あさくま(7678):IPO上場情報
あさくまは、「ステーキのあさくま」をはじめとしたレストラン事業を行っている企業です。
愛知県を中心として、関東地域や東海地域に出店しています。
同社グループは87店舗を展開しています。(フランチャイズ7店舗を含む)
経営戦略として、中部地区を基盤として関東地区、関西地区へ出店エリアを拡大して100店舗を目指しています。
調達した資金は「直営店の新規出店にかかる設備投資資金に充当する予定」とあります。
設立は1954年9月。
従業員数は2019年4月末で92名、平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は4.5年、平均年間給与は460.2万円。
あさくまのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、あさくまの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
あさくまの上場日
あさくまのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/6/11 (火) ~ 6/17 (月) |
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仮条件 | 1,150円~1,250円 (抽選資金:11.5万円 ~ 12.5万円) | ||
当選口数 | 6,771口 | ||
発行済株式数 | 5,210,420株 | オファリングレシオ | 12.9% |
公募株数 | 500,000株 | 売出株数 | 92,100株 |
吸収金額 | 8.4億円 | O.A分 | 85,000株 |
仮条件決定日 | 6/10 (月) | 公開価格決定日 | 6/18 (火) |
購入期間 | 6/19 (水) ~ 6/24 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
あさくまの公開価格と初値
仮条件 | 1,150円~1,250円 | ||
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公開価格 | 1,250円 | 初値 | 1,834円 |
騰落率 | 46.72% | 倍率 | 1.47倍 |
初値売り損益 | 58,400円(1,834円 - 1,250円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
あさくまの初値予想と予想利益
あさくまの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,150円 ~ 1,250円
※抽選資金:11.5万円 ~ 12.5万円
上限は8.7%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,380円 ~ 1,600円※6/10 修正
(1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 1.3万円~3.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,150円あたり ※抽選資金:11.5万円あたり |
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初値予想 | 1,260円 ~ 1,480円 (1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 1.1万円~3.3万円 |
あさくまの主幹事と幹事証券
あさくまのIPOを取り扱っている証券会社です。
あさくまの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
91.30% | 618,200株 | 618口 |
SBI証券 | 1.74% | 11,800株 | 82口 |
大和証券 | 1.74% | 11,800株 | 29口 |
東海東京証券 | 1.74% | 11,800株 | 11口 |
岡三証券 | 1.30% | 8,800株 | 8口 |
フィリップ証券 | 1.30% | 8,800株 | 0口 |
安藤証券 | 0.87% | 5,900株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
あさくまの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年3月 | 2017年3月 | 2016年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 7,969,579 | 7,101,246 | 6,011,372 |
経常利益 | 861,826 | 991,163 | 881,755 |
当期利益 | 405,252 | 190,209 | 317,881 |
純資産 | 2,708,818 | 2,304,385 | 2,113,121 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 86.03 | 40.38 | 70.06 |
BPS※ | 575.06 | 489.21 | 448.60 |
前期比(売上高) | 12.2% | 18.1% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年3月 | 2017年3月 |
---|---|---|
売上高 | 9,440,858 | 9,127,989 |
経常利益 | 874,699 | 912,559 |
当期利益 | 494,352 | 372,947 |
純資産 | 2,793,385 | 2,299,852 |
EPS※ | 104.94 | 79.17 |
BPS※ | 593.02 | 488.24 |
前期比(売上高) | 3.4% | ― |
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「親子上場」のIPOの直近の結果です。
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あさくまの株主優待
飲食事業は株主優待との親和性が高いです。
同社も優待の発行が発表されています。
食事券(年間4,000円分)
- あさくま直営店・FC加盟店およびあさくまグループ(オランダ坂珈琲邸、もつ焼きエビス参、ファーマーズガーデン・スバラヤ)で使用可。
- 回数:年1回。
- 有効期限:食事券に記載している日まで。
権利確定月は3月です。
ちなみに、仮条件の上限1,250円で100株購入し優待対象になった場合、優待利回りは3.2%になります。
良いご質問なので共有させてください。
— カブスル (@macmmo) 2019年6月13日
以下、個人的な考えです。
あさくまの権利確定月は3月。年1回です。
IPOで購入して優待目当てで保有を続けるということは、9カ月保有するということになります。
長期保有できるかが、ひとつのポイントです。
もうひとつは(つづく) https://t.co/BSiTAuPb0T
あさくまのIPO分析
創業1954年。業績は好調です。
わたしが住んでいる北海道には残念ながら、あさくま はありませんが、長年 地元に愛されていそうな企業です。
飲食業の懸念事項としては、SNSを中心として風評被害やバイトテロが報道される状況でしょうか。
また地域限定の飲食店の場合、株主優待の利用者は限定されます。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績は安定的。
- 昭和29年から続く老舗企業。
- 購入単価が低い(約12万円)。
- 個人投資家に人気の株主優待が発行される。
- テンポスHD(2751)の子会社(親子上場とは?)
6.10 追記。
仮条件の上振れ決定(1,150円~1,250円)に伴い、初値予想を1,380円 ~ 1,600円に修正。
予想利益は13,000円~35,000円としました。
目論見書の想定仮条件は1,150円。初値予想は1,260円 ~ 1,480円としました。
予想利益は11,000円~33,000円になります。
特徴や将来性は特にないんですが、業績は好調で安定的です。
参考までに、管理人は幹事証券にて積極的にIPOに参加します。