ほぼ日(3560):IPO上場情報
「ほぼ日」はインターネットを利用したコンテンツ提供及び商品の企画・販売を行っている企業です。
「ほぼ日」のコンテンツ。
「ほぼ日」から誕生した「ほぼ日手帳」は12年連続でロフトの手帳売り上げNo.1となっている人気商品です。
「ほぼ日」の 知名度は高くIPOとしての人気度も高くなりそうです。
IPOで人気化する要素も揃っており、当選口数も4,000口と少ない事から 初値に期待が出来そうです。
「糸井重里事務所」は1979年創業。2016年12月に「ほぼ日」に改名。
代表取締役を務めるのは有名コピーライターの「糸井重里」さんです。
ほぼ日のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ほぼ日の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ほぼ日の上場日
ほぼ日のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2017/2/28 (火) ~ 3/6 (月) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 2,250円~2,350円 (抽選資金:22.5万円 ~ 23.5万円) | ||
当選口数 | 4,600口 | ||
公募株数 | 250,000株 | 売出株数 | 150,000株 |
吸収金額 | 10.8億円 | O.A分 | 60,000株 |
仮条件決定日 | 2/24 (金) | 公開価格決定日 | 3/7 (火) |
購入期間 | 3/8 (水) ~ 3/13 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ほぼ日の公開価格と初値
仮条件 | 2,250円~2,350円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,350円 | 初値 | 5,360円 |
騰落率 | 128.09% | 倍率 | 2.28倍 |
初値売り損益 | 301,000円(5,360円 - 2,350円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ほぼ日の初値予想と予想利益
ほぼ日の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,250円 ~ 2,350円
※抽選資金:22.5万円 ~ 23.5万円
上限は2.1%下ブレ↓ |
---|---|
初値予想 |
4,700円 ~ 5,400円※3/9 修正
(2.0倍~2.3倍) |
予想利益 | 23.5万円~30.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,200円 ~ 2,400円 ※抽選資金:22万円 ~ 24万円 |
---|---|
初値予想 | 3,200円 ~ 3,600円 (1.3倍~1.5倍) |
予想利益 | 8万円~12万円 |
ほぼ日の主幹事と幹事証券
ほぼ日のIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
---|---|
引受幹事証券 |
|
委託幹事証券 | |
備考 | 投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「マネックス証券」や「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。 当選口数が少なく、公募割れリスクも低いと想定されますので積極的に応募していきましょう。 「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」と同グループの「カブドットコム証券」も委託幹事になりました。 |
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ほぼ日の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2016年8月 | 2015年8月 | 2014年8月 |
---|---|---|---|
売上高 | 3,767,507 | 3,243,505 | 717,922 |
経常利益 | 502,907 | 406,827 | -102,001 |
当期利益 | 305,412 | 304,469 | -64,329 |
純資産 | 1,985,568 | 1,773,519 | 1,471,083 |
配当金※ | 4,500.00 | 4,500.00 | ― |
EPS※ | 152.71 | 152.23 | -3,216.50 |
BPS※ | 992.78 | 886.76 | 73,554.18 |
前期比(売上高) | 16.2% | 351.8% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
ほぼ日と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:JASDAQ スタンダード」かつ「業種:小売業」の直近のIPO結果です。
ほぼ日の株主優待
株主優待や配当金は当然行うと代表の糸井重里さんが日経新聞のインタビューにて名言されていました。
内容は未定ですが、株主優待を行うのは確実なようです。
ほぼ日のIPO分析
有名コピーライターの「糸井重里」さんが代表取締役を務める「ほぼ日」。
メインコンテンツの「ほぼ日刊イトイ新聞」は1998年6月の創刊以来 毎日更新されており、知名度は抜群です。
人気化しそうなIPOの割に、当選口数が4,000口と少ない点も注目を集めそうです。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
「ほぼ日手帳」は売上高の約7割を占めており、12年連続でロフトの手帳売り上げNo.1となっている人気商品です。
株主優待でもらえるようだと嬉しいですね。
2017.3.9 追記。
初値予想は「4,700円 ~ 5,400円」へ上方修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると30.5万円の利益になりそうです。
2017.2.28 追記。
評価は「B」から「S」に、初値予想は「3,200円 ~ 3,600円」から「4,100円 ~ 4,700円」へ上方修正されました。
予想上限にて「初値売り」をすると23.5万円の利益になりそうです。
評価は 「B」となりました。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に引受幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
想定の仮条件は「2,200円 ~ 2,400円」。想定の初値予想は「3,200円 ~ 3,600円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると12万円の利益になりそうです。
3.4追記。「日本経済新聞 電子版」に糸井重里さんのインタビュー記事が載っていました。(一部、抜粋させて頂きます)
糸井重里氏「株主、家族と似ている」 上場への思い
――上場を通じて世の中にどのようなメッセージを伝えたいですか。
「利益をたくさん出せればうれしいが、それが第一の目標になるとずれていくと思う。最短かつ最効率で利益を得る会社が、人に喜ばれるとは思えない。法人も人間なので人格を持っている。人格としてその会社がいいなと思い、そこの商品を使ったり株を買ったりして応援する方向に世の中は変わっていくと思う。お金でできることを否定するつもりはないが、その分量が相対的に下がってきているのは確かだ」
――お金だけでなく何で株主に報いるのですか。
「株主は家族と似ている。一緒にこの会社をやっているのと同じような気持ちになってもらいたい。配当や株主優待は当然やるが、何年も株を持っていた人によかったと思ってもらうためにも、株主を意識するのではなく事業を意識する。自分たちのやっていることを社会に問いかけて事業として育てていくことが、最終的には株主に報いることになると思う」
by 「日本経済新聞 電子版」より
インタビュー記事を見る限り、他の上場企業とは一線を画す上場企業となりそうです。
(興味がある方は全文を読んでみて下さい【有料会員限定記事】)
個人的には糸井重里さんの ふんわり とした人格は好きですが、上場企業となると事業の成長が株主より求められます。
配当金や株主優待も行うと明言されているので、一緒に会社の成長を見守りたい方に人気が出そうです。