スタジアム(9157):IPO上場情報
4.21追記。
上場予定日の3営業日前に上場中止を発表。今年4社目。
確認すべき事項が発生し、2023年4月21日開催の当社取締役会において、当該事項の確認に時間を要するものと判断したことから、募集株式発行及び株式売出しの中止を決議いたしましたので、お知らせいたします。
IPO市況はかなりよく、公募割れが心配されていた楽天銀行の初値も32.5%に。
スタジアムも期待されていただけに残念です。
スタジアムは、営業支援を通じて企業のデジタル商材の拡販の支援をサポートするサービス「SALES PARTNERS」を提供するデジタルソリューションセールス事業を中心に、自社プロダクトである「インタビューメーカー」「Handy進路指導室」「トレキャン」の提供を行っている企業です。
![事業内容](/ipo/img/9157_1.png)
主力事業である「SALES PARTNERS」は、営業活動における各プロセスを分業化し、専任の最低3名から構成される営業チームが顧客企業に対して専門性の高いアプローチを行うことで、また、徹底した情報共有と最短化されたPDCAによる組織運営体制を構築することで、成果の最大化を図っています。
設立は2012年8月
従業員数は2023年2月末で126名、平均年齢は30.4歳、平均勤続年数は2.7年、平均年間給与は468.5万円
スタジアムのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、スタジアムの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
スタジアムの上場日
上場日 | 2023/4/26(水) | 証券コード | 9157 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | スタジアム(9157) | ||
時価総額 | 25.8億円(公開価格で計算) |
スタジアムのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/4/10 (月) ~ 4/14 (金) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 2,370円~2,570円 (抽選資金:23.7万円 ~ 25.7万円) | ||
当選口数 | 1,734口 | ||
発行済株式数 | 1,005,250株 | オファリングレシオ | 17.2% |
公募株数 | 100,000株 | 売出株数 | 50,800株 |
吸収金額 | 4.4億円 | O.A分 | 22,600株 |
仮条件決定日 | 4/6 (木) | 公開価格決定日 | 4/17 (月) |
購入期間 | 4/18 (火) ~ 4/21 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
スタジアムの公開価格と初値
仮条件 | 2,370円~2,570円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,570円 | 初値 | (初値予想)3,620円 ~ 4,240円※4/6 修正 |
騰落率 | - | 倍率 | - |
初値売り損益 | (予想利益)105,000円~167,000円※4/6 修正 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
スタジアムの初値予想と予想利益
スタジアムの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,370円 ~ 2,570円
※抽選資金:23.7万円 ~ 25.7万円
上限は15.8%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
3,620円 ~ 4,240円※4/6 修正
(1.4倍~1.6倍) |
予想利益 | 10.5万円~16.7万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,220円あたり ※抽選資金:22.2万円あたり |
---|---|
初値予想 | 3,100円 ~ 3,550円 (1.4倍~1.6倍) |
予想利益 | 8.8万円~13.3万円 |
初値予想アンケート
スタジアム(9157)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,570円)を基準価格に修正しています。
有効回答:336票 投票期限:2023/4/25 (火) 23:59までスタジアムの主幹事と幹事証券
スタジアムのIPOを取り扱っている証券会社です。
スタジアムの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
87.02% | 150,900株 | 905口 |
SMBC日興証券 | 4.33% | 7,500株 | 7口 |
松井証券 | 1.73% | 3,000株 | 21口 |
岩井コスモ証券 | 1.73% | 3,000株 | 3口 |
東海東京証券 | 1.73% | 3,000株 | 3口 |
極東証券 | 1.73% | 3,000株 | 0口 |
FFG証券 | 1.73% | 3,000株 | 0口 |
委託幹事であるSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場の三菱UFJ eスマート証券。ポイントが貯まるSBI証券
スタジアムの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年7月 | 2021年7月 | 2020年7月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,995,316 | 1,674,075 | 1,339,232 |
経常利益 | -51,736 | -537,499 | -820,029 |
当期利益 | -117,499 | -555,761 | -771,998 |
純資産 | 183,581 | 220,840 | 232,601 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -234.99 | -1,111.52 | -77,199.80 |
BPS※ | -3,667.05 | -3,432.05 | -116,026.82 |
前期比(売上高) | 19.2% | 25% | ― |
![業績](/img/kessan/k-91571777.png)
上位株主とロックアップ情報
スタジアムの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
太田 靖宏 代表取締役 |
317,400株
32.05%
|
- | 180日 |
ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合 VC |
170,250株
17.19%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
株式会社ファミリースタジアム 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
100,000株
10.10%
|
41,700株 | 180日 |
児玉 尚彦 |
50,000株
5.05%
(50,000)
|
- | 180日 |
ドコモ・イノベーションファンド2号投資事業有限責任組合 VC |
44,150株
4.46%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
GMО GFF投資事業有限責任組合 VC |
35,800株
3.61%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
合同会社RSPファンド6号 VC |
35,750株
3.61%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
間渕 紀彦 取締役 |
32,100株
3.24%
(2,000)
|
- | 180日 |
ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合 VC |
30,500株
3.08%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
石川 兼 取締役 |
22,050株
2.23%
(2,000)
|
3,000株 | 180日 |
- 公開価格は2,570円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、3,855円
- 90日のロックアップ期間は、2023年7月24日まで
- 180日のロックアップ期間は、2023年10月22日まで
直近の類似IPOの上場結果
スタジアムと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。
スタジアムと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2023/04/12 ispace
… 初値売り損益:74,600円
騰落率:293.70%、倍率:3.94倍 - 2023/03/31 ココルポート
… 初値売り損益:98,500円
騰落率:31.27%、倍率:1.31倍 - 2023/03/30 ビズメイツ
… 初値売り損益:206,000円
騰落率:63.38%、倍率:1.63倍 - 2023/03/28 アクシスコンサルティング
… 初値売り損益:108,000円
騰落率:55.38%、倍率:1.55倍 - 2023/03/23 アイビス
… 初値売り損益:139,100円
騰落率:190.55%、倍率:2.91倍
スタジアムのIPO分析
![事業系統図](/ipo/img/9157_7.png)
事業の主力はデジタルソリューションセールス事業(SALES PARTNERS)で、販売実績の76.3%を占めています。(前期実績)
![販売実績](/ipo/img/9157_8.png)
業績は赤字が続いていますが、売上高が拡大し赤字幅が減少しているので、それほど心配ではないかも。
(人材採用、インタビューメーカー事業及びHandy事業における継続的な投資活動によるもの)
先日、サイバーエージェントの藤田さんがどこかのネット番組で「上場した後に新規事業をやるのは大変。上場後、新規事業を立ちあげるのは、無理ゲーに近いくらい難しい」とおっしゃっておりましたので、上場前の先行投資は良いのかも。
リクルートグループと楽天グループ、楽天モバイルへの売上高が3社で61.5%とかなり大きいウェイトを占めています。(前期実績)
SBI主幹事らしく、初値が上昇しやすい需給が絞られたIPO。
IPOの場合、業績 VS 需給になると、需給が勝ち初値が上がるパターンが多い気がします。
さらに、前回調達時より時価総額(価格)が低いダウンラウンドとなっています。価格は約67%のダウン・・。
2022年末からダウンラウンドのIPOが増えましたが、初値の結果は悪くないんですよね。お買い得感があるのかも。
【4.6追記】仮条件の上限価格で想定価格より15.8%の上振れ。やはり価格が安いという判断のよう。
上位株主にはVCがズラリ(発行済株式の41.4%)。かなりディスカウントされた価格で、上場時の売出しもありません。
公開価格の1.5倍でロックアップが外れますので、セカンダリー投資は要注意です。(初心者はやらないように)
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
![中立](/img/twi_b.png)
- 売上高は右肩上がり。先行投資で赤字だけど今後の成長に期待(決算情報)
- 需給が絞られており初値が上昇しやすい
- オファリングレシオが17.2%と低い(IPOデータ)
- 市場からの吸収金額が3.8億円と小さい(IPOデータ)
- 上場市場の東証グロース市場が軟調
- 特定顧客への売上比率(依存度)が高い
- 前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンドのIPO
- ベンチャーキャピタルの保有株が発行済株式の41.4%と多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)
目論見書の想定仮条件は2,220円。初値予想は3,100円 ~ 3,550円としました。
予想利益は8.8万円~13.3万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
需給的に初値はかなり跳ねる可能性もあります。
一方で、上場後に売買するセカンダリー投資はキケンですのでお気を付けを。(ということで抽選に参加するのが安心)
ワンポイント
主幹事証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いSBI証券です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。
カブスルは30回 IPOに当選しています。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに55回当選しています。(全当選数の41.4%)
松井証券とSBIネオトレード証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
![口座開設タイアップ企画](/img/4koma/tiup2.png)
- 松井証券
抽選資金不要で幹事数が多い
口座開設+ネット銀行の入金で2,000ポイントがもらえる! - 岡三オンライン
抽選資金不要で幹事数が多い
口座開設+1回の取引で現金3,500円がもらえる! - SBI証券
幹事数は9割以上とかなり多い!
口座開設+入金・振替で現金2,000円がもらえる! - 三菱UFJ eスマート証券
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