GeolocationTechnology(ジオロケ)(4018):IPO上場情報
GeolocationTechnology(ジオロケーションテクノロジー)は、IPアドレスを活用したデータベース「SURFPOINT™」を構築し、その運営および利用による各種サービスの提供を行うIP Geolocation事業と、IPアドレスの売買の仲介を行うIPアドレス移転事業を行っている企業です。
(Webサイトより)
上記の画像は同社のWebサイトから引用させていただいた画像ですが、サービス内容が分かりやすいですよね。訪問者が知りたいのは「御社は何ができるのか?」なんですよね。
IP Geolocation事業
IPアドレスに位置情報、組織属性、回線情報、気象情報等100種類以上のデータを組み合わせた同社のデータベースである「SURFPOINT™」を維持管理。
これをベースに顧客のサイト閲覧者の属性に合う各種サービスをSaaSまたはAPIで提供。
これをベースに顧客のサイト閲覧者の属性に合う各種サービスをSaaSまたはAPIで提供。
顧客のニーズに応じて、エリアターゲティング、企 業分析、不正アクセス防止・セキュリティ対応、インターネット広告プラットフォームの提供が可能です。
IPアドレス移転事業
法人や各種団体等が保有しているものの使用せず余っているIPアドレスを、必要とする企業等へ売却仲介を行うサー ビス。
設立は2000年2月。
従業員数は2021年6月末で37名、平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は4.3年、平均年間給与は460.1万円。
GeolocationTechnologyのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、GeolocationTechnologyの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
GeolocationTechnology(ジオロケ)の上場日
上場日 | 2021/9/13(月) | 証券コード | 4018 |
---|---|---|---|
市場 | 福証Qボード | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | GeolocationTechnology(ジオロケ)(4018) | ||
時価総額 | 15.6億円(公開価格で計算) 24.7億円(初値で計算) |
GeolocationTechnology(ジオロケ)のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/8/27 (金) ~ 9/2 (木) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 2,040円~2,240円 (抽選資金:20.4万円 ~ 22.4万円) | ||
当選口数 | 1,150口 | ||
発行済株式数 | 696,000株 | オファリングレシオ | 16.5% |
公募株数 | 100,000株 | 売出株数 | 0株 |
吸収金額 | 2.5億円 | O.A分 | 15,000株 |
仮条件決定日 | 8/25 (水) | 公開価格決定日 | 9/3 (金) |
購入期間 | 9/6 (月) ~ 9/9 (木) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
GeolocationTechnology(ジオロケ)の公開価格と初値
仮条件 | 2,040円~2,240円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,240円 | 初値 | 3,550円 |
騰落率 | 58.48% | 倍率 | 1.58倍 |
初値売り損益 | 131,000円(3,550円 - 2,240円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
GeolocationTechnology(ジオロケ)の初値予想と予想利益
GeolocationTechnology(ジオロケ)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,040円 ~ 2,240円
※抽選資金:20.4万円 ~ 22.4万円
上限は10.3%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
2,950円 ~ 3,620円※8/25 修正
(1.3倍~1.6倍) |
予想利益 | 7.1万円~13.8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,030円あたり ※抽選資金:20.3万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,640円 ~ 3,240円 (1.3倍~1.6倍) |
予想利益 | 6.1万円~12.1万円 |
初値予想アンケート
GeolocationTechnology(ジオロケ)(4018)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,240円)を基準価格に修正しています。
有効回答:226票 投票期限:2021/9/12 (日) 23:59までGeolocationTechnology(ジオロケ)の主幹事と幹事証券
GeolocationTechnology(ジオロケ)のIPOを取り扱っている証券会社です。
GeolocationTechnology(ジオロケ)の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 JTG証券 |
95.60% | 239,000株 | 239口 |
SBI証券 | 2.00% | 5,000株 | 30口 |
西日本シティTT証券 | 1.20% | 3,000株 | 0口 |
岡三証券 | 0.80% | 2,000株 | 2口 |
マネックス証券 | 0.40% | 1,000株 | 10口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
GeolocationTechnology(ジオロケ)の決算情報
直近の類似IPOの上場結果
GeolocationTechnology(ジオロケ)と同じホットワードのIPOの上場結果です。
「東京プロマーケット」のIPOの直近の結果です。
- 2020/03/30 ニッソウ…
初値売り損益:-95,000円
(騰落率:-25.33%、倍率:0.75倍) - 2019/12/23 global bridge HD…
初値売り損益:133,000円
(騰落率:49.44%、倍率:1.49倍)
GeolocationTechnology(ジオロケ)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:福証Qボード」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2019/09/12 ピー・ビーシステムズ
… 初値売り損益:57,000円
騰落率:41.30%、倍率:1.41倍 - 2006/10/25 メディアファイブ
… 初値売り損益:45,000円
騰落率:32.14%、倍率:1.32倍 - 2004/11/25 ジェイエムネット
… 初値売り損益:73,000円
騰落率:26.07%、倍率:1.26倍
GeolocationTechnology(ジオロケ)のIPO分析
うーん??
2020年12月に上場したTOKYO PRO Marketから、2021年9月に福岡証券取引所 Q-Boardへの市場変更。
(TOKYO PRO Marketは9/12に上場廃止)
最初からQ-Boardに上場できたんでは?と思いますが、TOKYO PRO Marketを経たのはなにか意図があるんでしょうか。
そもそも本社は静岡県!
事業内容は面白く、今回も福証単独じゃなく東証マザーズなら人気が高そうだなと思います。(上場基準は確認していませんが)
Webサイトも綺麗でわかりやすく、サービスをお願いするならつい頼みたくなります。
Webの広告配信は、プライバシー保護の観点からCookieの活用やiOS14によるターゲティング制限が難しくなってきています。
同社はIPアドレスに紐づいたエリアや業種、気象情報などのターゲティングにより、従来の広告配信サービスでは難しかったユニークで効果的な手法を用いています。
Cookie制限で痛手を受けている企業もあり、ニーズが高い気がします。
懸念事項として、IPアドレスによる個人の特定もプライバシーの観点から規制されれば、同社の事業に影響を与える可能性あり。
売掛金の内訳をみると、広告プラットフォームや顧客行動を把握する事業からの需要があるようです。
地方への単独上場はいまいち人気がないと言われていますが、参考までに直近のデータです。
2019年9月にQ-Boardへ単独上場したピー・ビーシステムズの初値は、騰落率+41.3%に。
同じく2015年8月に上場したエスケーホームの初値は、騰落率+13.7%。
うーん。Q-Boardへの上場が人気がないとは言えないですね。
ついでに、TOKYO PRO Marketから他の市場へ市場変更した直近IPOのデータです。
2020年3月にTOKYO PRO Marketから名証セントレックスへ市場変更したニッソウの初値は、騰落率-25.3%に。(コロナショックの影響あり)
同じく2019年12月にTOKYO PRO Marketから東証マザーズへ市場変更したglobal bridgeHDの初値は、騰落率+49.4%。
売上の規模がまだ小さいですが、このまま順調に売上を伸ばせば、東証にまた鞍替えでもするんじゃないでしょうか。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- IPOで人気のあるIT関連企業。
- IPアドレスによる個人特定は需要あり。
- オファリングレシオが16.5%と低い。(オファリングレシオによる実績)
- 2022年6月期の業績予想(前期比)は、売上高675百万円(+15.8%)、営業利益126百万円(+153.4%)、経常利益113百万円(+127.8%)
- 売出しゼロ。
- 【8.25追記】仮条件が10.3%も上振れして決定。機関投資家に人気あり?
- 広告配信の同業他社は多い。
- 福証Qボードへの単独上場。
- 売上の規模が小さい。
- 東証への鞍替え期待。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
8.25追記。仮条件が想定発行価格(2,030円)より10.3%の上振れ決定(2,040円 ~ 2,240円)したので、初値予想を2,950円 ~ 3,620円に修正しました。予想利益は7.1万円~13.8万円です。
目論見書の想定仮条件は2,030円。初値予想は2,640円 ~ 3,240円としました。
予想利益は6.1万円~12.1万円です。
公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに43回当選しています。(全当選数の45.7%)
追加の委託幹事として岡三オンライン証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ないので気軽に参加できる証券会社です。