プリファード・ネットワークスの上場はいつ?AI半導体や生成AIを手がけるPFN

プリファード・ネットワークス

プリファード・ネットワークスのIPO(上場)は、いまもたびたび話題になります。

Preferred Networks(PFN)は、AI半導体、計算基盤、生成AI基盤モデル、各種ソリューションまでを一貫して手がける日本のAI企業です。

かつては「深層学習の有力ベンチャー」として語られることが多かったものの、足元ではMN-CoreシリーズのAI半導体PLaMoに代表される生成AI、計算基盤まで含めた事業領域へ広がっています。

2024年12月に19億円、2025年4月に追加5億円の資金調達を実施しており、足元は大型の未上場AI企業として事業拡大を続けている段階です。

プリファード・ネットワークスは2014年3月設立。
日本の未上場AI企業の中でも知名度が高く、上場観測が続いている企業のひとつです。


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上場(IPO)が期待されるプリファード・ネットワークスについて、紹介します。

プリファード・ネットワークスとは?

プリファード・ネットワークスは、AI技術をソフトウェアだけでなくハードウェアまで含めて開発する企業です。

現在の公式説明では、AI chips(AI半導体)computing infrastructure(計算基盤)generative AI foundation models(生成AI基盤モデル)solutions/products(各種ソリューション)の4層を自社で一貫して手がける体制を打ち出しています。

以前から技術者比率の高い会社として知られてきました。近年はAI半導体や大規模言語モデル、計算基盤まで自前で手がける体制を強めており、研究開発色の強さは現在も大きな特徴です。

技術者の採用基準は非常に高く、応募するのを躊躇してしまいそうな内容です。

  • コンピューターサイエンスのすべての分野に精通していること
  • 自分の研究分野では世界で一番優れていること
  • 誰にも負けない技術的な能力を持っていること

PFNは、AIモデルだけでなく半導体やサーバーまで踏み込んで開発している点に独自性があります。

近年は日本語LLM「PLaMo」やAI翻訳モデル「PLaMo Translate」、AIプロセッサ「MN-Core 2」などを公表しており、事業の軸は深層学習の受託的な活用から、自社技術の製品化・社会実装へと広がっています。

そのため、現在のPFNを語るうえでは「深層学習ベンチャー」というより、AIの垂直統合型企業として見る方が実態に近いです。

プリファード・ネットワークスのツートップは同級生

プリファード・ネットワークスのツートップである 社長の西川 徹氏と、副社長の岡野原 大輔氏は、東京大学大学院 情報理工学系研究科の同級生。プログラミングの好敵手だったようです。

主に経営面を西川氏、技術面を岡野原氏が舵取りしています。

西川社長は雑誌やTVなど、メディアに何度か登場。
小学校4年生でプログラミングに目覚めたようです。

岡野原氏は小学5年生から学術論文を読み始め、現在も週に100本の論文に目を通されるようです。

ツートップの絶妙なバランスにより、同社は成長。
先ほど紹介した通り、同社の採用基準は非常に高いレベルにありますが、社員が増え続けています。

数少ない日本のユニコーン企業の上位企業

ユニコーン企業とは、スタートアップ企業の中でも、急激に発展し存在感を示している企業のこと。

アメリカと中国で世界のユニコーン企業の8割を占めています。
日本でもおなじみのユニコーン企業と言えば、宅配サービスのUber(ウーバー)や、TikTokのバイトダンスなど。

  • 企業価値が10億ドル(約1,500億円)以上
  • テクノロジーで新しいビジネスモデルを目指す
  • 非上場
  • 起業から10年以内

日本経済新聞のNEXTユニコーン調査によると、国内において推計企業価値が1,500億円を超える企業は5社。(2024年12月)

社名 事業内容 推計企業価値
(億円)
プリファード・ネットワークス 深層学習による制御技術 3,463
スマートニュース ニュースアプリ 2,128
Sakana AI AI開発 1,938
SmartHR クラウド人事労務ソフト 1,840
スパイバー 人工合成クモ糸の新素材 1,695
TBM 紙・プラスチック代替素材 1,361
五常・アンド・カンパニー Fintech 1,336
Mujin 産業用ロボット向け知能ロボットコントローラー 1,186
ティアフォー 自動運転ソフト 1,012
STORES Fintech 947

NEXTユニコーン調査by 日経新聞

PFNは国内の未上場AI企業の中でも企業価値上位に位置づけられてきました。日経のNEXTユニコーン調査では、2024年12月時点で推計企業価値3,463億円とされています。

【補足】企業価値の推計値は調査時点のものであり、直近の資金調達や市場環境で変動します。将来のIPO時価総額をそのまま示すものではありません。

  • 2018年6月に上場した メルカリの企業価値は1,479億円

プリファード・ネットワークスの現在地

PFNは以前から産業向けAIで注目されてきましたが、足元ではAI半導体・サーバー・LLM・翻訳モデルまで含めた開発体制がより鮮明になっています。

MN-Core 2は2024年にHot Chipsで紹介され、2024年9月にはMN-Server 2やDevkitの提供開始も公表されました。

さらに2025年にはPLaMo Translateを発表し、同年末にはデジタル庁の政府AIプロジェクト「Gennai」での採用も公表されています。

  • 2024年12月に19億円、2025年4月に追加5億円の資金調達を実施
  • 2024年8月にSBIホールディングスと資本業務提携を締結し、次世代AI半導体の共同研究・製品化を推進
  • 2026年2月にはGMOインターネットグループなどと合弁会社「GMO Preferred Security」の設立を公表

注目度は高い一方、現時点では正式なIPO承認は出ていません。したがって、いまは「人気化確実」と断定するより、事業拡大と資本政策の進展を見ながら追う段階です。

プリファード・ネットワークスの報道を時系列で紹介

プリファード・ネットワークスに関する報道を時系列にまとめています。

出資される側かと思いきや、ベンチャー投資も行っているようです。
2020年6月に漫画製作を行う株式会社フーモアに、りそなキャピタル株式会社と共に出資しています。(ビックリ)

(2024.8.26)SBI HDがAI半導体開発で協業。100億円の出資

ネット金融大手のSBI HDが第三者割当増資を引き受ける形で100億円程度を出資。
プリファードのAI半導体の設計ノウハウを取り込み、AI半導体の開発に共同で乗り出します。

プリファード・ネットワークスに出資を決めるなんて流石だなと個人的に思いました。しかも100億円も

SBIとの提携はIPO支援を含む資本業務提携ですが、現時点で主幹事や幹事団が固まっているわけではありません。特定証券会社を有力視しすぎない方が安全です。

(2022.10.26)AIを活用したエンターテインメントアプリの配信を開始

深層学習(ディープラーニング)を活用したスマートフォン向けの新しいエンターテインメントアプリ「進化する少女型情報体 MEMES/ミームズ」の配信を開始しました。

進化する少女型情報体 MEMES/ミームズ
(公式サイトより)

電子世界に発生するキャラクター「ミームズ」と、プレイヤーである人類が「異種間コミュニケーション」を繰り返し、ミームズたちの進化を楽しむアプリ。マイミームの会話には深層学習を活用した自然言語処理を使っており、摂取したキーワードをもとに発話文を自動生成。

プリファード・ネットワークスらしいアプリですねっ!

(2021.02.01)AI塾1,500箇所、子供向けプログラミング

AI開発者は日本で圧倒的に人材が不足していますが、とうとう、プリファード・ネットワークスは人材まで育て始めます(笑)


プリファード・ネットワークスのWebサイトより)

2020年8月に、学習塾運営のやる気スイッチグループと提携し、首都圏の3教室でプログラミング教室を始めていましたが、2021年春からフランチャイズ展開し、1,500教室を目指すそうです。

教育×ITの分野は政府も後押ししており、プリファード・ネットワークスは今後は大学の専門学部並みの内容も提供する計画を立てています。

ほんと…プリファード・ネットワークスは、規模の大きい話ばかりでてきます。
上場していたらストップ高を連発していたんじゃないでしょうか。

(2020.06.23)スパコン省電力ランキングで世界1位

プリファード・ネットワークスと神戸大学で共同開発した深層学習用スーパーコンピュータ「MN-3」が、スパコンの性能を競う世界ランキングのエネルギー効率部門で世界1位を獲得したようです。

AI開発&省電力スパコンって相性が良すぎます。

プリファード・ネットワークスは、医療分野での活用を見込んでいます。(大量のデータ読み込みが必要)

物凄い情報ばかり流れてきますが、早く上場して頂けないでしょうか(笑)

(2020.06.16)グリーのゲーム事業子会社とゲームの共同開発

グリーのゲーム事業ブランドであるWFSと、AI技術を活用したアプリケーションを共同開発を行うようです。(2020年6月16日発表)

プリファード・ネットワークスのキャラクターを自動で生成する技術(Crypko)を使い、作業の効率化を図ります。

Crypko
(ホームページより)

ゲーム制作現場も深刻な人手不足が起こっており、プリファード・ネットワークスのキャラクター自動生成技術が、人手不足解消を担う一役となりそうです。

(2018.11.16)三井物産と米国で医療事業合弁を設立

三井物産と米国で医療事業の新会社「プリファード・メディシン」を設立すると発表しました。(2018年11月16日に日経に掲載)

引用文にあるPNFは、プリファード・ネットワークスの略語です。

PFNが知見を持つ深層学習技術を活用して、がんの診断など医療関連の新技術を実用化する。
PFNはバイオやヘルスケアを重点領域の一つとしており、米国で事業化を急ぐ。

日本経済新聞 電子版より)

プリファード・ネットワークスのAI技術は、医療分野と非常に相性がよいです。

将来的にはお医者さんの代わりにAIがレントゲン診断をし、手術などの医療行為も行うとされています。

2019年1月に、社長の西川さんが日経モーニングプラスに出演されました。
医療分野に関して下記のお話をされていました。

  • 人からとれるデータは多い。
  • ガンにしてもDNAにエラーがはいっている。
  • マイクロRNAでガンの診断精度を大幅にあげる。
    • マンモグラフィー:80%。
    • リキッドバイオプシー:90%。
    • リドッドバイオプシー + ディープラーニング:99%。

※リキッドバイオプシーは、血液などの体液サンプルを使って診断や治療効果予測を行う技術。

(2018.10.30)ロボットを動かすアプリケーション開発も視野に

2018年10月30日の記者会見にて「パーソナルロボットはパソコン、スマホに続く産業になる」と発言しており、ロボットを動かすアプリケーションやロボット開発者向けに基盤となるシステムを提供し事業化する計画があるようです。

これまで、ロボットと言えば決まった作業が得意で工場や倉庫などで活躍してきました。

同社が得意としているAIにより、複雑な作業が求められる「家庭内」のあらゆる場面での活躍が期待されています。

2019年1月に、社長の西川さんが日経モーニングプラスに出演されました。
家庭内のロボットについて下記のお話をされていました。

  • 家庭内でやるのは面倒だけど必要なこと(お片付けなど)をロボットに任せる。
    普及時期は5年以内(2024年)。目途は立っている。
  • 高齢化問題は人手不足。介護などをロボットが助ける。

(2017.01.31)日立製作所、ファナックと新会社を設立

日立製作所とファナック、プリファード・ネットワークスは、産業・社会インフラ分野のエッジデバイスにAI技術を活用したインテリジェント・エッジ・システムの開発をめざし、3社で共同出資会社「Intelligent Edge System合同会社」を設立しました。

出資額は3社ともに1,000万円になります。(2017年1月31日発表)

新会社が開発するのは、産業用ロボットや工作機械をネットワークでつなげ、高速にリアルタイムで制御するシステムです。

プリファード・ネットワークスのディープラーニングを利用し、機械が自ら学んで生産効率を上げるのを目的としています。

社名となっている「インテリジェント・エッジ・システム」とは「クラウドと工作機械、産業機械、ロボットなどのエッジデバイスとの中間層においてAIを活用し、定時性をもったリアルタイム制御を実現するシステム」のことです。

2019年1月に、社長の西川さんが日経モーニングプラスに出演されました。
ファナックとの出会いについて下記のお話をされていました。

  • 工作機械のファナックの創業者で名誉会長の稲葉さんと意気投合。
  • 山梨の工場見学においでと誘われ行ったら、ロボットがロボットを作っている衝撃的な光景を目の当たりにする。
  • デープランニングでさらに賢くしたいと思うようになる。(ロボットが自動で学習)

ディープラーニング(深層学習)とは?

AIと一言で言っても、その性能は大きく変わり三段階に分けられます。

中でもディープラーニング(深層学習)は第四次産業革命の核と呼ばれています。
「IoT」や「ビッグデータ」も第四次産業革命の核。

ワンポイント

  • AIの第一段階:古典的な人工知能
    掃除ロボット。将棋やポーカーなどのゲームプログラム。
  • AIの第二段階:機械学習(大量のデータを分類する方法を学習)
    与えられた情報を元に学習し、自律的に法則やルールを見つけ出す手法やプログラム。
    Googleの検索エンジンなど。統計に基づく日常言語の翻訳。
  • AIの第三段階:ディープラーニング(深層学習)
    生物の神経系の挙動を模して学習できるようにデザインされたプログラム。
    (今後に期待)モノを整理できる片付けロボット。病害虫の防除が農薬いらず。
    (今後に期待)魚市場の目利きが自動に。薬局の調剤業務をミスなしで配合。

生態系が爆発的に進化したのは「目」を持つようになったからと言われていますが、ディープラーニング(深層学習)もAIが目を持つようになったと言われています。

AI(人工知能)関連のサービスは、成長分野としてIPOでも人気のある業種です。

企業 騰落率 初値売り損益
ニューラルポケット 466.6%
(5.6倍)
42万円
AI inside 250%
(3.5倍)
90万円
Kudan 276.3%
(3.7倍)
102万円
HEROZ 988.8%
(10.8倍)
445万円

プリファード・ネットワークスの株(IPO)を購入する方法

プリファード・ネットワークスの株を購入するには大きく分けて二通りの方法があります。

  1. 株式市場に「上場した後」に購入をする
  2. 株式市場に「上場する前」に購入をする(IPO)

上場後に株を買う

一般的なプリファード・ネットワークスの株の購入方法で、上場後は証券会社から誰でも購入できます。

上場前に購入する(IPO)

IPOとは?

企業が株式市場に新たに上場することを「IPO」といいます。

幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。

IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。

人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。

幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。

IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。

人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。

人気IPOは公開価格で購入し、初値で売却するだけで利益を得られる可能性が高いです。

PFNはテーマ性の高い企業ですが、上場時の評価は業績、市況、公開規模で変わります。現時点では正式承認前の観測段階です。

ワンポイント

上場後でもプリファード・ネットワークスの株を購入できますが、上場前の株(IPO)の方が、割安に購入できる可能性が高いです。

プリファード・ネットワークスは「IoT」でのディープラーニング(深層学習)によるビジネス活用に取り組んでいるベンチャー企業です。

AI分野としての注目度は高い一方、公開規模が大きい場合は値動きが落ち着くこともあります。正式な開示資料が出てから需給や評価を見極めたい案件です。

IPOが決まるのはいつ?

一般的には上場日の約1ヶ月前にIPOが承認されます。

プリファード・ネットワークスのIPO(上場)が正式に東京証券取引所に承認されると、IPOの具体的なスケジュールが決まります。

2024年以降の資金調達や資本業務提携は確認できますが、主幹事証券は未定です。正式承認までは具体的なスケジュールも見えてきません。

  • 上場日
  • 仮条件(必要な抽選資金)
  • 主幹事証券

庶民のIPOでは、上場決定後にプリファード・ネットワークスのIPOの期待度を五段階で評価し予想利益を掲載します。

メール通知システム

上場が決まりましたらIPOスケジュールに掲載します。

IPOの承認やブックビルディングの開始が登録されたメールアドレスに送られてくるIPOのメール通知システムを利用すると、IPOの新規承認後にメールで通知されますので便利です。利用料は無料です。


事前に証券会社の口座開設を

IPOの承認からブックビルディング(抽選参加)までの期間は、約2週間です。

ただし、プリファード・ネットワークスについては現時点で東証承認は確認できていません。続報が出るまでは、具体的な日程よりも事業展開の進捗を確認したい局面です。

証券会社の口座開設は無料です。
主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。

事前に口座開設を行っておくと、プリファード・ネットワークスのIPOだけでなく その他の人気IPOのブックビルディングにも参加できます。

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上場前のIPO株を買うには証券会社の口座開設が必要です。口座開設は無料。

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