ウイルテック(7087):IPO上場情報
ウイルテックは、製造工場における請負、受託、EMS、派遣などのアウトソーシングを担う製造サービス企業です。
製造業における企業の問題解決に対し、技術力、採用力、育成力を提供。
リードタイムの短縮、仕掛り在庫の削減、動線分析などの生産現場における課題解決、請負で培った技術力と育成力を活かした効率的な人財活用など、さまざまなかたちでサポートしています。
メイン事業は、売上高の7割を占めるマニュファクチャリングサポート事業。
- 製造請負・製造派遣事業
製造請負とは、メーカーを顧客として、一般的に顧客の工場等の一部を借受け、事業所を設置し、顧客と契約した物を製造する事業。
製造派遣とは、人材派遣会社に登録している者を、取引先の事業所へ派遣し、派遣先の担当者の指揮命令のもとで労働サービスを提供する労働者派遣事業。 - 機電系技術者派遣事業
人材派遣会社に登録している者を、取引先の事業所へ派遣し、派遣先の担当者の指揮命令のもとで労働サービスを提供する労働者派遣事業。
主にエレクトロニクス・機械等の設計関連に秀でた技術を持つ人材を派遣。 - 修理サービス事業
破損し、不具合の発生した製造物を補修・修理するサービス。
主に太陽光発電の電源設備やコーヒーメーカー等の電気機器の訪問修理事業。
他に、下記の3つの事業を行っています。
- コンストラクションサポート事業(売上高の13.2%)
人材派遣会社に登録している者を、取引先の事業所へ派遣し、派遣先の担当者の指揮命令のもとで労働サービスを提供する労働者派遣事業。
主に建築・土木等の設計関連に秀でた技術を持つ人材。 - EMS事業(売上高の16.4%)
電子機器等の受託生産を行う受託製造事業と、電子部品メーカーより購入した電子部品を販売する電子部品卸売事業。 - その他(売上高の0.4%)
障がい者支援事業、畜産業、海外事業。
グループは同社と連結子会社6社及び持分法適用関連会社1社で構成。それぞれの事業を行っています。
設立は1992年4月。
従業員数は2019年12月末で3,112名、平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は4年、平均年間給与は353.4万円。
ウイルテックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ウイルテックの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ウイルテックの上場日
ウイルテックのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2020/2/19 (水) ~ 2/26 (水) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 1,100円~1,200円 (抽選資金:11万円 ~ 12万円) | ||
当選口数 | 20,566口 | ||
発行済株式数 | 6,058,500株 | オファリングレシオ | 33.9% |
公募株数 | 888,500株 | 売出株数 | 900,000株 |
吸収金額 | 24.6億円 | O.A分 | 268,100株 |
仮条件決定日 | 2/18 (火) | 公開価格決定日 | 2/27 (木) |
購入期間 | 2/28 (金) ~ 3/4 (水) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ウイルテックの公開価格と初値
仮条件 | 1,100円~1,200円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,200円 | 初値 | 1,200円 |
騰落率 | 0.00% | 倍率 | 1.00倍 |
初値売り損益 | 0円(1,200円 - 1,200円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ウイルテックの初値予想と予想利益
ウイルテックの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,100円 ~ 1,200円
※抽選資金:11万円 ~ 12万円
上限は6.3%下ブレ↓ |
---|---|
初値予想 |
1,120円 ~ 1,240円※2/18 修正
(0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -8,000円~4,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,280円あたり ※抽選資金:12.8万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,240円 ~ 1,380円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -4,000円~1万円 |
初値予想アンケート
ウイルテック(7087)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,200円)を基準価格に修正しています。
有効回答:197票 投票期限:2020/3/5 (木) 23:59までウイルテックの主幹事と幹事証券
ウイルテックのIPOを取り扱っている証券会社です。
ウイルテックの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
88.71% | 1,824,400株 | 1,824口 |
SBI証券 | 3.48% | 71,500株 | 500口 |
野村證券 | 2.61% | 53,600株 | 53口 |
大和証券 | 1.74% | 35,700株 | 89口 |
岩井コスモ証券 | 1.74% | 35,700株 | 35口 |
みずほ証券 | 1.74% | 35,700株 | 35口 |
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ウイルテックの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年3月 | 2018年3月 | 2017年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 16,022,071 | 11,427,831 | 10,337,159 |
経常利益 | 626,990 | 499,935 | 410,954 |
当期利益 | 429,847 | 458,272 | 107,196 |
純資産 | 2,842,188 | 2,479,990 | 1,987,938 |
配当金※ | 140.00 | 71.00 | 67.00 |
EPS※ | 83.87 | 96.23 | 113.44 |
BPS※ | 554.57 | 483.90 | 2,103.64 |
前期比(売上高) | 40.2% | 10.6% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年3月 | 2018年3月 |
---|---|---|
売上高 | 22,899,832 | 20,001,644 |
経常利益 | 939,870 | 994,156 |
当期利益 | 649,625 | 746,533 |
純資産 | 4,679,801 | 4,099,345 |
EPS※ | 126.76 | 156.76 |
BPS※ | 913.13 | 799.87 |
前期比(売上高) | 14.5% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ウイルテックの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
小倉 秀司 | 64.74% | 180日 |
(株)RASアセット | 14.41% | 180日 |
宮城 力 | 7.05% | 180日 |
野地 恭雄 | 1.51% | 180日 |
西 隆弘 | 1.09% | 180日 |
渡邊 剛 | 1.09% | 180日 |
東 和登 | 0.84% | 90日 |
ウイルテックグループ従業員持株会 | 0.54% | |
田中 伸也 | 0.25% | 90日 |
水谷 辰雄 | 0.25% | 90日 |
直近の類似IPOの上場結果
ウイルテックと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証二部」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2019/10/18 ワシントンホテル
… 初値売り損益:15,200円
騰落率:11.60%、倍率:1.12倍 - 2019/06/12 ユーピーアール
… 初値売り損益:70,000円
騰落率:21.21%、倍率:1.21倍 - 2018/03/19 共和コーポレーション
… 初値売り損益:92,100円
騰落率:57.92%、倍率:1.58倍 - 2017/12/25 要興業
… 初値売り損益:20,000円
騰落率:26.67%、倍率:1.27倍 - 2017/03/23 グリーンズ
… 初値売り損益:10,000円
騰落率:7.14%、倍率:1.07倍
ウイルテックのIPO分析
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績が好調。(決算情報)
- 購入単価が低い(13万円)。
- 配当実績がある。
- IPOで人気の低い東証二部市場。
- 市場からの吸収金額がやや大きい。
- やや地味な印象がある事業内容。
- 同日に2社が上場。
2.18 追記。仮条件が想定価格(1,280円)より下振れ決定(1,100円 ~ 1,200円)。
これに伴い、初値予想を1,120円 ~ 1,240円に修正。
予想利益は-8,000円~4,000円と、マイナス方向に拡大修正しました。
仮条件の引き下げは、機関投資家などからの需要が薄かったのが原因かと思われます。
目論見書の想定仮条件は1,280円。初値予想は1,240円 ~ 1,380円としました。
予想利益は-4,000円~1万円で、公募割れのリスクがあるIPOになります。
地味な印象が強いIPOですが、業績や配当実績など安定性がある企業になります。
カブスルは、当選後に辞退するとペナルティがあるSMBC日興証券以外からIPOに参加します。