ヴィッツ(WITZ)(4440):IPO上場情報
ヴィッツ(WITZ)は、製品メーカに対して組込ソフトウェアを提供する「組込システム事業」、シミュレーション環境を提供する「システムズエンジニアリング事業」および機能安全コンサルティングを提供する「機能安全開発事業」の3つを主たる業務としている企業です。
組込システムの代表例は自動車、デジタル家電、白物家電、スマートデバイスなど。
これらの製品の機能や性能は組込ソフトウェアにより実現されています。
(有価証券届出書9ページより)
人々が日々の暮らしの中で利用する電子機器(電子制御を伴った電気炊飯器、デジタルテレビ、自動車 等々)のことを組込機器と呼びます。この組込機器は、マイクロコンピュータと呼ばれる小型のコンピュータを搭載し、このコンピュータを含むハードウェアとコンピュータを動作させるソフトウェアで構成されております。このハードウェアとソフトウェアを合わせて組込システムと呼び、ソフトウェアを組込ソフトウェアと呼びます。
自動車システムなど複雑なシステムに対して、効率的な開発をするためにモデル表記法を利用したモデルベース開発を実施。
「車載制御シミュレーション開発」「車載制御モデル開発」「自動運転向け仮想環境シミュレーションの開発、販売」などの事業を実施しています。
(有価証券届出書13ページより)
自動運転技術研究と技術支援サービス
自動車や各種ロボットなどが自律的に動作し、人々の生活を支援する社会が現実味をおびてきました。
同社グループは、来るべき自律システム社会を支える基盤技術を得るため、経済産業省の研究事業を活用し、積雪路面での自動運転を実現するための技術研究を実施しています。
(有価証券届出書15ページより)
この研究では世界的に研究が進められている「ダイナミックマップ」が活用できない積雪路面で、雪道を判別し安全に走行するための基礎技術を開発し、その技術を過疎化地域で活用することを検討しています。
ダイナミックマップとは高精度な三次元地図情報や動的に更新される道路状況などを組み合わせた地図情報です。自動運転ではカメラなどで認識した人工構造物(信号、センターライン、側溝など)とダイナミックマップ情報を比較して、自己位置を推定します。
わたしの住んでいる北海道はこの「ダイナミックマップ」が活用できないと聞いたことがありますが、これを解決するシステムのようです。
IPOとしては「自動運転」と「IoT」関連事業で人気は非常に高いです。
業績も好調です。
グループは同社と連結子会社2社で構成。
設立は平成9年6月です。
従業員数は平成31年1月末で135名、平均年齢は35歳、平均勤続年数は7年、平均年間給与は540.8万円です。
ヴィッツのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ヴィッツの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ヴィッツ(WITZ)の上場日
上場日 | 2019/4/8(月) | 証券コード | 4440 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ヴィッツ(WITZ)(4440) | ||
時価総額 | 47.9億円(公開価格で計算) 110.2億円(初値で計算) |
ヴィッツ(WITZ)のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/3/20 (水) ~ 3/27 (水) |
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仮条件 | 2,260円~2,650円 (抽選資金:22.6万円 ~ 26.5万円) | ||
当選口数 | 4,600口 | ||
発行済株式数 | 1,807,000株 | オファリングレシオ | 25.4% |
公募株数 | 340,000株 | 売出株数 | 60,000株 |
吸収金額 | 12.1億円 | O.A分 | 60,000株 |
仮条件決定日 | 3/18 (月) | 公開価格決定日 | 3/28 (木) |
購入期間 | 3/29 (金) ~ 4/3 (水) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ヴィッツ(WITZ)の公開価格と初値
仮条件 | 2,260円~2,650円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,650円 | 初値 | 6,100円 |
騰落率 | 130.19% | 倍率 | 2.30倍 |
初値売り損益 | 345,000円(6,100円 - 2,650円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ヴィッツ(WITZ)の初値予想と予想利益
ヴィッツ(WITZ)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,260円 ~ 2,650円
※抽選資金:22.6万円 ~ 26.5万円
上限は17.3%上ブレ↑ |
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初値予想 |
5,300円 ~ 6,890円※3/18 修正
(2.0倍~2.6倍) |
予想利益 | 26.5万円~42.4万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,260円あたり ※抽選資金:22.6万円あたり |
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初値予想 | 4,520円 ~ 5,650円 (2.0倍~2.5倍) |
予想利益 | 22.6万円~33.9万円 |
ヴィッツ(WITZ)の主幹事と幹事証券
ヴィッツ(WITZ)のIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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備考 | 主幹事は1人1票の公平抽選で、資金力にかかわらず当選が期待できる東海東京証券です。 一人一票の公平抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるやSMBC日興証券、抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。 |
ヴィッツ(WITZ)の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 東海東京証券 |
90.43% | 416,000株 | 416口 |
SBI証券 | 3.48% | 16,000株 | 112口 |
大和証券 | 2.61% | 12,000株 | 30口 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 8,000株 | 8口 |
安藤証券 | 0.87% | 4,000株 | 0口 |
エース証券 | 0.87% | 4,000株 | 0口 |
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ヴィッツ(WITZ)の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年8月 | 2017年8月 | 2016年8月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,340,577 | 2,147,319 | 1,790,011 |
経常利益 | 187,456 | 208,852 | 172,026 |
当期利益 | 116,365 | 143,801 | 51,063 |
純資産 | 430,837 | 304,977 | 154,917 |
配当金※ | 6,000.00 | 5,500.00 | 2,500.00 |
EPS※ | 80.67 | 102.53 | 36,473.98 |
BPS※ | 293.69 | 211.64 | 110,655.70 |
前期比(売上高) | 9% | 20% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年8月 | 2017年8月 |
---|---|---|
売上高 | 2,375,816 | 2,166,307 |
経常利益 | 223,754 | 208,174 |
当期利益 | 135,527 | 138,814 |
純資産 | 466,797 | 316,684 |
EPS※ | 93.95 | 98.98 |
BPS※ | 309.45 | 214.39 |
前期比(売上高) | 9.7% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
ヴィッツ(WITZ)と同じホットワードのIPOの上場結果です。
「IoT」のIPOの直近の結果です。
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初値売り損益:232,000円
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初値売り損益:144,000円
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初値売り損益:780,000円
(騰落率:354.55%、倍率:4.55倍)
ヴィッツ(WITZ)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
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… 初値売り損益:91,500円
騰落率:27.81%、倍率:1.28倍 - 2019/03/29 Welby
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騰落率:33.33%、倍率:1.33倍 - 2019/03/15 カオナビ
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騰落率:100.51%、倍率:2.01倍
ヴィッツ(WITZ)のIPO分析
「自動運転」と「IoT」関連事業でIPO人気は非常に高いです。
全世界規模で組込システムの大きな変革期を迎えており、人工知能、IoT、自動運転など同社が注力している技術が今まで以上に重要になると予見されます。その変革時期を追い風に同社の技術を提供する市場は広がっております。
評価が高いIPOの特徴
似たような企業では、2018年10月に上場したイーソルや、2017年9月に上場したニーズウェルがあり、どちらも人気化しています。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が最も高い「S」に設定しました。
- IPOで非常に人気のある「自動運転」「IoT」事業。
- 業績が好調。
- 市場からの調達金額が10.3億円と小さい。
- 当選数が少ないこと。
3.18 追記。仮条件が想定の2,260円より 上振れして決定(2,260円 ~ 2,650円)しました。
機関投資家からの買い需要が高いと思われます。
初値予想を5,300円 ~ 6,890円に修正しました。
予想利益は265,000円~424,000円としました。
市況が良ければさらに上値を追えそうです。
目論見書の想定仮条件は2,260円。初値予想は4,520円 ~ 5,650円としました。
予想利益は226,000円~339,000円です。
チョット控えめな予想で、公募割れリスクは非常に低いです。
積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いましょう。
配当性向は10%を予定しているようです。配当金出すんですね!