グラッドキューブ(9561):IPO上場情報


グラッドキューブは、自社開発のSiTestを用いたウェブサイト解析サービス等のSaaS事業、インターネット広告の代理店業務およびスポーツデータAI解析のSPAIA事業を行っている企業です。

事業内容

SaaS事業

自社開発のSiTestを用いたウェブサイト解析、アクセス解析、サイト制作、コンテンツ制作、コンサルティングによる包括的なデジタルマーケティング施策を顧客に提供。

SiTestはウェブサイト解析から改善まで一気通貫して実施できるオールインワンのサブスクリプション型ウェブサイト解析ツール。顧客のウェブサイトを訪れたユーザーがどこを閲覧しているか、クリックしているかを可視化するヒートマップを提供。

SiTestの主な機能

マーケティングソリューション事業

インターネット広告の提案型運用、コンテンツ制作、アクセス解析を行い、広告効果を報告するために事業部内で作成したレポート等の成果物を顧客に提供。顧客は主に大企業や中小企業。

十分な予算やリソースが不足している中小企業、個人事業主に対しては少額プランを提供。

当該事業の顧客に対してもSaaS事業のプロダクトであるSiTest等を提供することにより更なる価値を提供可能であることから、両事業間でのリードシェアを積極的に実施。

パッケージ販売につながる仕組み

SPAIA事業

AIの機械学習を使用したスポーツメディアプラットフォームとして、プロ野球一球速報等を軸とするSPAIAを運営しております。プロ野球一球速報ではウィジェット化して新聞社やメディアへ販売しているほか、メディアの記事連携による広告収入及び自社サイトでの広告収入が収益モデル。

特にSPAIA競馬に注力。
有料会員による収益のほか、メディアの記事連携による広告収入あり。

SPAIA競馬

設立は2007年1月。
従業員数は2022年7月末で102名、平均年齢は31.8歳、平均勤続年数は2.9年、平均年間給与は446.8万円。


グラッドキューブのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、グラッドキューブの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

グラッドキューブの上場日

B
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや低い
  • 売出多い

上場日 2022/9/28(水) 証券コード 9561
市場 東証グロース 業種 サービス業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス グラッドキューブ(9561)
時価総額
75.7億円(公開価格で計算)
118.2億円(初値で計算)

グラッドキューブのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2022/9/9 (金) ~ 9/15 (木)

仮条件 870円~960円 (抽選資金:8.7万円 ~ 9.6万円)
当選口数 14,720口
発行済株式数 7,881,000株 オファリングレシオ 18.6%
公募株数 450,000株 売出株数 830,000株
吸収金額 14.1億円 O.A分 192,000株
仮条件決定日 9/7 (水) 公開価格決定日 9/16 (金)
購入期間 9/20 (火) ~ 9/26 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

グラッドキューブの公開価格と初値

仮条件 870円~960円
公開価格 960円 初値 1,500円
騰落率 56.25%  倍率  1.56倍
初値売り損益 54,000円(1,500円 - 960円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

グラッドキューブの初値予想と予想利益

グラッドキューブの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 870円 ~ 960円 ※抽選資金:8.7万円 ~ 9.6万円
初値予想 1,110円 ~ 1,340円
(1.2倍~1.4倍)
予想利益 1.5万円~3.8万円

想定価格と初値予想

想定価格 960円あたり ※抽選資金:9.6万円あたり
初値予想 1,110円 ~ 1,340円 (1.2倍~1.4倍)
予想利益 1.5万円~3.8万円
送信中...

初値予想アンケート

グラッドキューブ(9561)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(960円)を基準価格に修正しています。

有効回答:236   投票期限:2022/9/27 (火) 23:59まで
3倍以上(2,880円以上)
85票  36%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(2,400円以上~2,880円未満)
22票  9%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(1,920円以上~2,400円未満)
27票  11%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(1,440円以上~1,920円未満)
58票  25%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,152円以上~1,440円未満)
22票  9%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(960円以上~1,152円未満)
9票  4%
投票済み

公募割れ(960円未満)
13票  6%
投票済み

グラッドキューブの主幹事と幹事証券

グラッドキューブのIPOを取り扱っている証券会社です。

グラッドキューブの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
86.96% 1,280,000株 1,280口
SBI証券 4.35% 64,000株 384口
楽天証券 1.74% 25,600株 256口
みずほ証券 1.74% 25,600株 25口
野村證券 1.74% 25,600株 25口
松井証券 0.87% 12,800株 89口
岡三証券 0.87% 12,800株 12口
岩井コスモ証券 0.87% 12,800株 12口
極東証券 0.43% 6,400株 0口
あかつき証券 0.43% 6,400株 0口

大和コネクト証券のネット抽選分は、128口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。

楽天証券の抽選倍率は、133倍でした。

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


グラッドキューブの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年12月 2020年12月 2019年12月
売上高 1,215,796 882,868 671,664
経常利益 298,606 126,717 62,555
当期利益 201,998 86,353 80,347
純資産 451,056 249,057 162,704
配当金
EPS 27.18 11.62 74.74
BPS 60.70 33.52 11.94
前期比(売上高) 37.7% 31.4%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

グラッドキューブの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
株式会社ゴールドアイランド 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 3,900,000
49.22%
- 180日
金島 弘樹 代表取締役 2,190,000
27.64%
720,000 180日
MICイノベーション4号投資事業有限責任組合 VC 654,000
8.25%
- 90日/
1.5倍
NTTインベストメント・パートナ ーズファンド2号投資事業有限責任組合 VC 327,000
4.13%
- 90日/
1.5倍
金島 由樹 取締役 306,000
3.86%
(66,000)
80,000 180日
財部 友希 取締役 204,000
2.57%
(84,000)
30,000 180日
上杉 辰夫 取締役 42,000
0.53%
(42,000)
-
玉屋 宏祐 従業員 36,000
0.45%
(36,000)
-
松田 政志 従業員 36,000
0.45%
(36,000)
-
西村 美希 取締役 36,000
0.45%
(36,000)
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
公開価格は960円。
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,440円です。
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

グラッドキューブと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。

  • 2022/09/13 ジャパニアス
    初値売り損益:99,000円
    騰落率:97.06%、倍率:1.97倍
  • 2022/07/29 エアークローゼット
    初値売り損益:11,000円
    騰落率:13.75%、倍率:1.14倍
  • 2022/07/08 INTLOOP
    初値売り損益:-35,000円
    騰落率:-10%、倍率:0.90倍
  • 2022/06/30 AViC
    初値売り損益:24,600円
    騰落率:24.12%、倍率:1.24倍
  • 2022/06/29 マイクロアド
    初値売り損益:-12,000円
    騰落率:-8.51%、倍率:0.91倍

グラッドキューブのIPO分析

SiTestのようなメディア解析ツールはメディア運営者にとって、訪問者の動向を知れる頼れるツール。

SaaS事業のLTV/CACは高い水準を維持し、解約率は改善傾向に。

LTV/CACと解約率

カブスルも他社のツールを導入したことはありますが、使いこなす時間がなかったのでやめてしまいました。

IPOとして注目されそうなのは、SPAIA事業の中のSPAIA競馬でしょうか。
有料会員(月額990円~7,000円)の場合、コースが3種類あり、無料会員では利用できないAIによる解析データを付加価値として提供。

無料会員数は伸びていますが、有料会員数は2021年8月に価格を引き上げた影響により、解約率が悪化したようです。
(UI/UX改善及び地方競馬コンテンツ開発に注力することによるサービスの質向上をもって解約率を改善を促す予定)

SPAIA競馬

事業ごとの販売実績はこちらで、主力はaaS事業とマーケティングソリューション事業です。
第2四半期累計期間におけるSPAIA事業のセグメント損失は56,171千円で赤字。

販売実績

カブスルは競馬をやらないんですが、競馬好きには気になるIPOとなるんでしょうか。
個人的には事業の柱がいくつかあるのは業績の安定感につながるので好きです。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 業績が好調(決算情報)
  • オファリングレシオが18.6%とやや低い(オファリングレシオによる実績)
  • IPOで人気のあるIT関連企業
  • 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
  • 9月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
  • 同業他社が多い
  • 同日に3社が上場。個人的には他の2社に興味あり
  • 上場市場のグロース市場が上場日に崩れないことを願う
  • 想定価格と前期実績によるPERは35.3倍
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)

目論見書の想定仮条件は960円。初値予想は1,110円 ~ 1,340円としました。
予想利益は1.5万円~3.8万円です。

カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。

野村證券と松井証券、岡三オンラインは、ブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。

特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)

追加の委託幹事として、CONNECTが決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは2回当選)

落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券や楽天証券も幹事証券となっています。

グラッドキューブのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、グラッドキューブの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


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