ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A):IPO上場情報と初値予想


ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは、企業のデジタルコンテンツの管理・制作・配信を支援するDXソリューション「CIERTO」を提供する企業です。DAM(デジタルアセット管理)技術を活用し、画像・動画・テキストなどを一元管理し、マーケティングやECサイト運営を効率化します。

事業内容

IPO的には需給がある程度絞られており無難な初値をつける気がしますが、価格面での割安感がもっとあると投資しやすいかなと思いました。事業はゆるやかに成長しており、将来性はAPAC地域の海外展開にかかっていそう。

※詳細は企業紹介IPOのポイントにて。


ビジュアル・プロセッシング・ジャパンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの上場日

B
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや高い
  • 調達金額:小さい

上場日 2025/3/25(火) 証券コード 334A
市場 東証グロース 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)
時価総額
23.7億円(仮条件の上限で計算)

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2025/3/6 (木) ~ 3/12 (水)

仮条件 1,360円~1,430円 (抽選資金:13.6万円 ~ 14.3万円)
当選口数 4,864口
発行済株式数 1,655,000株 オファリングレシオ 29.3%
公募株数 255,000株 売出株数 168,000株
吸収金額 6.6億円~6.9億円 O.A分 63,400株
仮条件決定日 3/4 (火) 公開価格決定日 3/13 (木)
購入期間 3/14 (金) ~ 3/19 (水)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの公開価格と初値

仮条件 1,360円~1,430円
公開価格 3/13 (木)に決定 初値 (初値予想)1,650円 ~ 1,940円※3/4 修正
騰落率 -  倍率  -
初値売り損益 (予想利益)22,000円~51,000円※3/4 修正

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの初値予想と予想利益

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,360円 ~ 1,430円 ※抽選資金:13.6万円 ~ 14.3万円
初値予想 1,650円 ~ 1,940円※3/4 修正
(1.2倍~1.4倍)
予想利益 2.2万円~5.1万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,430円あたり ※抽選資金:14.3万円あたり
初値予想 1,720円 ~ 2,000円 (1.2倍~1.4倍)
予想利益 2.9万円~5.7万円
マネックス証券

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初値予想アンケート

ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

仮条件の上限(1,430円)を基準価格に修正しています。

有効回答:397   投票期限:2025/3/24 (月) 23:59まで
3倍以上(4,290円以上)
32票  8%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,575円以上~4,290円未満)
14票  4%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,860円以上~3,575円未満)
18票  5%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,145円以上~2,860円未満)
24票  6%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,716円以上~2,145円未満)
58票  15%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,430円以上~1,716円未満)
85票  21%
投票済み

公募割れ(1,430円未満)
166票  42%
投票済み

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの主幹事と幹事証券

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンのIPOを取り扱っている証券会社です。

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
岡三証券
93.09% 452,800株 452口
SBI証券 1.73% 8,400株 50口
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 1.73% 8,400株 8口
マネックス証券 0.86% 4,200株 42口
楽天証券 0.86% 4,200株 42口
松井証券 0.86% 4,200株 29口
岩井コスモ証券 0.86% 4,200株 4口

委託幹事である岡三オンライン三菱UFJ eスマート証券は、委託数が公表されていません。

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ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2023年12月 2022年12月 2021年12月
売上高 1,056,114 911,608 728,493
営業利益 139,307 109,951
営業利益率 13.19% 12.06%
経常利益 140,390 144,360 55,883
当期利益 90,020 74,810 39,050
純資産 667,314 580,794 509,484
配当金 5.00 5,000.00 5,000.00
EPS 64.30 53.44 55,786.68
BPS 476.65 414.85 727,834.51
前期比
(営業利益)
26.7%
前期比(売上高) 15.9% 25.1%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンのPERとPBR

仮条件の上限(1,430円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2022年12月
(実績)
26.76倍 3.45倍 53.44 414.85
2023年12月
(実績)
22.24倍 3倍 64.30 476.65

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの配当金と配当利回り

仮条件の上限(1,430円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2022年12月
(実績)
2.5円 0.17% 4.7%
2023年12月
(実績)
5円 0.35% 7.8%

上位株主とロックアップ情報

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
株式会社シエルトコミュニケーションズ 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 640,000
43.66%
- 180日
三村 博明 代表取締役社長 280,000
19.10%
- 180日
VPJ社員持株会 248,000
16.92%
- 180日
関 郷 監査役 186,000
12.69%
155,000 180日
吉川 美幸 取締役 26,800
1.83%
(800)
13,000 180日
三村 俊介 血族 20,000
1.36%
- 180日
松本 勝裕 取締役 8,000
0.55%
(8,000)
-
川畑 耕史 従業員 6,000
0.41%
(6,000)
-
鈴木 優 従業員 4,000
0.27%
(4,000)
-
谷本 真基 従業員 4,000
0.27%
(4,000)
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 180日のロックアップ期間は、2025年9月20日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2025/02/20 フライヤー
    初値売り損益:49,800円
    騰落率:73.24%、倍率:1.73倍
  • 2024/12/26 GVA TECH
    初値売り損益:1,000円
    騰落率:1.45%、倍率:1.01倍
  • 2024/12/26 フォルシア
    初値売り損益:189,000円
    騰落率:108%、倍率:2.08倍
  • 2024/12/26 visumo
    初値売り損益:26,600円
    騰落率:34.55%、倍率:1.35倍
  • 2024/12/19 Synspective
    初値売り損益:25,600円
    騰落率:53.33%、倍率:1.53倍

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンのIPO分析

主力製品「CIERTO DAM」は、企業が保有する大量の画像・動画・テキストなどのデジタルコンテンツを効率的に管理・運用するためのシステム。ECサイトやSNS、デジタル広告市場の成長により、企業のデジタルコンテンツ管理の需要が増加しており、それに伴い同社の製品の導入も拡大しています。DAM市場の年成長率は13.7%で成長すると予測されています。

DAM市場の年成長率

導入後の獲得収入が売上の約50%。安定的なストック収益に。

事業系統図 収益モデル

成長戦略としてAPAC地域(アジア太平洋地域)への海外展開を目論んでいます。
米国よりライバル企業が少なく成長余地があると考えてのことでしょうか。

2023年12月期実績で年5円の配当金をだしています。配当利回りは0.35%。
個人的には中途半端に配当金を出すくらいなら成長投資へ回して欲しい気もします。ただ、配当性向は7.8%と低いので、株主還元を行いながら成長投資に資金を使っていく戦略なのかもしれません。

そもそも、2024年12月期(前期)の業績の実績や配当金の情報を公開していないのは投資判断しづらい。予想でもいいから出すべきでは?

IPO的には需給がある程度絞られており無難な初値をつける気がしますが、価格面での割安感がもっとあると投資しやすいかなと思いました。事業はゆるやかに成長しており、将来性はAPAC地域の海外展開にかかっていそう。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 時代にマッチした事業内容。DAM市場の年成長率は13.7%との予測あり
  • 業績は安定的(決算情報
  • 売上の約50%が安定的なストック収益
  • 市場からの吸収金額が6.9億円と小さいIPOデータ
  • 需給が絞られており初値が上昇しやすい
  • オファリングレシオが29.3%とやや高いIPOデータ
  • 想定価格と2023年12月期実績によるPERは22.2倍。PBRは3.0倍。前期の実績情報を知りたい(PERとPBR
  • 利益成長が売上高の伸びと比較するとやや弱い
  • Adobeなど強力なグローバル企業の存在
  • 2024年12月期の実績または予想値をだしてほしい
  • 2023年12月期は5円の配当実績あり。配当利回りは0.34%。配当性向は7.8%。2024年12月期の配当金を知りたい
  • APAC地域の海外展開が成長性のカギ
  • 3月はIPOが多く選別される可能性あり。資金枯渇の可能性あり

3.4追記。仮条件が1,360円 ~ 1,430円に決定(想定価格の1,360円が上限価格でやや弱気)
初値予想を1,650円 ~ 1,940円に修正。予想利益は2.2万円~5.1万円です。

目論見書の想定仮条件は1,430円。初値予想は1,720円 ~ 2,000円としました。
予想利益は2.9万円~5.7万円です。

カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。

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そのほかに楽天証券岩井コスモ証券でも参加が可能です。

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    全体の2~3割の委託幹事に
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企業紹介

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事業内容

DAM(デジタルアセット管理)技術を活用し、画像・動画・テキストなどを一元管理し、マーケティングやECサイト運営を効率化します。独自開発の「CIERTO DAM」「CIERTO PIM」により、商品情報や販促コンテンツの最適な運用を可能にし、多様な業界のDX推進を支援しています。

デジタルアセットを管理 ビジネス領域

設立は1994年1月
従業員数は62名、平均年齢は35.1歳、平均勤続年数は7.8年、平均年間給与は542.9万円(2025年1月末)

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ビジュアル・プロセッシング・ジャパンの目論見書から引用しています。
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