ジャパニアス(9558):IPO上場情報
ジャパニアスは、IT・通信業界及びものづくり業界を中心とした顧客に対してオンサイト型開発支援および受託開発を行う先端エンジニアリング事業を展開している企業です。
ソフトウエア、インフラ、メカトロニクス、エレクトロニクスの4分野を事業の軸に、大手メーカーを中心とした数多くのプロジェクトに参画。
ものづくり業界へのオンサイト型開発支援から始まり、IT・通信業界にも進出し拡大。
中期経営計画では、エンジニア数の増加およびエンジニアの技術力向上によりサービス提供力を強化することで取引の拡大を図る方針。
設立は1999年12月。
従業員数は2022年6月末で1,259名、平均年齢は32.6歳、平均勤続年数は3.4年、平均年間給与は424.9万円。
ジャパニアスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ジャパニアスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ジャパニアスの上場日
ジャパニアスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/8/29 (月) ~ 9/2 (金) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 960円~1,020円 (抽選資金:9.6万円 ~ 10.2万円) | ||
当選口数 | 13,133口 | ||
発行済株式数 | 4,000,000株 | オファリングレシオ | 32.8% |
公募株数 | 200,000株 | 売出株数 | 942,000株 |
吸収金額 | 13.3億円 | O.A分 | 171,300株 |
仮条件決定日 | 8/26 (金) | 公開価格決定日 | 9/5 (月) |
購入期間 | 9/6 (火) ~ 9/9 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ジャパニアスの公開価格と初値
仮条件 | 960円~1,020円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,020円 | 初値 | 2,010円 |
騰落率 | 97.06% | 倍率 | 1.97倍 |
初値売り損益 | 99,000円(2,010円 - 1,020円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ジャパニアスの初値予想と予想利益
ジャパニアスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
960円 ~ 1,020円
※抽選資金:9.6万円 ~ 10.2万円
上限は6.3%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
1,230円 ~ 1,530円※8/26 修正
(1.2倍~1.5倍) |
予想利益 | 2.1万円~5.1万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 960円あたり ※抽選資金:9.6万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,160円 ~ 1,440円 (1.2倍~1.5倍) |
予想利益 | 2万円~4.8万円 |
初値予想アンケート
ジャパニアス(9558)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,020円)を基準価格に修正しています。
有効回答:501票 投票期限:2022/9/12 (月) 23:59までジャパニアスの主幹事と幹事証券
ジャパニアスのIPOを取り扱っている証券会社です。
ジャパニアスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
91.32% | 1,199,300株 | 1,199口 |
野村證券 | 2.60% | 34,200株 | 34口 |
マネックス証券 | 0.87% | 11,400株 | 114口 |
楽天証券 | 0.87% | 11,400株 | 114口 |
SBI証券 | 0.87% | 11,400株 | 68口 |
岡三証券 | 0.87% | 11,400株 | 11口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 11,400株 | 11口 |
東海東京証券 | 0.87% | 11,400株 | 11口 |
松井証券 | 0.43% | 5,700株 | 39口 |
東洋証券 | 0.43% | 5,700株 | 5口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、304倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ジャパニアスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年11月 | 2020年11月 | 2019年11月 |
---|---|---|---|
売上高 | 7,243,666 | 6,669,830 | 6,055,117 |
経常利益 | 363,217 | 303,945 | 291,379 |
当期利益 | 275,896 | 236,373 | 246,570 |
純資産 | 1,955,711 | 1,932,953 | 1,821,580 |
配当金※ | 36.68 | 32,600.00 | 31,250.00 |
EPS※ | 69.68 | 59.09 | 61,642.53 |
BPS※ | 520.14 | 483.24 | 455,395.00 |
前期比(売上高) | 8.6% | 10.2% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ジャパニアスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
株式会社ウェストリバー 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
1,600,000株
41.68%
|
- | 180日 |
西川 三郎 代表取締役社長 |
1,492,000株
38.68%
|
700,000株 | 180日 |
西川 香代子 代表取締役の配偶者 |
300,000株
7.78%
|
200,000株 | 180日 |
松島 亮太 取締役 |
161,500株
4.19%
(1,500)
|
42,000株 | 180日 |
西川 明宏 血族 |
105,500株
2.73%
(1,500)
|
- | 180日 |
西川 優 血族 |
104,000株
2.70%
|
- | 180日 |
照屋 喜克 従業員 |
2,300株
0.06%
(2,300)
|
- | |
原澤 圭一 従業員 |
2,000株
0.05%
(2,000)
|
- | |
依田 和樹 従業員 |
1,800株
0.05%
(1,800)
|
- | |
森本 祥史 従業員 |
1,700株
0.04%
(1,700)
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
ジャパニアスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
ジャパニアスのIPO分析
顧客のうち、約8割が上場企業。
業績の推移は安定的。順調にエンジニア数も推移しています。
創業以来赤字を一度も計上しておらず、第12期より増収を継続。
業績堅調で安定感あり。需給的にも特に大き過ぎず良さそうなIPOです。
グロース市場はやや不安定ですが、IPO的に特に不安材料も見たらず着実に初値をつけそうな気がします。
8/5のクラシコムから、約一ヵ月ぶりのIPOとなります。
久しぶりにIPOは注目度が高くなりますので、上場日に期待したいです。
配当金も出しており、成長企業というよりは安定企業かも。
(配当性向は、当事業年度 52.6%、前事業年度55.2%)
想定価格と前期実績によるPERは13.8倍。
IT関連の情報・通信業と比較すると割安だけど、同社の登録はサービス業で妥当か。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 約一ヶ月ぶりのIPO。久しぶりのIPOは過熱する傾向
- 業績は安定的(決算情報)
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- 大手企業への導入実績あり
- オファリングレシオが32.8%と高い(オファリングレシオによる実績)
- 売出比率が82.5%と高い
- 配当実績あり。年一回の配当金を予定。当事業年度の配当性向は52.6%
- 創業家一族で発行済株式総数の90%を所有。上場時の売出しで比率は67.5%に
- 想定価格と前期実績によるPERは13.8倍
8.26追記。仮条件が想定発行価格(960円)より6.3%の上振れ決定(960円 ~ 1,020円)したので、初値予想を1,230円 ~ 1,530円に修正しました。予想利益は2.1万円~5.1万円です。
目論見書の想定仮条件は960円。初値予想は1,160円 ~ 1,440円としました。
予想利益は2万円~4.8万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
他にも、同じく平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに38回当選しています。(全当選数の33%)
また、野村證券と松井証券、岡三オンラインはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)
落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券や、岩井コスモ証券や楽天証券でも参加しておきたいです。