ベビーカレンダー(7363):IPO上場情報
ベビーカレンダーは、妊娠・出産・育児向けの情報メディア事業および、産婦人科向けの経営支援ソリューション事業を行っている企業です。
妊娠・出産に関わる全ての方の毎日を「赤ちゃんとの毎日をもっとラクに!もっと楽しく!」していくサービスを提供。
メディア事業
妊娠・出産・育児領域の専門サイト「ベビーカレンダー」を広告媒体として、インターネット広告枠の販売を行うもの。
妊娠中のプレママ・子育て中のママとパパに医師・専門家監修の安心かつ信頼できる妊娠・出産・育児の情報を提供することで、ママとパパが安心して赤ちゃんを産み、笑顔で子育てできるようサポートする内容。
医師や助産師をはじめ、保育士、看護師、管理栄養士、ファイナンシャルプランナーにいたるまで、約40名の専門家と提携しており、「ベビーカレンダー」で提供する記事等の監修などを行っています。
産婦人科向け事業
産婦人科が抱える様々な課題に対してITを介したソリューションを提供。
産婦人科毎にカスタマイズしたコンテンツをiPadに搭載して提供する「ベビーパッドシリーズ」や、ホームページの制作・保守管理、その他、かんたん診察予約システム、エコー動画館など、幅広いラインナップで産婦人科の課題解決を実現するトータルソリューションを展開。
全国450院以上の導入実績。
売上高の68.3%はメディア事業、31.7%が産婦人科向け事業です。(2019年1月~12月末)
そのほか、Webマーケティング事業を2020年3月より行っています。
従業員数は2021年1月末で46名、平均年齢は36.5歳、平均勤続年数は3.8年、平均年間給与は431.6万円。
ベビーカレンダーのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ベビーカレンダーの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ベビーカレンダーの上場日
ベビーカレンダーのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/3/10 (水) ~ 3/16 (火) |
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仮条件 | 3,960円~4,200円 (抽選資金:39.6万円 ~ 42万円) | ||
当選口数 | 1,897口 | ||
発行済株式数 | 828,000株 | オファリングレシオ | 22.9% |
公募株数 | 85,000株 | 売出株数 | 80,000株 |
吸収金額 | 7.9億円 | O.A分 | 24,700株 |
仮条件決定日 | 3/8 (月) | 公開価格決定日 | 3/17 (水) |
購入期間 | 3/18 (木) ~ 3/23 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ベビーカレンダーの公開価格と初値
仮条件 | 3,960円~4,200円 | ||
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公開価格 | 4,200円 | 初値 | 9,400円 |
騰落率 | 123.81% | 倍率 | 2.24倍 |
初値売り損益 | 520,000円(9,400円 - 4,200円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ベビーカレンダーの初値予想と予想利益
ベビーカレンダーの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
3,960円 ~ 4,200円
※抽選資金:39.6万円 ~ 42万円
上限は8.2%上ブレ↑ |
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初値予想 |
6,300円 ~ 7,980円※3/8 修正
(1.5倍~1.9倍) |
予想利益 | 21万円~37.8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 3,880円あたり ※抽選資金:38.8万円あたり |
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初値予想 | 5,820円 ~ 7,370円 (1.5倍~1.9倍) |
予想利益 | 19.4万円~34.9万円 |
初値予想アンケート
ベビーカレンダー(7363)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(4,200円)を基準価格に修正しています。
有効回答:525票 投票期限:2021/3/24 (水) 23:59までベビーカレンダーの主幹事と幹事証券
ベビーカレンダーのIPOを取り扱っている証券会社です。
ベビーカレンダーの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
88.61% | 168,100株 | 1,008口 |
マネックス証券 | 1.74% | 3,300株 | 33口 |
楽天証券 | 1.74% | 3,300株 | 33口 |
松井証券 | 1.74% | 3,300株 | 23口 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 3,300株 | 3口 |
岩井コスモ証券 | 1.74% | 3,300株 | 3口 |
アイザワ証券 | 0.90% | 1,700株 | 1口 |
むさし証券 | 0.90% | 1,700株 | 1口 |
極東証券 | 0.90% | 1,700株 | 0口 |
ネオモバ | 0.00% | 0株 | 0口 |
委託幹事であるSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、1,494倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ベビーカレンダーの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年12月 | 2018年12月 | 2017年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 600,045 | 488,348 | 415,596 |
経常利益 | -32,742 | -17,313 | -302 |
当期利益 | 70,756 | -19,208 | -11,746 |
純資産 | 283,923 | 159,670 | 179,036 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 98.40 | -28.00 | -8,561.22 |
BPS※ | 382.13 | 232.75 | 130,492.71 |
前期比(売上高) | 22.9% | 17.5% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ベビーカレンダーの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
安田 啓司 代表取締役 |
265,000株
30.01%
|
40,000株 | 180日 |
山田 育代 |
228,500株
25.88%
|
40,000株 | 180日 |
高谷 康久 |
153,500株
17.38%
|
- | 180日/ 1.5倍 |
高谷コンサルティング(株) |
75,000株
8.49%
|
- | 180日 |
福島 智晴 取締役 |
23,000株
2.60%
|
- | 180日 |
オオサキメディカル(株) |
15,000株
1.70%
|
- | |
大崎 将男 |
10,000株
1.13%
|
- | |
三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合 VC |
10,000株
1.13%
|
- | |
髙桑 忠久 取締役 |
7,500株
0.85%
|
- | 180日 |
佐々木 和幸 取締役 |
6,500株
0.74%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
ベビーカレンダーと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2021/03/19 T.S.I
… 初値売り損益:200,000円
騰落率:100%、倍率:2.00倍 - 2021/03/16 ヒューマンクリエイションHD
… 初値売り損益:138,500円
騰落率:65.33%、倍率:1.65倍 - 2020/12/29 オンデック
… 初値売り損益:295,000円
騰落率:190.32%、倍率:2.90倍 - 2020/12/24 東京通信
… 初値売り損益:123,400円
騰落率:98.72%、倍率:1.99倍 - 2020/12/18 インバウンドテック
… 初値売り損益:160,000円
騰落率:28.07%、倍率:1.28倍
ベビーカレンダーのIPO分析
ベビーカレンダーのユーザー数とPV数は順調に伸びています。
売上高の17.3%が、こどもチャレンジやたまひよで有名なベネッセコーポレーション。(2019年12月期)
クックパッドが2014年10月にサービスを開始した子育て支援サービス「ベビー&ママ」が前身。
クックパッドの子会社化を経て、2017年5月にクックパッドベビーの代表取締役である安田啓司がMBOを実施し、クックパッドより経営権を取得、株式会社ベビーカレンダーとして事業をスタート。
子育て系のIPOというと、2020年10月に上場したカラダノートが思い浮かびます。
IPOが活況な中での上場だったこともあり、初値は公開価格の4.2倍と大きくつけました。
ベビーカレンダー | カラダノート | |
---|---|---|
時価総額 | 3,212百万円 (想定価格) |
2,698百万円 (公募) |
公開価格 | 3,880円あたり | 450円 |
オファリングレシオ | 22.9% | 28.7% |
吸収金額 | 7.3億円あたり | 7.7億円 |
どちらも業績の推移は好調ですが、比較するとカラダノートの方が綺麗に伸びています。
公開価格については低いものは個人投資家が参加しやすく、高いもの(値がさ株)は値幅の振れも大きく、利ザヤを狙う投資家に人気があります。
妊娠中はもちろんのこと、出産直後のママは非常に大変!ということで個人的には応援したいです。
我が家も5年前に経験しましたが、ほぼ寝られない日々でした。
当時はWebで検索しても専門家以外の役立たない情報しか上位に表示されず、困っておりました。
当時から同社の存在を知っていたら間違いなく利用しているかと思います。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- オファリングレシオが22.9%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
- 直近の業績が好調。(決算情報)
- 市場からの吸収金額が7.3億円と小さい。(吸収金額による実績)
- 出産・育児支援事業は社会的意義が高い。
- IPOで人気のあるIT関連企業。
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 当選数が少なく競争率が高い。
- 特定顧客への売上比率(依存度)がまぁまぁ高い。
- 株価が高い値嵩株。損益が上下に大きく振れやすい。利ザヤ狙いの投資家に人気あり。
- 2020年10月に上場したカラダノートが参考にされそう。
- 株式市場が高値圏にあり、やや警戒感あり。(調整あるかも)
3.8追記。仮条件が想定発行価格(3,880円)より8.2%の上振れ決定(3,960円 ~ 4,200円)したので、初値予想を6,300円 ~ 7,980円に修正しました。予想利益は21万円~37.8万円です。
目論見書の想定仮条件は3,880円。初値予想は5,820円 ~ 7,370円としました。
予想利益は19.4万円~34.9万円です。
公募割れリスクは低いです。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
ワンポイント
主幹事証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いSBI証券です。
主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。
カブスルは16回 IPOに当選しています。
また、1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに59回当選しています。(全当選数の66.3%)
松井証券とSBIネオトレード証券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券も、おすすめです。
1株からIPOに参加できるネオモバからも申込が可能になりました。