パニック相場は株式投資をはじめるチャンス
中国武漢で発生した新型コロナウィルスの影響により、米国で非常事態宣言が出される状態まで事態が悪化してきました。
各国の株式市場も売り注文が押し寄せ、指標や指数的にパニック状態と呼ばれるまで株価が下がっています。
(マネックス証券の10年チャートと3ヵ月チャート)
日本株のみならず、米国株も同様に下げています。
ブラックマンデー以来の暴落。ダウ2352?10%安値引け。FRBの1.5兆ドル供給策発表も効かず。金融政策でウイルス退治出来ず。VIX76。リーマンに迫る。しかし金融危機ではない。リーマンで死者多数は無かった。コロナ危機のほうが、世界規模でヒトとモノの流れが分断されるので筋が悪い
— 豊島逸夫 (@jefftoshima) March 12, 2020
相場はひどい状況ですが、株価は下がり続けることはありません。
この機会に、資産運用のひとつでもある株式投資をはじめるてみることも ご検討ください。
IPO目的で口座開設した方も株式投資を考えてみよう
カブスルはIPO投資歴19年。
株式投資は一年早くはじめており、投資歴は20年です。
IPOは人気IPOに当選すれば大きな利益を得られますが、カンタンには当選しません。
一方、株式投資は資産運用のひとつで、売買はいつでもできます。
株式投資の運用による利益と、IPO投資による利益額はこちら。どちらも税引後の数値です。
(2024.4.3時点/税引後)株の利益 | IPOの利益 |
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1,840万円 (全体の56.4%) |
1,422万円 (全体の43.6%) |
株式投資の基本は「安く買って、高く売る」。
これにより売買の差額の利益を得られます。
まぁ、投資なので逆に「高く買って、安く売る」ことにより損失を出す場合もあります。というか、確実にあります。
安く買うタイミングは難しいんですが、新型コロナウィルスの影響により実際の企業の価値より売られている株が目立ってきています。
日経平均株価はPBR1倍割れ(超割安状態)
新型コロナウィルスによる影響で株価はどんどん下がり、実質的な企業の価値以上に売られている状況です。
企業の解散価値を示す指標に「PBR」というものがあります。
計算式は「株価」÷「1株あたりの純資産(BPR)」。
通常、PBRは1倍以上あるのが普通で、1倍以下になると「割安」または「倒産危機」のどちらかの状態にあると言われています。
豊島&アソシエイツ代表 豊島さんのツイートと、画像を参考にしてみましょう。
TV出演で使ったグラフ。現株価の異常な安さ。 pic.twitter.com/0PhO6XUdu3
— 豊島逸夫 (@jefftoshima) March 14, 2020
PBRの推移をみて頂くと分かりやすいですが、2008年のリーマンショックの際にPBRは一倍以下となり、その後回復。また、危機のたびにPBR1倍を割り、その後回復しています。
つまり、株価の歴史は下がれば上がるを繰り返しています。(逆も)
株価チャートや騰落レシオ、恐怖指数など、「株が売られすぎている?買われすぎている?」を推し測る指標が株式投資にはいろいろありますが、PBR(解散価値)を見るのが一番分かりやすいかなと思います。
各アナリストが割安、売られすぎと発言しているのも、これらの指標を基にしたものです。
PBRについておおざっぱに説明しました。業種によりどの数値が割安かは変わってきます。
IPOなど新興企業は純資産が少ないのでPBRは高めになります。また銀行業などは1倍割れが多いです。
株初心者への注意点
IPO目的だけで証券会社の口座を開設された方も多いと思いますが、PBR1倍割れの相場は株価上昇による利益を得られるチャンスでもあります。
株式投資をやったことがない方も、是非 株式投資をはじめてみてください。
とはいえ、このパニック相場でいきなり株を買うのは危ないので、株初心者への注意点をあげたいと思います。
ワンポイント
- 基本は、相場の流れを静観。
- 初心者が買いやすいのは、コロナウィルスの収束の目途がたったとき。
- 下げた株価は買い戻しが入る。(PBR1倍以上にもどるのは歴史が証明)。
- リスクをとってリターンを目指す人は、今が買い場。
ただし、株価の回復を待つ長期投資も視野にいれましょう。 - 株をやったことがない方は、少額投資からはじめる。
- いきなり余裕資金をすべて使うと、損失リスクが高まる。
- 株は経験が大事。経験でリスクコントロールが上手になる。
- 買いたい株をピックアップしておこう。
各証券会社に便利なツールあり。(後述します) - SNSなど匿名の煽り(あおり)言葉に惑わされないように。
他人の意見を参考にしたい人は、証券会社のアナリストなど信頼に足る人の発言を聞きましょう。(後述します) - 株初心者は信用取引はやらないように。(特に空売り)
参考までにカブスルは、この相場でコツコツと買っています。(ただし、含み損中です泣)
日経平均、終値は3年4か月ぶり安値。懲りずに買い増し中(ブログ)
余談ですが、現在 株式投資の口座開設を希望する方が増えているようです。(とある証券会社で3倍に)
この相場をチャンスとみて参加される方が多い証拠です。
- 買いたい株を探しておく。
- いつでも買えるよう可能なら入金しておく。
- 相場を静観する。コロナ騒動に前向きな報道がではじめたら買う。
証券会社の便利なツールや情報
証券会社に口座開設をしていると、無料で便利なツールが利用できたり、情報を取得できます。
下記は、SMBC日興証券から送られてきたメールの一部です。
本日のSMBC日興証券のレポートは参考になりました。
— カブスル@庶民のIPOMarch 9, 2020
紹介したら怒られるかなぁ。
でも、冒頭の部分だけ紹介します。
SMBC日興証券に口座開設しているとレポートが届きます。#本文は図解もあり pic.twitter.com/tZXtIuitrD
現況や下値の目途などが具体的に書かれていて、参考になりました。
また、わたしのメイン証券会社であるマネックス証券は、銘柄探しに便利なツールが無料で利用できます。
妻に頼まれた優待株のチェック方法を一応ご紹介。
— カブスル@庶民のIPOMarch 2, 2020
1? 10年間のチャートをみる(高値圏?安値圏?)
2? 割安度をチェック(割高のほうが下落がキツイ)
3? IFISスコアをチェック
4? 銘柄スカウターで業績をチェック
下落リスクを重要視しています。https://t.co/rAkflujYJ6#損失でたら怒られるし
わたしが投資をはじめた2004年と比べていまは、目的の株を探しやすいツールが各証券会社さんの努力(開発)により多くなってきました。
意見を参考にしているTwitterアカウント
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もちろん参考にしているだけで、売買は自己責任で行っています。
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株式相場が好転するのはいつになるのかは誰にも予測できませんが、好転した際にすぐに株を買えるよう、欲しい株をピックアップしておくのがおススメです。