全研本社(7371):IPO上場情報
全研本社は、IT事業と語学事業を展開している企業です。IT、語学、不動産が事業セグメント。
ITセグメント(販売実績の71.5%)
クライアントの生産性向上、グローバル・インバウンドへの対応を推進。
ITセグメントで第44期の販売実績の71.5%を占めています。
語学セグメント(販売実績の19.8%)
グローバル・インバウンド(日本国内における国際化)に向けて事業展開を推進。
- 法人向け語学研修事業
企業向け講師派遣事業は、TOEIC対策講座やビジネス英語講座、海外赴任直前の集中講座など、実務に必要な語学力を身につけるカリキュラムや教材、サービスメニュー。
学高校向けオンライン英会話事業は、ITソリューションを活用したマンツーマンのオンラインレッスンを提供。 - 英会話スクール事業
リンゲージ(Linguage)のブランド名で、社会人や学生を対象とした英会話スクールを運営。 - 留学斡旋事業
アメリカの大学への正規留学を主軸に、海外の大学の学位取得目的、海外の高校の卒業等を目的とする留学を主に斡旋。 - 日本語教育事業
2017年10月に新宿にリンゲージ日本語学校を開校。
不動産セグメント(販売実績の3.4%)
オフィス用ビル「全研プラザ」と「Zenken Plaza II」の賃貸。新宿駅から徒歩5分。
全研本社のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、全研本社の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
全研本社の上場日
全研本社のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/5/31 (月) ~ 6/4 (金) |
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仮条件 | 1,290円~1,350円 (抽選資金:12.9万円 ~ 13.5万円) | ||
当選口数 | 37,722口 | ||
発行済株式数 | 11,810,000株 | オファリングレシオ | 31.9% |
公募株数 | 600,000株 | 売出株数 | 2,680,200株 |
吸収金額 | 50.9億円 | O.A分 | 492,000株 |
仮条件決定日 | 5/28 (金) | 公開価格決定日 | 6/7 (月) |
購入期間 | 6/8 (火) ~ 6/11 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
全研本社の公開価格と初値
仮条件 | 1,290円~1,350円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,350円 | 初値 | 1,506円 |
騰落率 | 11.56% | 倍率 | 1.12倍 |
初値売り損益 | 15,600円(1,506円 - 1,350円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
全研本社の初値予想と予想利益
全研本社の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,290円 ~ 1,350円
※抽選資金:12.9万円 ~ 13.5万円
上限は4.7%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,400円 ~ 1,490円※5/28 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 5,000円~1.4万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,290円あたり ※抽選資金:12.9万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,320円 ~ 1,410円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 3,000円~1.2万円 |
初値予想アンケート
全研本社(7371)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,350円)を基準価格に修正しています。
有効回答:453票 投票期限:2021/6/15 (火) 23:59まで全研本社の主幹事と幹事証券
全研本社のIPOを取り扱っている証券会社です。
全研本社の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
88.70% | 3,345,800株 | 3,345口 |
楽天証券 | 2.61% | 98,400株 | 984口 |
SBI証券 | 2.61% | 98,400株 | 590口 |
SMBC日興証券 | 2.61% | 98,400株 | 98口 |
岡三証券 | 1.30% | 49,200株 | 49口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1.30% | 49,200株 | 49口 |
マネックス証券 | 0.87% | 32,800株 | 328口 |
DMM.com証券 | 0.00% | 0株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、50倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
全研本社の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 | 2018年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 5,405,564 | 5,452,116 | 5,458,565 |
経常利益 | 680,556 | 580,541 | 290,386 |
当期利益 | 313,622 | 986,315 | 653,334 |
純資産 | 8,830,997 | 8,545,768 | 7,554,093 |
配当金※ | 2.00 | 200.00 | ― |
EPS※ | 27.98 | 87.98 | 5,828.14 |
BPS※ | 787.78 | 762.33 | 67,387.10 |
前期比(売上高) | -0.9% | -0.1% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 |
---|---|---|
売上高 | 5,827,437 | 6,410,990 |
経常利益 | 754,598 | 639,834 |
当期利益 | 377,223 | 1,012,630 |
純資産 | 8,982,478 | 8,633,649 |
EPS※ | 33.65 | 90.33 |
BPS※ | 801.29 | 770.17 |
前期比(売上高) | -9.1% | ― |
上位株主とロックアップ情報
全研本社の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
吉澤 信男 |
8,515,900株
69.15%
|
2,400,000株 | 180日 |
林 順之亮 代表取締役社長 |
1,738,900株
14.12%
(350,000)
|
- | 180日 |
松島 征吾 取締役 |
340,300株
2.76%
(60,000)
|
- | 180日 |
本村 建 従業員 |
161,100株
1.31%
(49,000)
|
- | 180日 |
松尾 陽二 取締役 |
151,100株
1.23%
(39,000)
|
- | 180日 |
鷲谷 将樹 取締役 |
129,600株
1.05%
(37,500)
|
- | 180日 |
上奥 由和 取締役 |
126,100株
1.03%
(34,000)
|
- | 180日 |
岡野 健二 |
112,100株
0.91%
|
12,100株 | |
保科 衛 監査役 |
112,100株
0.91%
|
- | 180日 |
横井 文一 従業員 |
112,100株
0.91%
|
12,100株 |
直近の類似IPOの上場結果
全研本社と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/06/02 メイホーHD
… 初値売り損益:255,000円
騰落率:122.60%、倍率:2.23倍 - 2021/03/25 ベビーカレンダー
… 初値売り損益:520,000円
騰落率:123.81%、倍率:2.24倍 - 2021/03/19 T.S.I
… 初値売り損益:200,000円
騰落率:100%、倍率:2.00倍 - 2021/03/16 ヒューマンクリエイションHD
… 初値売り損益:138,500円
騰落率:65.33%、倍率:1.65倍 - 2020/12/29 オンデック
… 初値売り損益:295,000円
騰落率:190.32%、倍率:2.90倍
全研本社のIPO分析
個人的な印象は、良い意味で普通。
IPOとしては成長性が期待され初値が上昇する傾向があります。
その点については弱く、またマザーズ市場にしては調達金額も大きいです。
- 人気が高いIPOの特徴
事業セグメントは3つあり、ITセグメントが7割を占めています。
コンテンツマーケティング事業は、クライアントが売りたい商品やサービスに関連するWebサイトを制作して、検索にひっかけ、クライアントのWebサイトへ誘導する仕組み。
まぁ、クライアントは運営初期しか気にしないのでいいと思いますが、こういうメディアって更新し続けないと検索順位は基本的には落ちていくんですよね。情報の鮮度を保てないと訪問者にとっても迷惑ですし。
なお、配当金は年一回を予定しているようです。(中間配当も定款で定めている)
成長力が高い企業は、配当金を出さず自社の成長資金へ使うことが多いですから、この点においても良い意味で普通の企業かなと思います。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- IPOで人気のあるIT関連企業。
- 業績は安定的。(決算情報)
- 年一回の配当金を予定。
- 市場からの吸収金額が50.9億円と大きい。(吸収金額による実績)
- オファリングレシオが31.9%と高い。(オファリングレシオによる実績)
- 売出比率が81.7%と高い。
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 新株予約権に係る潜在株式数は1,106,000株で、発行済株式総数の9.9%に相当。
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
5.28追記。仮条件が想定発行価格(1,290円)より4.7%の上振れ決定(1,290円 ~ 1,350円)したので、初値予想を1,400円 ~ 1,490円に修正しました。予想利益は5,000円~1.4万円です。
目論見書の想定仮条件は1,290円。初値予想は1,320円 ~ 1,410円としました。
予想利益は3,000円~1.2万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは、やや損失リスクもとって幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに59回当選しています。(全当選数の64.1%)
追加の委託幹事として岡三オンライン証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ないので気軽に参加できる証券会社です。
さらに追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。