石からできた新素材ライメックスを開発しているTBMの上場に期待。企業やIPOの内容は?

TBM(ライメックス)

株式会社TBMの上場(IPO)が期待(熱望)されています。

TBMは、紙に代わる新素材として期待される「LIMEX(ライメックス)」を開発している素材ベンチャー企業。石灰石を主原料とし、エコロージーで安価な新素材。

代表の山崎氏のインタビューによると、IPOは準備できしだいとおっしゃっていました。

カンブリア宮殿やWBSなど数々のメディアで紹介されており、各メディアの露出も高い企業です。

注目度が高く、上場(IPO)が決まれば、かなり人気化することが予想されます。

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上場(IPO)が期待されている「株式会社TBM」とは、いったいどんな会社なのか確認していきましょう。

TBM代表の山崎氏について

株式会社TBM代表の山﨑 敦義(やまさき のぶよし)氏の経歴についてご紹介します。

  • 大阪府岸和田市出身
  • 中学校卒業後、大工見習いに
  • 20歳で中古車販売会社を起業(1993年)
  • 34歳でストーンペーパーと出会う
  • 37歳でTBMを設立(2011年8月)

ヨーロッパ旅行で「中世の時代に100年以上もかけて建設された建物」を見て感銘を受け、自分も何かしたいと思われたそうです。

その後、知人の名刺にてストーンペーパーと出会う。
これは面白いと思い、台湾から輸入などを行っていたようですが、品質と価格面、重さがネックで これでは普及しないと認識。

ネックとなっている課題をクリアできればグローバルで普及すると思い、日本に工場を作りLIMEXを誕生させたようです。


代表の山崎氏(Googleの画像検索より)
山﨑 敦義

カンブリア宮殿やWBSなど数々のメディアに出演されているので、社名は知らずとも、山崎氏をご存知の方も多いかもしれません。

会長は元日本製紙専務の角 祐一郎さん。大企業のOBとしての経験や知識が活きているようです。

期待の新素材 LIMEX(ライメックス)とは?

LIMEX(ライメックス)は、紙やプラスチックに替わる新素材です。
石灰石とポリオレフィン樹脂で作られています。

地球の貴重な資源である水や木を使うことなく、 石から紙の代替製品がつくれます。
また、従来の石油由来樹脂の使用量を大きく削減して、 石からプラスチックの代替製品がつくれます。

LIMEXは造語ですが、石灰石を表す「ライムストーン(LIMESTONE)」に無限の可能性を感じさせる「X」を合わせて名づけられています。

LIMEXの特徴は大きく分けて3つ。

  1. エコロジー
    自然環境にやさしい。大量の水も石油も使いません。海洋汚染対策にも
  2. エコノミー
    原料の石灰石は埋蔵量が豊富で経済的
  3. アップサイクル
    同社の造語。リサイクル前よりよい品質に

もう少し詳しくみていきましょう。

紙の代替品に!大量の水も石油もいらない!

石灰石

LIMEX(ライメックス)は、紙の代替品として期待されています。

紙の生成には木と水、石油が必要になるわけですが、LIMEX(ライメックス)は石灰石が主原料。

世界的に水不足の現代において、大量の水を使う・排出する必要がありません。
よって、水不足の地域でも紙の代替品を作ることが可能です。

木と水を守り、地球環境保護につながります。

紙を1トンを生産する場合、水を約85トン、木を約20本使います。
ライメックスは、石灰石が約0.8トン、ポリオレフィン樹脂が約0.4トンで生産可能。

LIMEXは、世界的なテーマとなっているSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいる企業としても注目を集めそうです。

株式投資においても、SDGsを意識しているかどうかで株価は反応をみせており、仮に上場が決まれば同社にとって追い風となります。

石灰石は学校で使うチョークやグランドの白線などで利用されています。また、家庭菜園の土壌改善などにも使われています。

プラスチックの代替品に!海洋汚染のマイクロプラスチック問題の解決にも!

LIMEX(ライメックス)は、プラスチックの代替品としても期待されています。

ポリエチレンやポリプロピレンのフィルムやシート、射出成型品、真空成形品、インフレーション品など。

LIMEXのビニール袋
公式サイトより

特にプラスチックは海で分解され小さくなることにより、「マイクロプラスチック」となり海洋汚染を引き起こしているとして、世界的に問題視されています。(プラスチックのレジ袋禁止、スタバでのプラスチックストローの提供をやめるなど)

同社では石灰石を主原料に一部のポリオレフィン樹脂から構成されていますが、マイクロプラスチック問題に貢献すべく、ポリオレフィン樹脂の代わりに100%バイオ由来、かつ100%生分解性の素材に置き換えた生分解性LIMEXの検討を開始しています。

実現すれば、海の中で分解されますので、海洋汚染の解決に貢献できそうです。

参考までに

ほかにもプラスチックの代替品としての提携が進んでいます。

  • LIMEXを利用した傘で、JR東日本スタートアップ株式会社と傘シェアリングの新規ビジネスを展開する予定。
    既存のビニール傘の問題点は「大量に製造され使い捨てされる」。この既存サイクルからの脱却を図ります。
    LIMEXの傘
  • 三菱鉛筆と、LIMEXを用いた石から生まれたボールペン「uni LIMEX(ユニ ライメックス)」の販売。
    ペンの軸材に、LIMEXシート製造時のシート端材を再利用しており、石油由来プラスチックを削減。
    uni LIMEX

石灰石は埋蔵量が多く、日本でもとれる資源

LIMEX(ライメックス)の特徴のひとつに「エコノミー(安価)」があります。

これは主原料となる石灰石は世界的に埋蔵量が多く、日本でも100%自給自足できる資源になります。

また、LIMEXの製造方法もシンプルであり、高効率でリサイクル可能なのでエコノミーを実現できています。

(例)名刺:100枚で1,000円。

なお、生産量を増やすことで単価も安くなるようです。

第一プラントは宮城県白石市、第二プラントは宮城県多賀城市。
多賀城市は2021年に竣工し、生産力アップへ。

LIMEXの実物はどこで見られる?

LIMEXを使用した実物は意外と身近で見られます。

ラミネートなしで耐久性ありということで、メニュー表との相性はバッチリです。

  • 牛丼チェーン店の吉野家
    2019年3月のグランドメニュー表から同社の商品が使われています。
    吉野家のグランドメニュー
  • いきなりステーキ
    2019年3月のグランドメニュー表から同社の商品が使われています。
    いきなりステーキのグランドメニュー
  • 寿司チェーン店のあきんどスシローは、店内の三つ折りメニュー表に採用。
  • 和歌山県のテーマパーク アドベンチャーワールド、紙製のパークガイドに採用。
  • ホテルチェーンのスーパーホテルのアメニティ用品(クシ)に採用。

LIMEXを取り扱う企業は今後ますます加速していくと思われます。

石から作った紙の手触り感や発色、軽さなどを是非 確認してみてください。

実は、わたしも名刺を作成しました。

石灰石からできた名刺はインパクトがあり、環境にもやさしいです。
名刺効果としては抜群じゃないでしょうか。

各企業から資金調達を受ける

将来性が高いこと、また事業の社会的意義が高いこともあり各企業から事業資金を調達できています。

その総額は100億円を超えているようです。

資金調達は順調のようですが、さらなる大きな資金を集めるために上場を目指すようです。

資金調達先にSBIグループがありましたので、幹事団の中に「SBI証券」が入ってきそうです。

日本で数少ないユニコーン企業

ユニコーン企業とは、スタートアップ企業の中でも、急激に発展し存在感を示している企業のこと。

アメリカと中国で世界のユニコーン企業の8割を占めています。
日本でもおなじみのユニコーン企業と言えば、宅配サービスのUber(ウーバー)や、TikTokのバイトダンスなど。

  • 企業価値が10億ドル(約1,500億円)以上
  • テクノロジーで新しいビジネスモデルを目指す
  • 非上場
  • 起業から10年以内

日本経済新聞のNEXTユニコーン調査によると、国内において推計企業価値が1,500億円を超える企業は5社。(2023年10月)

社名 事業内容 推計企業価値
(億円)
プリファード・ネットワークス 深層学習による制御技術 3,472
OPN Holdings Fintech事業 2,267
スマートニュース ニュースアプリ 2,031
SmartHR クラウド人事労務ソフト 1,736
スパイバー 人工合成クモ糸の新素材 1,617
アストロスケールHD 宇宙ごみ除去サービス 1,428
TBM 紙・プラスチック代替素材 1,344
Mujin 産業用ロボット向け知能ロボットコントローラー 1,186
ティアフォー 自動運転ソフト 895
リーガルオンテクノロジーズ 契約書AI審査システム 886

NEXTユニコーン調査by 日経新聞

素材革命と環境保護に関する事業を行っているTBM。

上場が決まれば、SDGsの観点からも人気化は間違いありません。

TBMの株(IPO)を購入する方法

LIMEX(ライメックス)を開発している株式会社TBMの株を購入するには、大きく分けて二通りの方法があります。

  1. 株式市場に「上場した後」に購入をする
  2. 株式市場に「上場する前」に購入をする(IPO)

上場後に株を買う

一般的なTBMの株の購入方法で、上場後は証券会社を通じて誰でも購入できます。

上場の準備ができしだい、上場を目指しています。(2023年以降?)

上場前に購入する(IPO)

IPOとは?

企業が株式市場に新たに上場することを「IPO」といいます。

幹事証券にて抽選や割当により、上場前の株式を購入できます。

IPOは、上場前(公開価格)で購入した株価よりも、上場後にはじめてついた株価(初値)が上がる場合が多いです。

人気が高いIPOほど、買い注文が集まり株価が上昇するので利益額も大きくなります。

TBM(ライメックス)は事業の将来性が高く、上場が決まれば人気化すること間違いなしです。

ワンポイント

上場後でも株式会社TBMの株を購入できますが、上場前の株(IPO)の方が、割安に購入できる可能性が高いです。

TBMが開発している紙やプラスチックに代わる新素材 LIMEX(ライメックス)は、水や木、海洋汚染を防ぐ地球環境保全の新技術として世界的にも注目度が高いです。

特に現在は、環境にやさしい技術として、SDGsの観点からも注目されやすい。

IPO界隈では知名度も高く上場(IPO)が決まれば、プラチナチケット化することは間違いありません!

人気化が予想されるため、上場後は株価がかなり上がることが予想されます。
つまり、上場前にIPOにより株を購入すると、大きな利益を得られる可能性が高くなります。

IPOが決まるのはいつ?

一般的には上場日の約1ヶ月前にIPOが承認されます。

株式会社TBMのIPO(上場)が正式に東京証券取引所に承認されると、IPOの具体的なスケジュールが決まります。

  • 上場日
  • 仮条件(必要な抽選資金)
  • 主幹事証券

庶民のIPOでは、上場決定後に「株式会社TBM」のIPOの期待度を五段階で評価し予想利益を掲載します。

メール通知システム

上場が決まりましたらIPOスケジュールに掲載します。

IPOの承認やブックビルディングの開始が登録されたメールアドレスに送られてくるIPOのメール通知システムを利用すると、IPOの新規承認後にメールで通知されますので便利です。利用料は無料です。


事前に証券会社の口座開設を

株式会社TBM代表の山崎氏のインタビューにて、IPOは準備できしだいとおっしゃっています。

TBMに関するIPO(上場)の続報がありましたら、ページに追記していきます。

主幹事証券や幹事証券はまだ未定ですが、IPOの承認からブックビルディング(抽選申し込み)までの期間はそんなに長くありません。

資金調達先にSBIグループがありましたので、幹事団の中に「SBI証券」が入ってきそうです。

IPOの承認からブックビルディング開始までは、大体、2週間ほど空くのが一般的ですが、この期間を早めようという動きがあります。
書類の不備があると思わぬ日数がかかるため、早めの口座開設がおすすめです。

証券会社の口座開設は無料です。
主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。

事前に口座開設を行っておくと、TBM(ライメックス)のIPOだけでなく その他の人気IPOのブックビルディングにも参加できます。

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