イシン(143A):IPO上場情報
イシンは、企業の自治体向けマーケティング支援事業、日系大手企業のグローバルオープンイノベーション支援事業、成長企業のブランディングおよび採用支援事業を主な事業として展開している企業です。グループは同社と子会社3社、関連会社1社で構成。
売上高とその構成比はこちら。
利益は、公民共創事業が74百万円、グローバルイノベーション事業が114百万円、メディアPR事業が246百万円となっています。(2023年3月期)
公民共創事業
自治体と民間企業をつなぐ事業として、自治体DXを中心に、防災・危機管理、学校教育・生涯学習、公共インフラ、健康福祉、地方創生などのテーマで、主に大手・中堅企業の自治体向けマーケティング等の業務を一気通貫で支援しています。
グローバルイノベーション事業
日系大手企業と国内外のスタートアップをつなぐサービスとして、成長産業に特化した情報提供サービスや各種ソリューションを通じて、大手企業のオープンイノベーションの推進を支援。子会社のIshin USA, Inc.が事業を展開。
メディアPR事業
主に成長ベンチャー企業向けにブランディング及び採用支援を行っています。メディアの広告やCMSの提供を通じて、顧客がステークホルダーに対して自社の魅力やビジョンを発信することを支援。特に採用需要の旺盛な成長企業を中心に導入が進んでいます。
設立は1992年12月
同社の従業員数は85名、平均年齢は34.4歳、平均勤続年数は3年、平均年間給与は527.6万円。連結の従業員数は86名(2024年1月末)
イシンのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、イシンの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
イシンの上場日
上場日 | 2024/3/25(月) | 証券コード | 143A |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | イシン(143A) | ||
時価総額 | 19.9億円(公開価格で計算) 41.1億円(初値で計算) |
イシンのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2024/3/6 (水) ~ 3/12 (火) |
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仮条件 | 1,000円~1,080円 (抽選資金:10万円 ~ 10.8万円) | ||
当選口数 | 5,635口 | ||
発行済株式数 | 1,840,000株 | オファリングレシオ | 30.6% |
公募株数 | 240,000株 | 売出株数 | 250,000株 |
吸収金額 | 6億円 | O.A分 | 73,500株 |
仮条件決定日 | 3/5 (火) | 公開価格決定日 | 3/13 (水) |
購入期間 | 3/14 (木) ~ 3/19 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
イシンの公開価格と初値
仮条件 | 1,000円~1,080円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,080円 | 初値 | 2,234円 |
騰落率 | 106.85% | 倍率 | 2.07倍 |
初値売り損益 | 115,400円(2,234円 - 1,080円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
イシンの初値予想と予想利益
イシンの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,000円 ~ 1,080円 ※抽選資金:10万円 ~ 10.8万円 |
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初値予想 |
1,830円 ~ 2,380円※3/5 修正
(1.7倍~2.2倍) |
予想利益 | 7.5万円~13万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,080円あたり ※抽選資金:10.8万円あたり |
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初値予想 | 1,940円 ~ 2,700円 (1.8倍~2.5倍) |
予想利益 | 8.6万円~16.2万円 |
初値予想アンケート
イシン(143A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,080円)を基準価格に修正しています。
有効回答:489票 投票期限:2024/3/24 (日) 23:59までイシンの主幹事と幹事証券
イシンのIPOを取り扱っている証券会社です。
イシンの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
93.95% | 529,400株 | 529口 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 9,800株 | 9口 |
マネックス証券 | 0.87% | 4,900株 | 49口 |
松井証券 | 0.87% | 4,900株 | 34口 |
SBI証券 | 0.87% | 4,900株 | 29口 |
岩井コスモ証券 | 0.43% | 2,400株 | 2口 |
東海東京証券 | 0.43% | 2,400株 | 2口 |
丸三証券 | 0.43% | 2,400株 | 0口 |
極東証券 | 0.43% | 2,400株 | 0口 |
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イシンの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2023年3月 | 2022年3月 | 2021年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,129,190 | 981,251 | 723,792 |
経常利益 | 131,822 | 139,528 | 12,167 |
当期利益 | 125,198 | 105,814 | 15,719 |
純資産 | 524,755 | 399,557 | 293,742 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 78.25 | 66.13 | 982.50 |
BPS※ | 327.97 | 249.72 | 18,358.93 |
前期比(売上高) | 15.1% | 35.6% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2023年3月 | 2022年3月 |
---|---|---|
売上高 | 1,148,005 | 1,024,213 |
経常利益 | 111,047 | 116,692 |
当期利益 | 83,772 | 97,271 |
純資産 | 1,174,261 | 945,701 |
EPS※ | 52.36 | 60.79 |
BPS※ | 358.14 | 296.75 |
前期比(売上高) | 12.1% | ― |
イシンのPERとPBR
公開価格(1,080円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2022年3月 (実績/連結) |
17.77倍 | 3.64倍 | 60.79 | 296.75 |
2023年3月 (実績/連結) |
20.63倍 | 3.02倍 | 52.36 | 358.14 |
2024年3月 (予想/連結) |
13.69倍 | - | 78.91 | - |
イシンの配当金と配当利回り
公開価格(1,080円)と配当金で算出した配当利回りです。
決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|
2023年3月 (実績) |
0円 | - | - |
2024年3月 (予定) |
0円 | - | - |
上位株主とロックアップ情報
イシンの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
株式会社Bright Stone 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
760,000株
44.76%
|
- | 180日 |
明石 智義 代表取締役会長 |
629,400株
37.07%
|
197,200株 | 180日 |
松浦 道生 従業員 |
72,000株
4.24%
|
52,800株 | 180日 |
村口 和孝 |
53,300株
3.14%
|
- | 180日 |
片岡 聡 代表取締役社長 |
51,200株
3.02%
(19,200)
|
- | 180日 |
吉田 秀明 取締役 |
32,000株
1.88%
(16,000)
|
- | 180日 |
丸山 広大 取締役 |
32,000株
1.88%
(16,000)
|
- | 180日 |
松本 大 |
21,300株
1.25%
|
- | 180日 |
西中 大史 取締役 |
10,000株
0.59%
(10,000)
|
- | 180日 |
吉川 慶 従業員 |
7,200株
0.42%
(7,200)
|
- |
- 180日のロックアップ期間は、2024年9月20日まで
直近の類似IPOの上場結果
イシンと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2024/03/22 ジンジブ
… 初値売り損益:223,000円
騰落率:127.43%、倍率:2.27倍 - 2023/12/25 ナルネットコミュニケーションズ
… 初値売り損益:-8,400円
騰落率:-8.08%、倍率:0.92倍 - 2023/12/19 エスネットワークス
… 初値売り損益:122,600円
騰落率:167.95%、倍率:2.68倍 - 2023/11/22 バリュークリエーション
… 初値売り損益:130,000円
騰落率:72.63%、倍率:1.73倍 - 2023/10/26 笑美面
… 初値売り損益:56,100円
騰落率:45.24%、倍率:1.45倍
イシンのIPO分析
1999年12月にベンチャー通信を創刊。2014年9月に自治体通信を創刊(公民共創事業のサービス開始)
沿革をみると事業の選択も行い順調に企業として大きくなっている印象あり。
事業の柱が三本もあるのは経営面でも安心感あり。自治体相手だと予算も安定しそうですね。
公民共創事業の「自治体通信」は自治体職員からの高い認知・ブランドを得ていることや、元行政職員が10名以上在籍していることで、顧客である民間企業に対して自治体の課題にあった提案が可能であることも競争優位性の源泉に。
2024年3月期の業績予想(連結)が発表されています。
業績予想値で算出したPERは13.6倍。前期実績と想定価格で算出したPERは20.6倍。PBRは3.02倍(PERとPBR)
チョット画像が粗く見づらいですけど、事業の成長性に関する資料もありましたので掲載しておきます。
上位株主に松本 大さんというお名前が。おそらく、マネックスGPの松本さんですよね?
特別利害関係者等(金融商品取引業者等並びにその役員)と書かれていますし。ベンチャー業界応援されそうですし。
3月はIPOラッシュとなりますが、前半はまだ投資家の資金も充分。
IPOの内容と事業内容的に初値に期待できるIPOです。
一ヵ月後のIPO市況が読めないのでひとまず評価はSとしておきますが、市況が崩れてたり仮条件の価格が大幅に上がれば一段↓に変更するかもしれません。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が最も高い「S」に設定しました。
- 業績が好調(決算情報)
- 2024年3月期の業績予想(前期比)は、売上高 1,278百万円(+11.3%)、営業利益 168百万円(+76.9%)
- 事業内容が三本柱。業績が安定しやすい
- 地方自治体のDXは国も推進
- 需給が絞られており初値が上昇しやすい
- 市場からの吸収金額が6億円と小さい(IPOデータ)
- 想定価格と2024年3月期の予想実績(連結)によるPERは13.6倍。前期実績で計算したPERは20.6倍、PBRは3.02倍(PERとPBR)
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待
- オファリングレシオが30.6%とやや高い(IPOデータ)
- 配当実績なし
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- 上場市場のグロース市場が上場日に崩れないことを願う
3.5追記。仮条件が1,000円 ~ 1,080円に決定。(想定価格の1,080円が上限でやや弱気)
初値予想を1,830円 ~ 2,380円に修正。予想利益は7.5万円~13万円です。
目論見書の想定仮条件は1,080円。初値予想は1,940円 ~ 2,700円としました。
予想利益は8.6万円~16.2万円です。
公募割れリスクは低いと思われるIPO。
カブスルは積極的に幹事証券から参加して当選を狙います!
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに75回当選しています(全当選数の52.4%)
松井証券とみずほ証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いので気軽に参加できます。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
そのほかに岩井コスモ証券でも参加が可能です。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)