GMOフィナンシャルゲート(4051):IPO上場情報
GMOフィナンシャルゲートは、キャッシュレス決済市場において対面決済サービス事業を展開しています。
対面決済専業の会社として、電子マネー決済やQRコード決済などの消費者ニーズに合わせた様々な決済手段を提供。
GMOペイメントゲートウェイの連結子会社。
電子商取引(EC)事業者を対象とする非対面決済サービス事業を展開。
労働人口減少という環境変化を鑑みて、省人化・無人化に寄与する組込型決済端末の提供も開始。
政府は、2025年までにキャッシュレスの決済比率を4割程度まで引き上げることを目指しており、政策に沿った事業内容です。
従業員数は2020年4月末で39名、平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は3.9年、平均年間給与は799万円。
4月30日に上場予定でしたが、コロナショックにより延期となっていました。(6社目の再承認)
GMOフィナンシャルゲートのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、GMOフィナンシャルゲートの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
GMOフィナンシャルゲートの上場日
上場日 | 2020/7/15(水) | 証券コード | 4051 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | GMOフィナンシャルゲート(4051) | ||
時価総額 | 97.4億円(公開価格で計算) 251.2億円(初値で計算) |
GMOフィナンシャルゲートのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2020/6/30 (火) ~ 7/6 (月) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 2,420円~2,540円 (抽選資金:24.2万円 ~ 25.4万円) | ||
当選口数 | 5,161口 | ||
発行済株式数 | 3,835,170株 | オファリングレシオ | 13.4% |
公募株数 | 240,000株 | 売出株数 | 208,800株 |
吸収金額 | 13.1億円 | O.A分 | 67,300株 |
仮条件決定日 | 6/26 (金) | 公開価格決定日 | 7/7 (火) |
購入期間 | 7/8 (水) ~ 7/13 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
GMOフィナンシャルゲートの公開価格と初値
仮条件 | 2,420円~2,540円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,540円 | 初値 | 6,550円 |
騰落率 | 157.87% | 倍率 | 2.58倍 |
初値売り損益 | 401,000円(6,550円 - 2,540円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
GMOフィナンシャルゲートの初値予想と予想利益
GMOフィナンシャルゲートの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,420円 ~ 2,540円
※抽選資金:24.2万円 ~ 25.4万円
上限は5%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
3,050円 ~ 3,340円※6/26 修正
(1.2倍~1.3倍) |
予想利益 | 5.1万円~8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,420円あたり ※抽選資金:24.2万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,780円 ~ 3,100円 (1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 3.6万円~6.8万円 |
初値予想アンケート
GMOフィナンシャルゲート(4051)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,540円)を基準価格に修正しています。
有効回答:256票 投票期限:2020/7/14 (火) 23:59までGMOフィナンシャルゲートの主幹事と幹事証券
GMOフィナンシャルゲートのIPOを取り扱っている証券会社です。
GMOフィナンシャルゲートの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 大和証券 |
87.02% | 449,100株 | 1,122口 |
SMBC日興証券 | 7.81% | 40,300株 | 40口 |
みずほ証券 | 2.60% | 13,400株 | 13口 |
いちよし証券 | 1.72% | 8,900株 | 0口 |
丸三証券 | 0.85% | 4,400株 | 4口 |
委託幹事であるGMOクリック証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
GMOフィナンシャルゲートの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年9月 | 2018年9月 | 2017年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,040,761 | 1,314,934 | 1,051,211 |
経常利益 | 148,627 | 103,365 | 92,532 |
当期利益 | 104,694 | 66,433 | 66,061 |
純資産 | 2,738,021 | 2,633,327 | 2,566,893 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 29.12 | 18.48 | 551.35 |
BPS※ | 761.58 | 732.46 | 21,419.52 |
前期比(売上高) | 55.2% | 25.1% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年9月 | 2018年9月 |
---|---|---|
売上高 | 2,379,019 | 1,617,103 |
経常利益 | 226,579 | 169,037 |
当期利益 | 134,820 | 90,092 |
純資産 | 3,044,163 | 2,673,625 |
EPS※ | 37.50 | 25.06 |
BPS※ | 781.17 | 743.67 |
前期比(売上高) | 47.1% | ― |
上位株主とロックアップ情報
GMOフィナンシャルゲートの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
GMOペイメントゲートウェイ(株) | 60.39% | 180日 |
(株)ケイ・エム・シー | 5.83% | 90日/ 1.5倍 |
三菱UFJキャピタル3号投資事業 | 5.63% | 90日/ 1.5倍 |
大和ベンチャー1号投資事業 | 4.92% | 90日/ 1.5倍 |
豊山 慶輔 | 4.18% | 90日/ 1.5倍 |
髙野 明 | 3.29% | 180日 |
SMBCベンチャーキャピタル1号 | 2.72% | 90日/ 1.5倍 |
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 | 2.05% | 90日/ 1.5倍 |
SMBCベンチャーキャピタル3号 | 1.58% | 90日/ 1.5倍 |
倉田 秀喜 | 1.30% | 180日 |
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GMOフィナンシャルゲートのIPO分析
キャッシュレス決済市場は、EC事業(ネットショップ)が好調なこともあり、コロナ禍において市場で人気があります。
親会社であるGMOペイメントゲートウェイ(3769)の株価は、コロナ禍前と比べると1.5倍となっています。(株価)
GMOフィナンシャルゲートの決済は、リアル店舗 + IoT決済の対面事業。
店舗に来店する必要があり、コロナ禍では やや弱いです。
とはいえ、無人販売機またはセルフでの顧客操作型決済サービスは、新型コロナウイルスの感染対策などにより省人化の需要が見込まれています。(飲料自動販売機、コインランドリー、レンタル自転車など)
継続的な商品補充・材料補充などが必須のため、IoT化による売上データ把握をベースにした補充データ配信サービスのニーズが高まるかもしれません。
同社はGMOインターネット(9449)のグループ会社。(ネット業界では有名)
親会社であるGMOペイメントゲートウェイ(3769)は、同社の発行済株式総数の64.88%を所有しており、親子上場になります。(ひ孫)
社員証でカンタンに決済できるオフィスペイなど、面白い取組も行っています。
4月30日に上場予定でしたが、コロナショックにより延期となっていました。(6社目の再承認)
コロナ禍が及ぼす影響について、同社の認識は次の通りです。(太字はカブスルにて強調)
新型コロナウイルス感染症が当社グループの経営環境に与える影響は、現時点において限定的なものではありますが、先行きは不透明な部分もあり、継続して注視してまいります。
他社が資金調達の規模を小さくしているのに対し、同社は前回とほぼ変わっておらず、強気の設定です。
(全体の公開株数が1,100株減っただけ。想定価格も変わらず)
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。(決算情報)
- 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
- オファリングレシオが13.4%と低い。
- 市場で敬遠される親子上場。同社はひ孫。
- 同日に2社が上場。
- 4月のIPO中止時とほぼ変わらない強気設定。(他社は規模を落としている)
- 新型コロナウィルスの収束が未定。
6.26 追記。仮条件が2,420円 ~ 2,540円に決定。(想定価格 2,420円より5%上ブレ↑)
初値予想を3,050円 ~ 3,340円に修正。予想利益は5.1万円~8万円です。
目論見書の想定仮条件は2,420円。初値予想は2,780円 ~ 3,100円としました。
予想利益は3.6万円~6.8万円です。
強気設定がやや気になりますが、カブスルは幹事証券にて積極的にIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券がおすすめです。
GMOクリック証券が委託幹事となりました。
GMOグループが上場する際に幹事になることがあり、カブスルもまれにある機会の為に口座開設しています。
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