ノイルイミューン・バイオテック(4893):IPO上場情報と初値予想


3.21追記。
公開価格決定日に上場中止に。2023年は初の中止。

グローバルにおいて金融機関の破綻等の混乱が続く中、株式市場の動向など諸般の事情を総合的に勘案し、当該募集株式発行及び株式売出しの中止と、それに伴う当社普通株式の東京証券取引所への上場手続きの延期を決議いたしましたので、お知らせ申し上げます。

海外売出92%の予定だったので、グローバルの影響は確かに受けそう。中止は仕方なしかも。

ノイルイミューン・バイオテックは、CAR-T細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発を行っている企業です。山口大学発のベンチャー企業として設立。

CAR-T細胞療法によるがん治療効果

自社研究や大学や研究機関との共同研究、また国内外の企業との共同研究開発を通じて、がん免疫療法に関する技術及びパイプラインの開発を進めています。

国内外の製薬企業に対して特定の標的分子に限定して医薬品の開発、製造、販売の権利等をライセンスすることで、同社は技術アクセス料、契約一時金、開発の進捗に応じたマイルストン収入、販売額に応じたロイヤリティ、販売経過年数や販売目標の達成に応じたマイルストン収入等を得ることができます。

ビジネスモデル

また、同社が主導して開発を進行する「自社創薬」に加えて、PRIME技術を他社にライセンスして医薬品開発を進める「共同パイプライン」の2つの事業モデルを有するハイブリッドビジネスモデルを構築しています。

共同パイプライン

これらの事業展開により、共同パイプラインを通じてPRIME技術の市場への展開や周知を加速化して早期の収益確保を図ると同時に、長期的には自社創薬により大型の販売収益を確保することにより、事業全体のリスク分散とサステナブルな成長を目指しています。

設立は2015年4月
従業員数は2023年1月末で19名、平均年齢は49歳、平均勤続年数は2.1年、平均年間給与は839.5万円


ノイルイミューン・バイオテックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ノイルイミューン・バイオテックの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ノイルイミューン・バイオテックの上場日

C
  • 業績:不安
  • IPO人気:なし
  • オファリングレシオ:やや低い

上場日 2023/3/29 (水) 証券コード 4893
市場 東証グロース 業種 医薬品
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ノイルイミューン・バイオテック(4893)
時価総額
37,943百万円(仮条件の上限で計算)

ノイルイミューン・バイオテックのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2023/3/14 (火) ~ 3/17 (金)

仮条件 720円~800円 (抽選資金:7.2万円 ~ 8万円)
当選口数 90,275口
発行済株式数 47,429,865株 オファリングレシオ 19%
公募株数 7,850,000株 売出株数 0株
吸収金額 64.9億円~72.2億円 O.A分 1,177,500株
仮条件決定日 3/13 (月) 公開価格決定日 3/20 (月)
購入期間 3/22 (水) ~ 3/27 (月)
備考

【2.22追記】公募は、国内628,000株、海外7,222,000株(海外販売の割合 92.0%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ノイルイミューン・バイオテックの公開価格と初値

仮条件 720円~800円
公開価格 3/20 (月)に決定 初値 (初値予想)780円 ~ 960円※3/13 修正
騰落率 -  倍率  -
初値売り損益 (予想利益)-2,000円~16,000円※3/13 修正

ノイルイミューン・バイオテックの初値予想と予想利益

ノイルイミューン・バイオテックの初値予想と予想利益です。

仮条件決定後

仮条件 720円 ~ 800円 ※抽選資金:7.2万円 ~ 8万円
上限は11.1%上ブレ↑
初値予想 780円 ~ 960円※3/13 修正
(1.0倍~1.2倍)
予想利益 -2,000円~1.6万円

仮条件決定前

仮条件の想定価格 720円あたり ※抽選資金:7.2万円あたり
初値予想 700円 ~ 860円 (1.0倍~1.2倍)
予想利益 -2,000円~1.4万円
送信中...

初値予想アンケート

ノイルイミューン・バイオテック(4893)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

仮条件の上限(800円)を基準価格に修正しています。

有効回答:176   投票期限:2023/3/28 (火) 23:59まで
3倍以上(2,400円以上)
56票  32%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(2,000円以上~2,400円未満)
9票  5%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(1,600円以上~2,000円未満)
24票  14%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(1,200円以上~1,600円未満)
11票  6%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(960円以上~1,200円未満)
12票  7%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(800円以上~960円未満)
21票  12%
投票済み

公募割れ(800円未満)
43票  24%
投票済み

ノイルイミューン・バイオテックの主幹事と幹事証券

ノイルイミューン・バイオテックのIPOを取り扱っている証券会社です。

ノイルイミューン・バイオテックの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SMBC日興証券
93.07% 1,680,300株 1,680口
SBI証券 2.78% 50,200株 301口
野村證券 1.39% 25,100株 25口
みずほ証券 1.39% 25,100株 25口
マネックス証券 0.17% 3,100株 31口
岡三証券 0.17% 3,100株 3口
岩井コスモ証券 0.17% 3,100株 3口
東洋証券 0.17% 3,100株 0口
極東証券 0.17% 3,100株 0口
水戸証券 0.17% 3,100株 0口
丸三証券 0.17% 3,100株 0口
あかつき証券 0.17% 3,100株 0口

委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。

※海外売出し7,222,000株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。

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抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


ノイルイミューン・バイオテックの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年12月 2020年12月 2019年12月
売上高 100,732 97,277 521,004
経常利益 -792,615 -604,610 56,906
当期利益 -795,035 -636,649 55,086
純資産 4,185,334 2,598,379 2,235,032
配当金
EPS -20.75 -17.93 7.99
BPS 107.30 72.24 323.37
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

ノイルイミューン・バイオテックの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 比率 ロック
アップ
株式会社鶴亀 9,871,350 23.27% 180日
武田薬品工業株式会社 8,119,800 19.14% 180日
玉田 耕治 代表取締役社長 4,192,000
(442,000)
9.88% 180日
石﨑 秀信 2,430,000
(430,000)
5.73% 180日
Binex Co., Ltd. 2,277,825 5.37% 180日
和田 聡 2,000,000 4.71% 180日
瀬戸 恭子 2,000,000 4.71% 180日
佐古田 幸美 1,363,000
(363,000)
3.21% 180日
大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合 VC 1,349,200 3.18% 180日
株式会社アプリコット 1,203,850 2.84% 180日
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。

直近の類似IPOの上場結果

ノイルイミューン・バイオテックと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:医薬品」の直近のIPO結果です。

  • 2022/12/01 サイフューズ
    初値売り損益:10,000円
    騰落率:6.17%、倍率:1.06倍
  • 2022/11/22 ティムス
    初値売り損益:24,900円
    騰落率:37.16%、倍率:1.37倍
  • 2022/06/23 坪田ラボ
    初値売り損益:32,400円
    騰落率:68.94%、倍率:1.69倍
  • 2021/09/24 レナサイエンス
    初値売り損益:30,600円
    騰落率:45.67%、倍率:1.46倍
  • 2021/06/22 ペルセウスプロテオミクス
    初値売り損益:13,500円
    騰落率:15.52%、倍率:1.16倍

IPOのポイント(ノイルイミューン・バイオテック)

公募株785万株のうち、国内62.8万株、海外722.2万株で、92%が海外販売にまわる予定

バイオへの投資に関心がない国内をはなから相手にしていない感じがいいですね(笑)

  • 2015年9月:国立がん研究センターとCAR-T細胞療法に関する共同研究契約を締結
  • 2017年8月:武田薬品と共同研究開発に関する提携
  • 2019年8月:Adaptimmune Therapeutics plcと共同開発に関する契約を締結
  • 2019年11月:Autolus Therapeutics plcとライセンス契約を締結
  • 2022年8月:中外製薬とPRIME技術に関するライセンス契約を締結

事業内容については・・正直分かりません。
実際、海外販売にどのくらい回るのか要注目ですね。

過去のIPOデータでみると、バイオベンチャーはこれまで人気がなかったんですが、コロナ禍もあってか、ここ数年は医薬品に属する業種の初値はまぁまぁ堅調。公募割れはしていません。(類似IPOの結果

社会的意義が高い事業内容。国内だろうが海外だろうが、必要な資金が充分に集まると良いなぁと思います。

IPO的には事業内容が伝わりづらいものは買われづらいというのがありますので、過去データで公募割れはありませんが、弱気目の予想にしておきます。

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は92%を予定
  • 社会的意義が高い事業内容
  • 購入単価が低いIPOが好調抽選資金による実績
  • 【3.13追記】仮条件が11.1%も上振れして決定
  • 研究開発費で赤字になりやすいバイオベンチャー
  • 同日に3社が上場
  • IPOで人気のない業種。ただし、ここ数年は公募割れなし

3.13追記。仮条件が想定発行価格(720円)より11.1%の上振れ決定(720円 ~ 800円)したので、初値予想を780円 ~ 960円に修正。予想利益は-2,000円~1.6万円です。

目論見書の想定仮条件は720円。初値予想は700円 ~ 860円としました。
予想利益は-2,000円~1.4万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。

上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。
カブスルは相場の動向をみて、ブックビルディングに参加するか決めようと思います。

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    幹事数は9割以上とかなり多い!
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  • 松井証券
    抽選資金不要で幹事数が多い
    口座開設で最大5千円のキャッシュバック。
  • auカブコム証券
    全体の2~3割の委託幹事に
    口座開設+投資信託の購入で現金2,000円がもらえる。

ノイルイミューン・バイオテックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ノイルイミューン・バイオテックの目論見書から引用しています。
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