表示灯(7368):IPO上場情報
表示灯は、各駅周辺案内図の広告の設置、運営および交通広告、屋外広告などを取り扱う一般広告代理店業務を行っている企業です。
ナビタ事業
全国の鉄道駅や路面電車の電停や、市/区役所などの自治体庁舎および交番などに設置された、周辺案内図(地図) を基礎媒体とした集合広告を展開している事業。
同社のメイン事業で、販売実績の64.8%を占めています。
スポンサー数は、延べ約78,000件と安定的な収益の基盤。(2021年1月31日現在)
アド・プロモーション事業
交通媒体(車内・駅構内等)、マス媒体(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)、屋外媒体(看板・ボード等)による広告。
広告目的に沿った最適な企画立案・プレゼンテーション・予算管理までを含めたトータルプランニングを提案。
サイン事業
ナビタ事業の取引先である鉄道会社、自治体等のネットワークを活かして、広告・看板・案内板などの企画設計から施工に至るサービスを提供。
設立は1967年2月。
従業員数は2021年1月末で440名、平均年齢は44歳、平均勤続年数は7.8年、平均年間給与は470万円。
表示灯のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、表示灯の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
表示灯の上場日
表示灯のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/3/22 (月) ~ 3/26 (金) |
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仮条件 | 1,800円~2,000円 (抽選資金:18万円 ~ 20万円) | ||
当選口数 | 14,030口 | ||
発行済株式数 | 4,537,245株 | オファリングレシオ | 30.9% |
公募株数 | 650,000株 | 売出株数 | 570,000株 |
吸収金額 | 28億円 | O.A分 | 183,000株 |
仮条件決定日 | 3/18 (木) | 公開価格決定日 | 3/29 (月) |
購入期間 | 3/30 (火) ~ 4/2 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
表示灯の公開価格と初値
仮条件 | 1,800円~2,000円 | ||
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公開価格 | 2,000円 | 初値 | 2,672円 |
騰落率 | 33.60% | 倍率 | 1.34倍 |
初値売り損益 | 67,200円(2,672円 - 2,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
表示灯の初値予想と予想利益
表示灯の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,800円 ~ 2,000円
※抽選資金:18万円 ~ 20万円
上限は24.2%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,350円 ~ 2,850円※3/18 修正
(1.2倍~1.4倍) |
予想利益 | 3.5万円~8.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,610円あたり ※抽選資金:16.1万円あたり |
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初値予想 | 1,780円 ~ 2,210円 (1.1倍~1.4倍) |
予想利益 | 1.7万円~6万円 |
初値予想アンケート
表示灯(7368)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,000円)を基準価格に修正しています。
有効回答:258票 投票期限:2021/4/6 (火) 23:59まで表示灯の主幹事と幹事証券
表示灯のIPOを取り扱っている証券会社です。
表示灯の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
91.30% | 1,281,000株 | 1,281口 |
東海東京証券 | 6.09% | 85,400株 | 85口 |
SBI証券 | 1.74% | 24,400株 | 146口 |
楽天証券 | 0.87% | 12,200株 | 122口 |
楽天証券の抽選倍率は、406倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
表示灯の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 | 2018年3月 |
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売上高 | 13,065,401 | 12,116,179 | 11,003,427 |
経常利益 | 1,204,513 | 1,129,509 | 756,406 |
当期利益 | 807,184 | 821,794 | 1,055,232 |
純資産 | 5,173,580 | 4,567,311 | 3,942,337 |
配当金※ | 175.00 | 250.00 | 250.00 |
EPS※ | 207.65 | 211.41 | 1,336.77 |
BPS※ | 1,330.91 | 1,174.95 | 5,070.86 |
前期比(売上高) | 7.8% | 10.1% | ― |
上位株主とロックアップ情報
表示灯の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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喜平会(株) | 26.34% | 90日 |
TYシエル(株) | 12.96% | 90日 |
HKO(株) | 12.86% | 90日 |
YKT(株) | 12.86% | 90日 |
栗本 肇 | 10.93% | 90日 |
MKT(株) | 9.44% | 90日 |
吉田 大士 | 8.63% | 90日 |
栗本 勉 | 0.81% | 90日 |
上田 正剛 代表取締役社長 | 0.51% | 90日 |
栗本 ふみ枝 | 0.32% |
上位の株式会社5社は、取締役会長または取締役副会長により総株主の議決権の過半数が所有されている会社。
直近の類似IPOの上場結果
表示灯と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証二部」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2020/03/06 ウイルテック
… 初値売り損益:0円
騰落率:0%、倍率:1.00倍 - 2019/10/18 ワシントンホテル
… 初値売り損益:15,200円
騰落率:11.60%、倍率:1.12倍 - 2019/06/12 ユーピーアール
… 初値売り損益:70,000円
騰落率:21.21%、倍率:1.21倍 - 2018/03/19 共和コーポレーション
… 初値売り損益:92,100円
騰落率:57.92%、倍率:1.58倍 - 2017/12/25 要興業
… 初値売り損益:20,000円
騰落率:26.67%、倍率:1.27倍
表示灯のIPO分析
JRや自治体など公共の場での広告といえば・・というくらいガッチリしたサービスを展開しています。
複数年契約を行っている顧客数は約78,000件。
上場しなくてもいいんでは…と思いましたので調達資金の使い道をみてみます。
- ナビタ事業における全国の駅他周辺案内図346契約単位数の設置に関する設備資金として560,000千円。
- 社内業務効率化のための基幹システム投資に関する設備資金として300,000千円。
決算書に詳しいわけではありませんが、ちらっと見る限り上場しなくても資金は大丈夫そうです。
表示灯という変わった会社名なので、上場前に変更したのかな?と思いきや、1977年に商号変更しておりました。
(創業時の商号は日本交通表示灯株式会社)
1967年2月に名古屋市中区において、市バスのバス停に交通広告を掲出する会社として創業。
安定感がある企業で長期投資向けかもしれません。
IPOとしては成長性が注目されるので弱いかも。
配当金は1株当たり175円の配当を実施。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績は安定的。(決算情報)
- 同業他社も多いが1967年創業で安定感あり。公共機関で広告は見たことありそう。
- 配当金は1株当たり175円の配当を実施。年一回の配当金を予定。
- やや地味な印象がある事業内容。
- IPOで人気の低い東証二部市場。
- オファリングレシオが30.9%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 3月はIPOが多く、選別される可能性あり。
- 上場の意義がわからない。(感じ取れない)
- 株式市場が高値圏にあり、やや警戒感あり。(調整あるかも)
- 会長と副会長で発行済株式総数の94.0%を保有。
3.18追記。仮条件が想定発行価格(1,610円)より24.2%の上振れ決定(1,800円 ~ 2,000円)したので、初値予想を2,350円 ~ 2,850円に修正しました。予想利益は3.5万円~8.5万円です。
目論見書の想定仮条件は1,610円。初値予想は1,780円 ~ 2,210円としました。
予想利益は1.7万円~6万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できる楽天証券や東海東京証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。