ノイルイミューン・バイオテック(4893):IPO上場情報
ノイルイミューン・バイオテックは、CAR-T細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発を行っている企業です。山口大学発のベンチャー企業として設立。
自社研究や大学や研究機関との共同研究、また国内外の企業との共同研究開発を通じて、がん免疫療法に関する技術及びパイプラインの開発を進めています。
国内外の製薬企業に対して特定の標的分子に限定して医薬品の開発、製造、販売の権利等をライセンスすることで、同社は技術アクセス料、契約一時金、開発の進捗に応じたマイルストン収入、販売額に応じたロイヤリティ、販売経過年数や販売目標の達成に応じたマイルストン収入等を得ることができます。
また、同社が主導して開発を進行する「自社創薬」に加えて、PRIME技術を他社にライセンスして医薬品開発を進める「共同パイプライン」の2つの事業モデルを有するハイブリッドビジネスモデルを構築しています。
これらの事業展開により、共同パイプラインを通じてPRIME技術の市場への展開や周知を加速化して早期の収益確保を図ると同時に、長期的には自社創薬により大型の販売収益を確保することにより、事業全体のリスク分散とサステナブルな成長を目指しています。
設立は2015年4月
従業員数は2023年4月末で22名、平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は2.0年、平均年間給与は830.3万円
ノイルイミューン・バイオテックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ノイルイミューン・バイオテックの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ノイルイミューン・バイオテックの上場日
上場日 | 2023/6/28(水) | 証券コード | 4893 |
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市場 | 東証グロース | 業種 | 医薬品 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ノイルイミューン・バイオテック(4893) | ||
時価総額 | 319.7億円(公開価格で計算) 300.3億円(初値で計算) |
ノイルイミューン・バイオテックのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/6/13 (火) ~ 6/16 (金) |
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仮条件 | 700円~740円 (抽選資金:7万円 ~ 7.4万円) | ||
当選口数 | 41,664口 | ||
発行済株式数 | 43,202,865株 | オファリングレシオ | 9.6% |
公募株数 | 3,623,000株 | 売出株数 | 0株 |
吸収金額 | 30.8億円 | O.A分 | 543,400株 |
仮条件決定日 | 6/12 (月) | 公開価格決定日 | 6/19 (月) |
購入期間 | 6/20 (火) ~ 6/23 (金) | ||
備考 |
【6.19追記】公募は、国内1,019,000株、海外2,604,000株(海外販売の割合 71.9%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
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ブックビルディングの開始時にメールが届く。
ノイルイミューン・バイオテックの公開価格と初値
仮条件 | 700円~740円 | ||
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公開価格 | 740円 | 初値 | 695円 |
騰落率 | -6.08% | 倍率 | 0.94倍 |
初値売り損益 | -4,500円(695円 - 740円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、680.80円でした。
ノイルイミューン・バイオテックの初値予想と予想利益
ノイルイミューン・バイオテックの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
700円 ~ 740円
※抽選資金:7万円 ~ 7.4万円
上限は2.8%上ブレ↑ |
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初値予想 |
700円 ~ 820円※6/12 修正
(0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -4,000円~8,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 720円あたり ※抽選資金:7.2万円あたり |
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初値予想 | 680円 ~ 800円 (0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -4,000円~8,000円 |
初値予想アンケート
ノイルイミューン・バイオテック(4893)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(740円)を基準価格に修正しています。
有効回答:203票 投票期限:2023/6/27 (火) 23:59までノイルイミューン・バイオテックの主幹事と幹事証券
ノイルイミューン・バイオテックのIPOを取り扱っている証券会社です。
ノイルイミューン・バイオテックの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 SMBC日興証券 |
87.00% | 1,359,300株 | 1,359口 |
SBI証券 | 5.22% | 81,500株 | 489口 |
みずほ証券 | 2.77% | 43,300株 | 43口 |
野村證券 | 2.77% | 43,300株 | 43口 |
マネックス証券 | 0.32% | 5,000株 | 50口 |
岡三証券 | 0.32% | 5,000株 | 5口 |
岩井コスモ証券 | 0.32% | 5,000株 | 5口 |
東洋証券 | 0.32% | 5,000株 | 0口 |
丸三証券 | 0.32% | 5,000株 | 0口 |
極東証券 | 0.32% | 5,000株 | 0口 |
あかつき証券 | 0.32% | 5,000株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場の大和コネクト証券とauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ノイルイミューン・バイオテックの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年12月 | 2021年12月 | 2020年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 625,783 | 100,732 | 97,277 |
経常利益 | -384,202 | -792,615 | -604,610 |
当期利益 | -386,622 | -795,035 | -636,649 |
純資産 | 4,300,617 | 4,185,334 | 2,598,379 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -9.87 | -20.75 | -89.64 |
BPS※ | 108.48 | 107.30 | 361.19 |
前期比(売上高) | 521.2% | 3.6% | ― |
ノイルイミューン・バイオテックのPERとPBR
公開価格(740円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2021年12月 (実績) |
- | 6.9倍 | -20.75 | 107.30 |
2022年12月 (実績) |
- | 6.82倍 | -9.87 | 108.48 |
上位株主とロックアップ情報
ノイルイミューン・バイオテックの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 比率 | ロック アップ |
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株式会社鶴亀 | 9,871,350株 | 23.27% | 180日 |
武田薬品工業株式会社 | 8,119,800株 | 19.14% | 180日 |
玉田 耕治 代表取締役社長 |
4,192,000株
(442,000)
|
9.88% | 180日 |
石﨑 秀信 |
2,430,000株
(430,000)
|
5.73% | 180日 |
Binex Co., Ltd. | 2,277,825株 | 5.37% | 180日 |
和田 聡 | 2,000,000株 | 4.71% | 180日 |
瀬戸 恭子 | 2,000,000株 | 4.71% | 180日 |
佐古田 幸美 |
1,363,000株
(363,000)
|
3.21% | 180日 |
大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合 VC | 1,349,200株 | 3.18% | 180日 |
株式会社アプリコット | 1,203,850株 | 2.84% | 180日 |
- 180日のロックアップ期間は、2023年12月24日まで
直近の類似IPOの上場結果
ノイルイミューン・バイオテックと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
ノイルイミューン・バイオテックのIPO分析
早くも再承認。3ヵ月前よりも公開規模が小さくなっています。
想定価格は720円のようですが、前回の仮条件で上限が800円だったのでもう少し引き上げても良かったんじゃ。
公募株362万株のうち、国内153.9万株、海外208.3万株で、57.5%が海外販売にまわる予定。
なお、3月時は国内が62.8万株、海外722.2万株で、92%が海外販売にまわる予定でした。
- 2015年9月:国立がん研究センターとCAR-T細胞療法に関する共同研究契約を締結
- 2017年8月:武田薬品と共同研究開発に関する提携
- 2019年8月:Adaptimmune Therapeutics plcと共同開発に関する契約を締結
- 2019年11月:Autolus Therapeutics plcとライセンス契約を締結
- 2022年8月:中外製薬とPRIME技術に関するライセンス契約を締結
事業内容については・・正直分かりません。海外販売の割合が落ちたのが少し気になりますね。
過去のIPOデータでみると、バイオベンチャーはこれまで人気がなかったんですが、コロナ禍もあってか、ここ数年は医薬品に属する業種の初値はまぁまぁ堅調。公募割れはしていません。(類似IPOの結果)
社会的意義が高い事業内容。国内だろうが海外だろうが、必要な資金が充分に集まると良いなぁと思います。
IPO的には事業内容が伝わりづらいものは買われづらいというのがあります。
過去データで公募割れはありませんが、弱気目の予想にしておきます。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- グローバルオファリング(海外販売)あり。
海外販売比率は57.5%を予定(3月の中止時は92%)→ 71.9%に決定 - 社会的意義が高い事業内容
- オファリングレシオが9.6%と低い(IPOデータ)
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- 3月の中止時より公開規模が小さく
- 研究開発費で赤字になりやすいバイオベンチャー
- IPOで人気のない業種。ただし、ここ数年は公募割れなし
目論見書の想定仮条件は720円。初値予想は680円 ~ 800円としました。
予想利益は-4,000円~8,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。
カブスルは相場の動向をみて、ブックビルディングに参加するか決めようと思います。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)