2025年のIPO当選利益は158.7万円に。一家で32回の当選
2025年のIPO当選は、一家で32回、確定利益は158万7,345円になりました!
当選回数は過去2番目に高く、確定利益も100万円を超える大きな利益となりました。
IPO全体の過去5年間の実績はこちら。
| 年 | IPO数 | 騰落率 | 平均の初値売り損益 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 65社 | 33.8%(1.3倍) | 49,060円 |
| 2024年 | 86社 | 30.5%(1.3倍) | 43,787円 |
| 2023年 | 96社 | 54.9%(1.5倍) | 84,532円 |
| 2022年 | 91社 | 46.5%(1.5倍) | 67,200円 |
| 2021年 | 125社 | 52.5%(1.5倍) | 104,343円 |
2025年のIPO社数は65社となり、2013年以来の低水準となりました。(各年の実績)
グロース市場の株価低迷や主幹事証券の審査厳格化などを背景に、上場を見送る企業が目立った一年です。
一方で、M&A市場は過去最高水準となり、TOBやMBOによる非公開化・上場廃止案件も多く、上場から「卒業」する企業も目立った年となりました。
また、9月にはグロース市場の上場維持基準引き上げ方針が公表され、今後は「上場後5年以内に時価総額100億円」を求められるなど、高い成長を求める流れが一段と明確になりました。
目次
直近10年間のIPO利益額
カブスル一家3名の直近10年間のIPO当選回数と利益額です。
年間の当選回数は過去2番目に高く、確定した利益額も100万円を超えました。(当選後に売っていない銘柄もあり。SBI新生銀行等)
| 年 | 当選数 | 利益額 |
|---|---|---|
| 2025年 | 32回 | 158万7,345円 |
| 2024年 | 33回 | 81万4,700円 |
| 2023年 | 17回 | 76万3,829円 |
| 2022年 | 19回 | 44万8,147円 |
| 2021年 | 19回 | 146万4,403円 |
| 2020年 | 14回 | 289万141円 |
| 2019年 | 12回 | 53万700円 |
| 2018年 | 14回 | 650万5,900円 |
| 2017年 | 3回 | 44万8,400円 |
| 2016年 | 6回 | 26万1,200円 |
たまに「IPOが当たりづらくなった」という声が聞こえてくるのですが、個人的にそう感じていません。
個人のIPO当選実績を振り返ってもあきらか。
ただし、公開価格が低いIPO株が2022年から増え、2023年10月には公開価格決定のプロセスも変更されたため、当選したIPO株の利益額が相対的に小さくなっているかなとは思います。(諸外国と比べて高いとされる初値高騰を防ぐため、公開価格決定プロセスの見直し議論が行われた)
2025年の当選IPOと利益額
2025年のIPO当選実績です。空欄は保有している銘柄です。
(SBI新生銀行は成長期待しつつ配当金受け取り。NSグループは配当狙い。フツパーは成長期待しつつ様子見)
当選IPOはエクセルで管理しており、データの集計も可能です。
下記のページで無料でダウンロードできますので、よろしければご利用ください。
申込者ごとの当選実績
カブスルは一家3名でIPOにチャレンジ。今年も全員IPOに当選できました。
| 当選数 | 利益額 | |
|---|---|---|
| カブスル | 15回 | 65万5,200円 800株 保有継続 |
| 妻 | 14回 | 48万8,000円 400株 保有継続 |
| こども | 3回 | 7万2,300円 |
当選回数と確定利益額はカブスルが一番大きくなりました。
SBI新生銀行はカブスルが600株、妻が300株当選し、上場後も保有を継続しています。
10歳のこどもの未成年口座でも3回当選!
未成年口座は開設できる証券会社が限られており、IPOに参加できるチャンスも少ないので、年に1回でも当選すると嬉しいです。銀行に貯金しても預金金利には期待できず。
なお、こどもにはIPOの当選利益の1/10をお小遣いとしてあげています。
最近、ドラゴンボールにはまっているので、今回のIPO当選による お小遣いは、こちらの形式でわたすことにしました??
— カブスルちゃんねる (@kabusuru_c) February 5, 2025
リアクションが楽しみです?? https://t.co/qB6ZNgUkiO pic.twitter.com/8QhFgCQiJb
妻とこどもは、IPOで得た利益をIPOの抽選資金に再度 回しています。
カブスルの当選IPOの利益は、配当株を購入し配当金を積み上げています。二次的利益に。
幹事・主幹事別の当選回数
IPOで多い話として、「主幹事だけ申し込んでいればいいんじゃないの?」といった話題があります。
カブスルは、当選確率をあげるため主幹事以外からも申込んだ方がいい!と、ず~っと主張しています。
参考までに、2025年の当選IPOを、主幹事とそれ以外で集計しました。
はい。主幹事だけ申し込んでいたら、引受幹事や委託幹事の当選15回と67万の利益は失われていました。
当選確率を上げるには、口座開設数を多くし抽選機会を増やすのが王道です!
2025年のIPO当選確率は3.53%
IPO管理帳ログイン版では、自動で申込回数と当選回数をカウントし当選確率を表示しています。
一家全体でIPOに906回申し込んで32回の当選。
ってことで、当選確率は3.53%になります。
ちなみに2024年の当選確率は一家で2.64%でした。
IPOの当選確率は、1~2%くらいが目安かな?と思います。
当選確率は決して高くありませんが、宝くじと比較すると期待値は高いんじゃないかと思います。
2024年 年末ジャンボ宝クジの当選確率| 等 | 当選確率 | 等 | 当選確率 |
|---|---|---|---|
| 1等 7億円 |
1/20,000,000本 0.000005% |
4等 5万円 |
1/10,000本 0.01% |
| 2等 1,000万円 |
1/2,500,000本 0.00004% |
5等 1万円 |
1/1,000本 0.1% |
| 3等 100万円 |
1/50,000本 0.002% |
6等 3,000円 |
1/100本 1% |
IPOの当選、今年は非常に多かったですが、開運ステッカーが効いていたのかもしれません(笑)
塩漬け姐さんにイラスト作成してもらった「IPOの開運ステッカー」、額にいれて飾ってます。
— カブスル@庶民のIPO運営者 (@kabusuru5) March 16, 2024
ひょっとして、これのおかげなんじゃ??
書籍購入特典として、まだ配布しておりますhttps://t.co/RXm7ZRA3B2#在庫分も開運しているのかな pic.twitter.com/4afTxq5vWN
(参考)当選IPOの利益額と株式投資の利益額
毎年、必ず聞かれるので株式投資の利益額も書いておきたいと思います。
| 当選IPOの利益 | 株式投資の確定利益(IPO以外) |
|---|---|
| 158万7,345円 | 1173万6,225円 |
2025年12月24日時点でエクセルで各証券会社の損益を管理している投資実績です(税引前の数値)
後日、年間取引報告書によるきちんとした数値と差し替える予定です。(特定口座年間取引報告書とは?)
株式投資全体の損益は一家で、約1,065万円の確定利益(税引後)となりそうです。
ちなみに、利益と損失の確定をした金額で含み損益は含めていません。
2025年はグロース株の比率を年初から落としていきました。3月末にトランプショックが発生。そのタイミングで高配当株を大きく増やし、配当金と株価が上昇した配当株の売却により、利益額が大きくなりました。
個人的な投資戦略としては、配当株を多く持ちつつもキャピタルゲイン(売買の差額による利益)がメイン。
妻は優待株や配当株、こどもは優待株とキャピタルゲイン狙いをしています。
先日の決算でチェックした配当株をいくつか追加。
— カブスル@庶民のIPO運営者 (@kabusuru5) August 12, 2025
グロース株はいくつか売り
新NISAが始まる前から配当株の比率を増やしているんだけど、配当株の方が安心して持てるしパフォーマンスも悪くないんですよねぇ。
面白いのはグロース株なんだけど pic.twitter.com/xhP868VpCj
3月の下落はキツかったですが、株式投資ではリスクをとらないとリターンを獲得できません。
大きく利益をだすには安い時に買うしかないんです!(結果が分かるのは後日!)
カブスルは2004年から投資投資を行い、IPOの当選と株の売買で資産を増やしてきました。
超低金利時代の現代。資産運用は必須ですので、IPOを経験された方には株式投資も経験して欲しいです。
株式投資は経験を積むごとにリスク管理が上手になり、利益がでやすくなると思います。
2025年の確定利益による年利は税引前で30.0%。含み益をいれると年利52.8%となりました。
今年は配当株による配当金と利益確定により、大きく資産が増えています。
また、グロース株の比率を大きく落としたことでポートフォリオも安定し、精神的にも安定しました。
2026年のIPOはどうなりそう?
2025年はグロース市場に上場するIPO数が例年より減少しましたが、この流れは2026年もある程度は続きそうだなと感じています。
(幹事証券の審査厳格化や、「上場後5年以内に時価総額100億円」といった基準が意識されはじめている)
今年チョット面白いなと感じたのは、VCやPEなどのファンドによるEXIT系IPOですら、上場後の「株主還元」をかなり意識した設計になっていたことです。
これまでのIPOでは「赤字上場」や「株主還元ゼロ」の案件も多く見られましたが、足元ではこうした銘柄が市場でやや敬遠される一方、上場直後から株主還元をきちんと行う企業が評価されやすい地合いだった印象です。
グロース市場への新規上場社数は減る一方で、既存のグロース上場企業には時価総額100億円を目指す「攻めの経営」が求められますし、グロース指数も大きく下落した分、反発しやすい水準に近づいているように感じます。
東証グロース250、二年間チャート
他の市場との比較、二年間チャート
IPO企業の多くは東証グロース市場に上場するので、グロース市場の活気は非常に大事!
ここ2~3年は「小型グロース株がくる!」と言われつつ、実際には何も起きなかったワケですが、2026年は多少なりとも追い風が吹いてくれないかな、と期待したいところです。
グロース市場に上場している企業が元気を取り戻していくと、その流れがこれからIPOを行い新たにグロース市場に上場していく企業にも広がり、初値やセカンダリーにもプラスの循環が生まれやすくなると思います。
情報をお寄せ頂きありがとうございました
2025年も様々な方とX(Twitter)を通じて交流させて頂きました。
おかげさまで非常に楽しく一年を過ごせました。ありがとうございます。
2025年の干支/巳年(辰巳天井)
IPO情報は一人で追っているため、情報が追い付かないことがありますが、みなさんのご連絡に非常に助けられました。
ありがとうございます。また、当選のご報告も嬉しかったです。
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カブスル一家の目標としては、2026年も1名1回以上のIPO当選を目指して、コツコツと申込をしていきます!
今年、IPOに当選された方はおめでとうございます!
もし、当選されなかった方も、IPOの当選確率は1~2%と宝くじよりは期待値が高いと思います。
カブスルの当選攻略法はこのメディア内に記載しておりますので、是非参考にしてみてください。
2026年もみなさまにとって良い年となりますように!

