マーキュリーリアルテックイノベーター(5025):IPO上場情報
マーキュリーリアルテックイノベーターは、不動産情報プラットフォーム事業を行っている企業です。
過去に蓄積された不動産情報を業態に合わせてサービス化。
プラットフォーム事業
「不動産ビッグデータ×Technology」を事業コンセプトとし、各種サービスを展開。
新築マンション業界向けに、「サマリネット」、「リアナビ」など不動産に関連するデータベースを活用したSaaS型マーケティングシステムを提供。ARRは全体の47.1%(2022年2月期第3四半期累計期間)、解約率は0.3%。(2021年11月30日現在)
中古マンション流通業界向けには、新築マンション販売当時に配布されたマンションのコンセプトブック、間取り図面集及び価格表からなるパンフレットの画像データなどの情報が取得できる「データダウンロードサービス」を提供。
デジタルマーケティング事業
分譲マンション事業向けのマーケティングノウハウや同社保有の不動産データベースを活用して、インターネット広告の運用、アクセス解析及びバナーやランディングページなどクリエイティブ素材の提供、物件サイトの制作など。
設立は1991年5月。
従業員数は2021年12月末で51名、平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は9.4年、平均年間給与は525万円。
マーキュリーリアルテックイノベーターのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、マーキュリーリアルテックイノベーターの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
マーキュリーリアルテックイノベーターの上場日
上場日 | 2022/2/25(金) | 証券コード | 5025 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | マーキュリーリアルテックイノベーター(5025) | ||
時価総額 | 34.7億円(公開価格で計算) 37.1億円(初値で計算) |
マーキュリーリアルテックイノベーターのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/2/8 (火) ~ 2/15 (火) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 1,150円~1,270円 (抽選資金:11.5万円 ~ 12.7万円) | ||
当選口数 | 6,150口 | ||
発行済株式数 | 2,735,000株 | オファリングレシオ | 22.4% |
公募株数 | 335,000株 | 売出株数 | 200,000株 |
吸収金額 | 7.8億円 | O.A分 | 80,000株 |
仮条件決定日 | 2/4 (金) | 公開価格決定日 | 2/16 (水) |
購入期間 | 2/17 (木) ~ 2/22 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
マーキュリーリアルテックイノベーターの公開価格と初値
仮条件 | 1,150円~1,270円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,270円 | 初値 | 1,355円 |
騰落率 | 6.69% | 倍率 | 1.07倍 |
初値売り損益 | 8,500円(1,355円 - 1,270円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
マーキュリーリアルテックイノベーターの初値予想と予想利益
マーキュリーリアルテックイノベーターの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,150円 ~ 1,270円
※抽選資金:11.5万円 ~ 12.7万円
上限は5.8%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
1,300円 ~ 1,420円※2/4 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 3,000円~1.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,200円あたり ※抽選資金:12万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,380円 ~ 1,560円 (1.2倍~1.3倍) |
予想利益 | 1.8万円~3.6万円 |
初値予想アンケート
マーキュリーリアルテックイノベーター(5025)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,270円)を基準価格に修正しています。
有効回答:328票 投票期限:2022/2/24 (木) 23:59までマーキュリーリアルテックイノベーターの主幹事と幹事証券
マーキュリーリアルテックイノベーターのIPOを取り扱っている証券会社です。
マーキュリーリアルテックイノベーターの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
91.25% | 561,200株 | 3,367口 |
みずほ証券 | 2.18% | 13,400株 | 13口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2.18% | 13,400株 | 13口 |
マネックス証券 | 0.88% | 5,400株 | 54口 |
松井証券 | 0.88% | 5,400株 | 37口 |
岡三証券 | 0.88% | 5,400株 | 5口 |
東海東京証券 | 0.44% | 2,700株 | 2口 |
あかつき証券 | 0.44% | 2,700株 | 0口 |
極東証券 | 0.44% | 2,700株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券とネオモバとSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
マーキュリーリアルテックイノベーターの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年2月 | 2020年2月 | 2019年2月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,254,860 | 1,341,212 | 1,259,075 |
経常利益 | 62,506 | 44,575 | 28,270 |
当期利益 | 43,727 | 48,592 | 9,261 |
純資産 | 182,718 | 137,341 | 88,749 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 18.30 | 20.33 | 387.50 |
BPS※ | 75.76 | 57.47 | 3,713.37 |
前期比(売上高) | -6.4% | 6.5% | ― |
上位株主とロックアップ情報
マーキュリーリアルテックイノベーターの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
陣 隆浩 代表取締役 |
1,360,000株
51.65%
(100,000)
|
155,000株 | 180日 |
株式会社JINX 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
600,000株
22.79%
|
45,000株 | 180日 |
Zホールディングス株式会社 |
120,000株
4.56%
|
- | 180日 |
森山 一郎 |
110,000株
4.18%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
株式会社GA technologies |
80,000株
3.04%
|
- | 180日 |
伊藤 修一 監査役 |
78,000株
2.96%
|
- | 180日 |
大寺 利幸 取締役 |
66,100株
2.51%
(26,100)
|
- | 180日 |
アットホームホールディングス株式会社 |
60,000株
2.28%
|
- | 180日 |
島田 佳明 |
30,000株
1.14%
|
- | |
米光 清史 |
12,000株
0.46%
|
- |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,905円です。
直近の類似IPOの上場結果
マーキュリーリアルテックイノベーターと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2022/02/24 BeeX
… 初値売り損益:215,000円
騰落率:134.38%、倍率:2.34倍 - 2022/02/17 エッジテクノロジー
… 初値売り損益:34,400円
騰落率:98.29%、倍率:1.98倍 - 2022/02/09 ライトワークス
… 初値売り損益:90,000円
騰落率:42.86%、倍率:1.43倍 - 2021/12/29 Institution for a Global Society
… 初値売り損益:28,200円
騰落率:16.40%、倍率:1.16倍 - 2021/12/27 アジアクエスト
… 初値売り損益:317,000円
騰落率:130.45%、倍率:2.30倍
マーキュリーリアルテックイノベーターのIPO分析
IPOで人気の不動産 × IT事業。ビッグデータを活用。
業績好調。その好調ぶりは目論見書に掲載されている売上高のグラフを見ても自信が見受けられます。
経営指標としてARRの伸長を掲げています。
従来のサービスのうち、SaaS型サービスとなっていない分野もSaaS型へ移行し、顧客単価向上を図るよう。
上場により調達した資金の一部は、不動産マーケティングシステムの開発費用などに。
特にIPOにおいて、マイナス面は見られず。心配は市況だけかと。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- IPOで人気のある不動産×IT事業。ビッグデータ活用。
- 業績が好調。(決算情報)
- オファリングレシオが22.4%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が7.8億円と小さい。(吸収金額による実績)
- 上場市場の東証マザーズ市場が軟調。(投資資金が抜けている)
2.4追記。仮条件が想定発行価格(1,200円)より5.8%の上振れ決定(1,150円 ~ 1,270円 )しましたが、最近の相場の軟調ぶりを受け初値予想をやや弱めに修正しました。予想利益は3,000円~1.5万円です。
目論見書の想定仮条件は1,200円。初値予想は1,380円 ~ 1,560円としました。
予想利益は1.8万円~3.6万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いSBI証券です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。
カブスルは29回 IPOに当選しています。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに46回当選しています。(全当選数の46.9%)
松井証券とSBIネオトレード証券、岡三オンラインはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券は、IPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(4割目標)
追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。