GMOコマース(410A):IPO上場情報と初値予想


GMOコマースは、店舗向けのCX向上ソリューション事業を主要な事業として展開している企業です。親会社はGMOインターネットグループ(9449/プライム)

事業内容

LINEやInstagramなどSNSを活用したデジタル販促支援を提供。

小売・飲食・アパレル・エンタメなど15,370店舗に導入されており(2024年12月末時点)、安定的なストック収益を軸に成長を目指すSaaS型ビジネスです。月額利用料は1年契約の自動更新。

ビジネスモデル

設立は2012年11月
従業員数は104名、平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は5.4年、平均年間給与は565.7万円(2025年7月末)


GMOコマースのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、GMOコマースの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

GMOコマースの上場日

B
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:高い
  • 公募多い
  • 調達金額:大きい

上場日 2025/9/25(木) 証券コード 410A
市場 東証グロース 業種 サービス業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス GMOコマース(410A)
時価総額
60.9億円(公開価格で計算)
110.1億円(初値で計算)

GMOコマースのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2025/9/8 (月) ~ 9/12 (金)

仮条件 1,140円~1,180円 (抽選資金:11.4万円 ~ 11.8万円)
当選口数 18,036口
発行済株式数 5,164,800株 オファリングレシオ 34.9%
公募株数 1,568,400株 売出株数 0株
吸収金額 21.2億円 O.A分 235,200株
仮条件決定日 9/5 (金) 公開価格決定日 9/16 (火)
購入期間 9/17 (水) ~ 9/22 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

GMOコマースの公開価格と初値

仮条件 1,140円~1,180円
公開価格 1,180円 初値 2,131円
騰落率 80.59%  倍率  1.81倍
初値売り損益 95,100円(2,131円 - 1,180円)× 100株

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は公開価格(仮条件の上限価格)を基に試算しています。

GMOコマースの初値予想と予想利益

GMOコマースの初値予想と予想利益です。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,140円 ~ 1,180円 ※抽選資金:11.4万円 ~ 11.8万円
上限は1.7%上ブレ↑
初値予想 1,540円 ~ 2,010円※9/5 修正
(1.3倍~1.7倍)
予想利益 3.6万円~8.3万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,160円あたり ※抽選資金:11.6万円あたり
初値予想 1,510円 ~ 1,980円 (1.3倍~1.7倍)
予想利益 3.5万円~8.2万円
マネックス証券

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初値予想アンケート

GMOコマース(410A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,180円)を基準価格に修正しています。

有効回答:669   投票期限:2025/9/24 (水) 23:59まで
3倍以上(3,540円以上)
65票  10%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(2,950円以上~3,540円未満)
22票  3%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,360円以上~2,950円未満)
139票  21%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(1,770円以上~2,360円未満)
230票  34%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,416円以上~1,770円未満)
122票  18%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,180円以上~1,416円未満)
45票  7%
投票済み

公募割れ(1,180円未満)
46票  7%
投票済み

GMOコマースの主幹事と幹事証券

GMOコマースのIPOを取り扱っている証券会社です。

GMOコマースの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
86.96% 1,568,500株 1,568口
SMBC日興証券 3.48% 62,700株 62口
みずほ証券 3.48% 62,700株 62口
野村證券 3.48% 62,700株 62口
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2.61% 47,000株 47口

大和コネクト証券のネット抽選分は、156口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事である三菱UFJ eスマート証券DMM.com証券GMOクリック証券は、委託数が公表されていません。

現在、現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を実施中です。
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GMOコマースの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2024年12月 2023年12月 2022年12月
売上高 1,983,989 1,766,393 1,780,729
営業利益 348,733 219,433
営業利益率 17.58% 12.42%
経常利益 351,333 220,292 166,650
当期利益 218,251 143,321 212,854
純資産 547,626 401,988 409,791
配当金 22,392.77 13,447.00 27,986.00
EPS 60.69 39.85 39,417.56
BPS 152.27 111.78 75,887.28
前期比
(営業利益)
58.9%
前期比(売上高) 12.3% -0.8%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

GMOコマースのPERとPBR

公開価格(1,180円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2023年12月
(実績)
29.61倍 10.56倍 39.85 111.78
2024年12月
(実績)
19.44倍 7.75倍 60.69 152.27
2025年12月
(予想)
13.87倍 6.85倍 85.07 172.20
※(予想)欄のPBRおよびBPSは、会社公表の業績予想を基に算出した参考値です。

GMOコマースの配当金と配当利回り

公開価格(1,180円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2023年12月
(実績)
20.19円 1.71% 50.7%
2024年12月
(実績)
33.62円 2.84% 55.4%
2025年12月
(予定)
43.05円 3.64% 50.6%
※(予定)欄の配当性向は、会社公表の業績予想および予定配当金を基に算出した参考値です。

上位株主とロックアップ期間

GMOコマースの上位10名の株主構成とロックアップ期間です。

株主名 株数 比率 ロック
アップ
GMOインターネットグループ株式会社 親会社 3,596,400 91.67% 180日
山名 正人 代表取締役社長 159,840
(159,840)
4.07% 180日
伊勢 主税 取締役 59,940
(59,940)
1.53% 180日
従業員 13,320
(13,320)
0.34%
従業員 9,990
(9,990)
0.25%
従業員 9,990
(9,990)
0.25%
従業員 9,990
(9,990)
0.25%
従業員 7,992
(7,992)
0.20%
従業員 6,660
(6,660)
0.17%
従業員 5,328
(5,328)
0.14%
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 180日のロックアップ期間は、2026年3月23日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

GMOコマースと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。

GMOコマースのIPO分析

親子上場が問題視されて解消していく企業が増えている中、GMOグループではまた新たに子会社が上場します。(グループ11社目の上場企業)
東証では、親子上場において少数株主の保護や情報開示の強化を求めていますが、GMOはあえて事業ドメインごとに分散上場し、それぞれの分野で成長ドライブを描く戦略なのかもしれません。

2024年12月期の配当性向は55.4%と高めですが、目論見書には「配当性向65%を目安」と明記されており増配余地あり。
(親会社であるGMOインターネットグループへの還流目的で高いのかも)

売上高は第11期(2022年12月)から「収益認識に関する会計基準」の適用により減少したように見えますが、経常利益の推移を見ると利益水準は維持されています。

2025年12月期の業績予想(連結)が開示されており、仮条件の上限価格で算出したPERは13.8倍。PBRは6.85倍と試算。
前期実績で算出したPERは19.4倍、PBRは7.75倍(PERとPBR

業績予想

今期予想に基づく営業利益率は20.9%と高水準。前期17.5%、二期前12.4%で着実に改善しています。
ストック型の収益モデルに加え、AI活用による業務効率化が利益率の向上に寄与していそう。

予定されている配当金は43.05円。
仮条件の上限価格ベースの配当利回りは3.64%。配当性向は50.6%と試算。(配当利回り

個人的な印象としては、成熟した企業というイメージ。業績が安定しており高配当による株主還元を実施。
グロース市場特有のイケイケ感は特に感じないかも。とはいえ、IPOとして特に悪い点も見当たらず。競合は多いものの、GMOグループとしての強みも感じられます。

個人的な印象としては、成熟した企業というイメージです。業績は安定しており、高配当による株主還元が期待できます。
グロース市場特有の勢いはあまり感じませんが、IPOとしてマイナス要素も特に見当たりません。

競合は多いものの、GMOグループとしてのブランド力や顧客基盤は強みと言えそうです。
一方で、プレイドはグロース市場らしく、高い成長期待を感じさせる数字となっています。PERも高くて期待されてそう。

GMOコマースはKPI(重要経営指標)の推移が開示されておらず、成長性の判断がやや難しい印象です。
ストック型ビジネスであれば有料契約社数やARPUといった指標の開示があると、投資判断もしやすくなります。

企業 GMOコマース
(410A)
プレイド
(4165)
アライドアーキテクツ
(6081)
フィードフォースG
(7068)
事業内容 LINEやInstagramを活用したデジタル販促支援 CX(顧客体験)向上のためのSaaS「KARTE」提供 SNSを活用したマーケティング支援・運用 SNS広告とデータフィード技術によるマーケ支援
時価総額 60億円 479億円 33億円 147億円
売上高
(直近業績)
19.8億円 109.9億円 34.6億円 43.7億円
営業利益率
(直近業績)
17.5% 2.4% - 36.4%
PER 13.8倍 151.3倍 - 12.6倍
配当利回り
(直近業績)
2.84% 0% 0% 1.66%
主要顧客 小売・飲食・アパレルなど 大手小売・EC・メディア・金融など 大手企業の宣伝・販促部門など 通販・小売などのEC事業者

注目度の高いオリオンビール(409A)との同日上場となりますが、いずれも8月以来、約1ヵ月ぶりのIPOです。

GMOコマースは業績堅調で配当利回りも高く、堅調な初値がつきそうです。私も積極的にIPOに参加する予定です。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 約一ヶ月ぶりのIPO。久しぶりのIPOは過熱する傾向
  • IPOで人気の高いIT関連企業
  • 業績は安定的(決算情報
  • 2025年12月期の業績予想(前期比)は、売上高 2,422百万円(+22.1%)、営業利益 507百万円(+45.4%)
  • 今期の営業利益率は20.9%の予想と高水準。前期の営業率は実績で17.5%
  • 予定配当金は43.05円。仮条件の上限価格ベースの配当利回りは3.64%。配当性向は50.6%と試算。今後の目安は65%(配当利回り
  • 公開株はすべて公募で売出ゼロ
  • 同業他社が多い
  • ストック型ビジネスながら、KPI(主要指標)の推移が非開示のため成長性が見えにくい
  • オファリングレシオは34.9%と高めIPOデータ
  • 市場からの吸収金額は21.2億円とやや大きいIPOデータ
  • 仮条件の上限価格と2025年12月期の業績予想によるPERは13.8倍。PBRは6.85倍と試算(PERとPBR
  • 同日に注目度の高いオリオンビールが上場(資金分散)
  • 市場で敬遠される親子上場。ただし初値の結果は良い

9.5追記。仮条件が1,140円~1,180円 に決定。(想定価格は1,160円。上限価格で1.7%の上振れに)
初値予想を1,540円 ~ 2,010円に修正し、予想利益を3.6万円~8.3万円としました。

目論見書の想定仮条件は1,160円。初値予想は1,510円 ~ 1,980円としました。
予想利益は3.5万円~8.2万円です。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。

カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。

1人1票の平等抽選で、資金力に左右されずに当選が期待できるSMBC日興証券がおすすめです。カブスル一家の当選回数は33回。

追加の委託幹事として、三菱UFJ eスマート証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。

GMOクリック証券は、GMOグループ傘下の証券会社です。
過去には、GMOグループ企業の上場時に委託幹事を務めた実績もあり、今回も委託幹事入りが期待されます。
なお、委託幹事が判明してから口座開設を申し込んだ場合、IPOの申込みに間に合わない可能性もあるため、事前の口座開設が無難です
【9.2追記 GMOクリック証券が委託幹事となりました!】

IPO GMOメディア GMO TECH GMOリサーチ
初値売り利益 27.7万円 78.4万円 28.0万円
初値倍率 2.01倍 2.35倍 2.33倍

みずほ証券野村證券はブックビルディング時に抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いため、気軽に参加できます。

※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。

ブックビルディングの参加スタンスは X(Twitter)にて発信しています。

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本ページで掲載している画像は、GMOコマースの目論見書から引用しています。
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