2022年のIPO当選利益は44.8万円に。一家で19回の当選
2022年のIPO当選は、一家で19回、確定利益は44万8,147円になりました!
2022年のIPO市況は厳しく、調達金額が小さい小型のIPOが目立ちました。
2022年前半~中盤は業績を見られる相場だったので、赤字IPOはほぼ見られず。
ただし、12月IPOに関しては業績赤字のIPOや、上場前の資金調達より低い時価総額でIPOを行うダウンラウンドのIPOも多く見受けられました。(株式相場、IPO市況は悪かった)
カブスル一家もIPOの当選回数は19回と多かったですが、
- 公開価格が例年より低い
- 初値の騰落率が例年より低い
- 1株当選が3回あった
2022年の当選IPOは上記の特徴があり、利益額としてはココ数年の中では小さくなりました。(といっても、かなり有難い利益ですが)
目次
直近 5年間のIPO利益額
直近5年間のIPO当選回数と利益額です。
年 | 当選数 | 利益額 |
---|---|---|
2022年 | 19回 | 44万8,147円 |
2021年 | 19回 | 146万4,403円 |
2020年 | 14回 | 289万141円 |
2019年 | 12回 | 53万700円 |
2018年 | 14回 | 650万5,900円 |
2022年は、昨年同様 当選回数が多い年となりました。
たまに、IPOが当たりづらくなった・・という声が聞こえてくるのですが、個人的にあまりそう感じていません。
2022年の当選IPO
2022年のIPO当選実績です。
当選IPOはエクセルで管理しており、データの集計も可能です。
下記のページでダウンロード可能なので、よろしければご利用ください。
申込者ごとの当選実績
カブスルは一家3名でIPOにチャレンジ。
当選数 | 利益額 | |
---|---|---|
カブスル | 11社/1102株 | 25万164円 |
妻 | 3社/401株 | 13万8,887円 |
こども | 1社/100株 | 5万9,300円 |
今年も3名ともIPOに当選でき、また利益となりホッとしています。
特に未成年口座は口座開設できる証券会社が限られています。
IPOに参加できるチャンスが相対的に低くなるので、当選すると嬉しいです。7歳のこどもも喜びますし。
妻とこどもは、IPOで得た利益をIPOの抽選資金に再度 回しています。
カブスルの当選IPOの利益は、配当株を購入し配当金を積み上げることに。今年も配当株をいくつか購入。二次的利益に。
幹事・主幹事別の当選回数
IPOで多い話として、「主幹事だけ申し込んでいればいいんじゃないの?」といった話題があります。
カブスルは、当選確率をあげるため主幹事以外からも申込んだ方がいい!とず~っと主張しています。
2022年の当選IPOを、主幹事とそれ以外で集計しました。
はい。主幹事だけ申し込んでいたら、引受幹事や委託幹事の当選13回は失われ、得られた利益は半分以下になっていました。
当選確率を上げるには、抽選機会を増やすのが王道です!
2022年のIPO当選確率は1.61%
IPO管理帳ログイン版では、申込回数をカウントし当選確率を計算しています。
参加者 | 申込回数 | 当選回数 | 当選確率 |
---|---|---|---|
カブスル | 505回 | 13回 | 2.57% |
妻 | 429回 | 5回 | 1.16% |
こども | 241回 | 1回 | 0.41% |
一家全体だと、1,175回申し込んで19回の当選。
ってことで、当選確率は1.61%になります。
ちなみに2021年の当選確率は一家で1.05%でした。
IPOの当選確率は、1%くらいが目安かな?と思います。
当選確率は決して高くありませんが、ポチポチと応募しているだけでリスクが低く利益になりやすいメリットは大きいです!
(参考)IPOの利益額と株の利益額
毎年、必ず聞かれるので株式投資の利益額も書いておきたいと思います。
12/20時点でエクセルで管理している投資実績です。(配当金もすべて集計しておらず)
後日、年間取引報告書によるきちんとした数値と差し替える予定です。(特定口座年間取引報告書とは?)
IPOの利益 | 株の確定利益 |
---|---|
44万8,147円 | 48万1,444円 |
株式投資全体では一家で、92.9万円の利益に。(あと2日間ありますが)
今年は利益を上げるのが難しい相場でしたし、未成年口座で大きな損失をだしてしまいました。
含み損のグロース株を思い切って処分し、長期投資に最適な配当株や優待株を買いなおしたことによるものですが、結果的には7歳の娘が株主優待に少し興味を持ち始めたので良かったです。(オリックスやトミカ、イオンファンタジー)
2022年は、ロシアのウクライナ侵攻による、原油高、物価高、中国の台湾進攻懸念、岸田政権の増税発言、そして止めの日銀黒田総裁による金利引き上げ懸念など、地獄のようなイベントが続いて、株式市況は最悪でした・・。
個人的に2022年を振り返って良かったと思ったのは、米国株を1月に処分したこと!(ブログ)
損切りでしたが、米国株はそれ以降、下落の一途へ。
それ以外は、地獄のような市況でコツコツとお気に入りの銘柄を、マネックス証券のワン株で拾うという作業を繰り返しておりました。
株の売買の差額で利益を得るには、安く買って高く売るしかなし。
— カブスル@庶民のIPO運営者June 14, 2022
ただ、資金ツッコむには怖い相場。
ってことで、相変わらずワン株でチビチビ買ってます。
少なくとも買い意欲の留飲は下がるかも。https://t.co/MZe0tWiRjG#ワンちゃんは吠えすぎて喉かれてます pic.twitter.com/VzfWgwtHnH
株式投資ではリスクをとらないとリターンを獲得できません。
大きく利益をだすには安い時に買うしかないんです!(結果が分かるのは後日!)
カブスルは2004年から投資投資を行い、IPOの当選と株の売買で資産を増やしてきました。
超低金利時代の現代。資産運用は必須ですので、IPOを経験された方には株式投資も経験して欲しいです。
株式投資は経験を積むごとにリスク管理が上手になり、利益がでやすくなると思います。
2023年のIPOはどうなりそう?
2023年前半は、おそらく小粒の評価が難しいIPOが引き続きでてきそうです。
2022年12月の一種のトレンドとなったダウンラウンドのIPOもありそう。
一方、期待できることとしては、市況悪化により上場を延期していた企業が、市況回復により上場申請へ動くこと!
ロシアとウクライナの戦争終結(和平交渉)、岸田政権の退陣(?)など、相場転換の材料はあるかなぁと個人的には思います。
石灰石を使用した次世代の新素材を取り扱うTBMや、クモの糸をヒントに人工たんぱく質による繊維を開発しているSpiber、宇宙ベンチャーのアイスペースなど、ワクワクするような事業内容の上場(IPO)を心待ちにしています。
カブスル一家の目標としては、2023年も1名1回以上のIPO当選を目指して、コツコツと申込をしていきます!
年末になり、読者の方から「おかげで今年は利益がでた」や「来年は当選目指します」といったお便りを頂きます。
わざわざご連絡頂きありがとうございます。