,017
経常利益 -1,225,739 -996,094 -1,075,219
当期利益 -1,240,167 -1,040,521 -1,128,917
純資産 1,729,699 2,130,953 245,935
配当金
EPS -72.24 -850.79 -18,690.69
BPS 68.82 -4,914.53 -83,372.85
前期比(売上高) -21.3% 44.7%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

QDレーザの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
東京センチュリー(株) 3,671,360
13.02%
- 180日
MGI Global Fund L.P. VC 3,511,040
12.45%
351,100 180日
グローバル・イノベーション・ファンド VC 3,187,860
11.30%
3,187,860
グローバル・イノベーション・ファンドⅡ VC 2,468,000
8.75%
568,600 180日
アクサ生命保険(株) 1,916,680
6.80%
-
グローバル・イノベーション・ファンドⅢ VC 1,857,140
6.59%
40 180日
菅原 充 代表取締役社長 1,458,000
5.17%
- 180日
Beyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合 VC 754,160
2.67%
- 90日/
1.5倍
第一生命保険(株) 754,160
2.67%
- 90日/
1.5倍
リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合 VC 750,000
2.66%
- 90日/
1.5倍
公開価格は340円。
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、510円です。

グローバル・イノベーション・ファンドは上場時にすべて売出し。

詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

QDレーザと同じホットワードのIPOの上場結果です。

「高齢化社会」のIPOの直近の結果です。

  • 2019/03/29 Welby
    初値売り損益:1,283,000円
    (騰落率:246.73%、倍率:3.47倍)
  • 2019/03/28 フレアス
    初値売り損益:219,500円
    (騰落率:118.65%、倍率:2.19倍)
  • 2018/12/17 ツクイスタッフ
    初値売り損益:140,000円
    (騰落率:53.23%、倍率:1.53倍)
  • 2017/11/28 幸和製作所
    初値売り損益:446,000円
    (騰落率:126.70%、倍率:2.27倍)
  • 2017/10/25 シルバーライフ
    初値売り損益:213,000円
    (騰落率:85.20%、倍率:1.85倍)

QDレーザと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:電気機器」の直近のIPO結果です。

  • 2020/12/16 バルミューダ
    初値売り損益:122,000円
    騰落率:63.21%、倍率:1.63倍
  • 2019/09/26 HPCシステムズ
    初値売り損益:-12,000円
    騰落率:-6.03%、倍率:0.94倍
  • 2017/08/09 トランザス
    初値売り損益:221,000円
    騰落率:170%、倍率:2.70倍
  • 2012/06/22 大泉製作所
    初値売り損益:5,000円
    騰落率:14.29%、倍率:1.14倍
  • 2011/12/16 ダブル・スコープ
    初値売り損益:-20,000円
    騰落率:-8%、倍率:0.92倍

QDレーザのIPO分析

何らかの原因により視覚に障害を受け日常生活での不自由さをきたしている状態を「ロービジョン」と呼びます。
その人口は、世界で2.5億人、日本国内では145万人と推定。

ロービジョン者の「見えづらい」を「見える」に変えるプロジェクトをQDレーザは行っています。

高齢者の視覚支援にも同社の技術が役立ちます。

高齢者の視覚支援

QDレーザーは、2006年設立のテックベンチャー企業。
社会貢献に役立つ技術で成長を目指す事業内容ですが、現在は開発費や人件費がかさんで赤字経営が続いている状況です。

業種は電気機器ですが、タイプ的にはバイオベンチャー的な立ち位置に。

自社内においては半導体レーザの最も要となるデバイス設計、結晶成長と完成品の評価のみを行い、それ以外の工程は協力会社の生産ラインにて行う、ファブレス製造です。

東証マザーズ上場としては大型IPOになり、需給面からは不人気。
どこまで同社の事業内容に賛同した買いが入るかによりそうです。

例年、一発目のIPOは約2ヶ月の期間が空くこともあり、IPOを待ちわびた投資家により盛り上がった初値になりますが、事業内容的に投機資金ではなく、投資資金が集まって欲しいなぁと思います。

当選しました!

2.1追記。妻がSBI証券で当選!ブログ

2021年 一発目のIPOで当選できました。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

  • 社会的意義が高い事業内容。
  • 高齢者の視覚支援。
  • 約2ヵ月ぶりのIPO。例年、最初のIPOは好調。
  • 購入単価が低い(3.4万円)。
  • 東京パラリンピックは同社の認知度を高める機会に。
  • オファリングレシオが45%と高い。
  • 研究開発費に投資し、業績は赤字。
  • 市場からの吸収金額が53億円と大きい。(吸収金額による実績)
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多いが、ロックアップはきっちり。
  • 海外の需要。(ドイツに非連結子会社あり)

1.20 追記。仮条件が想定発行価格(275円)より上振れ決定(300円 ~ 340円)したので、初値予想を420円 ~ 620円に修正しました。
予想利益は8,000円~2.8万円です。

目論見書の想定仮条件は275円。初値予想は330円 ~ 475円としました。
予想利益は5,500円~2万円です。

カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。

ワンポイント

主幹事はSMBC日興証券とSBI証券の共同主幹事です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。

SMBC日興証券は、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。

SBI証券は、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。

現在、SBI証券と現金2,000円がもらえる口座開設タイアップ中です♪

QDレーザのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、QDレーザの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


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